• ホラー
  • 現代ドラマ

じっくり本音感想企画2024 感想返信用ノート

じっくり読みこんだ本音感想を書く企画 2024
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085891883369


梶野の感想への返信専用のノートです。

・感想への反論、お礼、意趣返し
・その後の改訂報告
・感想内容に対する前向きな議論

などは、こちらにお願いします。

なお、ここでのコメントは「その後のやり取り」として、以下に転載されます。
https://kakuyomu.jp/works/16817330654869504941

参加表明はこちらで受け付けます。
https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16818093085891306887

76件のコメント

  •  「かずら橋揺れたら」の感想、読ませていただきました。
     出来の悪い作品を辛抱強くお読みいただき、本当にありがとうございました。
     内容をじっくり受け止めてから改めてお返事させていただきますので、しばらくお待ちください。
  • おはようございます。
    トップバッターから火達磨にして申し訳ないですが、偽らざる本音ですのでご理解いただければ。

    受け止めるのに時間がかかることは察せますので、いくらでも待ちます。酷評した以上、もし改善するに辺り意見を求められたなら、全力で協力する所存です。
  •  改めて感想とご指摘の点を読み通しました。以下でコメントします。



    >この短編で大田さんが何を描き、何を伝えたかったのか。

    >それはプロローグとしての役目より大事なはずですが、何も見えてきません。

    >そこからもう一度、見直すべきではないかと思います。


     今回の話は長編のバックストーリーとして考えていました。鐘子や速登にも興味を持ってもらいたかったのですが、長編では二人はサブキャラクターなので、主人公を食うような強烈な個性を持つキャラクターにはしたくないと思っていました。

     また、今年祖谷旅行をし、小説の舞台にしたいと思ったのも理由の一つです。

     今回のテーマとしては、二人の出逢いのきっかけと祖谷の紹介、そして二人には異星人の血が流れているという設定の開示です。

    >おそらく太田さんはタイムリープものとして、まず現代に残された部分(古文書など)を決め、その後でそれに沿うような過去を書いたのではないでしょうか?



    >別にその手法自体は間違っていないのですが、現代と過去の整合性を取りきれず、随所に強引な展開を入れざるを得なかったのでは、と。その犠牲になったのが速登なのだと思われます。

    >もしかすると、文字数の都合もあるかもしれません。

     ご指摘の通りです。10000字以内に納めたかったのと、古文書との整合性をとろうとしてまとめきれなかったということですね。

    >今作に手を加えるなら、「過去で初めてわかる意外性」について、もっと捻りを加える必要があるなと強く感じました。

     古文書が実際の出来事を正しく書いているとは限らないわけで、そこでのミスリードが生きてくると言う展開にしても良かったんですね。例えば、平家の落ち武者と村娘の恋物語として書かれていたのが実際は異星人と村娘の恋物語だったとか。

     かずら橋をどう生かすかについても、乃地日とお鐘を逃がすためにかずら橋の蔓が延び、追っ手を遮った、等、古文書で語られていることを「星の剣」の力を使って速登と鐘子が実現する等、二人がかずら橋で作業するという必然性を高めるイベントをできればと思いました。

     ちなみに、設定では迎えに来た異星人の攻撃で乃地日は致命傷を受け亡くなった後、お鐘の産んだ息子が同じ異星人の仲間を探して各地を旅し、速登の住む土地でも子孫を残したという設定にする予定でした。

     ラストについても恋愛関係まで一気に持っていくのではなく、速登が祖谷を気に入り「また来ます」と鐘子に言う程度で締める方がいいのかと思いました。

    >ストーリーの改善ですが、まずは何よりも速登に論理的整合性を与えることです。マッドキャラにするのでなければ。

    そ>の上で、各自がリアルな肌感覚で決断し動くこと。



    >科学的根拠のない、例えばタイムリープなんかは説明を考える必要はないのです。何かしら根拠を設定できるならそれが最高ですが、そうでないなら「わからない」まま行動させるべきですし、そこにキャラの個性が見えてくるはず。台本を見たような台詞は読者を興ざめさせます。それくらいなら何もわからない方がマシです。読者が見たいのは、等身大のキャラの活躍なり苦悩なのですから。


     古文書の内容も含め、一から書き直す形で改めて話を見直したいと思います。よろしければもうしばらくお付き合いください。

  • こんばんは。
    いや……大田さん、流石ですねえ。
    正直、今回は手直しあきらめると言われても仕方ないかと思っていました。大工事が必要ですし、長編に続くわけですし。

    あれだけフルボッコに書かれて、翌日にアクションを起こせる、そのスピリッツにまず敬意を表します。


    > 今回の話は長編のバックストーリーとして考えていました。鐘子や速登にも興味を持ってもらいたかったのですが、長編では二人はサブキャラクターなので、主人公を食うような強烈な個性を持つキャラクターにはしたくないと思っていました。

    ふむふむ。だいたい想像通りの事情ですね。
    気持ちはわかりますが、魅力のないキャラで外伝を書いても面白くないのは自明の理です。

    そうですね……こう考えてみてはどうでしょう。
    二人の性格を決める際、長編の主人公に通じる要素を含めてはどうでしょう。

    よく先祖が漫画に出てきたりする話がありますが、主人公と共通する性格や癖があると、どちらの読者も楽しめますし、血のつながりも感じさせられるかと。まあ親戚だという前提の話ですが。

    > また、今年祖谷旅行をし、小説の舞台にしたいと思ったのも理由の一つです。

    これは正解だったと思いますよ。
    私も行ってみたくなりました。

    > 今回のテーマとしては、二人の出逢いのきっかけと祖谷の紹介、そして二人には異星人の血が流れているという設定の開示です。

    鐘子についてはいいとして、問題は速登ですね。
    あの話の流れで私が改善するとしたら、速登と遭遇した際、宇宙人に

    「何故、地球人が「光の剣」を使えるのだ?」

    的な台詞を言わせますかね。
    そうすれば、速登に宇宙人の血が流れており、それに「光の剣」が呼応したとわかりますから。種明かしは現代に戻ってからしてもいいですし。

    >ご指摘の通りです。10000字以内に納めたかったのと、古文書との整合性をとろうとしてまとめきれなかったということですね。

    ああ、やっぱり。

    >古文書が実際の出来事を正しく書いているとは限らないわけで、そこでのミスリードが生きてくると言う展開にしても良かったんですね。例えば、平家の落ち武者と村娘の恋物語として書かれていたのが実際は異星人と村娘の恋物語だったとか。

    ですです。
    そもそも速登の調査の目的がまず不明ですからね。
    今の書き方だと最初から宇宙人説を信じてますから。それはムーとか読む人の発想です。「古文書の「星」とは平家筋の武将の一人で~」みたいなミスリードをしておいた方がよいですし、話も膨らむかと。実は落ち武者と宇宙人で交流あったとか。

    > かずら橋をどう生かすかについても、乃地日とお鐘を逃がすためにかずら橋の蔓が延び、追っ手を遮った、等、古文書で語られていることを「星の剣」の力を使って速登と鐘子が実現する等、二人がかずら橋で作業するという必然性を高めるイベントをできればと思いました。

    一案ですが、「光の剣」の能力をビーム攻撃でなく、「植物操作能力」みたいな方向に変えてはどうでしょう?
    植物は光に沿って成長しますし、無理はないかなと。

    で、かずら橋が落ちた際、速登が光の剣のビームを橋に当てて、かずらを伸ばして鐘子を救う……みたいな。

    実はこの「光の剣」の協力あればこそ、たくさんのかずら橋は作りだされた……みたいな裏設定も組めるかもしれません。

    > ちなみに、設定では迎えに来た異星人の攻撃で乃地日は致命傷を受け亡くなった後、お鐘の産んだ息子が同じ異星人の仲間を探して各地を旅し、速登の住む土地でも子孫を残したという設定にする予定でした。

    ふむ。だとしたら、最後の場面でその示唆が欲しいですね。
    どうやってお鐘が生き延びたのか、あのやられ方ではちょっと想像できないので。

    > ラストについても恋愛関係まで一気に持っていくのではなく、速登が祖谷を気に入り「また来ます」と鐘子に言う程度で締める方がいいのかと思いました。

    これはどちらでもいいというか、現状でも十分だと思います。
    感想に書いたように、経緯が悪いだけで、ラスト自体は悪いものではないので。経緯をしっかり改善できたなら、十分な締めくくりだと思います。

    > 古文書の内容も含め、一から書き直す形で改めて話を見直したいと思います。よろしければもうしばらくお付き合いください。

    それはもう、喜んで。
    いつでも相談にきてください。

  • 私の作品を読むために、梶野カメムシさんの貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございます!

    私の周りでは小説を好んで読む人が居らず、アドバイス等頂ける機会が今まで一度もありませんでした。

    SNS等で誰かと繋がっても、本音で向き合ってもらう事は出来ない。

    自分の小説は読める物なんだろうか…。と常日頃から探り探り書いていました。(他の作品を読んだりもしていましたが…)

    今回的確なご指摘やアドバイスを頂けて、本当に嬉しいです。

    この企画に参加する時は、正直ボロクソに言われるのも覚悟の上…!と、かなり勇気を出して参加しましたが、自分の成長に繋がる良い機会になりました。

    本当にありがとうございます。

    また改めて、指摘された箇所やアドバイス等にお返事させて頂きたいので、少しお待ち頂けたら幸いです。
  • >夜月さん

    >私の作品を読むために、梶野カメムシさんの貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございます!

    ぶっちゃけ、書くのに八時間くらいかかりましたw

    >私の周りでは小説を好んで読む人が居らず、アドバイス等頂ける機会が今まで一度もありませんでした。
    >SNS等で誰かと繋がっても、本音で向き合ってもらう事は出来ない。
    >自分の小説は読める物なんだろうか…。と常日頃から探り探り書いていました。(他の作品を読んだりもしていましたが…)
    >今回的確なご指摘やアドバイスを頂けて、本当に嬉しいです。

    わかります。
    私も、本音の感想を言い合える関係がネットでも欲しくて、今のようなスタイルになりました。この企画はその延長線上です。

    そんなふうに思っておられる書き手は、どこかにきっといると信じていましたが、まさに今報われた気分です。

    >この企画に参加する時は、正直ボロクソに言われるのも覚悟の上…!と、かなり勇気を出して参加しましたが、自分の成長に繋がる良い機会になりました。

    すみません、けっこう滅多打ちになりました。
    展開ペースさえ改善されれば、より具体的な提案も見えて来るとは思います。

    >本当にありがとうございます。
    >また改めて、指摘された箇所やアドバイス等にお返事させて頂きたいので、少しお待ち頂けたら幸いです。

    お待ちしております。
    当企画はアフターサービスも充実してますので。

  • 長くなりますが、総評と感想に関するコメントを返させていただきます!


    >長文タイトルはいまだ廃れませんねえ……。

    私自身、長文タイトルに好きも嫌いもありませんでした。小説の書き方を調べていた時に読んだ創作論で「題名を長くして、簡単にどんな物語か伝えるのもアリ」というのを参考にして、この長いタイトルになりました。



    ▶第0話 若き戦士の冒険譚について


    >強大な敵〈 魔王 〉を目の前にしても、オリビアの心は決して折れる事はない。
    >最初の台詞的に、別に心折れそうなシチュではなさげ。

    ここはもっと、心が折れてしまいそうな絶望に満ちていた描写の方が良いでしょうか?

    例えばオリビアが満身創痍であったり、傷だらけの描写があったりとか。それでも立ち上がるような描写があると、この文章に重みが出るのでしょうか。

    それともオリビアは、まだ若い戦士で経験値も少ない。魔王はオリビアを見下しているというか、そんなに強くないだろうと思って「そんな若造が、私に勝てるとでも……?」という展開もありなんでしょうか。


    >「人間ごときが、……舐めた真似をッ……!」とか言ってる魔王の方が心配になります。やられそうやん、おまえ。

    すみません。これは私の発想力と引き出しの少なさの問題かなと思います……。


    ▶ 0章の戦闘シーンについて

    >どうせならたくさん撃ってる方が派手でかっこいいはず。

    確かに!と思いました。オリビアを追いかけるように、魔王が光を放ってるイメージだったのですが、表現が足りていなかったんだなぁ…と。

    ここで指摘を受けた光の攻撃の表現の仕方や、文章の書き方などはアドバイスを参考にして、改稿していこうと思いました!

    このプロローグは、作品の見せ場だと思ってるので!


    >スピードを強調するなら、「飛んできて刺さった」と書いてはいけません。「刺さった」という結果から始めるのがコツです。

    >魔王の台詞は「お前」より「貴様」が相応しいと思うんですが、どうでしょう。


    すごく参考になります。梶野さんが書いたものを見て、「そう!こういうやつ!」って思いました。参考にします!


    >力いっぱい剣を振り上げる。
    >ここは「振り下ろす」では。

    そうですよね。私自身、ここを「振り上げる」なのか、「振り下ろす」なのか迷いました。

    オリビアが時に低姿勢になりながら駆けている描写があり、そこから特にジャンプするような描写を書いていなかったので、下から振り上げるが自然なのかな……?ってそうに書いていました。

    それならば、「高く飛び上がった」などの描写を直前に追加して、「振り下ろす」の方がいいのか?……普通に振り下ろすだけでも、いいんですかね?

    (描写的には振り下ろす、の方がカッコイイとは思ってます)



    ▶ 第1話~第5話について

    まず、ダッシュや空白、「…」については私の確認不足でした。気をつけていきます!

    所々でアドバイスを頂いた文章の違和感も、参考にして直していこうと思いました。


    >ゴテゴテの描写は勧めませんが、せめて体格や服装の描写は最初に欲しいところ。職業クラスが何なのか、かなり後までわからなかったので。

    >アテナの情報が髪の色しかないので、まったくイメージが湧きません。オリビアと対比する意味でも年齢と背格好くらいは必要。


    言われてみれば、確かに書いていなかった……。確かに小説冒頭で、どんな人なのかどんな容姿か説明しますよね。

    分かってなかったのが致命的すぎて、お恥ずかしいです。すぐに直します!



    時系列がごちゃごちゃと前後している事は、読者の混乱を生みたくないので、シンプルに進められるように改稿して直そうと思います!

    表現のアドバイスも参考にします!特に街路については確かに!それだ!って思いました。

    私の語彙力の無さが原因です。あああ、ほんとお恥ずかしい……。



    >おまえも来るんかーい!
    >一人で大丈夫みたいな話の時。普通説明しますよね?

    そう。ここも書く際に悩んだ所でした。

    オリビア自身、修行に明け暮れ森から出た事はなく、(この描写が足りていない私が悪いのですが)

    初めて行く街に行って、主人公が探り探り進み、そこで話の尺を取ってしまうよりも、スムーズに進むことを優先した結果でした。

    (内容の矛盾を生んでしまいましたが)

    異世界転生ものであれば、元々ある程度の知識があり、スムーズに話が進んでいきますが、それでもテンポ良く進めていくのが難しいなぁ……と思っていました。

    (話を作ったのは自分なのに)


    ここは、例えばですが……。

    オリビアが家を追い出される際に、アテナから地図、またはメモなどを渡されていて、「それを宿屋のオーナーに見せろ」とかならスムーズに進むのかな?と思ったのですが、それではありきたりでしょうか?

    後々話に出ますが、連絡手段が電話などがなく、手紙の郵送が主流。という情報も、序盤で出ていた方が「それならメモを渡すよね」になりますかね……。



    >一話の説明だと、「この家から少し離れた所にある街」と書いてますね。
    >うーん。思ったより遠い場所にあるのか?

    距離などの描写を入れたいと思いました。



    >【魔王】という言葉を出すとアテナは一瞬ピクッと反応したが、すぐにフッと笑って応えた。
    >「考えた時も…あったかもしれないね。だけどほら、私はもう…年寄りだから、後は若いもんに任せて。余生を楽しまないとね」
    >難しい表現ゼロなのに、アテナがこの場面で何を思っているのか、皆目伝わってきません。

    ここでのアテナは、魔王と昔何かしらの確執があり、もう出来れば自分は関わりたくない。という表現がしたいです。

    アテナの描写がぼやけていて申し訳ないのですが、私が思っているアテナは強気でいつも堂々としている。

    曲がった事が嫌いでぶっきらぼうだけど、実は優しい所もある。自分の抱える葛藤や弱さを人には見せられない。というキャラクターです。

    アテナが魔王に会いたくない理由はあるのですが、序盤で語っていいのか迷います。



    >「デリカシーがない」というキャラ付けの意図はわかりますが、酒場の(それもギルド的な)主人のキャラがそれというのは、激しい違和感があります。潰れるでしょそんな店。

    >「お前は無神経なやつだな。いちいちそんな事、人に言うもんじゃねーだろうが!」

    >いや、こいつにオリビアの過去を話したのはアンタだ。


    確かに潰れるわ、って思いましたし、このツッコミも確かに!(笑)って思いました。



    >「戦士として育てられたので子供のようなところがある」とかなら、まだ筋が通るんですが。

    さっきから確かに確かに、ばっかり繰り返したお返事ばかりですみません。全て納得、の一言です。



    >グルメレポはいまいち。

    >[ナイフで切り分け、丁寧にステーキを口に入れる。咀嚼するほど溢れ出す肉汁が甘辛いタレに混ざり、オリビアは恍惚となった]とかでどうでしょう。

    すごい……!その方が伝わりますね!


    >私なら、「ユリアには災害で生き別れになった娘がいる」とかにしますかね。それを最後にアテナに語らせ、「だからまあ、大目に見てやりな」とか言わせます。

    確かに、こういう設定があったら許せそうです!



    >オリビアは森育ちのはずですが、食料はどうやって到達してたんでしょう。ハーブは元々野草なので森でも採れそうなものですが。

    そういう描写も書いていなかったですね。

    オリビアは、アテナに拾われてからは森育ちです。師匠が「あんなの全て、葉っぱだろ」と野草に関して知識を持っておらず、オリビアも知識はありませんでした。

    基本的に食べれそうな魔物を捕獲して食べるか、アテナの昔のツテで誰かに食べ物を分けてもらっているとか、そういう設定で構築していきたいです

    (クエストではなく、何か手伝う代わりに、食べ物を貰うなど)



    >あと、この証はいわば身分証明、免許証のようなもののはずですが、普通に考えれば本人登録が必須だと思われます。

    >呪い的に外せないほど厳重なら、そこら辺は考えて設定した方が読者も納得いく気がします。

    確かにそうですね。オリビアに行かせます!



    ▶総評について

    >一つは、一捻りがなく、個性が感じられないこと。

    これは原因が分かりました。

    本作はキャラクターから作り出してしまっているので、そのキャラクターを動かすには、どんな物語なら話が進むだろうか。

    と、無難に進められるルートを考えてしまっている事が問題なんだなと思いました。

    本作に出てくるキャラクターのほとんどは、実際に職場にいる先輩や同僚たちをモデルにしています。

    「あの人はこう言いそう」「こうやりそう」などと書いているうちに、ほぼ自己満で進む小説になってしまい、それが物語を丁寧に描きすぎたり、個性が感じられなくなった原因かなと思いました。


    もう一つは「師匠に追い出された」がタイトルに偽りありなこと。


    これに関しては弁解のしようがありません。
    アテナには家で別れてもらおうと思います!


    アテナがついてくる事によって、彼女って昔は有名な剣聖だったらしいよ。という情報だったり、彼女自身がぶっきらぼうながらも優しさがあるキャラクターなので、街の人との繋がりも広く、人望もある。

    という内容がタイトに書けるように頑張りたいなと思ったのですが、私が突っ走ろうとしている方向は間違えてないでしょうか?大丈夫でしょうか!?




    ・あらすじについて


    >あらすじ自体は悪くありません。わりと面白そう。

    >一万字でこのあらすじの半分くらいに到達してたら、もっと楽しく読めたんじゃないでしょうか。


    これも嬉しかったです!
    そう思ってくれる人がいてくれた!と。

    他の作品との差別化という話がありましたが、今日ずっと仕事をしながら考えていたんです。私の作品と、他との違いを。

    それはやっぱり旅をする仲間のキャラクターであったり、オリビアしか戦えないポンコツパーティーであること。

    そのパーティーで、悲願である魔王を倒すこと。どうに倒すのだろう、と読者に思わせる事かなぁ……と、思いました。

    (差別化として弱かったら、正気になれと殴りつけてください。)



    ・文章について


    >同じ言葉を繰り返したり、文章マナーが適当だったりが目立ちます。

    >キャラ小説でキャラが何を考えているか誤解させてしまうのはわりと致命的なので、その表現が適切なのか、辞書で調べる癖をつけてみてはどうでしょう。

    >もう一つ改善案は、キャラの性格をもっとわかりやすく、極端かつシンプルにすることです。これなら誤解しようがないので。


    気をつけていきます!



    >一つ褒めておくと、0章のバトルシーンはなかなかよかったです。

    >描写はシンプルかつわかりやすく、読者を楽しませようという意識も感じます。
    >筋はいいと思うので、是非この先も精進してください。

    わああああ、嬉しいですー!!!


    >ただし。バトルの内容自体は、ファンタジー小説のテンプレ中のテンプレなので褒められません。あくまで文章力のみの評価です。

    ……おっふ。でも、嬉しいです。

    バトルファンタジーで、バトル描写が読みにくいのも致命的なので……。

    結構、バトルシーンは多少長くなっても、繊細に書き込んだ方が良いでしょうか?

    想像しやすくなるというか、描写によりけりなんでしょうけれど……。



    ・内容について


    >話の展開が遅く、ろくに進まない。刺激も盛り上がりもないまま、だらだらと続く。

    >冒頭一万字も読めば、読者が愛想をつかすには十分です。


    この展開の進まなさには、私も書きながらうーん。と思っていました。

    この作品は、一度改稿しています。

    一か月前に本作を投稿し始めた頃、「ゲームシナリオを読んでいるようだ」「独特な小説だ」とご指摘いただいたからです。

    それが本作で、会話が多くなり、無駄に長ったらしくさせた、理由も一つになっているかもしれません。



    >展開が遅い
    >五話までの内容を一行まとめ

    >もし私が書いたら、3000字でキャラ紹介&旅立ち。もう3000字でクエスト受注して、ラスト4000字で初クエスト終わらせますね。

    それくらいでないと読者が読み続けてくれないのでは? というのが私の肌感覚ですが、どうでしょうか。


    そこまでタイトにしていいんだ!と最初読んだ時はびっくりしました。

    でもよく考えたら、この作品が面白くなるスパイスは仲間たちの登場と加入であり、序盤はタイトめで良いんだ!と納得しました。



    >物語の密度
    >おそらくですが、夜月さんは丁寧に物語を書きすぎです。

    >面白い小説を書くコツは、面白くない要素は徹底的に省くことです。「町に入るシーン書きたいけど面白くないなあ」と思ったら、書かないか一行で済ませるべきなんです。そこの精査がこの小説には欠けています。だからカレースープになってしまう。

    >面白いシーンを思いつけば書けばいいし、書けないなら飛ばせばいいんです。絶対必要な情報は、出来るだけ短くまとめるか、会話場面などに紛れさせてさりげなく伝えるようにすれば雑味になりません。

    >だらだらと書きたいことを垂れ流すのではなく、読者視線を意識して「本当にこの場面は必要なのか」「面白いと思ってもらえるのか」を考えて引き算をするのが、物語の密度を上げるコツです。



    このアドバイスには、本当に感謝です。

    物語の引き算。そして密度を上げる。

    とても勉強になりました!



    >キャラが薄い

    >これはながら感想で書いたように、キャラの表記ブレが原因です。文章力によるミスもあるでしょうが、私が推理するに、夜月さんはキャラの性格や個性を固めきらないまま、それっぽいエピソードを思いついては、毎回書き下ろしているのでは、と。


    その通りです。プロットを作ってあり、最終回はどうなるか。そこに辿り着くまでの大きなイベントは想定していますが、その中間の部分をしっかり固めないまま感覚で作っていました。

    例えば、『オリビアは旅に出た→序盤で腹黒の王様に会いたい』と決めていたとして、その道中どうすれば、王様に会えるかなぁ……。という、ふわふわした雰囲気が文章にも現れていたんですね。

    毎日更新をしていたのは、毎日読みに来て下さる方がいらしたので、頑張っていましたが、そもそも面白いものが書けているかも分からないのに、ちょっと煮た即席カレーより、煮詰めた方が美味しいカレーになりますよね。



    >そう感じる一番の理由は、オリビアとアテナ、二人のキャラに芯が感じられないことです。

    >もしかすると本当は設定されているのかもですが、物語で伝わらなければ無意味です。一万字の間に読者の心を掴めなければ、その先は読んでもらえないんですから。出来るだけ早い段階で、二人の魅力を伝える必要があるはずです。そこを考えて物語を組み立てましょう。


    >二人のキャラに核はあるのか。
    もしあるなら、それをどう物語に組み込むのか。

    >初心に戻り、この二点をもう確認されてはいかがでしょう。


    このご指摘を受けてから、改めてキャラクター像を思い返してみました。

    オリビアは自分の意志があります。優しくて誰かの為に役に立ちたいと考えています。


    これは孤児で拾われてから、アテナに恩がある事で形成された性格かなと。

    先の話でオリビアを『極度のお人好し』と表現していましたが、改めて調べていたら、
    お人好しは決断力に乏しい。という記述を見つけたので表現を変えなきゃだなぁ。と思いました。

    アテナの事は前に書いたので、抜粋させていただきます。



    >オリジナリティについて

    >ラノベはテンプレ基準ですし、ルーをいちから作れとは言いません。カレーを煮込む時に隠し味を入れるとか、珍しい材料を使ってみるとか、その程度のことでいい。それが「夜月さんのカレー」になるはずですし、だからこそ食べてみたいと思うわけです。でなければ、普通のカレーはそこら中に並んでるわけですから。

    >そしてこのこだわり要素も、物語の早めに出すべきです。

    >ほんの少しでもいい。読者がそこに気付き「これはただのカレーじゃないぞ」と思ってくれれば、半分くらい勝ったようなものです。理想は一口目で気付かせること。小説なら1~2話くらいまでが勝負なんです。


    ほーう。なるほどですね。ちょっとでも「これは違うな」と思わせる。

    とても勉強になります!

