「――奇獣流転前日譚―― その魚は水を求める」完結です。この続きが「その音を知る者へ」になるわけですが、そちらはまだまだ連載中です。どちらを先に読むかで、作品の印象が変わるかもしれませんが、完全に地続きの物語です。
「男色」や「美少年」といったタグに惹かれて読んでくださった方には肩透かしを食わせる内容になってしまったかもしれません。しかしながら、他に妥当なタグが思いつかなかったので、結局このような形となりました。
「その音を知る者へ」のほうも、いくらか男色や美少年がからんでくる話ですが、それがメインではなく、あまり色気はありません。それでも何かしら惹かれるものを感じた方、「その魚は水を求める」の登場人物のその後が気になった方は、合わせてお読みください。
タイトルの由来に作中でまったく触れておりませんが、「その音を知る者へ」と同様、これもまた故事成語から取ってます。「魚」「水」「故事成語」で検索すればすぐに答えが出てくるので、これ以上は触れないでおきます。
次の更新は「その音を知る者へ」の続きの予定です。1章分書き上げられるまで、しばらくまた更新のない日が続くかと思いますが、亀の歩みながらも書き続けてはいますので、見捨てずにいてやってくださると遅筆作家としては大変助かります。