久しぶりに、すっごい映画を観ました。もう黙ってられないのでとりあえずここに吐きだします。
『ザリガニの鳴くところ』という映画です。タイトルだけではどういう映画かまったくわからないですが、このタイトル(原題は "Where the Crawdads Sing")が、126分ある映画のほぼ終盤まで観ると意味がすとんと理解できて、ふわあぁぁっ! ってなりました。ああもう、この快感のためにミステリやサスペンス好きがやめられない。
可哀想な子供のお話かな、という序盤から、ひとりの女性として花開こうとする青春物語、そして主軸となるミステリーを解き明かす裁判シーンと、ラストの……!! 主人公の成長ごとに章分けされている感じで、淡々と描かれているけれどまったく飽きさせず、一気に観てしまいました。
もう、構成がめっちゃ私の好みなんです。完全に油断していたときにきたラストのあの衝撃は、『鑑定士と顔のない依頼人』以来です。
もっと語りたいけれど、ネタバレになるのでここでぐっと我慢しておきます……。アマプラで観ることができますので、興味をもたれた方は是非!