    投稿を始めて一か月経った、このタイミングで梶野カメムシさんと出会えて良かったです。

    30話を超えているので、少し時間はかかると思いますが、改稿したらまた報告に来たいと思ってます!

    その際はまたビシバシと!(Mではありませんが……(笑))

    よろしくお願いします!

  • 夜月 透

    2024年10月4日 23:59


    >長くなりますが、総評と感想に関するコメントを返させていただきます!

    ウエルカム!


    >私自身、長文タイトルに好きも嫌いもありませんでした。小説の書き方を調べていた時に読んだ創作論で「題名を長くして、簡単にどんな物語か伝えるのもアリ」というのを参考にして、この長いタイトルになりました。

    確かに長文タイトルは内容を伝えやすい半面、看板の持つ格好良さや味、テーマの内包なんかが得られない欠点があります。生まれた当初は新しさもありましたが、今ではテンプレ側ですからね。「長文タイトルは読まない」という層も一定存在しますし、ラノベカラーを避けたい場合は選択から外したほうがいいと私は思っています。何度か使ったことありますが。


    ▶第0話 若き戦士の冒険譚について



    >>最初の台詞的に、別に心折れそうなシチュではなさげ。
    >ここはもっと、心が折れてしまいそうな絶望に満ちていた描写の方が良いでしょうか?

    描写は不要かと。
    >「人間ごときが、……舐めた真似をッ……!」
    という魔王の台詞から察せられる状況は、オリビアたちにいっぱい食わされたり、ダメージ後だと推察されます。その状況で「心が折れることはない」は変だという話です。

    なので台詞を変えればいいだけです。
    例えば、
    「思い上がるな。その程度で私に勝てると思ったか」
    とか。


    >例えばオリビアが満身創痍であったり、傷だらけの描写があったりとか。それでも立ち上がるような描写があると、この文章に重みが出るのでしょうか。
    >それともオリビアは、まだ若い戦士で経験値も少ない。魔王はオリビアを見下しているというか、そんなに強くないだろうと思って「そんな若造が、私に勝てるとでも……?」という展開もありなんでしょうか。

    どちらを残すかですが、まあそういうことです。


    >>「人間ごときが、……舐めた真似をッ……!」とか言ってる魔王の方が心配になります。やられそうやん、おまえ。
    >すみません。これは私の発想力と引き出しの少なさの問題かなと思います……。

    魔王の強さを誇示するワンシーンなら、やられてるとここら入ってはいけません。


    ▶ 0章の戦闘シーンについて

    >このプロローグは、作品の見せ場だと思ってるので!

    ぶっちゃけ、5話まで読んでプロローグが一番よかったです。これを成功というかは難しいところですが。

    >オリビアが時に低姿勢になりながら駆けている描写があり、そこから特にジャンプするような描写を書いていなかったので、下から振り上げるが自然なのかな……?ってそうに書いていました。

    こういう視点があるのは素晴らしいですね。バトルで大事なのは動きの流れを意識しているかどうかなので。バトル書きの素質あると思いますよ。

    >それならば、「高く飛び上がった」などの描写を直前に追加して、「振り下ろす」の方がいいのか?……普通に振り下ろすだけでも、いいんですかね?
    (描写的には振り下ろす、の方がカッコイイとは思ってます)

    飛び上がるのもありだと思います。躍動感が出ますし。
    ここら辺はキャラの個性、戦い方や魅せ方を踏まえるべきです。

    例えばこれがベテランとか渋めのキャラなら、低い姿勢から「斬り上げる」という攻撃もありえますね。


    ▶ 第1話~第5話について

    >言われてみれば、確かに書いていなかった……。確かに小説冒頭で、どんな人なのかどんな容姿か説明しますよね。

    とくに戦士の外見は能力や戦い方の説明も兼ねます。
    重いプレートメイルを着ているのか、軽い革鎧なのか、鎧を着ないスピードタイプなのか。どんな武器を装備してるのかなどなど。武器はファンタジーで大きな魅力の部分なので、描かないのはもったいないです。

    >私の語彙力の無さが原因です。あああ、ほんとお恥ずかしい……。

    こればかりは読書と場数あるのみです。

    >ここは、例えばですが……。
    >オリビアが家を追い出される際に、アテナから地図、またはメモなどを渡されていて、「それを宿屋のオーナーに見せろ」とかならスムーズに進むのかな?と思ったのですが、それではありきたりでしょうか?
    >後々話に出ますが、連絡手段が電話などがなく、手紙の郵送が主流。という情報も、序盤で出ていた方が「それならメモを渡すよね」になりますかね……。

    まあその方がスムーズですし普通ですね。そしてありきたりです。
    考え方としては、ここは見せ場ではないとして引き算し、宿屋に着くまではさっさと済ませて、その先の面白い展開まで急ぐか。
    もう一つは、その過程自体をエピソードと捉え、面白くなるよう作り込むか。

    例えばアテナのぶっきらぼうな性格、オリビアのお人好しぶりなどは早めに開示すべきですから、そこを取り入れると、私ならこんな感じにします。

    [メモの一つも渡されず、アテナに追い出されたオリビア。森の外に出たことのない彼女にとって、最初の町に向かうまでの道程すら冒険だった。そんなおぼつかない旅の途中、モンスターに襲われる旅団を難なく助けたオリビアは感謝され、街まで馬車に乗せてもらう。そこで街の話を色々教えられ、人の縁のありがたさを知る]

    [街に着いたオリビアだが、宿屋はおろか道の一つもわからない。だが門番がオリビアを呼び止め、宿屋に案内してくれる。アテナが事前にオリビアの人相を教え、案内を頼んでいたらしい。ぶっきらぼうなアテナの隠れた親心に、オリビアは胸が熱くなる]

    みたいな。
    キャラ紹介は会話だけでなく、どう動くかで示すのも大事。そのためには事件が必要です。アテナはぶっきらぼう設定なのに過保護が目立ちすぎなんです。







    >>「考えた時も…あったかもしれないね。だけどほら、私はもう…年寄りだから、後は若いもんに任せて。余生を楽しまないとね」
    >ここでのアテナは、魔王と昔何かしらの確執があり、もう出来れば自分は関わりたくない。という表現がしたいです。

    私がこの台詞を見て感じたのは「どこまで本気かわからない」でした。とくに後半部分。

    >アテナの描写がぼやけていて申し訳ないのですが、私が思っているアテナは強気でいつも堂々としている。

    強気で堂々とした性格の人が「私は年寄りだから余生を楽しむ」とか言わないでしょう。
    私なら、
    「今でも魔王なんざ一捻りさ。それじゃ若い世代が可哀想だから手柄を譲ってやるのさ」とかにします。

    >曲がった事が嫌いでぶっきらぼうだけど、実は優しい所もある。自分の抱える葛藤や弱さを人には見せられない。というキャラクターです。

    こういうキャラで有名どころだと、ラピュタのドーラとかですかね? ご存知なら意識されてみるとか。

    >アテナが魔王に会いたくない理由はあるのですが、序盤で語っていいのか迷います。

    不要だと思いますが、後々そうだったのかとわかるような台詞があれば玄人受けしそうです。


    >>「デリカシーがない」というキャラ付けの意図はわかりますが、酒場の(それもギルド的な)主人のキャラがそれというのは、激しい違和感があります。潰れるでしょそんな店。
    >確かに潰れるわ、って思いましたし、このツッコミも確かに!(笑)って思いました。

    私なら店主というか、ウェイトレスでこういうキャラを置きますかね。生意気で口さがないがとにかく美人な看板娘。女受けは悪いが可愛いので男ファンは多い。主人は寡黙な性格で料理がうまく、アテナと親友……みたいに分けそう。

    >さっきから確かに確かに、ばっかり繰り返したお返事ばかりですみません。全て納得、の一言です。

    批評した側としては、それが一番ですw

    >オリビアは、アテナに拾われてからは森育ちです。師匠が「あんなの全て、葉っぱだろ」と野草に関して知識を持っておらず、オリビアも知識はありませんでした。
    >基本的に食べれそうな魔物を捕獲して食べるか、アテナの昔のツテで誰かに食べ物を分けてもらっているとか、そういう設定で構築していきたいです

    これは私は反対ですね。
    森育ちで野草やきのこを採らない知識がないのは、どう考えても非現実的です。オリビアの性格的にも、薬になる草の知識があり仲間の手当てくらいできる、とかの方が活躍の幅が広がるのでは。

    アテナは肉が好きで野草は嫌っていたが、オリビアはどちらも食べていた、とかでよいのでは。
    宿屋でハーブに感動するのは、山にはハーブはなかったから、という設定にすればいいだけですしね。


    >>あと、この証はいわば身分証明、免許証のようなもののはずですが、普通に考えれば本人登録が必須だと思われます。
    >確かにそうですね。オリビアに行かせます!

    ド定番ですが、試験とか作ればエピソードになりますしね。



    ▶総評について


    >本作はキャラクターから作り出してしまっているので、そのキャラクターを動かすには、どんな物語なら話が進むだろうか。

    これはキャラ小説として間違いではないです。

    >本作に出てくるキャラクターのほとんどは、実際に職場にいる先輩や同僚たちをモデルにしています。
    >「あの人はこう言いそう」「こうやりそう」などと書いているうちに

    これも間違いではないです。私もよくやります。

    >無難に進められるルートを考えてしまっている事が問題なんだなと思いました。

    間違いはここだけです。
    キャラには試練を与えて、どんな風に反応し、乗り越えるかを書くべきです。それがキャラを活かすコツです。


    >>もう一つは「師匠に追い出された」がタイトルに偽りありなこと。
    >これに関しては弁解のしようがありません。
    >アテナには家で別れてもらおうと思います!

    はいw

    >アテナがついてくる事によって、彼女って昔は有名な剣聖だったらしいよ。という情報だったり、彼女自身がぶっきらぼうながらも優しさがあるキャラクターなので、街の人との繋がりも広く、人望もある。
    >という内容がタイトに書けるように頑張りたいなと思ったのですが、私が突っ走ろうとしている方向は間違えてないでしょうか?大丈夫でしょうか!?

    アテナは絶対についてきてはいけません。
    一人で旅立ったオリビアが何かにつけ、アテナを思い出し、そこで動かせばいいのです。

    わかりやすい例としては、「葬送のフリーレン」のヒンメル(勇者)ですね。あれは死んでますが、思い出だけで見せ場を作ってます。



    ・あらすじについて

    >他の作品との差別化という話がありましたが、今日ずっと仕事をしながら考えていたんです。私の作品と、他との違いを。
    >それはやっぱり旅をする仲間のキャラクターであったり、オリビアしか戦えないポンコツパーティーであること。
    >そのパーティーで、悲願である魔王を倒すこと。どうに倒すのだろう、と読者に思わせる事かなぁ……と、思いました。
    >(差別化として弱かったら、正気になれと殴りつけてください。)

    そうですね。そこの設定はオリジナリティがあると思いました。方向性はよいかと。ちゃんと面白く書けたなら読んでみたいです。

    >バトルファンタジーで、バトル描写が読みにくいのも致命的なので……。
    >結構、バトルシーンは多少長くなっても、繊細に書き込んだ方が良いでしょうか?
    >想像しやすくなるというか、描写によりけりなんでしょうけれど……。

    バトルにも色々あるので一概に言えませんが、読みやすさとわかりやすさを満たしつつ、どこまで凝ったアクションを書けるか、のバランスが肝心だと思っています。当然難しい戦いをわかりやすく描くには、高い文章力が必要になります。

    そこら辺のバランスは、プロローグくらいでちょうどいいんじゃないかと思いますね。ラノベファンタジーだと凝りすぎても読者が離れそうですし……さじ加減の難しい世界なんです。

    私は「神風VS」というバトル小説を連載中ですが、こちらは割り切ってひたすらバトルを描いています。一バトル一万字くらいかけてますが、これはもう自己満足と好きな人向けだと割り切っていますねw

    ・内容について

    >この展開の進まなさには、私も書きながらうーん。と思っていました。
    >この作品は、一度改稿しています。
    >一か月前に本作を投稿し始めた頃、「ゲームシナリオを読んでいるようだ」「独特な小説だ」とご指摘いただいたからです。
    >それが本作で、会話が多くなり、無駄に長ったらしくさせた、理由も一つになっているかもしれません。

    >そこまでタイトにしていいんだ!と最初読んだ時はびっくりしました。
    >でもよく考えたら、この作品が面白くなるスパイスは仲間たちの登場と加入であり、序盤はタイトめで良いんだ!と納得しました。

    面白いネタがなければ、ですけどね。
    面白くなる自信があるなら、話数を割く選択はあります。どちらを優先するかという問題はありますが。



    >>これはながら感想で書いたように、キャラの表記ブレが原因です。文章力によるミスもあるでしょうが、私が推理するに、夜月さんはキャラの性格や個性を固めきらないまま、それっぽいエピソードを思いついては、毎回書き下ろしているのでは、と。
    >その通りです。プロットを作ってあり、最終回はどうなるか。そこに辿り着くまでの大きなイベントは想定していますが、その中間の部分をしっかり固めないまま感覚で作っていました。
    >例えば、『オリビアは旅に出た→序盤で腹黒の王様に会いたい』と決めていたとして、その道中どうすれば、王様に会えるかなぁ……。という、ふわふわした雰囲気が文章にも現れていたんですね。

    先の展開との整合性も大事ですが、今面白くない話の先を考えても仕方ないです。まず今を面白くすることを考え、その延長上にイベントを考えるべきかと。きっちり計画を組むより、その場の流れで変えていくほうがドライブ感が出ますしね。ライトファンタジーなら、そちらのスタイルの方が向いてるかと。

    >毎日更新をしていたのは、毎日読みに来て下さる方がいらしたので、頑張っていましたが、そもそも面白いものが書けているかも分からないのに、ちょっと煮た即席カレーより、煮詰めた方が美味しいカレーになりますよね。

    毎日書けば人も集まるし、それはそれで価値があるとは思います。ただ、物語が終わったあと、残るのが誰も飲まないカレースープというのは、私個人考えとしては虚しいなあ、と。

    美味しいカレーを毎日出せるなら、それが一番ですけどねw


    >オリビアは自分の意志があります。優しくて誰かの為に役に立ちたいと考えています。
    >これは孤児で拾われてから、アテナに恩がある事で形成された性格かなと。

    そう書けばわかりやすいので、その軸が物語で伝わるような展開なり会話なりを作るべきですね。
    なんせ現状ではアテナ以外との絡みはほぼゼロです。「誰かの役に立ちたい」なんてシチュエーションは皆無でしたから。

    >先の話でオリビアを『極度のお人好し』と表現していましたが、改めて調べていたら、
    お人好しは決断力に乏しい。という記述を見つけたので表現を変えなきゃだなぁ。と思いました。

    これはお人好しでいいと思います。
    「いざとなれば決断できるタイプ」とかにすればいいだけです。人間性は一面である必要はないので。

    >投稿を始めて一か月経った、このタイミングで梶野カメムシさんと出会えて良かったです。

    そう思っていただけたなら幸いです。

    >30話を超えているので、少し時間はかかると思いますが、改稿したらまた報告に来たいと思ってます!
    >その際はまたビシバシと!(Mではありませんが……(笑))
    >よろしくお願いします!

    はい。報告を楽しみにしています。
  •  この度は貴重なご意見ご感想ありがとうございました。正直な感想を言ってしまいますと、ボロクソ言われる覚悟でしたので、思っていたより評価を頂けて驚いています。いい所も悪い所も指摘して頂いて自信が付きました。  

     実は、はじめの文章に魔法卵と世界観の説明を入れていたのですが、「こんな説明はいらない、後からキャラクターが説明するなら尚更」と云われてしまい、説明をごっそりと省いてしまい今の感じになります。それと、はじめのアカリの独り言もこうした方がいいと言うアドバイスを頂きまして、そのはじめのセリフに至りました。言い訳になってしまいましたが、どのアドバイスを参考にするかもちゃんと見極められなかった私のミスですね。改善します。


     シーニやリュイ先輩、マル、そして、クーの名前については、私が勝手な連想ゲームでそうなってしまいました。ロシア語で青という意味の『シーニー』と天才発明家という設定があるので、天才という意味の『ジーニアス』が混ざって『シーニ』という感じです。リュイは中国語で緑という意味の『リュイ』という感じです。マルもルーマニア語で林檎という意味の『マル』と『青りんご、赤りんご』という、意味を込めて丸内林檎(『マル』内『リンゴ』)という感じです。クーは『空色』って感じですね。 いや、勝手な連想ゲームなので伝わらないですよね(笑)。反省します。児童向けというなら尚更ですね。 これ以降出てくるキャラクター達もこんな感じなので、もっと伝わる様に務めていきたいです。

     それと、実は、この後キャラクター紹介を含めた話を10話までやってしまうので、そこが読者様が離れてしまう原因だとも理解しております。もうひとつの私の悪い癖ではあるのですが、登場キャラクターが多いいというものです。全て色んな『色』に絡めたり、一部、色被りを起こしてしまっているのも否めません。変に拘り過ぎた悪い結果ですね。そこの所もどうにか出来るように精進します。

     長々と書いてしまいましたが、今回、沢山のアドバイスのおかげで思ったよりも書けているのだと自信が付きました。ですが、ご指摘頂いた通り、全然、ヘタクソな部分もあるので、もっと上手く書ける様に、そして、色んな読者様に読んで頂ける様に精進していきたいと思います。この度は貴重なお時間を頂きありがとうございました。
  • >この度は貴重なご意見ご感想ありがとうございました。正直な感想を言ってしまいますと、ボロクソ言われる覚悟でしたので、思っていたより評価を頂けて驚いています。いい所も悪い所も指摘して頂いて自信が付きました。  

    いえいえ、お待たせしました。
    私は好きでボロクソ言う趣味はないので、よいと思った部分はできるだけ探して評価しますよ。限度を超えるとオブラートが切れるだけなんです。

    会話のセンスに自信がない様子でしたが、少なくともそこは問題視するレベルではないので、ご安心を。もちろん好みは人によってあるでしょうが。


    > 実は、はじめの文章に魔法卵と世界観の説明を入れていたのですが、「こんな説明はいらない、後からキャラクターが説明するなら尚更」と云われてしまい、説明をごっそりと省いてしまい今の感じになります。

    これはこれで間違ったアドバイスでもないと思います。
    問題はおそらく、「後からキャラクターが説明するから」の部分の対処を忘れている、または間に合っていないのではないかと。

    少なくとも魔法卵については、前段で触れる場面があるのですから、そこで「この世界ではどこでも浮いてるもの」的な描写か説明をすれば、それで済みますから。

    >それと、はじめのアカリの独り言もこうした方がいいと言うアドバイスを頂きまして、そのはじめのセリフに至りました。言い訳になってしまいましたが、どのアドバイスを参考にするかもちゃんと見極められなかった私のミスですね。改善します。

    これも同じです。
    あの台詞自体はそれなりに象徴的で、悪くはないんですよ。
    ただ、あの台詞が生きるような展開が続かないから、「何だったんだアレは」となり、一人よがりに読めてしまうんです。

    あの言葉が物語のテーマである、という方向に物語が向かっていれば、評価はかなり違ってると思います。まあ、あかりはアカじゃない方がいいと私は思いますが。

    > シーニやリュイ先輩、マル、そして、クーの名前については、私が勝手な連想ゲームでそうなってしまいました。

    ははぁ、なるほど。教えられてようやく理解しましたが、もうおわかりになられてるように、読者にわからないのでは意味がないですね。

    普通の小説の、単なる作者の隠し要素くらいならそれでいいですが、色がテーマである、とタイトルで示している以上、「どこが色なんだ」と読者に思われる時点で失敗ですから。特にマルなんかはアカでアカリと被りですしね。

    > それと、実は、この後キャラクター紹介を含めた話を10話までやってしまうので、そこが読者様が離れてしまう原因だとも理解しております。もうひとつの私の悪い癖ではあるのですが、登場キャラクターが多いというものです。

    別にまあ、話が面白いなら別にいいと思いますよ。
    ダメなのは、同時に大勢のキャラを場に出してしまうことで、これは煩雑になります。メインの三名+新キャラ1~2名くらいを回転させるなら、そこまで混乱はしないのでは。まあ先を見てないので想像ですが。

    >全て色んな『色』に絡めたり、一部、色被りを起こしてしまっているのも否めません。変に拘り過ぎた悪い結果ですね。そこの所もどうにか出来るように精進します。

    同じ赤でも20も30も呼び方はあるので、そこで名前縛りをすればわりと解決すると思います。別に色が魔法と関係してるとかでもないですし。

    > 長々と書いてしまいましたが、今回、沢山のアドバイスのおかげで思ったよりも書けているのだと自信が付きました。ですが、ご指摘頂いた通り、全然、ヘタクソな部分もあるので、もっと上手く書ける様に、そして、色んな読者様に読んで頂ける様に精進していきたいと思います。この度は貴重なお時間を頂きありがとうございました。

    こちらこそ、ご参加ありがとうございました。
    またわからないことがあれば、お気軽に質問してください。
  • おはようございます。ノエルアリでございます。
    この度は拙作に対する正直なご感想、ありがとうございました!どれもこれも的を射ており、感服の極みです。具体的な感想は仕事を終えた夜にまたお返しさせて頂きます!
  • >ノエルアリさん

    おはようございます。
    睡眠時間削って書いた甲斐があれば幸いです。

    今回は私も理解が及ばない部分があり、誤解が生じている可能性があります。納得いかない点があれば、改めて説明しますので教えてください。

    返事はゆっくりで構いません。お待ちしております。
  •  改めまして、この度は睡眠時間を削ってまでご感想、改善点などを頂きまして、ありがとうございました。
     
     今回、初めて梶野様のイベントに参加させて頂きまして、ただ感想を待つというのも違うような気がしましたので、何度か梶野様の作品を拝読致しました。さすが、批評されるに値する作品を書かれておりましたので、私の方もドキドキしながらも、楽しみに待っておりました。

     頂いたご指摘、改善点は真摯に受け止めております。サブタイトルまで考えて頂けて嬉しいです。

     私の課題は、ご指摘があった通り、説明不足、説明下手でして、そこは絶対そうだろうと思っておりました。

    >真の文章力というのものは、難しい言葉を使っているとかではなく、難解な設定や場面を誰もが読めるよう平易に直し、読者の疑問に先読みして答え、説明臭を消してエンタメに内包してしまう──という類のものだと私は認識しています。

     この言葉は的を射ており、私の方でも早急に改善致します。

    ・ キャラについて

     第2話目が【四面楚歌】のバトルシーンがあるものですから、彼の良さが伝わらず、感情移入しにくいものとなっています。ソカは正しくワトソン的立場であります。ただその意味からして、不運体質であることと、少し記憶が曖昧なところがありまして、彼の視点が読者視点となるように物語が進んでいくのですが、第一話だけでは分かりませんね。そこを含めて、第一話を書き直します。

     この作品は長編でして、物語の核となる「明正辞書」を創った男が神として描かれております。この男の謎を解くことが、物語上、最大のミステリー要素となっています。

    ・内容について

    「まあ、〈言葉〉あっての俺らだしな」→ご指摘がある通り、私もここはずっと引っかかっておりまして、〈言葉〉が何よりも価値があり、それこそ命そのものと表したかったのですが、何か違うニュアンスで表現し直します。やっぱり言われると思っておりました。

    ・第一話の依頼人【影】について
     
     ご指摘のある通りで、梶野様のおっしゃる通り、「喪失を乗り越える」というアピールを徹底した方が、よりエイのテーマに沿う――。こっちにすれば良かったです。【影】は自分が生まれてきた〈意味〉を取り戻すも、【扇影衣香】とは別人ですよね。今からでもその姿を【扇影衣香】に似せた【影】に変えていいものでしょうか?

