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創作を始める準備段階の記録。

創作論なんて偉そうなことを語る柄でもないですし、そもそも私のような面倒なやり方をしている人などいないだろうなとは思うのですが……。(^^;
ちょっと自分のための記録も兼ねて、書き始めるまでにやったことをここに記しておこうと思います。
おこがましいのですが、たとえば、長篇を書いてみたいけど、まだ思いつくままに一人称の短篇や掌篇しか書いたことない、なんていう方の参考になれば幸いです。




1️⃣ アイデアの種をあたためる

当たり前ですが、こんな話を書きたいな、と思いついたときにメモ。
今回の場合、シリアルキラーの話に登場したFBIコンビのスピンオフをそのうち書きたいなという思いがあり、『FBIを定年退職したサムが探偵事務所を開く そこにネッドがやってくる?』とだけ、メモに書いてありました。ずっと数ヶ月のあいだ、メモはこれだけでした。
そこへ、なにか思いつくたびに書きたい要素やシーンなどを書き足していきました。ここは次作のネタバレになるので、詳しくは書けませんが(笑)
この段階ではストーリーはまったく浮かんでいません。三題噺のお題だけ書いてあるようなものです。


2️⃣ ふっとストーリーの一部が浮かぶ

お話が浮かぶのは、インスパイアされるのか映画を観ているときのことが多いです。パクっているわけじゃないですよ(笑)
たとえば、メインとなるストーリーに、それとは別のなにかを絡めるとか、キャラの置かれている状況(プライベート)とメインストーリーの事件と重ね合わせるとか……そういった構成のヒントを得て、こういう話にしてみるとどうだろう、と思いついたことをメモします。


3️⃣ プロットを練る 第一段階

浮かんだ、まだ朧げでおおまかなストーリーに、もともとあったアイデアなどを組み合わせて輪郭をはっきりさせていきます。
メインストーリーとなる事件とその展開、それに絡めるサブプロットとしてのキャラクターの背景と、その物語、他のキャラクターの設定など、ああでもないこうでもないと考えながらひとつひとつ書き込み、捏ねまわします。
キャラの設定を決めてからストーリーをいじって、ストーリーをいじってから再びキャラの設定を変えたり。しっくりくるものになるまで、その繰り返しになります。


4️⃣ 資料集め&付け焼き刃な知識の叩き込み

プロットがある程度まとまったら、その内容に必要なことを調べて、資料を集めます。
いつもやっているのは、舞台となる土地の地理、気候、主要な交通手段、名所、街の雰囲気、ご当地グルメ、よく飲まれている酒などを調べて頭に叩き込むことですが、今回はアメリカが舞台なので、ざっとおさらいする程度でした。これがモロッコを舞台に書くぞ! とかだったらめっちゃ大変になります(笑)
ただ、シリアルキラーのお話のスピンオフなので、アメリカはアメリカでも一九七〇年代後半です。なので、その頃のアメリカについて片っ端から読めるものを読みました。今回の場合、そこで「ハーヴェイ・ミルク」の名前を見て、ああそうだったと思いだしました。
そして、ハーヴェイ・ミルクについてしっかりと読みこみます。ショーン・ペンの映画を観ていないことに歯ぎしりしながら……(笑)
ここで、ハーヴェイ・ミルクと、いつもの私の音楽の趣味から、何年に起こった何処の話なのかと、サブプロットのアイデアが新たに浮かびました。


5️⃣ プロットを練る 仕上げ段階

調べ物をして集めた資料や知識など、サブプロットのアイデアで肉付けしながらプロットを練り直していきます。
今回の場合、メインにと考えていたストーリーを脇に避け、サブプロットを活かす新たな事件を考え、メインに据えました。いや、ダブルプロットかな? 要するに、ふたつの事件が同時進行して――おっと、この先はネタバレになるので云えませんが、まあそんな感じです。

この段階がいちばん時間と手間暇がかかります。
詳細なプロットに仕上げるために、すべての登場人物の設定や抱える背景、動機、心情などをプロットに手を入れながら詰めていきます。お話のなかで触れない部分まで、しっかりと詰めます。そのほうが人物の描写に奥行きが出る気がするのです。なんていうか、読んだ人が、これ、この人がこうなのは実はこうだからじゃないのかな、とか想像してくれたときに、当たりです! と云えるくらいの感じ。
そうして、ストーリー展開を考えて書いて、そのキャラの行動の裏にあるものを考えて書いて、またプロットに手を入れて……と、どんどんプロットを納得のいくものに仕上げていきます。
ここの展開時にこういうシーンを入れたいなども、あれば書き加えておきます。そうしないと書いているときに忘れちゃうので(笑)
そうして詳細なプロットを仕上げたら、構成を見直して演出を考え、「この事実はここまで明らかにしない」「この時点では◯◯はそれを知らない」「この前日、◯◯が起こっている」など、要所の注意点も書いておきます。


