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常識のアップデート

短篇集〈❦ 10 Love Songs and Stories -君を想いて-〉からカクヨムコンのために独立させた二篇、おかげさまで思っていた以上にたくさんの方々が読んでくださっています。感謝です。m(_ _)m
特に〈過ぎ去りし夢のあとで -Just My Imagination-〉のほうは☆の数も現在78個と、本家短篇集の73個を追い越してしまいました。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。

ところで、その〈過ぎ去りし夢のあとで -Just My Imagination-〉のなかで、同性カップルが賃貸物件を探すも『友人同士のルームシェア』を許可していないところばかりで困っている、というくだりがあります。これはずいぶん前にネットでブログ記事やコラムなどを読んで、ああそうか、そういうことがあるのかーともやもやした問題だったのですが……。
今日、いつものようにネサフしていて知りました。最近も変わらず『友人同士のルームシェア』はNGなんだけど、事実婚の男女と同様に、同性カップルであればOK、というところが増えているそうで。
まあ、まだ地方や不動産やさんによっては違ったりするかもしれませんが、事実かどうか確かめるべく賃貸情報サイトを覗いてみると、希望条件などチェックを入れる項目の中に『LGBTフレンドリー』という文字が、確かにありました。

別に、お話のリアリティが! とかそんなことは考えてません(笑) ちょっと云いたかったのです。こんなん書いたけど、今はそんなことないんだって! って。
何年後かに自分で読み返して、あーこんな時代もあってんなーなんて思えるといいなあ、と思います。というか、既に十代か二十代前半くらいの方なら、え、同性だと一緒に住めないの? くらいの感覚だったのかも。
そんなツッコミなら、大歓迎ですよね。


〈過ぎ去りし夢のあとで -Just My Imagination-〉≫ https://kakuyomu.jp/works/16817330650249986765

〈❦ 10 Love Songs and Stories -君を想いて-〉≫ https://kakuyomu.jp/works/16816700426557489103

4件のコメント

  • 烏丸さんの作中にあった同性カップル同居問題、印象に残っています。
    現在、賃貸関係でもマイノリティの方に優しい取り組みがなされていて、世の中もだんだん良い方向に変わっているのかなと感じております!
    BLをただ楽しむコンテンツとして扱うのではなく(勿論その使い方を否定はしませんが)、そういったリアルな社会問題にも目を向けて作中で私達読者に提示されているあたり、素晴らしいなと思いました。
    感想失礼しました!
  • 夜咲さん、こんばんは。ノートを覗いてくださって、こうしてコメントを頂戴するのはとっても嬉しいです!

    同性カップルが入居可か否かということ以上に、昔は先ずそのことをカムアウトしなければいけないというのが高いハードルだったのではと思います。
    一緒に生活するため、男女であればOKなんだから、と自分たちの間柄を打ち明けたとき、そういった事柄についてほとんど知られていなかった昔は対応に途惑われたり、よくわからないままに断られたりしていたのではないかと想像できます。悪意はなくても、知識がないがために結果的に差別になってるみたいな。
    そこが、現在は違ってきたのだなと。借りる側も一緒に暮らすにあたり、『友人同士のルームシェア』を装わずとも必要であればカムアウトするつもりでいて、不動産やさんのほうも、そう聞けば「あ、了解しましたー」くらいの感じで受け止めてくれる。違いはかなり大きいと思います。

    お話のリアリティを追求していくなかで、そういった問題もちょこっと味付けに入れた程度なのに、お褒めくださって恐縮です。
    ……っていうか、夜咲さんほんとに17歳ですか!? なんて聡明でしっかりしてらっしゃるの……私が17歳の頃はばかみたいにロックロック~~♪ ってひたすらでかい音聴いてましたよ(今もあんまり変わらん・汗)
    また雑談でもなんでも、お立ち寄りいただけると嬉しいです。コメントありがとうございました!
  • 先日は「過ぎ去りし夢のあとで -Just My Imagination-」3話へのコメントに、丁寧なご返信ありがとうございました。
    その後いくつか思い出したことなどもありましたので、近況ノートの方に返信の返信をさせていただきますね。

    サー・イアンの話を読んだのは、たしかご本人の公式サイトのQ&Aコーナー(現在はなくなっているようです)だったように記憶しています。
    なにぶん昔の話なので、内容等の確実性はちょっと自信がないのですが……当時、寄せられた質問にご本人が直接回答しておられまして、お人柄が伺える、知的で誠実で若干のユーモアも交えたお言葉が印象的でした。

    当時私は映画「Lord of the Rings」にはまっていて、その関係でサー・イアンの公式サイトもチェックしていました。
    そこで件のQ&Aを見かけて、強く記憶に残った次第です。
    ですので時期としては2001~2003年くらいかと思います。

    実のところ私自身が、しいて分類するなら同性愛者だと思われるので(曖昧な言い方になっているのは「そもそもそれ以前の段階で、恋愛にほぼ興味関心がない」からですが)、少しずつでも同性愛者が生きやすい方向に向かっているなら喜ばしいことです。
    ……本邦ではまだまだ道のり遠そうではありますけども。
  • 五色さん、こちらへおいでくださってありがとうございます。お話の続き、とても嬉しいです。

    私は映画は好きで、年に200本以上観るのですが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは一作も観ていないのです(^^; ファンタジーに興味が薄いのです、『ハリー・ポッター』シリーズでさえまったく観ていませんし。。。
    ですからサー・イアンのお名前はLGBT関連のニュースで先ず知ったというくらいで、あとから調べて思い起こしたところ、観た映画は『ラスト・アクション・ヒーロー』と『ベント/堕ちた饗宴』、『ダ・ヴィンチ・コード』、『グッドライアー 偽りのゲーム』くらいでした……。

    私自身はとても当事者というほどのものではないのですが、いろいろ細分化されていく言葉のなかでいちばんしっくりきたのは「クロスドレッサー」でした。性自認は生まれ持った性である女なんですが、服装や趣味などがほぼ一般的に男性向けとされるものに偏っているのです。
    そのあたりのことは〈あの四つ辻を南へ下って〉というチラ裏なエッセイに書いています。

    『クロスドレッサーな私とコスプレ的「異性装」』
    https://kakuyomu.jp/works/1177354054921071726/episodes/1177354054954453350

    世の中や人々の認識はかなりよくなってきているようで、本当に喜ばしいこと……のはずなんですがねえ。
    つい最近も、岸田首相や荒井首相秘書官の阿呆な発言にがっくりきました。法や制度と、それを変えていかなければならないはずの政治家の頭がついてきていない。。。個人的に嫌だと感じるのはしょうがないにしても、それを云っていいかどうかの判断もできない阿呆に国を動かしてほしくないですね。
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