    ・バトルについて

     ファッションバトル、まさしくそう。ここは梶野様の作品で勉強させてください。


    ・作品をわかりやすくするアイデアについて


    ■暴戻恣睢(ぼうれいしき):

    好き勝手に振る舞い、乱暴で残忍な様子。

    「暴戻」は乱暴で人としての道理から外れていること。

    「恣」はわがままであること。

    「睢」は怒ってにらみつけるいこと。または、好き放題に振る舞うこと。

     この表記、そのまま真似ても良いですか?めちゃくちゃ良いです!わざわざ調べて下さったのですね。本当にありがとうございました。

     この作品は、教育本にもなれば良いなと思い、四字熟語の解説、成り立ちなどを絡ませていきたいと思い、書き始めた作品です。私のテーマとも合致していますので、是非お譲り下さいませ。

    ・総評について

     私はまだまだ褒められたものではありません。それでも光るものがあると称していただき、ありがとうございました。どんなに辛辣なものも、真摯に受け止めております。

     小説を書くことは本当に楽しくて、それでも読者に伝わらないのであれば、それは独りよがりですよね。私は作家になる夢があるので、万人に受け入れられる作品を書かねばと思うのですが、まずは頂いた改善点を見直し、物語の構想を練り直します。

     頂いたご感想は、本当にこの作品と本気で向き合って下さったのだと伝わってきました。私も何かしら正解を掴みかけてはいるのですが、まだまだ曇りがちであります。また個別に相談させて頂いても宜しいでしょうか?

  • >改めまして、この度は睡眠時間を削ってまでご感想、改善点などを頂きまして、ありがとうございました。

    どういたしまして。すでに眠いです。
    この返信書いてからちょっと寝ようと思います。
    朝までに次の感想を書かなければ。
     
    >今回、初めて梶野様のイベントに参加させて頂きまして、ただ感想を待つというのも違うような気がしましたので、何度か梶野様の作品を拝読致しました。さすが、批評されるに値する作品を書かれておりましたので、私の方もドキドキしながらも、楽しみに待っておりました。

    お褒めいただき、ありがたい限りです。
    雑食なので色んなジャンルに手を出してはいますねw

    >頂いたご指摘、改善点は真摯に受け止めております。サブタイトルまで考えて頂けて嬉しいです。

    サブタイトルは忘れてください!w

    >私の課題は、ご指摘があった通り、説明不足、説明下手でして、そこは絶対そうだろうと思っておりました。

    そうですね。
    そこが改善されたら、話の透明度がぐっと違ってくると思います。

    >・ キャラについて

    > 第2話目が【四面楚歌】のバトルシーンがあるものですから、彼の良さが伝わらず、感情移入しにくいものとなっています。ソカは正しくワトソン的立場であります。ただその意味からして、不運体質であることと、少し記憶が曖昧なところがありまして、彼の視点が読者視点となるように物語が進んでいくのですが、第一話だけでは分かりませんね。そこを含めて、第一話を書き直します。

    なるほど。
    それならバトル的な見せ場でなく、人間的な魅力を打ち出すとかでもありですね。
    一話ではランマとの会話も、わりと突っ込みに徹しすぎていて、二人の絆的な表現はなかったので、ランマからソカ、或いは逆方向の気持ちや思い、関係性を匂わせる場面を追加してもいいかもしれません。

    もしくはエイの復活に際して、具体的な解決はランマがするにせよ、オウショウに憤り、エイを懸命に救おうとがんばる部分をソカに担わせるとか。あの場面では、ソカはほとんど聞き役でしたから。

    > この作品は長編でして、物語の核となる「明正辞書」を創った男が神として描かれております。この男の謎を解くことが、物語上、最大のミステリー要素となっています。


    確かに、そんな感じの締め方でしたよね。
    あそこはミステリアスなままで正解だと思います。

    >・内容について

    >「まあ、〈言葉〉あっての俺らだしな」→ご指摘がある通り、私もここはずっと引っかかっておりまして、〈言葉〉が何よりも価値があり、それこそ命そのものと表したかったのですが、何か違うニュアンスで表現し直します。やっぱり言われると思っておりました。

    もう一度読み返してきましたが、やはり何を受けての言葉か不明ですね。前の説明部分を、〈言葉〉が関係する内容に変えれば解消されると思います。

    >・第一話の依頼人【影】について
     
    > ご指摘のある通りで、梶野様のおっしゃる通り、「喪失を乗り越える」というアピールを徹底した方が、よりエイのテーマに沿う――。こっちにすれば良かったです。【影】は自分が生まれてきた〈意味〉を取り戻すも、【扇影衣香】とは別人ですよね。今からでもその姿を【扇影衣香】に似せた【影】に変えていいものでしょうか?

    先にエイがどれくらい登場するかにもよりますが、「カラーでないと不味い」という展開がないなら、変更した方がよいと私は思います。キャラのテーマに関わる話なので。

    >・バトルについて

    > ファッションバトル、まさしくそう。ここは梶野様の作品で勉強させてください。

    「神風VS」をお勧めします。(宣伝)
    https://kakuyomu.jp/works/16816452218942009810

    短編がいいなら、
    「オレは生きのこる。ただそれだけのこと。」が、ほぼバトルのみです。ガンアクションですが。
    https://kakuyomu.jp/works/16817330663126640481

    必ずバトルをしっかり書くべしとは思いません。
    物語には尺がありますから。
    ただ、バトルする展開になったら、ワンシーンくらい「これは」と感じるこだわりを見せるべきです。それは次の期待値に継がるので。(バトル好きの意見)

    >・作品をわかりやすくするアイデアについて

    >■暴戻恣睢(ぼうれいしき):
    >好き勝手に振る舞い、乱暴で残忍な様子。
    >「暴戻」は乱暴で人としての道理から外れていること。
    >「恣」はわがままであること。
    >「睢」は怒ってにらみつけるいこと。または、好き放題に振る舞うこと。

    > この表記、そのまま真似ても良いですか?めちゃくちゃ良いです!わざわざ調べて下さったのですね。本当にありがとうございました。

    ちょっとググって形を整えただけですが、それっぽくなるでしょ。漫画だとよくありますが、小説でも割り切って出せば映えると思うのです。【辞書世界】なら特に。

    > この作品は、教育本にもなれば良いなと思い、四字熟語の解説、成り立ちなどを絡ませていきたいと思い、書き始めた作品です。私のテーマとも合致していますので、是非お譲り下さいませ。

    どうぞどうぞ。好きなように使ってください。
    基本的に私の出したアドバイスやアイデアは、そのまま使ってもらっても無視されても構わないというスタンスです。どちらかと言えば使ってもらえる方が嬉しいくらいです。

    >・総評について

    > 私はまだまだ褒められたものではありません。それでも光るものがあると称していただき、ありがとうございました。どんなに辛辣なものも、真摯に受け止めております。

    いえいえ。ただの本音です。
    文章は一朝一夕に上手くなるものではないですから、意識して書き続ける、それしかないのですよ。

    > 小説を書くことは本当に楽しくて、それでも読者に伝わらないのであれば、それは独りよがりですよね。私は作家になる夢があるので、万人に受け入れられる作品を書かねばと思うのですが、まずは頂いた改善点を見直し、物語の構想を練り直します。

    プロになりたいなら、独創性と読みやすさを両立しないといけませんからね。
    ラノベには文章力はいらないという話も聞きますが、確かにステレオタイプの軽い話を書くならそうかもしれません。
    でも、もっと高度で複雑な内容やテーマを描きたくなった時、文章力は必ず必要になります。私にしてもまだまだ道半ば……いやちょっと踏み込んだ程度なのです。

    > 頂いたご感想は、本当にこの作品と本気で向き合って下さったのだと伝わってきました。私も何かしら正解を掴みかけてはいるのですが、まだまだ曇りがちであります。また個別に相談させて頂いても宜しいでしょうか?

    いつでもどうぞ。
    真面目に小説を書く人相手なら、幾らでも相談に乗りますよ。
  • 精密な感想、ありがとうございます!
    ここまでボロクソにぶっ叩かれる感じ。それこそ私が求めていたものです。
    今風にいえば"刺さる人には刺さる"作品。
    それを著し、そして自身の狙いや意図が食い違った場合、いったい読者さんにどのような印象を与えるのか。

    このたびは拙作を読んでいただき、かつ偽らざる「本音」をぶつけてくださり誠にありがとうございました。
  • >電咲さん
    まずはお疲れさまでした。ボロクソですみません。

    いや、そういう話はしていません。
    例え普段自分の触れないジャンルでも、水準以上であれば伝わりますし、わからないなりに評価します。
    そういう人が「刺さる人には刺さる」というなら理解もします。

    その水準以下、センス以前の問題だから、ここまで言っているんです。本音なので。

    もちろんウェブ小説ですから、何を書こうと作者の自由です。
    「刺さる人には刺さる」ことも事実でしょう。どんな作品でも、この世の誰かしらには刺さるものですから。

    ただ私の経験上、「刺さる人」向けに書き出したら、そこで成長は止まります。成長要りませんもの、それ。

    「上達など望まない」「好きな作品を好きなように書きたい」という方向も駄目とは言いませんが、この手の企画とは真逆の思想なので、同好の士を探した方がよいと思います。

    今作の改善案は考えはしたものの、おそらく望まれないと判断し、感想には書きませんでした。もしいつか、知りたいと思う日が来たら、ここに来てください。うちのアフターサービスに期限は切っていませんので。
  • >梶野さん
    先ほどの場違い、大変失礼いたしました。

    >今作の改善案は考えはしたものの、おそらく望まれないと判断し、
    いえいえ、そんなことはないです!
    改善案をいただけましたら幸いです。
  • >電咲さん

    別に改善案を話すのは構いませんが、私はまだその時ではないと感じます。おそらく長々と書いても「そうなんですね、ありがとうございました」と流されて終わるだろうと。

    貴方は私の感想に何ら反応していませんし、反論もしません。
    例えば「何故、主人公は殺し屋なのに根城の鍵から売るのか」と私が書いた疑問に、納得するでも「その指摘は違う」と言い返すでもない。つまりは聞き流しているのです。

    そんな相手に、わざわざ時間を割いても無駄の一言です。
    改善案というものは、指摘を受け入れ、改善したいと思う人のために考えるものです。改善する気が見られない人に長々と書いても無意味なのは自明の理。

    貴方が私の指摘に納得されていないのは、文章からはっきりと伝わります。「知りたいと思う日」は今ではありませんし、いつかその日が来ればよい、と思っています。
  • >梶野さん

    梶野さんご自身が「改善案」があると書いておられる。そして私は、梶野さんが拙作をどのように再描出するのだろう、という純粋な興味で提案いたしました。他意はございません。
    つまり、この作品に関して他の方が書いた、いわば"二次創作"にあたる作品を読みたい。その気持ちで返信させていただきました。

    >おそらく長々と書いても「そうなんですね、ありがとうございました」と流されて終わるだろうと。

    過去に一度もありません。すべての感想、および批判に真摯に対応しています。

    >私の感想に何ら反応していませんし、反論もしません。
    反応しています。
    反論することが前提条件ならば、それを明記してください。

    >つまりは聞き流しているのです。
    これも「?」。
    自分自身が求めた感想を聞き流すことはあり得ない。
    指摘内容については納得し、胸中におさめているだけのことです。

    凄絶な批評文をもらい、小躍りしていたところに冷や水を浴びせかけられた気分です。
    もしあなたが同じ身に晒されたら、どう思われますか?

    さて。
    >まだその時ではない
    などという稚拙な言い訳をせず、「改善案」を出してください。
  • >電咲さん

    >梶野さんご自身が「改善案」があると書いておられる。そして私は、梶野さんが拙作をどのように再描出するのだろう、という純粋な興味で提案いたしました。他意はございません。
    >つまり、この作品に関して他の方が書いた、いわば"二次創作"にあたる作品を読みたい。その気持ちで返信させていただきました。

    私は指摘した問題点の改善案を考えただけです。
    それを「二次創作」と受け止められていることからも、貴方に改善する気はないと判断できます。

    >>おそらく長々と書いても「そうなんですね、ありがとうございました」と流されて終わるだろうと。
    >過去に一度もありません。すべての感想、および批判に真摯に対応しています。
    >反応しています。
    >反論することが前提条件ならば、それを明記してください。

    そうですか。
    私には貴方のお返事はそう読めたので。

    >これも「?」。
    >自分自身が求めた感想を聞き流すことはあり得ない。
    指摘内容については納得し、胸中におさめているだけのことです。

    納得されているなら、何も問題はありませんね。
    改善案も必要ないでしょう。

    >凄絶な批評文をもらい、小躍りしていたところに冷や水を浴びせかけられた気分です。
    もしあなたが同じ身に晒されたら、どう思われますか?

    他の方をご覧ください。小躍りせずとも、貴方とは違う反応をしていると思いませんか?

    私ならこちらの考えを述べ、徹底的に話し合って理解を深めます。その上で相容れないなら仕方ない。それだけの話です。

    >さて。
    >>まだその時ではない
    >などという稚拙な言い訳をせず、「改善案」を出してください。

    感情が漏れ出ていますよ。お茶でもどうです?
    毎年一人か二人、こういう方がおられるので常備してるんです。

    私は仕事で感想や改善案を書いてるわけではありません。結構な時間とカロリーを消耗するので、誰をお客にするかくらいは選ばせてもらいます。
    その口ぶりからも、本当に改善案を聞きたいわけではないことが感じ取れますしね。

    私に改善案を出す能力があるかどうかは、この企画を見届ければわかる話だと思います。

    これ以上は水掛け論ですし、次の感想が待っていますので失礼します。
    たまに参加作を見に行きますので、「批判への真摯な対応」を期待していますね。
  • 梶野さまこんばんは。
    この度は拙作に対する丁寧な感想を綴っていただき、ありがとうございます。とても勉強になりました。
    特にバトル描写は苦手で、どうしたものか……と常々うんうんと頭を悩ませていたので本当に助かります。
    あとシンプルに誤字がありましたね、すみません直します(汗)

    珊瑚の学名を考えるのはとてもよいアイデアですね。採用させて頂きます。
    また珊瑚症の脅威を早くに描写するのも世界の危機感を伝えるのに大事ですね。
    以下、感想に対するコメントを返させていただきます。

    >細かな部分ですが、廊下でこういったプライバシー情報に関わる長話をするものかな、と〜
    >ここも「窓から隔離病室の中が丸見えなの?」と疑問です〜

    ここは私の通院の実体験からきていますね。昔、病棟の受付のすぐそばにある病室に、身内が重症患者として入院していた事があるのですが、大きな窓がついていて廊下から丸見えでした。
    後は演出の都合ですね。診察室では身内を室内に置いて離れられないので…退室させる作業が入ってしまう…。そして他の場所に移動させると、その移動先の描写を挟む必要もでてくるので廊下に母親を固定させてしまいました…。

    >小説では漢字から受け取る印象が非常に強いので、私なら「菌枝」と造語を作ってしまいます。

    正確には菌糸ではなく【子実体】ですしね。いわゆるキノコ🍄
    語感がちょっとアレかなと思い菌糸に統一していましたが、これはアイデアひねって考えてみます。

    >費用について知りたいですね。

    この辺は書くとくどいかなと思い飛ばしました。

    >私ならここは
    [……永遠に未来を待てるわけではないが。]

    この描写よいですね、採用させて頂きます。
    また拙作ではコールドスリープをしていても亡くなる事がある設定なので、その辺の説明を入れようかと思います。

    >強制処置の法律が出来てるはずです。危なすぎる。

    実際できてますね。

    >「通常の感染は進行が遅く薬で抑制が効くが、ステージ5の感染者から直接感染すると即ステージ4になる」〜

    おっしゃる通り、感染者から直接感染者した場合ノータイムでステージ5になります。また子供の方が進行が早い設定もあります。
    珊瑚は胞子感染する事も含めて、この辺の説明も付け足しますね。

    >文章が重いと感じたら、重要度の低い形容から削った方がリーダビリティが上がります。

    ダイエットしなければ……!

    >セレンに実はスパイとかの設定でなく「思いつきでつい見てしまった」という場面なら〜

    確信犯(誤用)です。彼は確固たる意思でプライバシー侵害しています。

    >「そういうところ、好きですよ」は、私なら削ります。

    あぁっ、セレンの口癖がっ。
    くどかったですかねぇ?

    >面会時間は過ぎてるはず。

    付き添いで残っている説明付けたしますね。

    >鎮静剤で寝ているので、会話は現実的でないような。

    (勝手に)鎮静剤抜くんで問題ないです。この辺は4話で書かれますが先に書いた方がいいですかね?

    >私なら「紅石ルビー」とか宝石の表現にします。

    薔薇の如き〜の薔薇は参考書の記述を採用していますね。ニコチンはある鑑別方法を用いると『バラ色を呈する』ので。

    >「あ゙ぁ゙?」

    これはニコチンの口癖ですね…。

    あと全体的に珊瑚の描写がわかりにくいですね。練り直します。

    >ちょっと威力強すぎますね!
    毒いらないのでは、これ。

    生物兵器なもので……。

    >私なら「脱げ」って言いますね。

    すみません笑ってしまいました。
    脱がなくとも珊瑚はウミヘビを狙わないんで(※天敵だから)消去法でモーズが標的になるんですが、その辺を示唆する台詞を加えようかなと思います。

    あとセレンは毒してはマイナーかつ人名として違和感がないので最初に登場させました。
    ちゃんと仕掛けが機能したようでよかったです。

    総評について
    サブタイトルのセンス…頑張って磨きます…。短編含め短く表現するのが苦手なもので…精進します…。

    >銃の威力について
    難しいですね。リロードの必要がない。威力が高い。急所を狙わなくとも、頭が吹き飛んでも動く感染者でもウミヘビならば即座に毒殺できる。が特徴の一つなので。後に抽射器を紛失した場合の展開もでてきますし、生物兵器として凶悪な事で一悶着も起こる。
    ただ毒にもっとフォーカスを当てられるよう工夫しますね。直ぐには思い付きませんが練り練りしますっ。
    あと明確に人間には扱えない武器、という描写として銃口が塞がっています。抽射器の発砲描写ももっと工夫しますね。

    >作劇の基本は出来ているので、次の課題はどんなオリジナリティを盛り込むかでしょう。特に能力バトルでは。

    はい。とても勉強になりました。
    梶野さまの「自分ならこう書く」を大いに参考にし、後日みっちりブラッシュアップしようと思います。
    この度は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。
  • >天海さん

    こんばんは。
    この度は企画へのご参加ありがとうございました。

    >特にバトル描写は苦手で、どうしたものか……と常々うんうんと頭を悩ませていたので本当に助かります。

    がんばって書こうとされているのは読んでいて伝わりましたよ。
    私はバトル好きなので応援したいところです。

    >珊瑚の学名を考えるのはとてもよいアイデアですね。採用させて頂きます。
    >また珊瑚症の脅威を早くに描写するのも世界の危機感を伝えるのに大事ですね。

    採用万歳。

    >ここは私の通院の実体験からきていますね。昔、病棟の受付のすぐそばにある病室に、身内が重症患者として入院していた事があるのですが、大きな窓がついていて廊下から丸見えでした。

    なるほど。実体験があるなら。
    専門病棟ですしね……

    >後は演出の都合ですね。診察室では身内を室内に置いて離れられないので…退室させる作業が入ってしまう…。そして他の場所に移動させると、その移動先の描写を挟む必要もでてくるので廊下に母親を固定させてしまいました…。

    読み返してきましたが、ここはさして手間をかけず変更可能ですね。

    診察室で母親と会話→母親を室外へ送り出す→母親、扉の外で泣き始める→場面転換

    母親でなくモーズを固定させればよいのです。


    >正確には菌糸ではなく【子実体】ですしね。いわゆるキノコ🍄
    語感がちょっとアレかなと思い菌糸に統一していましたが、これはアイデアひねって考えてみます。

    エンタメでは正確さより面白さですからね。
    「子実体」より「菌糸」の方が恰好がつくのは異論ありませんが、あれだけ多様に使うとなると、「糸」のイメージが邪魔になるという話です。

    >この辺は書くとくどいかなと思い飛ばしました。

    確かに、ここで絶対説明が必要ではありませんしね。

    >この描写よいですね、採用させて頂きます。
    また拙作ではコールドスリープをしていても亡くなる事がある設定なので、その辺の説明を入れようかと思います。

    採用万歳2。
    なるほど、そういう設定なら。

    実際のところコールドスリープの寿命ってどうなんでしょうね。解凍技術の方が難しいとか見た気がするんですが。

    >>強制処置の法律が出来てるはずです。危なすぎる。
    >実際できてますね。

    あ、なら「隔離入院を拒んだ患者」というのは、強制処置を拒んだという意味なんですかね。
    それこそ衛生部隊みたいなのが確保しに来るイメージでした。

    >おっしゃる通り、感染者から直接感染者した場合ノータイムでステージ5になります。また子供の方が進行が早い設定もあります。
    >珊瑚は胞子感染する事も含めて、この辺の説明も付け足しますね。

    いいと思います。
    詳しく書かずともニュアンスが伝われば十分なので。

    >ダイエットしなければ……!

    ハードなダイエットまでは必要ないんですけどねw
    あと少しだけ、気を付ければ。

    >確信犯(誤用)です。彼は確固たる意思でプライバシー侵害しています。

    理解。

    >あぁっ、セレンの口癖がっ。
    >くどかったですかねぇ?

    これもダイエットのつもりでしたが、口癖とか意味があるならよいかと。三話までだと、重要性がわからないので。

    >(勝手に)鎮静剤抜くんで問題ないです。この辺は4話で書かれますが先に書いた方がいいですかね?

    鎮静剤って、抜いてもすぐには目が覚めないイメージでしたが、そうでもないんですかね?

    うーん、そこまでここで説明するとくどいですね。
    先の展開がわからないので自然に見える改善案を出しましたが、会話が必須ならこのままでいいと思います。

    >薔薇の如き〜の薔薇は参考書の記述を採用していますね。ニコチンはある鑑別方法を用いると『バラ色を呈する』ので。

    なるほど。理由は納得ですが、私ならやはり宝石にします。
    まあここは作者の選択と言うことで。

    >>「あ゙ぁ゙?」
    >これはニコチンの口癖ですね…。

    あっ!!!
    何かおかしいと思ってましたが、これ、ブラウザ次第で文字化けするようです。

    感想書く際はスマホのGoogleChromeで読んでたのですが、そちらでは×が入った□が四つ並んでいました。だから「何故?」と。

    今、PCから見たらちゃんと読めました。
    ですよね……なんでこんな宇宙語みたいなのを選んでるのかと……!