6️⃣ 設定をしっかり詰める

登場人物の名前や年齢、育ちや環境、性格など、まだ埋めていない部分の設定を決めます。
このとき、名前はなるべく有名な人物やフィクションのキャラクターと同姓同名にならないよう、検索して確かめます。一般の人ともなるべくならかぶらないに越したことはないですが、まず無理です(^^;
あと、お話のなかで描写すると思われるものは、厳選して決めておきます。趣味がもろに出るところです(笑) サムとネッドの乗っている車、使用している銃など、七〇年代後半ということを念頭に置いて選びました。
探偵事務所の間取り図も準備しておきます。サンフランシスコの、あの坂道沿いに並ぶヴィクトリア様式の住宅が素敵だなあと思っていたので、検索して適当な画像を探します。それを参考に、家具の配置などを決めたかんたんな間取り図をペイントソフトで作成しておきます。
これを作っておくことで、部屋の中でのキャラの動きなど、描写がすごく書きやすくなるのです。


7️⃣ タイトルが決まっていたほうがいい

あくまで私の場合ですが、先にタイトルが決まっていたほうが書きやすい気がします。
もちろんいつでも何度でも変更していいですが、こう、タイトルが決めてあると目的地をしっかり目指せるような気がするんです。タイトルがないと、あっちふらふらこっちふらふらしそうで……(笑)

ということで、ここでいきなり次作のタイトルをお知らせしてしまいます(大丈夫か)
いちおうまだ仮題ということにはしておきますが、たぶんもう変えません。
〈MISSING:探偵サム・マクニールの事件簿〉です。
早ければ年末、時間がかかっても来年の春頃の公開を予定しています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!<(_ _)>

16件のコメント

  • 凄い。凄すぎる。
    私なんて、平べったく置いたプロットに、資料とかで肉づけしていくだけの雑さ。
    烏丸さんを見習いたいです! 絶対無理だけど(^_^;)
  • 烏丸千弦様

    千弦様の創作論 キタ━(゚∀゚)━!
    (……ということは、緋雪氏、こよみ氏、那智氏、イルカ氏にも創作論を述べていただかなくてはなりませんね。
    「何のことを言っている?」by 千弦様「独り言であります(`・ω・´)ゞ」by ブロ子)

    ほんと、凄いです。
    作家様はひとつの小説を創る(あるいは生み出す)ことに、これほどまでの熱量を注ぎ込むのですか‼!

    1970年代のアメリカが舞台の
    〈MISSING:探偵サム・マクニールの事件簿〉
    超クールなタイトルです!スキ!
    お写真はサムの探偵事務所の入り口なのですね。
    センスばっちり( ´∀`)bグッ!
    彼がどんな車に乗っているのかも気になりますが。
    公開は来年の春ですか~待ち遠しいな~自分生きてるかな~。
  • 緋雪さん、こんにちは。
    凄いわけではないと思うんですよ。逆に、ここまでしないと書けないわけですから、自分はひょっとしたら書くことに向いていないのではと考えてしまうくらいで(^^;
    プロット無しで思いつくまま書いていって、それでちゃんと小説になっている人って凄いなあ、これこそ才能じゃないかと思うことがあります。ざっとしたプロットだけ作って、書きながらそれが形を成していくのもおもしろいと思うし、それで矛盾が出ないならそれもやっぱり凄い。
  • ブロ子さん、こんにちは。
    「なんのことを云っている?」と、つい探しに行ってしまったではありませんか(笑) 修羅の國……というと、川沿いに並ぶ屋台で名物グルメをつまみに飲み歩く、あの街でしょうか! 行きます行きます、なんならもう引っ越します!(ぇ

