• 異世界ファンタジー

マキャベリの君主論。

昨日は税理士と打ち合わせし、それから十二月初旬に二番目の元奥さんのところの娘とアンパンマンミュージアムに行ったときの動画を、三週間遅れで編集して、娘に贈った。

今日は朝からログラインを考えていたところ、競馬垢のポストが2500いいね、1000いいねと二つほどバズったので、転生のアヌビスの宣伝ポストをぶら下げた。使えるものは何でも使う。一人でも新規読者増えてくれ、と願いながら、それを投稿。

朝、ログラインをあれこれと考えていたが、俺は常々「60点でいい」と思いながら見切り発車している。
旧ログラインもそのひとつだった。まあ25点くらいだったけど。
そして、今日新しいログラインに変更した。今回のは50点くらいだろう。
(60点達してないんかい)

もっと面白いログラインを思い付くまで、とりあえず打席に入ってもらうことにした。前のバッターよりはマシである。

ちなみに小説ですらも60点でいい、と思っている。
なぜならば、100点の小説などどこにも存在しないからだ。存在しないものを追い求めるのは、不毛だし、苦しい。
60点の小説に、2000000点の情熱を注ぎ込んでいるのは言うまでもないが笑


最近、セトの造形に役立つかな、と思い、マキャベリの君主論を呼んでいる。
とっつきにくい印象だったものの、意外や意外、マキャベリが人間の心理に精通しており、移ろいやすい人民の心理を活写しているのが面白く、わりと読みやすい。

この君主論は、君主の思考を知るのにうってつけだな、と感じた。

とくに「君主たるもの、信義深く、慈悲深い感じを装え。でも実際に公約を守る必要はない。すげー奴は、めっちゃいい奴的な雰囲気をばんばんに出しつつ、そのすべてを裏切って権力を拡大してる」的な話は痛快で面白かった。政治家が公約を守らないわけである。そのときだけ「いい感じじゃん」と思ってもらえれば、それでよいのだ。

マキャベリはこうも言う。

「人間ってさあ、自分の親父が殺されても忘れちまうけど、自分の金が取られたら絶対に忘れないし、恨まれるよ」

とんでもないペシミスト(厭世主義者)である。だが、それもマキャベリの目を通した中世社会ではその通りだったのだろう。というか現代でもそうだろう。人間の心は十万年間変わっていないのだから。

マキャベリは、民衆に恨まれるな、とくだくだしく書いている。
その事例のすべてが、わかりやすい。おそらくアホの君主に読ませるために、めちゃめちゃ心を砕いて書いたんだろうな、というのが伝わってくる。

というわけで、また次回。

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