    「あ゙ぁ゙?」なら問題ありません。
    ですが、ブラウザで文字化けする問題は対応した方がいいかもですね。

    >生物兵器なもので……。

    わかりやすく言えば、「毒牙を持つヒグマ」状態なんですよ。
    殴ったら相手は死ぬのに毒の牙いる?みたいな感じ。

    >すみません笑ってしまいました。
    脱がなくとも珊瑚はウミヘビを狙わないんで(※天敵だから)消去法でモーズが標的になるんですが、その辺を示唆する台詞を加えようかなと思います。

    くっ、採用して欲しかった……!w

    ああ、なるほど。
    そういう理由があるなら、説明すれば十分ですね。

    >あとセレンは毒してはマイナーかつ人名として違和感がないので最初に登場させました。
    >ちゃんと仕掛けが機能したようでよかったです。

    はい。見事に忘れてました。

    >サブタイトルのセンス…頑張って磨きます…。短編含め短く表現するのが苦手なもので…精進します…。

    サブタイトルはセンス要りますよね。
    私もあんま自信がありません。

    >銃の威力について
    >難しいですね。リロードの必要がない。威力が高い。急所を狙わなくとも、頭が吹き飛んでも動く感染者でもウミヘビならば即座に毒殺できる。が特徴の一つなので。後に抽射器を紛失した場合の展開もでてきますし、生物兵器として凶悪な事で一悶着も起こる。

    まあ長編でこれだけ進んでいる内容で、標準装備だろうアイテムの設定変更は大工事でしょうし、無理はいいません。

    ただ読者的には「物理的な攻撃ではどうにもならないが、毒なら殺せる」という敵が理想的なんです。
    だって物理で殺せるなら、ウミヘビでなくていいわけですから。

    リボルバーを提案したのも、制限がかかる分、それでも勝てるというニコチンの凄腕の方がアピールできるからです。
    まあリボルバーでなくても、何かしら弱みを作っておくことがバトルを盛り上げるコツですね。

    >ただ毒にもっとフォーカスを当てられるよう工夫しますね。直ぐには思い付きませんが練り練りしますっ。

    がんばってください。
    毒ネタはスットクが一本あるくらい大好きなんです。

    >あと明確に人間には扱えない武器、という描写として銃口が塞がっています。抽射器の発砲描写ももっと工夫しますね。

    ちなみに今の私のイメージだと。昔のSFとかでよく出て来た、先っぽが丸いビーム銃ですね。撃ったら電撃みたいなビームがビビビと出るやつ。

    さすがに毒とビームは繋がりが謎なので、どうやって撃ってるのかは是非知りたいところです。多少無茶な設定でもいいので。

    >はい。とても勉強になりました。
    >梶野さまの「自分ならこう書く」を大いに参考にし、後日みっちりブラッシュアップしようと思います。
    >この度は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。

    お役に立てましたら、何よりです。
    また何か相談したいことがあれば、いつでもどうぞ。
  • あ、先程のコメントに書き忘れてた事がありました。折角ですので追記を。
    タイトルの《ウミヘビのスープ》は水平思考クイズ「ウミガメのスープ」をもじったものになります。また《ウミヘビ》は猛毒を持つ海蛇と、ヒュドラを表すうみへび座を由来としています。
    しかしその元ネタを知らなくとも受け入れられるタイトルになっていた、とわかってよかったです。
  • >天海さん

    あ、流石に「ウミガメのスープ」は知ってます。ネット遊びで問題作る側をやってたこともありますw

    ウミヘビ座=ヒュドラの方は初耳でした。そっちから来たウミヘビなんですね、なるほど。

    私は「アスクレピオスの杖」の蛇なんかも、上手いことテーマに引用できそうかなとか、勝手に思っていましたw
  • 梶野さま
    追記にもコメントありがとうございます。
    流石に知っていましたか、有名ですものね。

    アスクレピオスのモチーフは既に採用していまして、1ページ目に書かれている《オフィウクス・ラボ》の「オフィウクス」は蛇遣い座の英語での呼称で、この蛇遣いはアスクレピオスの事をさしています。
    またアスクレピオスの杖に巻き付いている蛇は「クスシヘビ」いう種類の蛇なのですが、その名称もラボに所属する研究員に使用しています。
    戦闘員がウミヘビ、研究員がクスシ(ヘビ)といった具合です。

    すみませんつい元ネタトークを。
    他の方のアドバイスも読んで勉強させていただいております。
    今後の更新も楽しみにお待ちしております。勿論、梶野さまの無理のないペースで。
  • >天海さん

    確かに「タイトルについて」で言及しませんでしたからね。
    有名だし見たら誰でもわかると思ってたので、ついスルーしてしまいました。

    ああ、なるほど。そっちの元ネタに繋がってるわけですね。
    そこまでは知りませんでした。奥が深くていいネーミングだと思います。

    応援ありがとうございます。
    目標十月内完走です。すでに無理がありありですが、ペースを落とさぬようがんばりますので。
  • 梶野カメムシさん、今晩は。
    企画進行中のお忙しい所、すみません。

    参加者「2」の夜月透です。

    梶野さんが「自分なら1万字で、キャラ紹介、旅立ちから初クエストまで書く」と仰っていたアドバイスを参考にして、序盤〜5話までをかなり改稿をしました!

    改稿前は、旅立ち~初クエスト完了まで、15話前後かかっていましたが……(ゾッとする遅さ)

    改稿後は、冒険者になる為の試験エピソードを盛り込み、1話~5話でキャラ紹介と旅立ち、試験合格。という、タイトな物に出来たかなと思います!

    (もっと短くもできたのでしょうが、1万字は少し超えてしまいました……)

    その後のエピソードも模索しながら改稿している途中です。

    今まで細かい所まで全て物語として書いていた事が癖づいてしまっているのか、一度出来ている物語をタイトに収めながら進める事が難しく、難航しています。

    書き直しながら進めるよりも、筋を通しながらフラットな気持ちで進める方が向いているのかなぁ……と、悩んでいます。

    それとキャッチコピーなどは、梶野さんはどうに考えていらっしゃいますか?

    『印象強いフレーズ』『キャッチコピーの考え方』など調べていますが、しっくりくるのが思い浮かばず、どうに先輩方が考えているのか教えて頂きたいです。

    企画が終わるまで待てますので、お時間ある時にお返事いただけたら嬉しいです。

    よろしくお願いいたします!
  • >夜月さん

    お、こんばんはです。

    >梶野さんが「自分なら1万字で、キャラ紹介、旅立ちから初クエストまで書く」と仰っていたアドバイスを参考にして、序盤〜5話までをかなり改稿をしました!

    おお。なかなかのスピード感。お見事です。

    >改稿前は、旅立ち~初クエスト完了まで、15話前後かかっていましたが……(ゾッとする遅さ)

    意識して書くと、全然違うでしょう?w
    一度気が付いてしまえば、「何故こんな書き方を……」となるものです。一つ成長されたということで。

    >改稿後は、冒険者になる為の試験エピソードを盛り込み、1話~5話でキャラ紹介と旅立ち、試験合格。という、タイトな物に出来たかなと思います!
    >(もっと短くもできたのでしょうが、1万字は少し超えてしまいました……)

    ふむふむ。読んでみないとわかりませんが、少なくとも改稿前よりは確実に密度が上がってそうですね。

    >その後のエピソードも模索しながら改稿している途中です。
    >今まで細かい所まで全て物語として書いていた事が癖づいてしまっているのか、一度出来ている物語をタイトに収めながら進める事が難しく、難航しています。

    ふむふむ。まあ再構成というのは、自分の中で計算して物語が組めてこそ成立するものですからね。
    つまり、全体的に俯瞰(上から見る)して、何が必要で何が不必要か、優先順位を決めてから削っていく作業なので。

    >書き直しながら進めるよりも、筋を通しながらフラットな気持ちで進める方が向いているのかなぁ……と、悩んでいます。

    真面目な作者さんには、第二稿として最初から書き直す人もおられますね。最初の原稿を下敷きにして。
    直すのが難しければ、そちらの方がいいかもしれません。
    作業量は増えますが、元の原稿があるのでスピードは速いですし、急がば回れな面もありますから。私は滅多にやりませんが。

    >それとキャッチコピーなどは、梶野さんはどうに考えていらっしゃいますか?

    ぶっちゃけキャッチコピーの良し悪しはセンスの方が大きいので、これがベスト!とかはないのです。「これはない」はあるんですが。

    キャッチコピーを勉強したければ、本屋に行きましょう。
    そこで小説でも漫画でもいい。本の帯とキャッチコピーを片っ端から見て、気に入ったものをメモるなりスマホで撮るなり(怒られない程度に)してみましょう。段々、夜月さんなりの「こういうのがかっこいい」というものが見えてくると思います。

    「まずは模倣から」は創作の基本です。

    >企画が終わるまで待てますので、お時間ある時にお返事いただけたら嬉しいです。

    今はちと厳しいですが、企画終わった後、必ず読みに行きます。
    企画程細かくは書きませんが、感想も。
    相談が続くようなら、専用ノートも用意しますしね。

    それでは、改稿がんばってください。
    私も死ぬ気で感想の続き書きます!
  • カメムシさんこんばんは。この度はこの様な企画の開催、ありがとうございます。
    バトル、かなりがんばったつもりだったのですが、まだまだでしたね。
    まだ伸び代があると、前向きにかんがえております。

    以下、感想の反応です。

    >(10/1)
    これは一体……?
    日付じゃなさそうですし。

    >ミスです。(1/10)と書こうとしました。

    >彼の命能力は私が奪う事になった。
    >設定が見えてこないので確実なことは言えませんが、私ならこのルビは
    [能力いのち]にします。
    原則として、漢字をルビに使うのは違和感が先立つので。

    >ここの語り手はシスターです。
     シスターの能力は『殺した人の能力を奪える』いわば強奪です。
     主人公に言わなかったのは「『殺人鬼』呼ばわりされたくなかったから」です。

    今現状で描写したシスターの能力(強奪によって奪った物)

    1、触れた人の心が読める。
    2、相手の能力の弱点が分かる。
    3、目隠しをすると五感(視覚以外)が5倍になり、三人称で自分を見れる様になる。
    4、1〜2時間後の未来が見える。(秒でも出来る)
    5、次元格納庫に物を仕舞える。

    位です。

    >身長は160cm位とやや高く、妖艶だ。
    年齢にもよりますが、女子高生の平均は157くらいなので、高低に触れるほどの話でもないと感じます。身長を書けば十分かと。
    「妖艶」は女子高生のイメージにそぐわな過ぎて、よほど追加で描写をしなければ違和感まっしぐらです。

    >彼女は高校生では無いという設定にした(つもり)だったのでこの描写を入れてみました。

    > 突如言われた彼女の言葉に俺は思わず固まり、数秒考えた後やっと出た言葉が
    >「……は?」
    > だった。

    なんというか、恐ろしく展開が遅いですね。
    会話の内容が薄く、面白みがないのも気になります。
    せめて会話劇で楽しませる意識が欲しいところです。

    >頑張ります。

    >「っあ、そうだった」そう言い、

    こういう台詞の下に地の文を続ける場合、私は文頭一マス開けない様にしています。国語的に正解かはわかりませんが、普通の台詞と同じ扱いですね。台詞でないカッコなら開けますが。

    わかりました。空白消します。

    >『弱点無し』の新メンバーだよ」
    チーム名が『弱点無し』のようです。

    >ここは声を大にして笑いました。後で直します。

    >「そこは大丈夫、君は絶対入るから」
    >そう言い、シスターは全てを見透かすような青い瞳をこちらに向け、綺麗な笑顔を見せた。

    ここの傍点は「わかってる」のサインですが、回答がありません。
    後に説明される彼女の能力は読心ですが、主人公は内心で入るとは考えてもいません。予知能力ならわかりますが。

    >予知能力を上げてもらえて良かったです。狙い通りの事が出来て良かったです。

    >「んー、強いて言うなら『これから分かるよ』かな」
    >「うわ、また出た」

    読者もそう感じ始めてますよ。じらすなと。
    いいからさっさと話を進めてくれと。

    >シスターの口癖を「これからわかるよ」にしたいんですが、じらすのは悪いでしょうか。
     それかめっちゃ文字削るか。

    >「よくある事だよ。キウイちゃんは感情の起伏が激しいんだ」
    > そう言うと、シスターはカップにポットに入った紅茶を注ぐ。
    >「は、はぁ……?」

    ううーん、何とも面白みのないやりとり。
    かと言って実があるわけでもなく、虚脱感を伴います。

    >(会話力の)強化を行います。

    >「あれ、この空気って私が作った訳ですよね、よってこうなったのは私が悪いのでは、いや、実はそのアストと言う人は私の事邪魔だと思ってて私初対面の人の前で変な喜び方しちゃったし……うう、お腹痛くなって来ました。トイレ行ってきます」

    こういうキャラはたまに見かけるのでそう悪いとも思わないんですが、他の二人からの扱いがぞんざい過ぎて、笑えるネタになっていません。ギャグのつもりならもっと突き抜けるか、いじり方を考えるべきです。もちろん三人の性格や関係性を考えた上で。

    >分かりました、考えます。

    現在考えているキャラ性格(ざっくり)

    シスター マイペース、人をからかうのが好き。
    キウイ  仲間思い、人の話を鵜呑みにしやすい。ネガティブになりやすい。
    明飛   面倒くさがり→人への対応が雑なのでクラスでは孤立している。

    >「そう、彼女はここのムードメーカーなんだ」
    例えばこの台詞一つ取っても、シスターがどこまで本気で言ってるのか、単にいじってるのか、さっぱりわかりません。主人公の対応も曖昧なので、笑いどころが掴めないのです。

    >主人公の性格設定から変えるべきでしょうか。善処します。

    >「ってか、入るなんて一言も言って無いって」
    この狙い自体はよいですが、まず「何に入れようとしてるか」の説明が先です。二段くらいすっ飛ばしてるのでネタより違和感が先に来ます。

    >そうですね。そこの説明から始めてみます。

    >「っあ、これですか? ピーマン、大好きなので。……明飛さんも食べます?」 

    ここでピーマンを食べる意味とは。
    何かしらキャラの理解に繋がるものならわかるんですか。魔法関連の食事とか。

    >『ピーマンが好き』と言うキャラ付け、単なるキャラ紹介のつもりでした。

    >二人が共に悩む。そもそも、俺の『弱点無し』ってそんなに考える事なのだろうか。突出した能力がないだけなのに。

    ここも不思議な話で、普通は弱点を聞かれたら、余程の自信家でなければ何かしら思いつくものなんですよね。女の子に弱いとかお腹が緩いとかゲームが下手とか。
    弱みが本当に何もない(と思ってる)人間なんて、相当レアだと思うんですが。
    冒頭のシスターとのやりとりを見ても、自己肯定感低そうだったので謎の一言です。

    >そうですね。もう少し主人公を考えてみます。

    >キウイちゃんは魔法が使える。

    こちらに至ってはもはや能力でもなんでもない何か。魔法とか言われたら何でもありで、一能力縛りの意味がありません。 

    >そうかも知れないですね。火、水、風、電、地の5つの属性の魔法が使えると描写しときます。

    >辻褄が合った。シスターが俺に抱きついたのも、俺の名前を知って居たのも。

    いや、大前提の「なぜ自分を選んだのか」の辻褄が合いません。片っ端から抱きついてるなら話は別ですが。

    >能力の弱点については触れなくても分かると言った能力なので、それを踏まえての抱きつきです。
     主人公がどんな事を考えているのか。主人公との関わりを深めるきっかけにしたつもりです。
     能力の説明に誤解がありそうなので、訂正をしてきます。

    >「これまた正解、そう言う事だよ。……どう? まだ信用出来ない?」

    「そういうこと」と言われても。
    「人間には誰でも超能力があり発芽前」なら、誰を仲間にしてもいいわけで、あえて主人公を選んで接近した理由になっていません。

    >発芽条件は旧世界に行く事です。
     ちなみに、主人公の能力は『不死身』です。弱点は無いです。不死身なんで。

    >浮かれポンチだな。そう思い、俺は微笑する。

    「浮かれポンチ」って、結構ひどい言葉ですが大丈夫です?
    すごい性格悪いやつになってますよ、主人公。

    >明飛君、岐阜でコードAが起きたらしい。
    「素人に専門用語を使う営業マンは無能」ってじっちゃんが言ってた。

    >専門用語、消します。
     人が行方不明になったと正直に言います。

    >俺達は、森の中で禍々しい雰囲気を放つ赤いゲートを見つけた。

    なんでここは早いんですかね!
    確かにしょーもないシーンははしょるべきとは書くましたが、「どうやって岐阜まで来たか」とか「組織のヘリに乗って」とか、主人公にとって初体験は色々考えられるわけで、それを全部はしょるのは流石にどうかと思いますよ。数行程度でも触れておくべきかと。情報を省きすぎると話がぺらっぺらになりますから。

    >わかりました。交通機関を使用します。バスと電車。

    >旧世界。どんな所なのだろうか。もしかしたら、ここで死んでしまうのだろうか。
    >心臓の鼓動がドク、ドクと大声を上げる。きっと、俺にしか聞こえてないのだろう。緊張の証だ。

    よほど主人公が考えなしなのか、作者が何も考えてないかのどちらかなんですが。

    >後者です。主人公が緊張している事を書きたかっただけです。

    >「遺書は常に持っているので、いつ死んでも平気です!」

    置いてこないと意味ないのでは。異世界行くんだし。

    >キャラ付けのつもりでした。

    > いつの間にか、緊張はしていなかった。
    安い気分転換だなあ、という感じ。

    >キウイとシスターの気遣いで緊張を解いたつもりだったんですが、どうすれば良かったでしょうか。

    >分かりやすく驚くが、シスターは走って行く。

    目隠ししたまま? 理由の説明は??

    >シスターの真の能力の方はどう扱えば良いでしょうか。もうそう言う描写を消した方が良いのでしょうか。

    >「やめろぉ! こっちにくるな‼︎」
    > 草原に出てすぐに、男性の叫び声が聞こえる。

    設定が謎ではありますが、この人が旧世界に迷い込んでから、どれくらい時間が経ってるんですかね。ノータイムでサイドアップが把握してても、岐阜まで移動したり、三人が向かうまで結構な時間かかりますよね? 
    そこら辺の説明がないので、おそろしくチープな展開に見えます。

    >旧世界の1時間は、現実の2日にあたります。(第4話で説明する予定)
     そこは今は謎のまま……いや、岐阜へ向かう移動中に説明させます。

    >黄色く光るその瞳には威圧感が凄まじく、睨まれただけで腰が抜けそうになりそうだ。
    瞳の描写より全体図を書いてください。
    ドラゴンといっても飛竜(ワイバーン)型とか色々タイプがあるんですから。二足歩行ならなおさらです。

    >形はリドリーっぽいのにする予定でした。ここは自分の語彙力不足です。

    >男性は怯えた声で「あ、ありがとう……!」と言いながら走って逃げていく。
    >キウイはある程度の距離を取ると、杖をドラゴンに向けて詠唱を始める。

    誘導くらいはともかく、呪文詠唱までやるのは時間取り過ぎです。
    ドラゴンなんでぼさっとしてんの? と読者に思われます。
    こういう展開にしたいなら、「シスターがドラゴンを挑発し、注意を引く」などのアクションを追加すべきです。

    >自分の方だけでわかって居たつもりの所謂「わかっている」のサインでした。

    >詠唱が終わると同時に杖の先から炎が出る。炎はドラゴンを包み込み、ドラゴンは大きな咆哮を上げる。

    こっちの方が許せません。なんですかこのショボい描写は。
    完全に名前負けしてます。仮にも最高火力なら気合入れて書いてください。

    >(語彙力を)強化します。

    >キウイとドラゴンの距離は約5m。
    >キウイを助けなきゃいけないのに、いけないのに……!

    ここら辺、ドラゴンのスピードの描写がないので、距離を書かれても緊張感が伝わってきません。
    そもそもドラゴンは鈍重なイメージが強いですし、二足歩行って言われると怪獣的なスローさが漂います。それで5メートルとか言われても危機感に乏しいのです。
    緊迫感を出したいなら「あの大きさで信じがたいスピード」とか追加するか、接近ではなくドラゴンのブレスを使うとかすべきでしょう。

    あと、立ち上がってるドラゴンの間合いがいまいち伝わってきません。
    二足歩行の竜といえばティラノザウルスに近いイメージですが、この手の形態はほとんど手が小さいデザインで、飛竜なんて手がありません。5mとか3mとか言われても、どこまで手が届くかの想像が読者にはしづらいのです。それなら四足歩行でかぶりつこうとしてくる方が、よほど距離感が伝わります。

    アクション場面では距離の描写は大事ですが、それは登場する個体のサイズ描写も同じくらい重要。それが空想上の存在ならなおさらです。

    >こちらも「わかってる」のサインでした。早いといった描写を加えます。

    > ああ、終わりか。もう、死ぬのか。
    > 彼女たちはきっと平気だろう。そろそろ立て直している所かな。
    > 世界が遅く感じる。頭が高速で回っているのだろう。
    > 別にやり残した事は無い。だから、心置きなく——

    考えなしがこういうモードになっても、自分に酔うナルシストに見えるだけです。
    「取って付けたような演出」というやつですね。
    こういう心境に至るには、相応のドラマが必要です。とりあえず感動的場面を貼り付けても、うすら寒いばかりで感動とは逆方向になります。

    >主人公の性格の深掘りとか必要でしょうか。

    >「超電磁砲レールガン!!」
    著作権とか大丈夫?

    >電磁砲(レールガン)にします。(確か自衛隊が使ってた筈)

    >刹那、ドラゴンの頭を閃光が貫く。
    >その後、ドラゴンがその場に倒れ込む。
    最初から使って。

    >この技、MP(仮)をかなり消費するので、あまり無闇に使いたく無いが、渋々でに使用だったって感じです。めぐ◯んのエクスプ◯ージョンみたいな感じ。

    >キウイが、俺—— ドラゴンに杖を向けた状態のまま『ボフッ』と言わんばかりにその場に座り込む。

    ここの「俺」はなんですかね。消し忘れ?

    >そうです。消しときます。

    >白い眼を向けたままのドラゴンが、口を大きく開けてこちらに向かってくる。

    頭吹っ飛ばしたのかと思ってましたが、しっかり残ってるんですね。
    「超電磁砲」とは……?

    >ほっそい光線で脳天貫くイメージでした。

    >『弱点無し』は、結局の所『能力無し』だったのかも知れないな。

    いや、発芽してないだけでは。
    その段階の主人公を実戦に連れて来たシスターも意味不明ですが。

    >シスターの意図的には「旧世界突っ込めば勝手に発芽してオートでなんかしてくれるでしょ」とかです。

     遅くなりました。総評の方も後々順を追って返信します。
     これからもお願いします。
  • >無名のサブさん

    >カメムシさんこんばんは。この度はこの様な企画の開催、ありがとうございます。

    こんばんは。
    無名さんもお疲れさまでした。

    >バトル、かなりがんばったつもりだったのですが、まだまだでしたね。
    >まだ伸び代があると、前向きにかんがえております。

    ええ。多分これが初バトルですよね?
    いきなり素晴らしいバトルが書けたら、逆に驚きます。
    本音感想なので指摘はしまくりましたが、挑戦は大事ですし、スピリットは評価していますよ。
    今回の感想をバネに、さらに伸びてもらいたいと思っています。

    バトル大好きな私としては、一人でも多く、ちゃんとしたバトル書きに成長してもらいたいですからね。そのための協力は惜しみません。

    >ミスです。(1/10)と書こうとしました。

    こっちでもよくわかりませんが。
    下書き時のページ数が残ってたとか? まあいいですけど。


    >ここの語り手はシスターです。
    > シスターの能力は『殺した人の能力を奪える』いわば強奪です。

    あーなるほど。
    その設定自体はよいとして、初回からそれをプンプン匂わせるのは悪手ですね。

    プロローグはよいです。判明するのがかなり先だろうと想像できますから。シスターの能力の謎も、おそらく相当先まで明かせないはずです。まあシスターがどういう立ち位置で、何を考えてサイドアップやってるのかとか全然わからないのでアレですが。

    私なら、そういう設定だとしても、序盤では匂わせもしません。「触れたら心が読める」だけ出して隠し通し、もう少し先の展開辺りで少しずつ他の能力が使われる場面を出しますね。

    理由は簡単で、序盤はこの物語の世界観や能力を伝えるのが最優先だからです。「一人一能力」って言ってるのに、最初のキャラが複数能力持ちに見えたら「なんじゃそりゃ」となります。実際には理屈が通っていても、かなり先まで説明が出来ないのですから、真相がわかる前に作者を信用せず、読むのを辞めてしまう可能性が高いです。

    >主人公に言わなかったのは「『殺人鬼』呼ばわりされたくなかったから」です。

    つまり、この謎は相当先まで引っ張ることになりますよね。
    そもそも多くの能力を使うところを見られたら、当然のように、「何故シスターだけ多能力?」と問われることになります。

    それを避けたいなら、主人公の前では出来るだけ能力使用を控えるのが賢い人間のやり方のはずです。こんなポンポン使いまくってたら、隠す気があるのか疑われます。

    >今現状で描写したシスターの能力(強奪によって奪った物)
    >1、触れた人の心が読める。
    >2、相手の能力の弱点が分かる。
    >3、目隠しをすると五感(視覚以外)が5倍になり、三人称で自分を見れる様になる。
    >4、1〜2時間後の未来が見える。(秒でも出来る)
    >5、次元格納庫に物を仕舞える。
    >位です。

    はっきり言いますが、絶対ドツボにはまるのでこの手の多能力はやめた方がいいです。というかすでに嵌ってます。
    今回の二話分でさえ、「未来が読めるのに、なんでドラゴン相手にピンチになってるの?」とか「能力がわからないのに、弱点はわかるってどういうこと?」とか。

    あと、未来予知は使用をお勧めしません。専門ジャンルが存在するくらい扱いが難しいので。
    今の無名さんでは十中八九、話が破綻します。私でも躊躇するくらいです。

    >彼女は高校生では無いという設定にした(つもり)だったのでこの描写を入れてみました。

    それなら「高校生らしからぬ」とか書くべきです。

    >予知能力を上げてもらえて良かったです。狙い通りの事が出来て良かったです。

    うーん。この種明かしが三話目くらいに来るならまだしも、それは無理でしょう。能力について言えないんですから。

    主人公が突っ込んでも答えはないわけで、結局読者とともにモヤモヤすることになるのでは……と危惧しますかね。まあシスターの設定次第では回避できるかもしれませんけど。

    >シスターの口癖を「これからわかるよ」にしたいんですが、じらすのは悪いでしょうか。
    > それかめっちゃ文字削るか。

    口癖にするのはいいですが、それはそれとして説明はちゃんとしないと読者が読むのを止めると思いますよ。それでもいいなら止めませんが。

    >現在考えているキャラ性格(ざっくり)
    >シスター マイペース、人をからかうのが好き。
    >キウイ  仲間思い、人の話を鵜呑みにしやすい。ネガティブになりやすい。
    >明飛   面倒くさがり→人への対応が雑なのでクラスでは孤立している。

    そこをざっくりにせず、細かく考えてください。
    主人公は面倒くさがりなのに、何故サイドアップに入ることにしたんです? 面倒の極みでしょう。

    >主人公の性格設定から変えるべきでしょうか。善処します。

    別に変えなくてもいいですが、明確にして、物語に反映させてください。でないとどんな人物かすら読者にはわかりません。よしあし以前の話です。

    >『ピーマンが好き』と言うキャラ付け、単なるキャラ紹介のつもりでした。

    せっかく文字数を費やすのですから、意味のない場面は作らないことが話の密度を上げるコツです。
    例えばピーマンから話を広げるとかすれば、意味が生じます。

    >そうかも知れないですね。火、水、風、電、地の5つの属性の魔法が使えると描写しときます。

    この時点で、ファンタジーものなら五つ能力があるようなものだと思いません?