    タイトル、いろいろ考えては変更を繰り返して、結局こんなシンプルでありがちなところに落ち着きました(笑) 超クールとのお言葉ありがとうございます!
    いちおう、後ろに「File 2」とかつけられるパターンです( ´∀`)bグッ!(一作めも書いてないうちになにを云うか)
    サムは、調査中のことも考えて地味め、かつ利便性優先ですが、そのかわりネッドの愛車をアホにしました(言い方w
    来年の春というのは、時間がかかってもこのくらい、という線引きで(線がないとだらだらしちゃう+線が手前すぎるとプレッシャーになるので)、できるだけ早く書きあげられるよう努力はしますよん☆
    毎日トチ狂った暑さですからねえ。。。私も書きあげられるまでぶっ倒れないように気をつけます。ブロ子さんもご自愛ください。なにしろ、サムのお話が終わったら次こそテディとルカを新婚旅行に連れていってやらねばなりませんからね。それまでは地獄の亡者に引きずられても蹴っ倒して現世に留まらねばいけません★(´∀`*)ウフフ
    がんばるから、待っててくださいね。
  • すごい!しかし、作品を読んで納得しました。
  • フミヤさん、こんにちは。
    アメリカが舞台のお話で、フミヤさんに納得してもらえるほど心強いことはありません!
    次もがんばります。コメントをありがとうございました!
  • 千弦さん

    千弦さんの創作論キター(゚∀゚)ーー!!
    海へ遊びに行っていて読むのが遅くなってしまいました🌊

    わああ細かい、細かすぎる……! これまでもちょくちょく創作方法を伺ってはいましたが、改めてこう並べていただくと、作品をどこまでも掘って行けそうなあのディテールの奥行きは、こうして創られているのか! と、ものすごく納得です♡

    私も同じか似たやり方をしているのは1⃣、2⃣、4⃣、7⃣です✨
    3⃣は半分同じだと思うのですが、あんまり捏ね回さないのです。キャラクターは書き始めてみないと固めることができなくて。

    メインストーリーも、書きたいシーンがいくつか思い浮かんだらOKってことで書き始めてしまいます。細部やラストはそこに至るまで自分にもどうなるかわかりません。
    というのも、私が第一の読者なので、先がわかっていたら書いても面白くないからなんですw

    ということで4⃣の資料集めなどは、1⃣の後に即始めます。私の場合、世界観が固まればお話もできることが多いので、プロット作りより世界観を自分に刷り込むのに前準備の全てを費やす感じです。
    ただ、設定資料集を作るのではなくて、調べた知識をひたすら纏めた学習ノートを作ります。お話を考える時はそれを眺めて想像を膨らませます。

    5⃣6⃣も、これをやってしまうと肝心のお話を書く前に満足しちゃって、書かなくなるのでやりません……!
    自分には結末もキャラクターの心情も目的もわかったからもういいか、となってしまう、たいへん自分本位な書き手ということです(;´∀`)

    メモは最初の1⃣の時の走り書きのみで、後は世界観もストーリーも書きたい場面もキャラクターの性格も全て頭の中。
    度量衡の単位やお金の価値などがオリジナルの場合は、忘れたら困るのでメモりますが、他は何もノートに書いたりしないので、私がぱったり死んだら長編の続きは誰にもわからないまま闇に葬られますww

    自分語りが長くなりスミマセン💦
    千弦さんの、あらゆる箇所を緻密に固めて結末までの構成を考えて、おまけに音楽まで選んじゃう……という個性的極まりない創作方法が、あの映画のスクリーンを観るような没入感に繋がっているのだなあと、納得です!!
    妥協を許さない職人かつ芸術家だからこそ、多くの人を惹き付ける文章、物語、そしてキャラクターが生まれるのですね(*^^*)

    予告のタイトルがもうー、そのまま映画化決定なくらいカッコ良くて!
    私のPCは画像の読み込みが苦手で、最初出ていなくて気付かなかったのですが、ブロ子さんのコメントのお陰で画像があるのだと気付いて、何度か読み込みしたら探偵事務所が出てきました✨

    雰囲気のあるポーチと出窓ー!
    素敵です。たいへん楽しみにしております(⋈◍>◡<◍)。✧♡
  • こよみさんの創作論キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
    これ、こんなとこに置いといていいんですか、もったいない。ここのノートのタイトルに「📌 必読! コメ欄に鐘古こよみ先生の創作論あり!」って書き足していいですか。

