どの作品も、最後まで読んでもらえるのは本当に嬉しいことです。特に〈三十六人めの被害者〉のように特殊な章分け(第二章でメインストーリーは終わり、過去篇と番外篇に続く)をしているものって、きりのいいところでぴたりと ❤ の通知が止まることが多いので、なお感激しています。
シーダサマー@sugisama47 さん、卯月 朔々@udukisakusaku さん、ありがとうございました!
三十六人めの被害者:The Untold Story of SERIAL KILLER Jonny Sogard [Complete edition]
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https://kakuyomu.jp/works/16817330663263094874さて、その続編である〈MISSING:探偵サム・マクニールの事件簿〉の進捗ですが、現在およそ8万文字、いよいよクライマックス、事件解決に近づくというところまで来ました! ここまでくるともう書いていてドキドキして楽しくて、ついつい気が逸るままにだーーっと書き進めてしまうのを必死に抑えています。だって、絶対ミスるから(笑)
〈THE DEVIL〉や〈STARTING OVER〉、〈DOUBLE TROUBLE〉のときと同じような、物語の半分もとっくに過ぎてから盛りあがる構成で、つくづく自分はこれが好きなんだなあと再認識しています。……が、やっぱりここまで読んでもらえるかが心配ww
早く連載を開始できるよう、ますますがんばりまっす☆
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ユーリ 「――なあ。前作、っていうかシリーズ最新作で曲作ってたってことは、俺らそのあとレコーディングしてアルバムリリースして、ツアーに出てるはずだよな」
ドリュー「うむ。そうだが……まあ、前作の設定が2017年だったから、またそのへんはまるごとすっ飛ばして、次に思いついたネタに合わせた時期で書くんじゃないか? そうしないといつまで経ってもリアルタイムに追いつかない」
ルカ 「待て待て待て。それじゃ困る、そのすっ飛ばすなかに俺とテディの結婚式や新婚旅行も含まれちまうだろうが。まったく、せっかくテディにイエスをもらったってのに、いったいいつオリエント急行に乗れるのやら……」
ジェシ 「オリエント急行で新婚旅行、いいですね! 僕ももうエリーと結婚して、一緒に行こうかなあ」
ルカ 「あほか。ダブルデートじゃあるまいし、ダブル新婚旅行なんてロマンティックでもなんでもないだろ。勘弁してくれ」
ロニー 「あら、トリプルならいい? 私もステフと一緒に乗っちゃうおうかしら、オリエント急行♡」
ルカ 「却下。トリプルはチーズバーガーだけにしとけ」
ジェシ 「あ、じゃあ僕らはいいです。遠慮しときます」
ロニー 「あら、どうして?」
エリー 「ルカとテディにステフまで揃う……絶対なにかトラブルが起こるフラグ……。遠慮、正解」
ルカ 「なんだよそのフラグって」
ロニー 「そう云われるとそんな気がしてきたわ……。ただでさえトラブルメイカーのテディがいるのに、BIAのエージェントまでそこにいるとなると……また国際的な犯罪に巻きこまれるかも……」
ルカ 「俺としては正直、やばい犯罪に巻きこまれるほうがまだ、他の男にテディを寝盗られるよりはマシな気が……いやどっちもだめだなやっぱり」
ロニー 「ところでテディは?」
ユーリ 「あっちでなにか読んでたぞ」
ドリュー「なにかって、あれじゃないのか。作者がいま書いてる探偵の」
ユーリ 「ああ、あの美形殺人鬼の続編か。こいつの所為で自分の影が薄くなるって、また暴れてるのか?」
ルカ 「こいつらの所為で結婚が先延ばしになってるって暴れたいのは俺のほうだよ、ってかさっきも〝結婚〟の文字が〝血痕〟って変換されたし」
ドリュー「物騒な」
テディ 「えぇーっ、やっと事件が繋がったって思ったのに、まだここからこんな展開!? ドSにも程があるだろ……」
ドリュー「……それなりにおもしろいらしい」
ルカ 「しかもまた長い」