    >能力の弱点については触れなくても分かると言った能力なので、それを踏まえての抱きつきです。

    ここの説明、正直まるでわからないんですが。
    「能力はわからないのに弱点はわかる」って、どういうことなんですか?

    >主人公がどんな事を考えているのか。主人公との関わりを深めるきっかけにしたつもりです。

    いやそれ以前に、何故シスターは主人公に接近しようとしたのか、ですよ。万人に能力の種がある設定で、何故最初から主人公を選んで抱きついたのかわからなくて。

    制服を用意してたりしますし、相当前から調べてた様子ですよね。例えばサイドアップの組織に有望な人材を探せる人材を探す部署があるとか、そういう設定ならわかるんですが。


    >>発芽条件は旧世界に行く事です。

    それは本編で出すべき情報ですね。
    つーか、旧世界に行っても発芽してなかったような。

    > ちなみに、主人公の能力は『不死身』です。弱点は無いです。不死身なんで。

    その程度で「弱点がない」とか、まだまだですね。
    不死身のキャラは漫画などで何人か覚えがありますが、弱点のないキャラは一人もいなかったです。不死身なだけなら、ですけどね。

    >専門用語、消します。
    > 人が行方不明になったと正直に言います。

    その方がよいかと。

    >わかりました。交通機関を使用します。バスと電車。

    意外に庶民的だった。
    まあでも説明はあるべきです。

    >後者です。主人公が緊張している事を書きたかっただけです。

    「今から戦場に行きます」「おっけー」とついてきた主人公が、戦場でいきなりドキドキしだしたら馬鹿に思えますよね?
    そういうキャラを描きたいならいいですが、そうでないなら前提を直すべきでしょう。緊張するのは理解できますから。

    >キャラ付けのつもりでした。

    別にそれは構いませんが、家に置いてこないと意味がないと話です。

    >キウイとシスターの気遣いで緊張を解いたつもりだったんですが、どうすれば良かったでしょうか。

    この場面でのシスターの気遣いは、

    >「大丈夫、君達は私が守るから」

    ですよね。キウイは気遣いしてないです。遺書発言だけで。

    で、シスターがこう言ったところで、主人公が安心する要素は基本的にはないはずです。そもそもシスターがどれくらい強いのか、旧世界にどんな危険が待っているのか、自分は大丈夫なのかなどの情報が一切説明されてないんですから。

    なのに、この一言で何故か緊張が解けてしまう。だから「安い」と指摘したわけです。

    どうすればよかったかというと、当然、ここら辺の情報の事前説明と、主人公の「何となく行くことにした」みたいな曖昧な動機の変更でしょう。

    >シスターの真の能力の方はどう扱えば良いでしょうか。もうそう言う描写を消した方が良いのでしょうか。

    先に書きましたが、私なら序盤では出さずに隠し通します。
    もしくは主人公に違和感を全部突っ込ませて、シスターがしらを切りとおす展開にするか。この先の物語をどう書きたいかによって対応が変わってくるので、先の予定を知らない私にはこれが正解だとは言い切れないところはありますが。

    >旧世界の1時間は、現実の2日にあたります。(第4話で説明する予定)
    >そこは今は謎のまま……いや、岐阜へ向かう移動中に説明させます。

    別に秘密にすべき理由がないので、そうしてください。

    >形はリドリーっぽいのにする予定でした。ここは自分の語彙力不足です。

    バトルは描写必須といった意味がわかるでしょう?

    >自分の方だけでわかって居たつもりの所謂「わかっている」のサインでした。

    それは駄目な方のサインですね……


    >キウイとドラゴンの距離は約5m。
    >キウイを助けなきゃいけないのに、いけないのに……!

    >こちらも「わかってる」のサインでした。早いといった描写を加えます。

    速さもそうですが、距離を書いて危機感を出すなら「息がかかるほどの距離」とか、間近に迫る様子をもっと工夫するとよいですよ。

    >主人公の性格の深掘りとか必要でしょうか。

    深掘りではなく、普通の人間にした方がいいです。
    無名さんのキャラはどれも足が地についておらず、思考がふわふわしてるので、感情がアップダウンしても共感できないので。
    例えばリアル学生として、「身近にいそう」な人間を意識してみてください。

    >>「超電磁砲レールガン!!」
    >>著作権とか大丈夫?
    >電磁砲(レールガン)にします。(確か自衛隊が使ってた筈)

    まあこれは冗談ですw
    ただ、有名ラノベを迂闊に想像させるのは、私なら避けますかね。

    >この技、MP(仮)をかなり消費するので、あまり無闇に使いたく無いが、渋々でに使用だったって感じです。めぐ◯んのエクスプ◯ージョンみたいな感じ。

    めぐなんちゃらは知りませんが、ドラゴン倒したら任務終わりなんですから、出し惜しみする理由がないでしょう。炎の奴だって名前からしてカロリー高そうだし。

    >ほっそい光線で脳天貫くイメージでした。

    しっかり描写しておかないと、こんな風に違う解釈をされるという例です。

    >シスターの意図的には「旧世界突っ込めば勝手に発芽してオートでなんかしてくれるでしょ」とかです。

    その情報が開示されてないので意味不明です。
    もしそうならシスターも「なんで発芽しないの?」的な反応するはずですが、なかったですしね。

    >遅くなりました。総評の方も後々順を追って返信します。
    >これからもお願いします。

    はい、どうぞー。
  • 総評への返信

    >去年よりはマシですが、まだまだアラが目立ちますね。

    >マシ……まぁ、去年より良かったととらえよう。

    >今作で特に気になったのは、とにかく描写不足。
    指摘内容はながら感想で確認してもらうとして、今回は異世界が舞台になったり、ドラゴンとバトルしたりと、かなり描写力が求められる内容でしたが、正直足りていません。状況がいまいち伝わらず、迫力に欠けるので危機一髪の展開や主人公の苦悩が空回りしています。

    >今年の課題1個目にします。

    ・ストーリーについて

    >まず、プロローグは褒めておきます。
    本編とどう繋がるのかさっぱりですが、独特の雰囲気がありました。
    ここはこれまでの無名さんの作品にないものです。
    冒頭に残虐シーンを入れるのは作劇のセオリーですし、読者を引き込める内容だと思います。

    >良かったです。ストーリーとはシスターの能力と繋げようか考えて居ます。

    >小泉進次郎が演説にギャグを挟むようなもんです。(わからないとアレですが、進次郎は構文が生まれるくらい素でおかしな発言をする政治家)

    >ここは分かりやすく、面白かったです。自由民主党の人ですよね。

    おそらく無名さんは「解説しながらキャラのやりとりも楽しんでもらおう♪」的な意図で書いてるんだと思いますが、両方ミスってるのでわりと最悪のパターンです。
    まずはまっとうな解説を書き、その上で「少しだけ」息抜きを挟むようにしてください。両方を満たすバランス感覚は貴方にはまだありません。片方だけでもおぼつかないのに。

    >頑張ります。

    >スムーズな説明にも文章力は必要なので、ここを鍛える必要はあります。

    >わかりました。ところで、どうしたら文章力って上がりますかね……。

    >能力、バトルの適当さ
    多分この話は旧世界のバトルが中心になっていくのだと思われますが、序盤レベルの現時点でさえ、破綻が予見されます。すでに色々矛盾しているので。

    シスターの能力は「触れた相手の読心」「能力の弱点がわかる」ですが、スカウトとバトル、どちらにも役立っていません。勧誘時はただ能力をアピールしてるだけですし、バトルでは能力忘れて剣で戦ってますし。バトルのいろは以前の問題です。

    >ここはシスターの強奪の事は忘れて、読心と弱点(にアッパーをかけて)を中心に戦わせます。指令みたいな感じで。

    >バトル的には、シスターとキウイが慣れた連携でドラゴンを圧倒、主人公は見学モードになるも、予想外の展開(二匹目のドラゴンが出るとか)で状況が一転。キウイの危機にシスターが対応できない中、発芽を待たず主人公が動く──みたいな展開ならよかったかなと。主人公の発芽(兆しでも)あればなおよし。

    >イレギュラー。考えてみます。

    >主人公の性格
    これは「キャラについて」に譲るべき指摘ですが、無名さんの描く主人公は一言で言えば「作者のお人形」なんです。

    考えや個性、信条があるでなく、作者の都合で行動指針が変わるので、まるで共感できません。今作では頭から馬鹿にしていたキウイを、途中からいきなり仲間と呼び出したり。何となくで危険な任務で引き受け、移動後は空気の違いにすら怯えていたのに、戦いでは「別に死んでもいい」とか言い出したり。

    >確かに。キャラクターの設定から見直してみます。

    >「何となく」でキャラを動かさないこと。今年はこれを覚えて帰ってください。

    >今年の課題2個目です。

    ・キャラについて

    >かろうじて許せるのは思えるのはキウイくらい。

    >少し安心

    最後に、キャラというかキャラ同士の絡み、会話劇について。
    これも無名さんの小説の特徴として、とかく他愛のないキャラ同士の会話や意味のない台詞(「……ええっ?」とか)が多用されますが、これは小説の密度を明らかに下げるので、ひとまず封印することをお勧めします。

    >封印しました。次から辞めます。

    >これは特別、無名さんが下手だと言ってるわけではありません。
    ラノベ読者によくある勘違いだと思うのですが、「他愛ない会話」で読者を満足させるのは、さらっと書いてるように見えて、実はかなりの上級スキルなんです。私にしても満足に書けるようになったのは相当後でした。

    >そうですね。僕も描ける様になりたいです。
  • >総評への返信

    >>去年よりはマシですが、まだまだアラが目立ちますね。
    >マシ……まぁ、去年より良かったととらえよう。

    そうですね。上達はしています。
    次の目標が必要なら、私に「ここがわからん」と言わせないことにしてはどうでしょう。
    まずは読者に疑問を抱かせず、スムーズに読ませること。
    面白いとか上手いとか個性とかは、それが出来てからの話です。

    >>今作で特に気になったのは、とにかく描写不足。
    >今年の課題1個目にします。

    そう、まさにこれですね。
    バトルとかファンタジーは難度高くなりますが。

    >・ストーリーについて

    >>まず、プロローグは褒めておきます。
    >良かったです。ストーリーとはシスターの能力と繋げようか考えて居ます。

    いいと思いますよ。
    ただ、序盤で開示してしまうのは、早すぎる気がします。
    よいネタなので、もっと隠しましょう。

    >ここは分かりやすく、面白かったです。自由民主党の人ですよね。

    ですです。
    こないだ総理になり損ねた人ですね。

    >わかりました。ところで、どうしたら文章力って上がりますかね……。

    文章力のある作家の作品を読みまくることですかね。
    文章力にも色々個性があるので、まずはこれが目標ときう作家を決めて、その人の作品を読みまくるとか。

    あとは定番ですが「写経」をする人もいます。
    小説をそのまま書き写すんです。コピペでなく。
    面倒ですが、気に入った一場面だけでも構いません。
    自分が普段書いてる画面にプロの文章が並ぶのはちょっと面白いですし、参考にもなります。同じ言葉を使えば、同じものが書けるはずなんです、究極的には。

    >ここはシスターの強奪の事は忘れて、読心と弱点(にアッパーをかけて)を中心に戦わせます。指令みたいな感じで。

    そうですね。
    あと弱点がわかる設定も、突っ込みましたが「能力が分からないのに弱点がわかる」のは変です。それなら能力がわかる方が納得いきます。
    それが強すぎるなら、条件をかけて縛ればいいんです。
    それこそこちらも手で触れる必要があるとか。
    そしたらドラゴンに接近戦を挑む理由も出来ますし、弱点を調べてそこを攻めさせる指示も可能です。

    >イレギュラー。考えてみます。

    常に読者を驚かせることを考えるのが、よいバトルを書くコツです。

    >>「何となく」でキャラを動かさないこと。今年はこれを覚えて帰ってください。
    >今年の課題2個目です。


    ちゃんとメモしておきますよw

    >>かろうじて許せるのは思えるのはキウイくらい。
    >少し安心

    それでもかろうじてですからね。
    油断禁物。

    >>これも無名さんの小説の特徴として、とかく他愛のないキャラ同士の会話や意味のない台詞(「……ええっ?」とか)が多用されますが、これは小説の密度を明らかに下げるので、ひとまず封印することをお勧めします。
    >封印しました。次から辞めます。

    確かにリアルなんですが、小説だとどうしても空虚になってしまうんです。試しにどんなジャンルでもいいので、プロの小説を見てください。そんなことしてる人は一人もいないはずです。

    絶対禁止とまでは言いませんが、頻度を下げるだけでもぐっと引き締まるはずです。

    >>ラノベ読者によくある勘違いだと思うのですが、「他愛ない会話」で読者を満足させるのは、さらっと書いてるように見えて、実はかなりの上級スキルなんです。私にしても満足に書けるようになったのは相当後でした。
    >そうですね。僕も描ける様になりたいです。

    こればっかりは教えてすぐ出来るものじゃありません。
    経験とセンスが必要なんです。
    漫才のネタみたいなもんですよ。
  • 申し訳ないのですが、pagesで書いた回答が送れません。送ろうとすると、本文を入力してくださいと出てしまい、失敗してしまいます。なにか改善策はあるでしょうか?
  • おっと、それはお困りの様子。
    私はpages使ってないのでわかりませんが、他のメモ帳アプリとかにはコピペできますか?

    もし出来るなら、そのメモ帳の方からコピペして貼り付けてはどうですかね。
  • やってみます! 少々お待ちくださいませ……
  • すみません、その方法でも送ることができません。コピーしていた文を一つ一つ手打ちしていきますので、時間がかかると思います。時間をいただいてもよろしいでしょうか?
  • あら残念。
    急ぎませんので、じっくりどうぞ。
  • >>生まれたその瞬間から、俺は過ちを体現したような存在であったと確信している。俺の腐った性根も、それを取り巻く劣悪な環境も、初めから決まりきっていた。
    >ややくどい文章。
    [生まれたその瞬間から、俺は過ちを体現した存在だった。腐った性根も、劣悪な環境も、初めから決まっていた。]

    いい省略の仕方ですね。これを参考に、文章を改善します。

    >>どれだけの苦難を乗り越えてきたのかをでっち上げることに必死になっているやつの末路がこれだ。
    >過去の話なので過去形。
    [どれだけの苦難を乗り越えてきたのかをでっち上げることに必死だったやつの末路がこれだ。]

    単純な文法ミスですね。訂正しておきます。

    >>何度やり直そうとも、何度生まれ変わろうとも、きっと俺のこの軽薄さも、卑怯さも、不気味さも、飽きっぽさも、悪意も、怠惰も、一貫性のなさも歪んだ前の向き方も間の悪さも運の悪さも都合の良さも逃げ腰な本性も馬鹿になりきれない冷静さも鼻につく態度も根拠の無い自信も臆病な自尊心も中途半端な真面目さも──
    >文章的には迫力があってよく書けてます。
    ただ、本編の主人公と重なるかと言うとあんまり……

    ここで彼が自分に向けて放った言葉は全て、いずれ彼を表す適切な表現になります。しかし今の時点では、確かにあまり合っているとは言えなそうですね。

    >あの日の死に損ないのままなんだ。
    [あの日の死に損ないのままだ。]



    >>「──ってのは、ちょっと言い過ぎだよな。すまんすまん」
    >ここで謝る意味が分かりません。
    友人にお勧めされたゲームとかなら、そう書くべきです。

    このゲームは間違いなくリキが勝手にやっているゲームです。
    彼はただ、自分の汚い言葉で周囲の人間の気分を害してしまうことを恐れているのです。
    しかし、その意図が伝わりにくい流れになってしまっているので、翔がリキの発言に対して

    >>口を付くように滑り落ちる毒の数々
    >微妙な表現。
    私なら[口を開けば溢れ出す毒の数々]

    >>俺にはせき止めることが出来なかった。
    >[出来ない]の方が。

    そちらの方が良さそうですね。訂正します。

    >>散々ひどいこと言っといて、飽きたらポイ捨て。
    >ここの説明は変です。
    対象にひどいことを言うなら、飽きる以前の話です。
    普通は「あれだけ持ち上げておいて、飽きたらポイ捨て」です。

    言われてみればその通りでした。実際、彼は浮気について肯定的な意見を言っていました。そちらの方が順番的にも気持ち悪くなさそうですね。変更します。

    >>僕はね、リキのそういう不安定な性質が君を今のクズな君たらしめてる原因だと思うね
    >翔は親友という設定ですが、この一言は完全にケンカを売ってるやつで、親友と葉思えません。流れ的にも、もう少し角を立てない言い方の方が自然では。

    >>達に俺の親友やってないだけあって、こいつは俺のことをよく分かってやがる。
    >こういうのは腐れ縁と言います。
    ……って去年も書いた気がする。いかんいかん。

    この辺りの、翔が親友と呼べなさそうであることは、大きな問題であると捉えています。
    普段から二人がこのような仲であるわけではないのですが、作中には二人が喧嘩をしている場面しか存在しないためそれを説明するのが難しいのです。

    >俺が彼の言動の意味をスムーズに理解できなかったのは、翔が蟠わだかまりを残したまま帰ってしまったからだ。いつものあいつならどこかで話を終わらせて全てきっぱり忘れたかのように次の行動に移る。消化不良のままいなくなるなんて初めてのことだ。

    内容には触れませんが、どうにももやもやする文章。
    「私なら」と書き直そうかと思いましたが、「いつもの翔の反応」が、この文章から導き出せず、直すこともできません。この二人のやり取り自体に違和感があります……これも去年似たことを書いた覚え。

    >ここまで三十分も待たされたので、
    こう書くなら、冒頭は[翌日、俺は外で人を待っていた。]から始めるべきです。待つ説明がありません。

    その通りですね。訂正します。

    >>毎年、平成十八年度生まれの青少年が今日と同じ日付に、突如として姿を消しているらしい。現時点では三人。ちょうど俺や翔もその代だから危機感を感じた。
    >こんなニュースは考えられません。ニュース性がないので。
    同じ場所で同じ日時とかならまだわかりますが。
    誰が何の目的でそんなことを調べたのか、謎過ぎます。

    もう少し三つの失踪に共通点を持たせることにします。

    >>たたかれた右肩の方を振り向くと、俺の頬に彼女の人差し指が突き刺さる。
    >よくある悪戯なので、ここまで細かく書かなくても伝わります。
    >>落ち着くんだ、俺。お前が大人になるんだ。
    >何を落ち着かせたいのかわかりません。
    幼稚なことをする、と呆れてるんですよね?
    >>自分自身が他人を疲れさせていると気づけない辺り
    >ここも理解不能です。
    ちょっとした悪戯で、そこまで疲れるとは思えませんが。
    >>愛莉が無言で俺を見つめる。彼女の顔からはいまいち感情が読み取れない為、少しだけ不安がよぎる。しかし、次の彼女の行動で俺の思考は一気に弛緩した。
    >ちょっとしたやりとりをこの筆致で細かく拾うのは、重くなりすぎてミスマッチです。どうでもいい部分は削るべきかと。
    >>「ぷっ、今来たところ☆だって。きもーい!」
    >こういう台詞も改訂前のラノベの残滓で、合っていません。

    愛莉の人となりに関するこの辺りの描写は、後付けしたものです。どうも愛莉のキャラクター象がはっきりしないことを問題だと考えたため、無理やり挿入した場面だったのですが、なんだか物語を陳腐にするだけのような気がしますね。後の愛莉の人間性に関する描写とも矛盾しますし、ここは大幅にカットすることとします。

    >>なぜ翔なんかと付き合おうとしたのか、俺には皆目見当もつかない。何か運命的な出会いでもしてない限りあの愛莉が翔で満足するはずがないと前々から思っている──
    >親友なのに馴れ初めを知らないのは意外。

    リキと翔が出会った時点で、既に愛莉と翔は付き合っています。また、何故付き合い始めたかについては二人とも話すことを拒むので、リキもあまり触れようとはしないのです。
    何度か馴れ初めについて聞いたことがあったことを明記しておくことにします。

    >>誕生日だからと言って彼女はその計画を中断するつもりはなく、結果的に翔の誕生日プレゼントには少なくとも一つ服や靴が必ず存在するようになったのだ。
    >どうにも角ばった文章。
    [誕生日はその最たるもので、毎年、自分の彼氏に相応しいお洒落アイテムをプレゼントしている。]

    なるほど。このように省略することが出来るのですね。参考にさせていただきます。

    >>まるでこの言葉をいうことが事前に分かっていたかのようだ。
    >この一文の意図がわかりません。

    後にこの日のデート自体がリキを殺害するための作戦の一つであったことが明かされるのですが、そのための伏線のつもりでした。しかし、少々無理やりな気もするので他の張り方を考えようと思います。

    >>あまりの量に卒倒しかけた。
    >主人公は靴屋に来たことがない人?

    確かに卒倒は言い過ぎかもしれませんね。沢山の靴が置いてあることを表現したいだけなので、ここはカットします。

    >>靴底が少し厚めだと感じた。
    >「ファッションは興味ないし知識も全くない」人が、細かくチェックしていることに違和感。

    確かに矛盾してますね。もう少し解像度を下げることにします。

    >> こうして愛莉は結局最初の白いスニーカーを購入した……今日俺が同行してる意味今のところ一つもないぞ。
    >過去回想なので、無駄な場面は極力省くべきです。

    それは、私も本当にそう思います。正直に言うと愛莉とのデートを無くして別の方法でリキを殺すというのも選択肢のひとつだと考えています。

    >>二人でR-18コーナーに入った。
    >ドン〇にR-18コーナーはなかったような……あそこ乱雑な陳列が売りですし。

    アダルトグッズコーナーという意味で書いたつもりでした。

    >>会計を終え、少し周囲の目を気にしながら外に出ると、
    >まず愛莉の目を気にすべきかと。

    愛莉のことはもう諦めているので、リキは特に気にしていないという流れで書いたつもりでした。

    >>俺はいとも簡単に意見を傾けてしまいそうになる。
    >「意見を傾けてしまう」は聞いたことがありません。
    「意思を曲げてしまう」が適切。

    その通りですね。訂正します。

    >>こういう行為において、失敗したときに対抗策を用意しておくのってどうなんだ? 罪悪感やスリルを楽しむのに実際には安全だなんて、興ざめもいいところだろ。
    >この説明から「分かった、行こう」に至る思考ルーチンが理解できません。どういう理屈?

    リキは、浮気に対する罪悪感よりもバレた時に翔になんと言い訳するかを重要視しました。
    しかし、言い訳をして関係を維持できるなら結果として丸く収まるのでノーリスクであり、それではスリルを味わえないと彼は判断しました。
    結果的に、言い逃れが出来ないスリリングな状態というものに興味が湧き、愛莉の家に行くことを決意しました。

    >>そのリビングにてソファに座りくつろいでいる。
    >この心理状況で「くつろいでいる」は矛盾します。

    確かに、くつろいではいないですね。削ります。

    >>あとは、俺が侵されざるべき領域を侵す──否、犯すだけだ。
    >先に「愛莉が何を考えているか」が気になりそうなもんですが。

    ここまでの流れなら愛莉に誘われてという大義名分がありますが、この書き方だと自分の意思で罪を犯すことになりますが。

    いつの間にか自分の責任みたくなっていますね。犯すは適切ではないので削ります。

    >>「てか、つめた~いって自販機かよ」
    >え? どういうギャグ?