    こよみさんと一部でもやり方が似てて光栄です……! 私のほうが最初にがっちり枠組みのネジ締めちゃって、その時点で作品のおもしろさも頭打ちになってる気がしました。書き始めてからそのときどきに浮かんだものを活かせるほうが、どんどんお話も広がってキャラも活き活きと動き、おもしろくなるんじゃないかとか。
    学習ノートって、前に近況ノートのところに画像を上げてらしたやつですよね。私は自分の書く字があとから読めない人なので(笑)、こよみさんのように手書きではまとめられませんが、PCのメモ帳に覚書的なまとめを作ります。
    私も、ここまでやっていても書いてる途中で調べ物が必要になったりすることはあるんですよ。でも、そのたびに筆が止まって調子が崩れるのが嫌で。で、なるべくもう書く以外のことはしなくていいようにしておきたいというのもあるのです。……ただでさえ、家事その他はどうにもならないですしね。(^^;

    タイトルやその他、いっぱい褒めてくださって嬉しいです♪(´∀`*)ウフフ
    前にもどこかで云ったことがあるんですが、私は本当は、小説じゃなく映画が作りたいのかもしれません。でもそんなの無理だし、小説ならPCだけあれば……最悪、紙とペンさえあれば書けますからね。
    たっぷりと語ってくださってありがとうございました! 
  • 烏丸千弦様

    こちらに答を書いてもよろしいでしょうか!?
    って……Σ(・□・;)‼!
    おおっ、こよみ氏の創作論 キタ━(゚∀゚)━!
    やはり、素晴らしいですね。
    さすが! 千弦様の心の親友です ♡♡

    実はですね~
    先日更新された千弦様の
    『【企画回答綴】訊かれて初めて考えること、気づくこと。』
    の「ルカとテディが答えました♡」の中にあった伏字の部分を考えに考えて、ついに答にたどり着いたのですよ。フッフッフッ
    >ルカはね、真面目そうな顔して意外と……
    「ギュッとされるのが好きだよ♡」
    これに決まりですね(^^)v
    どんなシチュエーションかというと、ルカが真面目な顔でお料理を作っている時に、後ろからテディにギュッと抱きしめられるのが好きなのです。
    千弦様、これでどうでっしゃろ!? ほぼ三文字!
    (真面目に一日以上考えました!)
  • ブロ子さん、こんばんは。

    >ルカはね、真面目そうな顔して意外と……
    「ギュッとされるのが好きだよ♡」

    ブロ子さん……! もう、ブロ子さんのその乙女チックかつロマンティックで純情可憐な眩しさに、目が開けられません……! ちょっとテディと一緒に滝に打たれたあと教会で懺悔して、十日間くらい断食して生まれ変わってきます。。。
    お料理を作っているときに後ろからギュッ……まるで新婚さんのようです!(*ノェノ)キャー そういう発想ができないから、私はラブラブな短篇が書けないんだなと再認識しました。
    私の発想なんて、ほんとならテディのほうがキッチンに立っていて、ルカがぎゅってしてそのまま後ろから(自粛)とか、そんな感じで;;
    文字数は、3パターンを想定していたこともあって、別に三文字とか決まってません。でも「ギュッと」にまさるものはないと思います。ああもう、萌えすぎて私の穢れた魂が浄化されていきそうです……!

    (テディ「え、でも「ギュッと」なんてそんなの、ちっともエロくないじゃない」)
    (千弦 「ええい黙れ! おまえがスキモノな所為で私の人格が疑われるっ」)
    (テディ「ってかブロ子さんカマトトぶりすぎじゃないの、初級はフ◯◯だってくらいわかるでしょって」
    (千弦 「ああっ、一文字出しやがったなこの小悪魔のド変態っ! 私は云ってないぞ、中級とか上級なんて、云ったらアカBAN喰らっておまえら消えるからなっ!」)
    (テディ「云ったらアカBANって、そんなの考えてるあんたのほうが変態じゃん。。。」)
  • 烏丸千弦様

    二大作家によって高邁な創作論が述べられているこの近況ノートに、読み専ごときの妄想が垂れ流されてもよいのだろうか⁉ 
    と逡巡しつつ、しかし嬉しさのあまり、またまた書き込みをしてしまいました!m(__)m

    テディ様が「ブロ子さん」ですって(≧∇≦)
    靴先で蹴散らかされる路の小石であるべきヘンタイの私のことを、震いつきたくなるようなその魅惑的な唇で語ってくださっている!
    そうです! 私はカマでトトでブリです! ええ、もちろんわかっておりましたとも。
    答えはフ〇〇(⁉)です。(フリン‼!) ええっ⁉
    エロというよりも、極めて背徳的な感じがいたします。💦

    テディとの結婚を前にして……
    ルカに関する、あるひとつの妄想が浮かんでくるのであります。
    (「ヘンタイのおまえが何故にルカの……?」by 千弦様)
  • >答えはフ〇〇(⁉)です。(フリン‼!)

