生きている世界から死んでいる世界へ。なんの迷いもなく人は死んでいくんだろう。
世の中にはその模様をただ見るものがいる。そのものはただ見送るだけ。感情は生と死、どちらも望む。
『辺境すぎる海上の駅で降りる』は乗り換え無しで真っ直ぐ進むはずだった電車が何故か途中の駅で終点を迎えるという目から鱗な出来事を除いてなんのアクシデントもなく進む平凡なお話だ。主となる男が日常的に生きている話だ。
何を書きたかったかというと、平凡と不穏さと終末と回顧だ。
書けたかというと書けていない。自分の書きたいことと書けたことはかなり食い違っている気がする。
ただ部分的に好きなところが多い。それが賛美であれ否定であれ、僕はそれなりに書けた部分は褒めて駄目な部分は少しずつ改善していくほかないってだけ。
次は何を書くか分からないが、またなにか書こうと思えば書く。それではでは。