    ここはスベってましたかね。あまり自分のギャグには自信がないのですが、どうにもシリアスの中にギャグを入れたくなるのですよね。スベっているのだとすると目も当てられないので、アドバイスをお願いします。

    >>俺はアールグレイを愛している。愛しているので、日常的にそれを嗜む。しかし全く同じものを飲み続けても飽きてしまう。飽きは愛を途切れさせてしまうので、気分転換をするために定期的なメーカーや茶葉の変更は必須だ。その中で、茶葉の入っていた缶などの容器が多種多様かつお洒落であることに気が付いた俺は、中身が空になった後も容器を自分の部屋に飾ることを決意した。恐らく愛莉は、そのコレクションを発見したのだ。
    >無駄に長いです。
    [主人公はアールグレイが好きで色んな容器を飾っている。それを見られたのだ。]
    で十分です。

    リキの飽きっぽい性格の改善策の手がかりになる重要な部分なので、割と長めに書きました。

    >>せっかくだし私の部屋見てく? 最近模様替えしたんだよね~」
    >最初から自室に案内すべき。

    >状況の打破を試みる意思もろとも打ち砕かれてしまう。

    状況の打破とは。
    ここは「抵抗の意思もろとも」では。

    恐らく、最初の文章では別の文章だったのだと思います。大幅に変更したものの、使っていた「状況の打破」という単語だけは残ってしまっていたのでしょう。そのように訂正し、よりわかりやすい文章へと改善します。

    >だが、それを悟られぬよう出来るだけ慎重に、その行為を愛莉に返す。厚みはないが、確かに柔らかさが伝わってくる。

    ここ、何をやってるのかまるで伝わりません。
    キスに「その行為を返す」も何もないです。
    ベロチューのことなら、先にまずその描写を入れるべき。

    「行為に応える」というようなニュアンスで使ったものだと思われます。ベロチューはその後になりますね。

    >絶えずこみ上げる高揚感、彼女の艶めかしい視線

    両方目を開けてるの、むしろホラーチック。

    ですね。消しておきます。

    >「もう、いいよね?」

    何が「もういい」んですかね?
    普通、そういう台詞は男側のものですが。

    確かに、ここで愛莉が「もういい」かどうかを確認するのはあまり適切でないですね。リキがセリフを話す流れに変更します。

    >白く細いその手を使って快感をあおる。包むような優しい手つきなのに、そのストロークは時に機械的に、時に生物的に絶頂を促すものだった。そのテクニックに俺は間もなく果てそうになった。自分でする時とは比べ物にならないほど呆気なくだ。このままではしょぼい男だと思われてしまうと思い、咄嗟に愛莉から離れ最悪の事態を阻止した。

    ここら辺の性行為シーンもさして意味がないので割愛すべきです。文章的に上手く書けてるわけでもないですし。



    >俺はまた、飛び立つのだ。新しい花に。まるで、花園をひらひらと飛び回る蝶のように。そして、その蝶バタフライは俺の息子にしっかりととまっていた。
    > さぁ、自壊を始めよう。快楽と背徳の海に溺れるまで。

    並べると完全にギャグですね。
    ここで童貞アピールは不要なので、さくっと進めるべきです。

    >>いざ事を始めようという時に、彼はやってきた。翔だ。一番いいところで邪魔が入ってしまった……じゃなくて、どうにかこの状況を解決しないとだな。うーん、無理かも。まぁ、とりあえず時間を稼いでみるか。
    >重厚な文章が、すっかりラノベに戻ってます。

    文章の雰囲気がぐちゃぐちゃになっていることについては、シリアスに統一することで解決しようと思います。

    >>俺は胸に響く鈍痛を感じながら、これまでの自分自身の行いについて考えた。
    >胸に包丁をザクザク刺されながら反省する様子は完全にギャグなので、刺されまくって倒れた後とかの方がいいです。

    それはそうですね笑 刺されながらというのはやめようと思います。

    >>……結局、俺は最初から最後まで、変わり者の……ま、ま──
    >うーん。この性格を「変わり者」と言うのは無理があると思います。自認しているように「クズ」の一言かと。

    彼にとっては軽薄なのもクズなのも自分の個性なので、自認としての変わり者というような意味合いでこう書きました。しかし、軽薄やクズの方がこの場面では適切だと私も思いますので、修正をしておきます。
  • >>目を覚ますと、まず初めに感じたのは耐えがたい痛みだった。背中や後頭部を中心に、何かに打ち付けられたような鈍痛が広がっている。しばらくその感覚にのたうち回っていると、次第に痛みは引いていった。
    >もっとシンプルに書きましょう。
    なんでも細かく説明したらいいというものではありません。
    あと、鈍痛は「耐えがたい痛み」ではありません。

    鈍痛の誤用については早急に修正します。文章を削減することについても、どうにかしてみますね。

    >>悶絶が止むのと同時に
    >悶絶は「悶え苦しむこと」なので「止む」のはおかしいです。
    ここは[痛みが引くと同時に]辺りが適切。

    ありがとうございます。その表現を使わせていたたきます。

    >>でも、なんかおかしくないか? 目を覚まして最初に痛みを感じたのは背中や後頭部。そして声が出ないということは、喉か肺とか、そういう呼吸に関わるどこかの器官が損傷しているんじゃないか? でも、翔に包丁で何度も刺されたのは主に胸だったはずだから、そういうところが傷ついていて胸に目立った傷や痛みがないのはおかしいよな……。
    >長い上に要領を得ません。
    [でも、なんかおかしくないか? 胸を刺されたせいかと思ったが、傷も出血も見当たらない。それに痛かったのは、胸とは反対の背中と後頭部だ。]

    この場所などの、無駄に長い文章の原因は主観的に書いていたせいで他人にどう見られるかを考えていないことですね。より他人からの見られ方を意識してみます。

    >>まずは周囲を確認する。どうやら見たところここは木造建築の家のようだ。電気がついていない……っていうかそもそもこの家には電気が取り付けられていない……?
    >電気がないなら、まず明るさの説明。次に光源は何かを探すのが流れ的に自然です。

    「電気がついていない」は消灯しているという意味で書いたものだったので、その旨を伝わりやすく書きますね。

    >>また、俺が今いる場所のすぐ近くには階段がある。
    >階段の上にいるのか下にいるのかわかりません。

    確かに分かりませんね。ストーリー的にも重要な部分なので、階段の下と明記します。

    >>「うっ……はっ! ぐぁ……」
    >> 少し動くのにも一苦労だ。
    >痛みは引いたはずでは?
    ここは[身を動かすと改めて激痛が走った。]などの描写を。

    描写が足りておらず矛盾が生じてしまっていますね。そのような表現を付け足します。

    >>その鏡に映っていたのは幸村ゆきむら力輝りきなどではない
    >ここは幸村力輝おれとルビを振った方が効果的。

    なるほど。確かにこれまでに幸村力輝という名前の人間が主人公ということははっきりと明言されていないことからも、それが妥当だと私も思います。ルビを変更しますね。

    >>倒れた状態からの視点であるため断言はできないが、恐らく男子小学生高学年か、中学生ほどの体格。
    >断言できない情報を出しても不自然なだけです。
    この情報は後程、立ってから開示しましょう。

    そうですね。後に明かすこととします。

    >>髪は黒髪で、少しパーマのかかったセンターパート。瞳は透き通るように白い。肌も瞳と同様。着ている服は見覚えがないもので、少し古びた無地のものだった。
    >髪型の描写に対して服装は雑で、ちょっと笑えます。
    服についてわからないならそれでいいので、見たままを書きましょう。
    あと瞳が白って。それはイケメンじゃなくてホラーです。

    零章で服について関心がなかったことを元に書いた文章でした。
    瞳が白いというのは恐らく瞳の意味を間違って使っているのだと思います。正しくは虹彩ですね。

    >>そして、イケメンだった。
    >繰り返す系のギャグ?

    はい。そのつもりです。

    >>俺は生前、異世界転生モノのラノベが好きだった……時期がある。
    >いきなり言い出すと後付けぽくなるので、私なら冒頭のギャルゲーの話のところで異世界転生ものについて触れますかね。そうすれば、ここで説明不要ですし。

    確かにテンプレ展開についての言及もありましたし、そこで触れるのはありかもしれませんね。検討します。

    >>例えば、脈絡もなく命を落とすというありがちな展開。
    >その理解でいいのか。
    >>殺された時のことを考えると頭が痛くなるのが厄介だな。
    >恐ろしく他人事ですね。

    彼は少し自分のことを俯瞰して見ている節があります。その理由も物語中で後に説明されることになっています。

    >>なろう系によくあるご都合展開ということは間違いなさそうだ。
    >ううん?
    文章の重みが増した分、一般小説寄りな物語になったのかと思わせて、内容は普通にラノベなんですかね?
    ちょっと想像していた作品とはズレてきたような……

    リキの認識と物語の内容がズレているということが度々あるのは、そのズレを利用しようとしているからなのですが、その目論見は失敗するパターンが多いですね。もう少し慎重に使うことにします。

    >>どちらかというと体の背面に痛みがあるので、恐らく背面から落下している。
    >わかり切ったことは書く必要がないです。

    その通りですね。削っておきます。

    >>いや、死んだから俺の意識が入り込んだのか?
    >転生ってそういうもんなんです? よく知りませんが。
    なんか普通に生活してて前世の記憶が蘇る(入れ替わる)的な感じだと思ってましたが。

    どちらも有り得るパターンですね。リキはまず、魂がめぐりマハトの体に自分が入り込んだ(同化した)というパターンを考えました。しかし階段から落下するという危険なイベントをきっかけに転生が果たされたことからマハトが死亡した可能性を考えました。

    >>声も出せないんじゃあ助けも呼べない。
    >何故声が出ないのか、検証が不十分ですね。

    痛みのあまり叫ぼうとした際、声が出なかったことから、喉もしくは肺が損傷しているとリキは考えています。

    >>(誰か、都合よく現れて俺を助けてくれ‼)

    >(もうラノベだと思って読むことにするか)

    少なくともこの時点ではリキは、ラノベのノリで生きるつもりでした。

    >>一人の男がこの家に入ってきた。
    >主人公は動けないので、家に入ってきた場面が見えるのはおかしいです。見える場所に玄関があるなら、あらかじめ説明を。

    見えるはずありませんね。扉が開く音がしたため誰かがいることに気づいたという説明に変更します。

    >>男はオールバックと赤い目がよく目立つ中年。少し頬がこけているものの、顔立ちは整っており、ある程度身だしなみもしっかりしている。所作から表れる気品からも読み取れることだが、まさに紳士という言葉が似合うイケおじだ。
    >長文なのに具体性に乏しい説明。
    一瞬でそんなに読み取れるわけがないので、目についた範囲の情報で十分だし、その方が自然です。

    重要性もないので、パッと見でわかる内容のみを説明することにします。

    >>ということはどうにか、事なきを得たみたいだな。
    >何故に? 
    声が出ないし、脳内出血とかしてるのでは?

    リキはなろう系ならどうにかなると楽観視しているので、こんなことを言っています。決して体は大丈夫ではありません。

    >>男は俺の臍に手を乗せる。
    >何故に臍へそ? 腹でいいんじゃ?

    確かに臍に手を乗せるのは表現として不自然かもしれませんね。ただ、臍(の下)というのはこの世界における魔術にとって重要な意味合いを持ちますので、他のシーンで解説することにします。

    >>そうか。これは魔法だ。この異世界は恐らくスキルや魔法といったファンタジー的要素がしっかりと存在するところなんだ。これは、この先が楽しみだ……。
    >物語が一気に陳腐化する流れ。

    気持ちはよく分かります笑

    >>喉の異常もない。目の前の男に礼を言わなくてはな。
    >結局何だったんですか、声出なかったのは。

    肺を損傷するほどの衝撃があったことを表現するためという他に意味がないので、特にこの先で活かされることもない設定です。

    >>もしかすると何かこの人と俺には深い事情があるのかもしれないと思った。だとしたらさっきの言葉は迂闊だったかもしれないな。気をつけねば。
    >言葉以前に、名前を呼んで抱きしめて泣きじゃくってる時点で普通は察せそうなもんです。

    リキには男親がおらず母親も放任主義であったため生前から親子愛に疎いという設定を決めていたので、このような表現になりました。

    >>そこでしばらくくつろいでいる内に、少しずつ冷静さを取り戻すことが出来た。
    >いや、全然冷静だったと思う。

    取り乱しているような部分はなかったかも知れませんね。変更しておきます。

    >>その部屋は、本当に人が住んでいるのか疑わしいほどに整頓されていた。しかし家具や生活用品など人が住むために必要なものは揃っているので、間違いなく誰かがここにいたと分かる。
    >長文なのに具体性のない描写2。
    テンプレラノベとはいえ、ファンタジーもので描写をしないのはわりと致命的だと思います。筆力を見透かされるという意味で。

    ここは真剣に悩んでいる部分です。描写力が足りないため、世界観を上手く掴んでもらえないというのは分かっているのですが、いまいち情景を描写するコツが分からないのです。何かいい方法はありませんか?

    >>だとしたら、俺も同じように部屋を綺麗に保たないといけなさそうな雰囲気だが……俺は絶対にそんなことはしないぞ。そんなことは許されない。この体の持ち主には申し訳ないが、俺は俺のやり方でこの部屋での生活を送る。悪いが、そんなかったるいことはしない。
    >心底どうでもいい部分に熱いこだわりを見せるのは、一周回ってちょっと面白い。

    リキがどうしようもない人間であることを表現しました。

    >>俺は父親に向かって『お前は誰だ』みたいなことを言ってしまったことになる。なんだか申し訳ないな……あとで謝ろう。
    >そもそも主人公は転生したことを隠して生活する気なのか、明かす気なのか。隠す気なら謝るのは変ですよね。言い訳しないと。
    >>そういえば、母親の姿は見当たらなかったが、外出でもしてるのだろうか。あとで聞いてみよう。
    >隠す気、ある?

    隠す気はないです。

    >>あとはそうだな。なろう系ならやはりチートスキルを持っていたりするものだが、ステータスを確認する機能はないらしい。まぁ、これに関しては鑑定イベントを気長に待つしかないな。
    >まあラノベならこういう感覚もあり。
    ただ、これをするとその後のシリアス展開、全部吹っ飛びますが。

    これも、リキのなろう系思い込み描写の1つですね。

    >>筆記用具のひとつ、カッターのカッチョイイ翼の装飾は悪くないと思った。イカロスと名付けよう。
    >ファンタジー世界にカッターがあるんです? いやまあ、ラノベファンタジーだから考証は不要ですが。
    私なら普通にペーパーナイフとかにします。

    これは単純に、私が道具の名称を間違って書いていました。訂正します。

    >>『幸村力輝へ
    >転生先の人間が、何故か自分に手紙を残してる展開は意外性があって面白いですね。十二歳の書いた文章とは思えませんけど。
    内容から想像できるのは、転生と言うか肉体を明け渡した的な奴
    だということ。あれ、儀式とかなしで?

    あとはマハトもリキも似たような性格だということ。というか同一人物でしょうこれは。手紙内ですでに矛盾してる辺りまで、そっくり同じ。
    ここら辺まで計算して書いてるなら面白いですが、果たして。

    十二歳とは思えない文章なのも、中身がリキだからです。儀式に当たるのは後に触れられる”道”のトリックですね。

    >>うーん、これは嫌な予想だが、もしかすると俺は既に一度転生を果たしており、既に一度死んでいるのではないか? そして、何らかの理由で俺の異世界での記憶は失われた。
    >まったく意味が分かりません。
    もう少しわかりやすく説明してください。

    記憶喪失の部分の言語化が全体的に不完全であることが原因だと思われます。より分かりやすく説明するようにつとめます。

    >>だとすればいくつか辻褄の合う点もある。俺が階段から落下した地点で目覚めたのは俺が自殺した後という事で説明がつくし、この部屋がやけに整頓されていたのは俺なりの門出の挨拶だったのかもしれない。
    >手紙はマハトからリキに送られているので、素直に考えればリキが自殺したとは思えませんし、部屋が整頓されているのは、むしろマハトがリキと別人であると推理すべき証拠なのでは?

    マハトが「俺に頼みがある」「俺自身」などのキーワードを書いていることなどからもリキは同一人物説を考察しています。

    >>つまり、この手紙は俺が自分宛てに書いたもので、俺は記憶喪失をしていた……?
    >この「俺」というのは誰のことですかね。

    マハトということになりますね。リキでもあるのでこんがらがりますが、自然に生まれてきたマハトからの手紙を、記憶喪失したマハトが受け取っている形になります。

    >>部屋から出ると、先ほど搬送されるときに通った廊下を改めて目の当たりにした。この家に抱いた違和感を、またしても感じることとなった。違和感の正体はずばり、無駄に長い廊下、無駄に多い個室、無駄にきれいな床と壁。一貫して、無駄にスケールがでかいことだろう。不気味なほどに広いんだ、この家は。だって、二人で生活するのにこんな広い家は必要ないだろう。
    >古い家ならさして珍しくない現象では?

    主人公は「二人で住んでる」と確信していますが、その根拠は何もありません。母親の話も未確認ですし、屋敷に他に人がいないことを調べてもいません。なので、ここはただの与太言です。

    確かにここで断定するのは早計ですね。「広い家だなぁ」位の表現に留めておきます。

    >>運ばれてきた時より何倍も廊下が長く感じるのは、俺の勘違いだろうか。俺の勘違いだろうか。うーん、不可解なことが多いな。
    >伏線でなければ、ただのノイズ。

    ダローガはこの先、記憶を失った自分の息子に対して真実を明かすことを知っています。しかしそれは苦渋の決断なので、決心が固まりきっていない。そのため、”道”で廊下を長引かせているのです。

    >>ダローガは、四つの椅子がちょうど収まるくらいのテーブルに座っていた。
    >テーブルに座ってるんですか? 何故?

    正しくは椅子ですね。訂正します。

    >>「マハト。そんなに焦って、一体どうしたというのだ?」
    >>どうやら俺を待っていたらしいのだが、そのしらばっくれたようなセリフはなんだ。さっきとキャラ変わってないか?
    >別にそんなおかしな台詞とも思いませんが。

    そうですね。リキの受け取り方に歪みがありました。変更します。

    >>「その通りだ、マハト。お前は転生者でありながら、2度目の死を選んだのだ。そして、この世界での全てを忘れ、ここに生きている」
    >うむ、全然わからん。
    「マハトが二度目の死を選んだ」を許容するとしても、

    ・何故またリキが転生してくるのか? 
    ・それを何故、マハトは知っていたのか?
    そもそも死んだリキと現在のリキはどういう繋がりなのか?

    ここら辺の説明が欲しいところ。

    それぞれについての説明は数話後で説明されるか、もしくは説明不足によって伝わっていない可能性があります。

    ・何故またリキが転生してくるのか? 
    >二回目は転生ではなくただの記憶喪失だったから
    ・それを何故、マハトは知っていたのか?
    >記憶を失うことがマハトの目的のために必要な選択だったから
    ・そもそも死んだリキと現在のリキはどういう繋がりなのか?
    >異世界での十二年間を除き、全くの同一人物

    >>これは私と、マハトのための自白だ」
    >「自白」はニュアンスが違いますね。
    私なら「告発」か「証言」にします。

    父親は自分が何もしなかったことを罪と捉えているので、自白という表現を用いました。
  • >第一章2 『異端者の代行者』

    >私の妻であり彼の母親、イネスはかなり位の高い貴族だった。対する私は彼女の元護衛でありお世話係。

    ふうむ? 身分制度があるようですが、身分を超えて結婚できるんだから相当緩い感じなんでしょうね。
    この屋敷は妻のものと考えるのが自然ですが、普通なら寡夫になったら追い出されそうなもんです。中世ファンタジーだし。

    追い出された先の屋敷という設定です。二人の過去については第二章で説明するつもりです。

    >マハトを産んだ際に彼女は亡くなったので、私は周囲に貴族から相当恨まれていた。

    周囲「の」貴族。

    これは「妻が死んだから」恨まれてるんですかね。それとも身分違いの結婚が原因?

    ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。
    身分違いの結婚については周囲からあまりいい印象は受けていませんでしたが、本人とその家族同士では理解した上での結婚でした。妻が死んだことについての恨みです。

    >魂転そうてんという特殊な能力
    魂は「そう」とは読まないので違和感が先に立ちます。
    「こんてん」では駄目なんです?

    物語後半に出てくる魂転の始祖の名前から取ったものなので、あまり変えたくは無いです。

    >>魂転は、その人間の精神が具体的な形を成した姿。

    >これはいいとして、

    >>魂の大部分を占める要素が事象として現れたものだ。

    >魂の大部分を占める要素とは……?
    普通に「信念や思想」でいい気がしますが。
    いや、信念はともかく、思想と魂は関係ないか……?

    信念や目標、後悔など、多岐にわたるので後に詳しく解説される時まではぼかしておくつもりでした。ここで詳しく解説する必要性があるのかどうか分からなかったからです。必要であればここについても詳しく解説するつもりです。

    >>そして、その者がどれほどの素質を持っているのか、五歳になった子供の魂転と魂力総量を調べる文化がある。
    >ううん? 前の説明と食い違うような。
    強い信念とか精神力の表れなら、五歳に求めても仕方ないのでは? まあ素質を計るだけならわかりますが、それにしても後天的なものでしょ、思想や信念なんて。

    >>彼には魂転が与えられていなかったと発覚する。
    >「与えられていなかった」というのは、字義の通りなのか。比喩的な言い回しなのか気になります。
    天賦以外の方法で獲得できないものかも。

    才能や魂は神から与えられるものと信じられているので、このようなニュアンスになっています。それにしても、五歳は早すぎる気もするので魂転に関する設定を見直してみます。

    >>クリシスという名のある鑑定士に見てもらった結果、
    >要りますか? この情報。

    次話で魂転について解説するポジションの人なので一応名前を出しておきました。

    >>イネスの両親は勿論、彼女と関わりのある者たちは皆マハトのことを呪った。イネスの代わりに産まれたのが無能とは何事かと、マハトのことを忌み嫌った。イネスの命を奪った悪魔だと言いふらしたのだ。
    >父親のスタンスの説明がないので、いまいち状況が把握できません。

    ダローガは常にマハトを愛しています。

    >>この時点で、この世界でマハトが辛い道を通らずに生きていく方法は、存在しないと理解してしまった。
    >別に町や国が一つでなし。住む場所を移せばいいだけだと思います。

    ダローガやマハトはこの世のあらゆる場所が魂転によって評価される社会だと考えているため、それは思いつきもしません。

    >>五歳の誕生日から時間が経つと、
    >あえて書く必要がないので、「ほどなく」や「だが」で十分です。

    訂正ありがとうございます。

    >>マハトには魂転こそなかったが、一つだけ並外れた才能を持っていたことが発覚した。
    >>彼は元々、一歳の時点でこの世界の共通語を理解し、満足に言語的コミュニケーションを取ることが出来ていた。
    >>彼は生まれつき、何故か“忘れる”ことがないのだという。
    >一つじゃないですね。
    もし一つとしたいなら、まず「天才的な頭脳」と説明してから、詳細を書くべきです。

    その通りですね。先に頭脳が長けていることを説明します。

    >>それでも彼は、私の前では出来るだけ“良い子”であろうとするので、腹を割って話す機会もなかった。
    >「私に出来ることは、ただ彼のことを無条件に愛してやること」
    とか言ってませんでした?

    どんなマハトであろうとダローガは愛しますが、だからといってマハトに何も干渉しない訳ではありません。苦しんでいたら助けようとします。しかし、マハトは苦しみながらも

    >そのま歳だけを重ね
    そのま「ま」。

    ご指摘ありがとうございます。訂正しておきます。

    >>情けないことに当時、私はマハトの問題から目を逸らしていた。どう対処すればいいのか分からず、正面から向き合うのが怖かったからだ。
    >そもそもまず、魂転の素質ゼロという人間はこの世界にどれくらいいて、どういう扱いを受けてるんでしょう?
    話はそれからです。

    無能力者は被差別者であり、労働力などとしての奴隷や、実験用のマウス的な立ち位置にいますね。そうなる前にダローガは辺境の村に逃げ込んだのです。

    >>“道”は、なんらかの移動のために存在するもの、つまり道の方向や長さを変更する。彼の思考を言葉として発させる程度のことであれば容易に出来るのだ。
    >ここら辺のネーミングや設定は嫌いじゃないです。

    ありがとうございます。しかしなかなかに使いこなせないので困りものです。

    >>しかし、そんなことをすれば誰にも知られたくない情報を漏洩させてしまう危険性もあるので、緊急時以外は使わないことにしていた。それを使わなければならない程、状況はひっ迫していたのだ。
    >いや、普通に聞けばいいでしょう。
    意味がわかりません。家族二人なのに。

    マハトはこの時点ではダローガに心を開いていないので聞いても答えてくれません。わざわざ魂転を使ったのはそのためです。

    >>『お前は……そこまで、して……俺を……苦しめたい、のか……?』
    >これ、マハトが何歳の時の話ですか?
    五歳でこれなら色々想像が膨らみますが。

    六歳ということになります。

    >>彼の性格については理解しているつもりだった。
    >どういう性格だったか説明が一切ないので、豹変してるのかどうかすらわかりません。あるのは「良い子」だけですが、これは仮面みたいですし。

    確かに素のマハトの性格を描写しているシーンがありませんね。付け足しておきます。

    >>マハトは想像を絶するほどに、想像を辞めてしまいたくなるほどに追い詰められていたように見えた。
    >そうなんです?
    悠々と引きこもりしてる感ありますが……何か不自由あるでもなし。

    ここでどうして追い詰められていたかは物語中盤から後半で明かすつもりです。

    >>その姿は醜悪で、あまりに不憫だった。
    >醜悪て。
    父親が言うべき台詞じゃないですね。

    確かに言い方に難ありですね。もう少し柔らかい表現にします。

    >>だから私は、彼に、彼自身の全てを吐いてもらった。別の世界から来たこと。前世での失敗。現世での努力。誰にも打ち明けられなかったであろうその過去を、私は全て受け止めた。
    >いやここでこそ、もっと詳細を説明してもらいたいんですが。

    リキが転生してたとして、彼に天才的な頭脳はなかったですし、五歳が努力して得られるものでもありません。何がどうなってるやらさっぱりで、読者置いてけぼりです。

    何故リキが転生して天才になったのかについては第一章の七話でちょうど解説するつもりでしたが、もっと早くに明かすべきかもしれませんね。物語の流れを考慮し、辻褄を合わせながら説明を入れてみます。

    >>それだけではない。家の外に出て、友人とよく遊ぶようにもなった。やっと、マハトが真っ当に人生を歩み始められるのだと思ったのだ。
    >ううん? この変化も意味がわかりません。
    「この世界でマハトが辛い道を通らずに生きていく方法は、存在しない」んですよね。何か解決したんですか?