    テディ「まだ素っ惚けてるよこの人……。え、それともひょっとして本当にわかってないとか? 日本語で云ってあげたほうがいいのかな、あれって日本ではいろいろ技があって、首振り三年ころ八年とか云うんでしょ?」
    千弦 「テディ、それ違う……」

    ルカに関する妄想ってなんだろう? すっごく気になります。え、ひょっとしてサマーキャンプのときの過ちの結果が今になって「パパ、はじめまして」ってやってくるとか……?(ルカ「冗談でもやめてくれ。。。」)
  • 烏丸千弦様

    おはようございます☀ 
    修羅の國は今朝も地獄の暑さであります。

    ルカに関するヘンタイの妄想など、千弦様が気にされるはずもないだろうと高を括っておりました(;´∀`)
    それにしても……‼! Σ(・□・;)💦💦
    どうしてわかったのですか!? 私の妄想の中身が!
    何でもお見通しですか! (味噌ラーメン派の)私は千弦様の掌でコロがされているのでしょうか!?
    (「味噌ラーメンは関係なかろう。それに、旨いのは塩ラーメンの方だ」by 千弦様 「方向性(サッポロ一番)は同じでも微妙に好みが違う……( ;∀;)」by ブロ子)
    まさに、それなんです。
    詳しくは『THE LAST TIME』のYear 9 の
    Summer Holidays 「慰み」をご参照ください。
    (「そもそも、私の作品であるぞよ」by 千弦様)
    このエピソードの伏線(!?)が、15年の歳月を経て、ついに回収されるのです‼!
    ルカの隠し子疑惑(騒動)、であります。

    ヘンタイの妄想――
    中学生くらいの少年にストーカーされるルカ。
    母(マーシャ)を病で亡くし、父(仕事人間)との仲も良くない少年(厨二病真っ最中の年頃)は、以前母が(冗談で)言っていた「あなたの本当の父親は、あのジー・デヴィールのルカ・ブランドンよ」という言葉を真に受けて、ルカに会いに行こうと思い立つのです。(当然彼はルカが大好きで大ファン。髪型も真似しているほど。しかも可愛い)
    ストーカーの正体を知って驚くルカとテディ。そしてロニーとメンバーたち。唖然、ボーゼン。
    問い詰められて、思いつめた顔でルカに向かって「お父さん……」と呼びかけ、堰を切ったように「うわ~ん」と泣きながらルカにすがりつく。
    ルカ:なっ、なんだ💦💦 困惑。
    テディ:俺のルカに何しよる(怒) 少年に冷ややかな視線。
    ユーリ:おもしれぇ。子どもかわいいな~。子どもに優しい。
    ジェシ:どーすんの、これ。オロオロ。
    ドリュー:やれやれ。俺も気をつけよう。
    ロニー:大変なスキャンダルだわ! マスコミ対策を練る。
    自分の子ども、というものについて考えるルカ。
    しかし、人生を懸けてテディを愛することの覚悟を新たにする機会を得て、さらにテディへの愛を深める。

    ……調子に乗って長くなりました💦💦
    千弦様の執筆の邪魔をしてすみませんm(__)m
    このような妄想をして遊んでいたのであります(`・ω・´)ゞ
  • ブロ子さん、おはようございます。
    違うんです、逆なのですよ。その、ルカの隠し子騒動のネタは、一年以上前から既にメモにあるんです(笑)
    だから、なぜブロ子さんがそれを……! と、いま私のほうが驚愕しています(笑)
    なんでもつるっとまるっとお見通しのブロ子さん、私の脳内では以前から清楚で純情可憐な仲間由紀恵さんのような美女だったんですが、どうやら当たりだったようです。(山田好きだったんですよ、上田もですけどw

    そして……おぉ、なんか立派なプロットができてるではありませんか。だいたいのところは私のメモと同じです。こっちのマーシャはシングルマザーで継父なしで、生きてますがw
    そして「お父さん」と泣くような玉じゃないところが、思いついた人間の性格が出てるなあと。。。(^^; さすが、ブロ子さんの発想から生まれたルカ Jr は素直で子供らしくて可愛い♡ うちのメモには「見た目はルカそっくりなのに、中身はテディのような困った子」とありましてww
    あ、でも「子供好きなユーリがいちばん扱いに長けてて懐かれる」とあるので、そこも一致してますね!
    ドリューの俺も気をつけようには吹きだしましたw そ、そうですよね……ってか、もう既にいたりしてw
    (ドリュー「俺はきちんと配慮して、すべきことをしている。女性の人生に関わることだからな」)
    (千弦  「で、ですよね……ゴメンナサイ;;」)

