最近は言葉に固執しないように続けていくことを意識していますが…、始めたばかりなのでなにかふわふわとしております。
今回書いた『青い』は自分の好きな絵を描く伊丹さんの雰囲気を間借りしたところから始めました。00年代のセカイ系と呼ばれる世界。大学生の友情とも恋愛ともつかない男女の関係。社会は繋がっておりながらも、自然と不可解的なまでに無音。されど私たちは呼吸を続けている。モノクロとなった世界で二人の心は色をときめかせている。
もう忘れてしまいましたが、仕事がうまくいかない時に思い浮かんだ感情を乗せて、いい話になりそうな世界を思い浮かべたから書きました。今はちょっと書きかけの小説もありますが、それはまあ形になっていますし合同誌の方もなんとか一度書き直す作業もひと段落して人の言葉を取り入れた方がいいかなって時期。本を読むこと映像を見ることを自分自身の趣味に使っていい時間では頑張っていこうかなと考えている。しかし浮かんだお話は言葉にするのはないがしろにしない。
『青い』はちょっとした構想だけで始めました。最初思い描いていた時のお話は随分様変わりしました。結構暗くなり小さくなり。自分自身の生き方、考え方、行動の限界を知る小説となってしまいました。読んだ人がどんな感想を思うかはわかりませんが、私自身は目指した道も、そうではないよりよい道へも進めたとは思っていません。
今書いたことは昨日までなかった言葉。だからこれからどうやっていくのかが大切です。
次はもっといいお話を書きたいです。