    マハトがどのような心境で外に出る決意をしたのかについての説明を挿入することで自然な流れを作ることにします。

    >>村の子供たちによる精神的、肉体的暴行が原因だった。初めのうちは、マハトも村の子供たちに馴染めていたはずなのだが、ある日を境に彼のことを村中の子供たちが傷つけ始めた。
    >これもさっぱりです。ここまで苛烈にいじめられる理由が説明されていませんし、それにつきあう必要もないはずなので。
    一年半がんばって壊れる展開は意味不明です。

    第六、七話の辺りで詳しい理由は説明されますが、流石に言葉足らずすぎると思うので、理由をほのめかす程度の情報開示はしようと思います。

    >>回復ヒールという魔法は、人命救助の為だけに使われる代物ではない。
    >アイデアはいいですが、展開に筋が通っていないのでまるで生かされていません。

    >>涙を流しながら食らいつくマハトを見て私も泣いた。
    >なんか、ここら辺の心情が一切見えてきません。
    中の人が何を考えてるか、説明がなさすぎます。

    この辺りの流れを端折りすぎているようなので、それを解決して自然に伝えることにします。

    >>マハトにひとつでもしてやれることがあるなら、それが大量殺人でも、一つの村を世界からなくすことでも喜んで引き受けるつもりだった。
    >いじめっ子ブッ殺してきたらいいと思いますが。

    ダローガもそうしたかったと思います。

    >>マハトの自害に関する計画の全容はこうだ。まず、私の“道”によってマハトの死亡が確認され次第、彼の脳がこの世界における十二年間の記憶に辿り着けないようにする仕掛けを作る。次に、マハトの決めたときに一人で自害する。このタイミングについては彼だけが知っていた。今思えば、これはきっとマハトから私への気遣いだったのだろうな。そして、私が残された何も知らない今のマハトを回復ヒールで元の状態に戻す。私は仕掛けの発動を合図に家に向かい、先程それをお前に施した。幸村 力輝の、マハト・シックザールとしての十二年間を殺して、次のマハトに賭ける。これこそが彼の計画だったのだ。
    >これだけ長々と説明して、まったく説明になってないのは逆にすごい。理解できないので疑問点だけ書いていきます。

    ・何故、記憶に辿り着けないようにするのか
    ・そもそも転生者は記憶を知れるのか。
    ・何故一度死ぬ必要があるのか
    ・何故、次の転生者が来ると知っているのか。
    ・他の転生者でなくリキが来ると知っているのは何故か。
    ・何故死んだリキが再び転生してくるのか

    確かに、長文の割に説明の足らないことだらけですね。ひとつずつ答えていきます。

    ・何故、記憶に辿り着けないようにするのか
    >十二年間の記憶を失う代わりにマハトが得をするから(詳細は後に明かされます)

    ・そもそも転生者は記憶を知れるのか。
    >これは転生先の者の記憶と転生する者の記憶の所在ということでしょうか。
    でしたら、この世界では転生する条件として魂が存在しない(と判断された)体にのみ入り込むことが出来ます。
    そのため、そもそもマハト・シックザールという人間の魂は一度も幸村力輝と同時に存在したことがないことになります。

    ・何故一度死ぬ必要があるのか
    >この世界では死の間際、魂が体から解脱するのですが、このタイミングであれば直接むき出しの魂に干渉できるので、魂転を用いる際に必要なエネルギーが少なく済むのです。
    かといって、ダローガがエネルギーをケチったわけではないです。ダローガのエネルギー総量的にギリギリの行いだったということです。
    ・何故、次の転生者が来ると知っているのか。
    ・他の転生者でなくリキが来ると知っているのは何故か。
    ・何故死んだリキが再び転生してくるのか

    なるほど。どうやら記憶喪失の部分についての説明が足りていなかったようです。私の説明が下手なせいか、状況が伝わっていない可能性が高いです。
    ・マハトの意識はウーナ村で誕生した時点で、幸村力輝のものです。その名前はあくまでこの世界のダローガとイネスがつけたものに過ぎないと言ってもいいでしょう。
    ・ウーナ村にて誕生したマハトと、十二歳の頃に階段の下で目覚めたマハト、それぞれの魂は同一です。
    ・まるでリキが二人いるようにも思える内容ですが、リキがマハトとしての12年間の記憶に蓋をし、二度目のマハトが、何も知らない状態から始まっただけです。

    >>私は最後まで、マハトに何もしてやれなかった。いつも傍観ばかりでろくに守ることも出来なかった。
    >この人、もしかして口だけの無能では……?
    >>私が父親としてすべきことを、何ひとつしてこなかったばかりに……!
    >こう言っちゃなんですが、リキとどっこいどっこいのクズに見えますね、この父親も。

    少なくともダローガ自身が自分のことをそう思っているのは間違いありません。

    >>だから、マハト。自分勝手な、傲慢な願いとは重々承知の上で、お前に頼みがある。
    >ここ、転生について知ってるのにマハト呼びなんですね。
    この話の中では、二人は同一人物扱いなんですか? あくまで別人?

    同一人物です。事実的にも、ダローガの認識的にも。

    >> マハトの代わりに、我々家族の無念を晴らしてくれないか?」

    >え、そんな話してました?
    家族の無念とは? いじめっ子に復讐しろってこと?

    2度目を真人間として生き、幸せになることという意味でしたが、無念という言い方は語弊がありそうなので変更しておきます。

    >>「……少し、頭を整理させてください」
    >私も整理したいですが、整理しようがない。
    ここでもう読むのを止めようか、本気で悩みました。
    話が全然見えてこないし。

    あまりにも説明が不足していましたから、そう思われるのも不思議ではありません。

    >>あの男の悔しさと絶望に満ちた顔は見るに絶えなかったからだ。
    >こう書くとすごい悲劇みたいですが、実際には「引きこもった息子を黙殺した」ですから、まるで共感しません。



    >>まさか自分にそんな過去があるとは信じられなかったし、背負いたくなかった。
    >ここもそうですが、リキはマハトを「自分」だと認識してるんですか? この話、そこの区別がおそろしく曖昧なんですが。
    普通の感覚だと両者は性格似てるだけで、別人格の別人だと思われますが、そうではないんですかね?
    >設定はどうなのか、リキからはどう見えているのか、さっぱりわからないので、物語に入りこめません。

    転生以前の記憶が同一であることからリキはマハトのことを同一人物だと捉えています。

    >>こんな風にまたしても苦しい場所で生きることを強いられるなんて言語道断だ。
    >前世であれだけ適当に生きてて、苦しいもないもんです。

    リキの零章一話以前の、苦しい過去をほのめかすセリフとして用意していました。伏線です。わ

    >>だけど、『本当は俺の中には隠された凄まじい力がある』とか、『周りの人間は何も分かっていない』とか、『この現状さえなければ俺はもっと上手くやれる』とか、そんな甘えた根性のままで生きていけるほど、現実ってのは楽じゃない。
    >主人公がクズでなければ、この台詞も響くんですが。
    >>俺もきっと、金欲しさに弱者を誑かす悪人の掌で踊っていただけなんだろう。
    >そんな話、出てきましたか?

    なろう系テンプレ展開について、暗に言及しようとして唐突に意味不明なことを言ってしまっていますね。金欲しさ辺りの文を消しておきます。

    >>ただの高校生でしかない俺が、何もせず受け身で、それでも幸せになれるわけがない。
    >高校生関係ないですね。

    確かにその通りですね。「凡人」とかにしておきます。

    >>だったらもう、いいじゃないか。眠ってしまおう。眠れば、何も感じなくて済む。退屈や飽きなんてものは、意識さえなければ気にならない。気を失えば、気にならない。
    >これは自殺を意味してると読めますが、何故「気を失う」なんです?

    リキにとって睡眠はわりと特別な意味を持つ言葉なので、この表現になりました。度々語られる「変化」とも深い関わりがあります。

    >>あぁ……ダメだ。いけない。無理だった。俺には、出来ない。変わることを諦めるなんて、出来ない。本当、なんで、こんなに死にたくないんだろうなぁ……。
    >「変わることを諦めるなんて、出来ない。」が意味不明です。
    どう見ても「死ぬのが怖いから死ねない」でしょう、この状態は。

    「変わること」というのは、この物語を通してずっと扱われるリキの信念です。そのため、死にたくないより変わりたいを強調したいのです。

    >>生きて償わなきゃいけない罪が幾つもある。生きて、変わって、俺は罪に向き合わなきゃいけない。
    >転生してきたのに?
    何度読んでも、その場限りで思いついたかっこいい台詞をペラペラ並べてるだけに見えます
    いや、そういうキャラ設定だから別にいいんですがね。
    いいんだけど、台詞を読み飛ばしたくなるのも事実。これぞ戯言という感じです。
    >>でも、もう大丈夫だ。腹は決まった。
    >はいはい。わかったわかった。

    ここも、リキの過去にまつわるセリフです。しかし、何も情報がない状態では梶野さんの捉え方になるのも無理ないです。このあたりはいっそ、過去を開示する部分まで取っておくのも手かもしれないですね。

    >>「いえ、もういいんです。十分悩みましたから。結論は出ています」
    >> ダローガは少し、肩を落とした。
    >この台詞でダローガが肩を落とす理由がわかりません。

    ダローガはもう、マハトに頑張って欲しくないと思っているからですね。

    >>「俺は……俺は、マハトの意志を継ぎます。あいつは俺に、幸せになりたいと、強く生きて欲しいと言ってくれました。俺は応えたい。そこまでして変わろうとした彼の思いに。
    >> 俺が彼の代行者になって、彼が得られなかった幸せを掴み取るんです。そうして初めて、俺に意味が生まれる」
    >まったく響きませんが、これも作者の意図通り。

    響いてもらえないのは問題ですが、やはりそれまでの流れを感情移入できる形にし、このセリフもそれなりにして響くような改変をしようと思います。

    >>俺がマハトとダローガに対して示せるありったけの誠意で、応える。
    >1マス下げ忘れです。

    ご指摘ありがとうございます。訂正します。

    >>苦難の道であっても、成さなければならない試練が目の前に与えられたからだ。
    >何かありましたっけ、試練。

    試練という言い方はあまり適切ではないかもしれません。目的くらいがちょうどいいかもですね。

    >>「マハト、お願いだから、諦めてくれ。お前の人生にこれ以上、苦しみを与えないでくれ!
    >この父親も、どんどん狂っていきますね。
    >>だから無念を晴らすとか、そんなことをお前が考える必要は、ない。
    >数分前に「家族の無念を晴らしてくれ」って言ってましたけど。

    1度目のマハトの要望でそう伝えましたが、ダローガの本心としてはそんなことはしなくてもいいと思っています。

    >>ダローガ自身が身分的に周囲の人間から避けられるような存在だっただろうし
    >村長かと思うような家に住んでるのに?

    追い出される前の場所では、ということです。説明が不足しているかもしれませんね。詳しく描写します。

    >>「でも、俺はいずれそれに飽きてしまう。遊びつくして、興味を失ってしまう。変わらない日常こそ、俺が最も恐れている事態なんです。
    >そっちを恐れるんかーい!

    リキはずっとそうですよ。

    >>「そう、だよな。あぁ……ありがとう、マハト」
    >この辺りから目が滑り始めました。
    この物語を理解しようとするのを、脳が放棄したようです。
    このあたりは自分でも冗長さを感じずにはいられないのでどうにか削ってみますね。

    >>俺は俺を何度でも滅多刺しにして、マハトの代役を演じる。この世界の異端者カワリモノの、代行者カワリノモノになるのだ。
    >相談にあったので、ここだけ。
    語呂的には代行者カワリモノの方がいいんじゃないですかね。
    しかし代役も何もリキとマハト、違いがまるでないんですが。
    途中まで別人扱いすらしていないし。
    これをテーマにすると言われても……という感じ。

    確かにそのままカワリモノでいいかもしれませんね。変えておきます。リキとマハトの違いについては、後に天才になった理由と共に明かすつもりでしたが、決意を固めるパートなのでここではっきりさせておいた方がいいかもしれませんね。どうにか入れることが出来ないか試してみます。

    長編ということもあり、伏線だののちに明かされるだの歯切れの悪い回答ばかりになってしまい申し訳ないです。総評についても後から送ります。
  • 手打ちでも送ることが出来なかったので何かおかしいと思ったら、どうやらコメントに打てる文章の最大文字数を超えていたようです。いろいろと手間取らせてしまいすみません。総評への返信は今から書くので、もう少し後になると思います。
  • >>あの日の死に損ないのままなんだ。
    >[あの日の死に損ないのままだ。]

    この部分への言及が抜けていました。ここはどちらでもいいと思ってしまうのですが、『なん』を抜いたほうがいいと思われる理由をお聞きしてもいいでしょうか。
  • ・タイトルについて

    >>カワリモノマニアック
    >去年も言いましたが、タイトルはオリジナリティがあってよいです。
    エピソードタイトルも褒められるものばかりでしたし、坂本さんはネーミングのセンスがあると思います。

    そう言っていただけるととてもありがたいです。自分では気づかなかったのですが、思わぬところに才能があったようですね。この先も生かしていこうと思います。

    ・キャッチコピーについて

    >>君に認識され、観測され、読み進められることで初めて、世界が動き出す。
    >うん、清々しいほど意味がわかりません。

    あらすじを読むと、なんか未登場のキャラが認識とか言ってので、先まで読めば意味が出てくるのかもしれません。

    とりあえず、二万字読んだ時点では意味不明です。

    おっしゃる通り、第一章二話の時点では何の意味もないキャッチコピーということになります。中盤で意味が分かるようになっているので、特に触れる必要もありません。


    ・あらすじについて

    >長いので引用なし。
    >うん、よく書けていると思います。

    ほぼ二万字くらいまでを簡潔にまとめ、過不足もなし。

    ぶっちゃけ、本編よりよほど面白そうに感じました。

    読者に訴求する導線としての役割は十分だと思います。



    本編がこのあらすじくらい面白ければ、私も大絶賛だったんですが……

    あらすじほどの面白さを提供できなかったことが悔しいですが、それはこれから作り上げるとして、あらすじを誉めていただいたことは素直に感謝をさせていただきます。


    ・文章について



    >まず、去年参加された零章の文章との比較から。

    ここで去年のながら感想を読み返してみますね……

    https://kakuyomu.jp/works/16817330654869504941/episodes/16817330662784701658#



    >うん。格段に成長したと思いますよ。

    前回は文章ルールもろくに守られていませんでしたが、少なくとも今回、そういう基礎的な面は改善されていました。
    今回、シリアスに寄せたということで、文章もラノベというには重めな、どちらかと言えば一般小説や文学に近い筆致でしたね。人によって好みはあるでしょうが、長文が続くわりには読みやすく、案外アリだなと思いました。
    ただ、内容的にはラノベ臭が残っている部分があり、特に零章はその落差が激しすぎます。主に愛莉との絡みですね。なまじ文章がよくなったので、相応の内容を求めてしまい、ギャップに読む手が止まってしまうのです。
    ここは内容をより真面目路線に寄せ切るか、文章をもっと砕くか、した方がよいかと思われます。
    あと、私ならこの章は4000字でまとめます。一万字は長すぎです。

    文章力の成長はとても喜ばしいですが、多くの課題がありその解決について考えるべきということですね。ラノベ臭を消すことや愛莉に関する描写は、恐らくデートイベントを丸々なくしてほかのイベントに差し替えることで解決すると思います。リキがクズで飽きっぽく軽薄ということが伝われば零章一話は問題ないので。真面目路線に突っ走ろうと思います。

    >一章以降は安定している……と言いたいですが、描写の適当さと説明下手が顕著。
    描写については「長文なのに具体性のない描写」と揶揄したくなる場面が四回。
    よりわかりやすく言えば「雰囲気のみ書いて、具体的な形状や情景の描写をしていない描写」です。ごく短ければ具体性がなくても仕方ないですが、たっぷり文字数をかけて情報がないので、読者はすりガラスの眼鏡で小説を読まされた気分になります。

    私の中でも具体的な情景が浮かんでいないのかもしれません。その辺りの描写が不足しているのはかなり深刻な問題ととらえています、早急に改善しようと思います。

    >説明下手は、とにかく転生ルールについて。
    あれだけ長々と書いておきながら、詳細はまったくわかりません。
    あそこで読むのを止める人間は相当数いるはずで、割と致命的です。
    ダローガが説明するくだりは、それを細やかに説明するチャンスでしたが、そこでも大雑把な説明に終始しており、私はここで物語の理解を半分ギブアップしました。
    誰にでもわかるように、説明を一から見直すべきです。

    確かに、チャンスを逃しているように思います。しっかりと世界観や設定についての説明をすることで、話についてきてもらえるような作品にしようと思います。

    >長文を多用する今作のような文章は、物語に厚みを与える反面、リーダビリティは下がりやすく、内容が難解になるほど加速度的に読者を振り落とします。
    要するに「目が滑り出す」のです。
    ダローガの過去話はギリギリでした。文章が単調で描写が甘いので眠気を堪えるのが大変でした。2話後半は内容が理解できず、完全に目が滑っていました。
    長文傾向の特性を理解した上で、常に読者視点を忘れないよう、注意してください。

    読者視点。小説を書き始めてから何度も苦戦している部分ですが、これでもかなり寄り添えるようにはなったので、さらなる読者への理解を深めようと思います。


    ・ストーリーについて
    >零章は前回と変わらないので割愛しますが、一言だけ言うなら「やはり不可解」ですね。二万字読めばもう少し理解できるかと思ったんですが、相変わらず。
    一章残り二話は、大きな問題、それも致命的なのが二つ。
    一つは、やはり主人公に共感できないこと。
    「欲望のまま主義主張をころころ変える」というキャラは個性的ですが、「オレはやり直す」と言いながらまた同じことを繰り返す話に求心力はありません。
    あらすじでは「改心してやり直す」とありますが、二万字時点での生き直し宣言も、本気で性根を入れ替えるようなイベントや決心があるわけでなく、この調子で適当にだらだら続くんだろうな、という感じなので続きに期待しようがない。せめて二話目最後までに、読者に「今度こそ違う」と思わせる何かを出さなければ、先を読んではくれないかと。少なくとも私はそうです。

    この物語は決して、リキが改心をする話ではありません。あらすじで田村が言っていた三つの例は、あくまでカワリモノマニアックのテーマっぽい三つの文章に過ぎず、それが内容に関係しているわけではありません。そのどれでもないと言ったのにはそのような意味があります。

    >もう一つは、転生ルールが理解不能なこと。
    この物語には独特の転生ルールが採用されているようですが、いちからそれが語られる場面がありませんし、主人公も超推理でいきなり理解してしまっているので、読者に詳細が伝わっていません。転生がこの話の肝なので、そこのルールがわからなければ面白さがつたわるはずもなく、こちらも致命的。
    正直、双方向に転生してるとか、転生先が手紙を残しているなどの演出は非常に好みで、ルールが破綻なく設定されており、わかりやすい説明がされていれば大いに興味をそそりそうなのですが、そこに至らず。個人的にも残念。

    転生周りの説明が下手であることを痛感しました。より分かりやすく詳しく正確な情報を書きます。


    ・キャラについて
    >主人公がクズなのは設定上仕方がないとして、ダローガも同レベルのクズに見えるのはどうにかした方がいいと思います。

    私の認識としてはダローガはただの無能であっても善悪で言えば少なくとも悪ではないと思っていました。クズに見えたのならやはりダローガの善性についてびょうしゃするべきかもしれません。

    >それとマハトとリキの区別がまったくない、何ならキャラや作者目線でも混同されている場面があるのは、「代行者」というテーマから見ても問題だと思います。「転生後だから本来は同一人物」なのかもしれませんが、だとしたら代行を前面に出すのは詐欺です。同じ人間なんですから。本当はまったく逆の別人くらいの方が、入れ替わり劇は楽しくなると思うんですがね。

    これには、深いわけがあります。というのも、『カワリモノマニアック』のタイトル回収は二話のほかにあと三つあります。その三つがおもなこのタイトルの意味なので、代行者というのはいわばブラフタイトル回収なのです。
    また、一回目のマハトと二回目のマハトには大きな違いがあります。しかし、それがこの時点で分からないのは致命的だと自分でも理解しているので、どう違うのかを分かりやすく説明します。


    ・内容について

    >前回も言いましたが、はっきりと面白くありません。
    主人公のクズぶりに辟易し、転生ルールがさっぱりわからず、読むのが嫌になりました。長文指向もこうなると完全に逆効果。シリアス路線で内容が意味不明なのは、文章から期待値が上がる分、ラノベ路線より深刻なダメージになります。
    まずは転生ルールをわかりやすく書く。
    改善はそこからでは。それ次第では、面白くなる可能性は感じるので。

    ありがとうございます。ルール説明の分かりやすさにより注意を払ってこれからも書いていきます。

    >クズ主人公については、なかなかの難問ですね。
    個性的な設定だけに、「普通に書け」とも言いづらいですし。
    私なら悪役小説ピカレスクとか幸運譚(運でなんとかなる話)にするか、主人公の悲惨な末路を楽しませる小説にするかも。いずれ尖った内容になりますし読者は絞られると思いますが、唯一無二な作品になるかもしれません。
    あらすじ通り改心する方向で行くには、よほど何か衝撃的なイベントが必要だと思いますが、今作ではそこも足りていません。少なくとも二話までではそう。

    この物語の着地は今のところ悲惨な末路ということになりそうです。あらすじが正しく伝わっていないことも少し問題があると思ったので、書き方を変えてみます。

    >あと、私ならクズ主人公に合せて、心から誠実で善人というキャラを出して対比させますかね。翔のようによくわからない距離感でない、一点の曇りもない善意の人物を出せば、色々なドラマが生まれそうです。定番の配置ですが。

    その対比はいつかやりたいですね。おそらく第一章の間ではできませんが、とても良い効果をもたらすと思うので参考にさせていただきます。

    >>・ジャンルをシリアスに傾けたつもりなので、それが上手くいっているかどうか
    >文章的には上手くいってますが、内容が見合っていません。
    次はストーリーや解説部分を精査し、グレードアップすべきです。
    キャラの心情も微妙にズレていて、共感より辟易が先に来ます。

    ストーリーや解説の強化は、今年の目標になりそうです。

    >>・主人公の軽薄さがよく伝わる構成になっているか
    >これは上手く行ってると思いますが、そのせいで先を読む気になれないという問題も発生しています。

    致命的ですね。魅力的なクズをかけるように頑張ります。

    >>・先の展開が気になるか(面白い物語か)
    >現時点でまったくは面白くないです。
    面白さの芽は感じるので、やり方次第だとは思いますが。

    芽だけでも感じていただけたことが嬉しいです。これから育てていきます。

    >>・エピソードの中に不自然な点はないか
    >鬼のように突っ込んだので、「ながら感想」を参考にしてください。

    圧倒されました笑

    >・タイトル回収は上手くいっているか

    >正直、響きませんでした。理由は二つ。
    一つはマハトとリキの関係がよくわからず、代行者と呼べるものか伝わらないということ。何度も転生して生き直しているなら、それは同一人物なわけで。でもマハトは天才だったりするし。二人の状況がどういうものなのか最後まで謎のままでした。
    >「代行者」にカワリモノとルビを振るのはアリだと思いますが、「生まれ変わってやり直す」ことは代行とは言いませんし、真逆の生き方とも取れます。マハトの振りをする、つまり自分を殺して生きるわけですから。

    そもそも、リキにとって真人間になることとは怠惰な自分を殺すことなので、やることはあまり変わりません。歩けなくなった一度目のマハトの代わりに歩くことを代行と言っていることになりますね。