    メモは思いついたときに書いただけで、まだその設定が決定でもないし、書くとも決まってはいませんが……これは、書けという啓示でしょうか。うーん、どうしよう、おもしろいぞ(笑)
    もうこれは、私とブロ子さんが一心同体ということじゃないでしょうか♪(「純情可憐かつ清楚な私と、穢れきったド変態の貴様が一心同体なわけがなかろう!」by 私の脳内ブロ子さん)
    一致するのもすごいけど、そうやって妄想してもらえるのってすっごく嬉しいです! ありがとうございます♡
  • 烏丸千弦様

    なんだかパラレルワールドみたいですね!
    原作者・千弦様の世界とファンのファナティックな世界と。
    実は自分も一年以上前、つまりジャパンツアーの妄想(うちわ作りなど)でキャッキャしている裏で、密かにこちらの妄想を育てていたのですよ。ムフフ……
    それが奇しくも千弦様と同じ時期だったとは!
    でも、やはり微妙に違っていますよね~(;´∀`)
    片親というところまでは同じでも設定が逆だったり、キャラの性格も真逆だったり……。自分が考える少年の顔はどちらかというとテディ系の美貌なんです。それを本人が意識的に大好きなルカに似せようとした感じで、つまり、ルカとテディの良いとこ取り。まだあどけなさの残る可愛らしい容姿。頭は良くて、性格は一途で寂しがり屋。もちろん、ジー・デヴィールの大ファン。
    顔の雰囲気が何気にテディに似ていることから、ユーリが「本当はおまえが産んだんじゃないのか~?」なぁんて冗談をテディに言うのです。それでテディが怒って「ふざけんな!」とばかりにユーリにゲンコツを喰らわして……でも、ぜんぜん痛くないユーリ。それどころか、なんだか楽しそうなのです。
    マーシャ亡き今、少年が本当にルカの子なのかはDNA鑑定でもしない限り、神のみぞ知る、です。
    意外にも、というか必然的に、というべきか、少年はユーリと最も深く心を通わせます。この時の出逢いが、実は二人にとって運命の出逢いになるとは、誰も予想だにしません。(それはまた、少し未来の別のお話)
    憧れのジー・デヴィールと共に過ごせた貴重な体験を胸に、少年は父の待つ家へと帰ります。父も息子に家出されて心配で憔悴しきって……これからはちゃんと息子と向き合おうと、仕事人間だった自分を反省する。
    ――というハッピーエンドです。
    千弦様が生み出した素敵なキャラで愉しく妄想させていただき、本当にありがとうございます!

    千弦様、ルカとテディの結婚のお話の前に、一波乱(ルカの隠し子騒動ネタ!)あった方が盛り上がると思いますが、どうでしょうか!? 当然、本家千弦様の設定で(^^)v
  • なんと、考えた時期まで同じだったとは! 不思議なこともあるものですねえ、ほんとにパラレルワールドみたい。
    しかもさりげなく何作か先になるネタまで仕込まれている! ユーリがおとなになった少年と……? それは……運命的で素敵だと感じる一方、それってユーリとルカの関係はどうなるんだ? といろいろ心配な気がww

    ルカとテディの結婚前にもう一騒動、というのはもちろん考えていたんですが(もちろん?w)、なんかおもしろいからこれでいこうかなあ……と、実は今日はずっとこれにかかりきりでした。で、ざっくりと簡単なプロットがもう、できあがっちゃいましたw
    でも最初に自分が考えてたのとも、ブロ子さん案とも微妙に違う展開になったけど;;
    短篇向けのオチになったので、〈MISSING:探偵サム・マクニールの事件簿〉を先に書き進めつつ、そっちの筆が止まったりしたらこっちを書こうかなと思っています。〈MISSING〉が順調に書けていたら、その次になるかもですけど。(でも順調だったらきっと来年の春よりもっと早く公開できると思います☆

    ブロ子さん、楽しい妄想をしてくれて、そしてお話のヒントをいっぱいくださって本当にありがとうございます♪
    よーし、毎日しっかりがんばって書くぞーー!
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