    >もう一つは、このレベルの人間は「カワリモノ」とは呼べないこと。
    私の認識では、「変わり者」とは人に害を及ぼさない程度に風変わりな人間を指します。この主人公をクズと呼ぶ人間はいても、変わり者とは呼ばないでしょう。

    確かに変わり者では済まされませんね。しかしリキ本人の自認は変わり者なんです。このずれをどうにかしたいですね。


    あ、もう一点ありました。「マニアック」が回収されてない。

    以上の理由から、残念ながら話にマッチしたタイトルとは感じられませんでした。

    (モノ)マニアックについては他の三つのタイトル回収で使われる単語ですので、この時点では意味を成しません。

    >・描写が不足していたり、説明に不明瞭な部分はないか



    >たくさんありました。

    そのようにおもいます。


    ⬜️総評

    ・文章は成長したが、なお描写不足。説明不足。

    ・転生ルールが理解不能で致命的。

    ・クズ主人公の求心力のなさが課題。要工夫。



    >成長した点も見られましたが、より大きな課題も複数見つかったという感じです。
    難しいテーマに挑んでいる点は一定評価しますが、今のところ成功しているようには見えません。

    とても扱いの難しいことを多く取り上げているので大変ですが、成長し、さらなる課題が可視化されたのは大きな進歩だと認識しています。進化への道を示していただきありがとうございます。

    >難解なストーリーほど読者目線を忘れず、小説を読まない友人にするような、丁寧かつくどくない説明を心がけてください。
    文章力とは、そのために身に着けるものなのです。

    とても身に沁みました。読者目線、脳に叩き込みます。


    こんなにも長い長い文章を読み、分析してくださり本当にありがとうございました。去年は、梶野さんの助言を元に一年間作品と戦っていたので、今年も戦うための材料をいただけたことがとても喜ばしいです。

    今年も、参加してよかった!
  • >>何度やり直そうとも、何度生まれ変わろうとも、きっと俺のこの軽薄さも、卑怯さも、不気味さも、飽きっぽさも、悪意も、怠惰も、一貫性のなさも歪んだ前の向き方も間の悪さも運の悪さも都合の良さも逃げ腰な本性も馬鹿になりきれない冷静さも鼻につく態度も根拠の無い自信も臆病な自尊心も中途半端な真面目さも──
    >ここで彼が自分に向けて放った言葉は全て、いずれ彼を表す適切な表現になります。しかし今の時点では、確かにあまり合っているとは言えなそうですね。

    まあ、ここは全体を俯瞰しての回想だと捉えられるので、後に整合性が取れるならいいんじゃないですかね。

    >このゲームは間違いなくリキが勝手にやっているゲームです。
    >彼はただ、自分の汚い言葉で周囲の人間の気分を害してしまうことを恐れているのです。
    >しかし、その意図が伝わりにくい流れになってしまっているので、翔がリキの発言に対して

    返信が途中で切れてますが、リキが自分のゲームに文句を言ってる分には、翔的にはどうでもいい話ですし、あれほど感情的な反応を見せるのは変です。

    そもそもリキは翔いわく
    「極めて軽薄で移り気な自分自身のことを『変わり続けなきゃ死んでるのと同じ』とか言って正当化する」人間なので、周囲の気分を害することを考えるとは思いにくい。
    ま、それも含めて移り気だと言われれば、そうかもですが……

    >この辺りの、翔が親友と呼べなさそうであることは、大きな問題であると捉えています。
    普段から二人がこのような仲であるわけではないのですが、作中には二人が喧嘩をしている場面しか存在しないためそれを説明するのが難しいのです。

    ぶっちゃけ、ここで二人を喧嘩させる必要性がないと思います。
    翔はひたすら善人にして、リキへの言葉は本当にリキのことを思っての台詞にすれば、少なくとも二人の関係性はわかりやすくなります。最後の刺す場面も豹変が際立ちますし。

    >愛莉の人となりに関するこの辺りの描写は、後付けしたものです。どうも愛莉のキャラクター象がはっきりしないことを問題だと考えたため、無理やり挿入した場面だったのですが、なんだか物語を陳腐にするだけのような気がしますね。後の愛莉の人間性に関する描写とも矛盾しますし、ここは大幅にカットすることとします。

    その方がよいと思います。
    どのみち愛莉はリキ視点で描かれるので、謎めいていても読者は違和感を感じません。というか現時点でも何を考えて誘惑したのかわかりませんし。「いい女」のテンプレ程度の個性でひとまずはよいのでは。文字数も削れますし。

    >リキと翔が出会った時点で、既に愛莉と翔は付き合っています。また、何故付き合い始めたかについては二人とも話すことを拒むので、リキもあまり触れようとはしないのです。
    何度か馴れ初めについて聞いたことがあったことを明記しておくことにします。

    今書いた情報を、そのままリキに語らせればいいかと。

    >後にこの日のデート自体がリキを殺害するための作戦の一つであったことが明かされるのですが、そのための伏線のつもりでした。しかし、少々無理やりな気もするので他の張り方を考えようと思います。

    ここが仕込みであることは去年も聞きましたが、整合性が取れるとはいまだに思えません。取れたら拍手ものですが。

    >それは、私も本当にそう思います。正直に言うと愛莉とのデートを無くして別の方法でリキを殺すというのも選択肢のひとつだと考えています。

    私が書いた四千字にする計画なら、デートは二行に抑えて愛莉の部屋から始めますね。ぶっちゃけ、誘惑が必要かどうかも私は疑っていますが。先を知らないので何とも。

    >アダルトグッズコーナーという意味で書いたつもりでした。

    なら、アダルトコーナーと書いた方が確実ですね。

    >>まず愛莉の目を気にすべきかと。
    >愛莉のことはもう諦めているので、リキは特に気にしていないという流れで書いたつもりでした。

    愛莉のことを諦められるなら、周囲なんて眼中にも入らないと思います。

    この場面も、別に愛莉にコンドームを買ったことを知られる必要はないので「愛莉がトイレに行った隙に買った」とかにすれば、無駄なやりとりを減らせます。別に話に絡んできませんし、ここ。

    >リキは、浮気に対する罪悪感よりもバレた時に翔になんと言い訳するかを重要視しました。
    >しかし、言い訳をして関係を維持できるなら結果として丸く収まるのでノーリスクであり、それではスリルを味わえないと彼は判断しました。
    >結果的に、言い逃れが出来ないスリリングな状態というものに興味が湧き、愛莉の家に行くことを決意しました。

    この説明は前後で矛盾しています。
    私はリキの動機は性欲だと思っていましたが、そうではなく「親友の彼女と寝ること」のスリルが目的なら、確信犯(誤用の方)なわけです。

    なのに家に来た後の反応は、

    >これは、相当まずい状況だ。分かっている。しかし、全身から湧き上がってくるこの背徳感に抗うことは俺じゃ無理だった。それに、愛莉が可愛いのが悪いな、これ。

    です。これはスリルを楽しむ人間ではなく、性欲に抗えない人間の感想に見えます。

    >>>「てか、つめた~いって自販機かよ」
    >>え? どういうギャグ?
    >ここはスベってましたかね。あまり自分のギャグには自信がないのですが、どうにもシリアスの中にギャグを入れたくなるのですよね。スベっているのだとすると目も当てられないので、アドバイスをお願いします。

    アドバイス以前に、本気でどこを取って笑うべきなのか読み取れません。何か私の知らないCMネタとかですか?

    >>無駄に長いです。
    [主人公はアールグレイが好きで色んな容器を飾っている。それを見られたのだ。]
    で十分です。
    >リキの飽きっぽい性格の改善策の手がかりになる重要な部分なので、割と長めに書きました。

    むしろこの段階で長々と書いても違和感が増すばかりです。
    ただでさえ捉えどころのない性格なのに、後でわかる伏線を長々と仕込んでも、そこまで読者は待ってくれません。

    私ならここは上記のようにあっさり流し、必要な場面で再度、今度は詳細まで説明します。この時点でこだわる必要がないのです。

    >「行為に応える」というようなニュアンスで使ったものだと思われます。ベロチューはその後になりますね。

    キスに対して、応えるも何もありません。
    唇が触れた時点でキスなので、無反応でもキスは成立します。
    「行為に応える」ならベロチューの方でしょう。こちらは受け手の方も能動的に応じられるので。

    >文章の雰囲気がぐちゃぐちゃになっていることについては、シリアスに統一することで解決しようと思います。

    そうですね。
    別にコミカルさを捨てる必要はないですが、今の文章に合せて書くべきでしょう。

    >彼にとっては軽薄なのもクズなのも自分の個性なので、自認としての変わり者というような意味合いでこう書きました。しかし、軽薄やクズの方がこの場面では適切だと私も思いますので、修正をしておきます。

    ここ、一つアイデアを思いつきました。
    零章の時点で、翔や愛莉に「変わり者」と呼ばせておくのです。
    実際はともかく、翔や愛莉から見ればそうだったと言われれば主観の話になりますし、人に言われていたからリキが自分を変わり者だと認識していた(誤認だけど)なら、一定の説得力が出ます。

    >「電気がついていない」は消灯しているという意味で書いたものだったので、その旨を伝わりやすく書きますね。

    そもそもまず、目覚めた時に周囲は暗いのか明るいのか。
    階段など見える以上、ある程度明るいとは読めますが、何故明るいのか。窓から陽光が入っているのか。ランプなどの灯りか。

    主人公に何が起きたのか、読者には何もわかりません。
    何が起こったか読者は知りたいわけですから、リキの得た情報は逐一書き出していく方が親切ですし、リアリティが出ます。
    「もっと描写を」とは、そういうことです。

    >零章で服について関心がなかったことを元に書いた文章でした。
    瞳が白いというのは恐らく瞳の意味を間違って使っているのだと思います。正しくは虹彩ですね。

    いや、関心がなくてもどういう形かとかはわかりますよね。「スカートみたい」とか「海外の映画で見たやつ」とか。
    それに主人公は異世界ラノベは読んでいるんですから、服の知識もそちらであるのでは?

    いや、実質瞳=虹彩なので合ってますよ。
    例えば白いカラコン入れたら目が全部白くなり、完全にホラーのキャラになります。そういう意味です。白を選ぶ意味が分かりません。

    >>>そして、イケメンだった。
    >>繰り返す系のギャグ?
    >はい。そのつもりです。

    これははっきり言えますが、滑ってます。

    >彼は少し自分のことを俯瞰して見ている節があります。その理由も物語中で後に説明されることになっています。

    違和感は拭えませんが、まあこれは個性の範疇でよしとしますか。

    >リキの認識と物語の内容がズレているということが度々あるのは、そのズレを利用しようとしているからなのですが、その目論見は失敗するパターンが多いですね。もう少し慎重に使うことにします。

    例えばラノベ感覚で転生してきた人間が、ダークファンタジーな世界観にビビるとかならギャップがあって効果的ですが、この展開ではそこまでの落差がないので、違和感のリスクしかないという感じがします。少なくとも面白さには貢献していません。最後まで徹底してやるなら面白いですが、この小説の主旨じゃないでしょうし。

    >どちらも有り得るパターンですね。リキはまず、魂がめぐりマハトの体に自分が入り込んだ(同化した)というパターンを考えました。しかし階段から落下するという危険なイベントをきっかけに転生が果たされたことからマハトが死亡した可能性を考えました。

    普通のラノベ読みが想像するなら、「転生する直前、偶然にも階段から落ちて死にかけてる」の方が自然な気がします。
    ここら辺は作者の予備知識が漏れ出ていると感じます。いわゆる超推理ですね。

    >痛みのあまり叫ぼうとした際、声が出なかったことから、喉もしくは肺が損傷しているとリキは考えています。

    もしそうなら、喉や肺に痛みはないか、呼吸は出来ているのかの確認するのが自然です。

    >リキはなろう系ならどうにかなると楽観視しているので、こんなことを言っています。決して体は大丈夫ではありません。

    なるほど。

    >確かに臍に手を乗せるのは表現として不自然かもしれませんね。ただ、臍(の下)というのはこの世界における魔術にとって重要な意味合いを持ちますので、他のシーンで解説することにします。

    その方がいいかと。リキにそんな知識はありませんしね。

    >肺を損傷するほどの衝撃があったことを表現するためという他に意味がないので、特にこの先で活かされることもない設定です。

    私なら声が出せないと気付いた時点で「口内に血の味がする。肺か喉をやられて血を吐いたのかもしれない」とか書きますね。

    >リキには男親がおらず母親も放任主義であったため生前から親子愛に疎いという設定を決めていたので、このような表現になりました。

    いやあ……そんな経歴の人は実際にいますが、この状況で気付けない人はいないと思います。経験以前に常識の範疇なので。

    これが親子の機微を察せないとかの場面ならわかるんですが。

    >>テンプレラノベとはいえ、ファンタジーもので描写をしないのはわりと致命的だと思います。筆力を見透かされるという意味で。
    >ここは真剣に悩んでいる部分です。描写力が足りないため、世界観を上手く掴んでもらえないというのは分かっているのですが、いまいち情景を描写するコツが分からないのです。何かいい方法はありませんか?

    一人称ですし、リキが見たままを書けばいいのでは?
    例えば、

    >しかし家具や生活用品など人が住むために必要なものは揃っているので、間違いなく誰かがここにいたと分かる。

    なんて書き方をせず、どんな家具があり、どんな生活用品が置かれているのか書けばいいんです。そこからマハトの趣味や人となりも見えてくるというものです。

    描写力と言うより、細かな設定や想像力が足りていない可能性もあります。本来、ファンタジーは全てを創造しないといけないジャンルですから。

    >リキがどうしようもない人間であることを表現しました。

    それはいいんですが、これもあってマハトとリキが同一人物と思えなくもなっています。

    >隠す気はないです。

    >さっきの言葉は迂闊だったかもしれないな。気をつけねば。
    と言ってましたけど。
    これは「バレないように」だと読めます。
    ダローガに詳細を訊かないのも、それが理由だと私は解釈してました。

    >十二歳とは思えない文章なのも、中身がリキだからです。儀式に当たるのは後に触れられる”道”のトリックですね。

    ここら辺、私が感じてる矛盾の説明を聞きたいところです。
    綺麗好きや天才性など、マハトとリキが同一人物なのに何故違うのか、ですね。

    >マハトが「俺に頼みがある」「俺自身」などのキーワードを書いていることなどからもリキは同一人物説を考察しています。

    >俺に、一つ頼みがある。

    これのことですかね。
    てっきり書き方の不備かと思ってました。「俺に考えがある」的な。
    だってここ以外では「お前」って呼んでますし。

    >新たに構築される俺自身にこの言葉を伝えなきゃならない。

    ここも普通に読んだら「俺自身=リキに譲ったマハト」と読めるだけで、同一人物と推理するのは飛躍に思います。

    少なくとも私は、今説明されてさえ納得がいっていません。おそらくは大半の読者も。

    >マハトということになりますね。リキでもあるのでこんがらがりますが、自然に生まれてきたマハトからの手紙を、記憶喪失したマハトが受け取っている形になります。

    もうこの説明時点で意味がわかりません。
    記憶喪失したマハト=リキの記憶を持っているにだから、それはリキなのでは?

    一度、全部の情報を時系列順にわかりやすくまとめてください。
    言葉の定義から決めないと、永遠に理解されないと思いますよ。

    >ダローガはこの先、記憶を失った自分の息子に対して真実を明かすことを知っています。しかしそれは苦渋の決断なので、決心が固まりきっていない。そのため、”道”で廊下を長引かせているのです。

    正直、何が苦渋の決断なのか理解できていないので、意味がわかりません。苦渋にせよ決断したなら、後回しにする意味などないのでは? それも数十秒レベルでは。

    いずれにせよ、この真相は本編で語る必要があります。でないと読者は訳ワカメです。

    まあ私はまるごと削除をお勧めしますが。
    こういう演出が、ダローガの株を下げる原因なので。

    >それぞれについての説明は数話後で説明されるか、もしくは説明不足によって伝わっていない可能性があります。

    断言していいですが、ここで私が感じた疑問程度は、勿体ぶらずここで全て明らかにしておくべきです。それくらい致命的なので。

    >>・何故またリキが転生してくるのか? 
    >二回目は転生ではなくただの記憶喪失だったから

    ???
    それなら、階段から落ちて死ぬ必要ないのでは?
    ダローガの「道」で、マハトの記憶を封じても結果は同じですよね? 同一人物なら。

    >・それを何故、マハトは知っていたのか?
    記憶を失うことがマハトの目的のために必要な選択だったから

    まあこれはいいとして、死ぬ意味がわかりません。
    そもそもリキが転生して生まれたマハトの人生では、リキとしての人格や記憶はどうなってたんですか?

    >・そもそも死んだリキと現在のリキはどういう繋がりなのか?
    異世界での十二年間を除き、全くの同一人物

    なら、入れ替わる意味がないのでは?
    記憶を失えば、マハトもリキも同じですよね。

    >父親は自分が何もしなかったことを罪と捉えているので、自白という表現を用いました。

    自白の意味は「自分の秘密や犯した罪などを包み隠さずに言うこと」ですが、主に「秘密を明かす」方にウェイトのかかる言葉です。別にダローガは罪を秘匿していたわけではないので、「自白」は適正な使用ではないと私は考えます。

    裁判で証人が証言することを、「自白」とは言わないようにです。
  • >追い出された先の屋敷という設定です。二人の過去については第二章で説明するつもりです。

    リキの台詞にある、今いる屋敷のことですよね?

    >俺が今いるこの家は村にあるほかの家と比べ明らかにサイズが違っているように思える。もしかすると、ダローガはこの村の領主のようなことをしているのかもしれないな。

    まあ、貴族関係なく大きな屋敷が手に入った経緯があるのなら、そこは問題ないでしょう。この村では迫害されてないってことですよね?

    >身分違いの結婚については周囲からあまりいい印象は受けていませんでしたが、本人とその家族同士では理解した上での結婚でした。妻が死んだことについての恨みです。

    なら、その経緯についても書くべきですね。

    >物語後半に出てくる魂転の始祖の名前から取ったものなので、あまり変えたくは無いです。

    漢字をルール無視で読ませるのはキラネームみたいなもので、一気にラノベ臭が強くなるので、特に今作ではお勧めしません。
    まあお任せしますが。

    >信念や目標、後悔など、多岐にわたるので後に詳しく解説される時まではぼかしておくつもりでした。ここで詳しく解説する必要性があるのかどうか分からなかったからです。必要であればここについても詳しく解説するつもりです。

    シンプルに「精神力」でいいのでは?

    >次話で魂転について解説するポジションの人なので一応名前を出しておきました。

    それならまあ。

    >>>イネスの両親は勿論、彼女と関わりのある者たちは皆マハトのことを呪った。イネスの代わりに産まれたのが無能とは何事かと、マハトのことを忌み嫌った。イネスの命を奪った悪魔だと言いふらしたのだ。
    >>父親のスタンスの説明がないので、いまいち状況が把握できません。
    >ダローガは常にマハトを愛しています。

    いや、上記の事件が起きた時、ダローガは何をしていたのかを知りたいんです。

    >ダローガやマハトはこの世のあらゆる場所が魂転によって評価される社会だと考えているため、それは思いつきもしません。

    子供ならいざ知らず、貴族の護衛をしていた大人が世界を知らないとは思いづらいところです。
    まあ、ファンタジーなので本当に認められない世界かもしれませんが、人間社会を離脱したって生きる道はあるわけですからね。

    >どんなマハトであろうとダローガは愛しますが、だからといってマハトに何も干渉しない訳ではありません。苦しんでいたら助けようとします。しかし、マハトは苦しみながらも

    ここは続きが気になるところ。

    >無能力者は被差別者であり、労働力などとしての奴隷や、実験用のマウス的な立ち位置にいますね。そうなる前にダローガは辺境の村に逃げ込んだのです。

    それも説明すべきです。
    あと、可能なら無能力者が生まれる確率とかも。
    しかし論理的に考えて、武力や知恵をむざむざ捨て去る理由にはならないと思うんですがねえ……差別が根付いていたとしても。

    >>ここら辺のネーミングや設定は嫌いじゃないです。
    >ありがとうございます。しかしなかなかに使いこなせないので困りものです。

    魂転だけは解せませんけどねw

    >マハトはこの時点ではダローガに心を開いていないので聞いても答えてくれません。わざわざ魂転を使ったのはそのためです。

    そうなった経緯が書かれていないので、どちらにも感情移入できず、ダローガがクソなのかな?と思われるのですよ。

    >六歳ということになります。

    ということは、リキの自我なりがマハトの生きてる間にも存在していたということですが。

    >ここでどうして追い詰められていたかは物語中盤から後半で明かすつもりです。

    遅すぎますね。
    あらましでいいので、読者が納得する説明が必要です。
    ここでまともな説明がされないのに、後の説明でで納得できると思う読者はいません。作者の信用の問題です。

    >何故リキが転生して天才になったのかについては第一章の七話でちょうど解説するつもりでしたが、もっと早くに明かすべきかもしれませんね。物語の流れを考慮し、辻褄を合わせながら説明を入れてみます。

    同一人物だと明かすなら、ここで説明する必要があるでしょう。
    綺麗好きとかの性格が異なる点も。

    >ダローガもそうしたかったと思います。

    そういう描写がないのが問題なんです。
    「何とかしようとしたが力及ばず」と「見てただけ」では評価に天地の開きが出ます。

    >確かに、長文の割に説明の足らないことだらけですね。ひとつずつ答えていきます。

    >>・何故、記憶に辿り着けないようにするのか
    >十二年間の記憶を失う代わりにマハトが得をするから(詳細は後に明かされます)

    今明かすべきですね。隠す余裕があるとは思えません。

    >>・そもそも転生者は記憶を知れるのか。
    >これは転生先の者の記憶と転生する者の記憶の所在ということでしょうか。
    >でしたら、この世界では転生する条件として魂が存在しない(と判断された)体にのみ入り込むことが出来ます。
    >そのため、そもそもマハト・シックザールという人間の魂は一度も幸村力輝と同時に存在したことがないことになります。

    ふむ?
    同時に存在したことないのに、何故存在を知ってるんです?
    それともリキとしての記憶は全部持った上で、マハトとして生きて来たってことですかね。

    だとすると、本当に同一人物と言うことになってしまいます。
    それだと入れ替わる意味、何もないとしか思えないんですが。
    むしろ経験値がリセットされるだけ損なのでは……?

    >>・何故一度死ぬ必要があるのか
    >この世界では死の間際、魂が体から解脱するのですが、このタイミングであれば直接むき出しの魂に干渉できるので、魂転を用いる際に必要なエネルギーが少なく済むのです。
    >かといって、ダローガがエネルギーをケチったわけではないです。ダローガのエネルギー総量的にギリギリの行いだったということです。

    説明は理解しましたが、それも本編に書かないと意味わかりませんよね。
    というか、その説明の通りだと、要するに「マハトの十二年の記憶を消した」だけですよねこれ。死んだのではなくリセット。

    >「お前は転生者でありながら、2度目の死を選んだのだ」
    の台詞から受ける印象とは、相当食い違いますね。

    >>・何故、次の転生者が来ると知っているのか。
    >>・他の転生者でなくリキが来ると知っているのは何故か。
    >>・何故死んだリキが再び転生してくるのか
    >なるほど。どうやら記憶喪失の部分についての説明が足りていなかったようです。私の説明が下手なせいか、状況が伝わっていない可能性が高いです。

    >・マハトの意識はウーナ村で誕生した時点で、幸村力輝のものです。その名前はあくまでこの世界のダローガとイネスがつけたものに過ぎないと言ってもいいでしょう。

    まずこれを最初に説明すべきでしょう。
    マハトとリキを別人のように書くから誤解が生じるんです。
    マハトの手紙とかがよい例です。

    >・ウーナ村にて誕生したマハトと、十二歳の頃に階段の下で目覚めたマハト、それぞれの魂は同一です。

    このマハト表記が誤解の大元かと。
    リキ(ここではマハト)と書けば全部すっきりします。

    >・まるでリキが二人いるようにも思える内容ですが、リキがマハトとしての12年間の記憶に蓋をし、二度目のマハトが、何も知らない状態から始まっただけです。

    それ、デメリットの方が多くないです?
    メンタルリセット以外にメリットが思い浮かばないんですが。

    >同一人物です。事実的にも、ダローガの認識的にも。

    つまりこれ、別にマハトという別人格を殺してはないんですね。
    単にリキ(マハト)を記憶喪失にしただけだと。
    ようやっと、理解できた気がします。

    記憶をなくすことで何が解決するのかだけは、さっぱりわかりませんが。

    >転生以前の記憶が同一であることからリキはマハトのことを同一人物だと捉えています。

    こうやって説明されたらわかりますが、本編からはまっったく伝わってませんよこれ。

    >リキの零章一話以前の、苦しい過去をほのめかすセリフとして用意していました。伏線です。わ

    一案ですが、ダローガに生き直すことを伝える前の場面で、リキの過去について開示してはどうでしょう。

    彼がクズになるのもやむなしと納得させられる過去がわかれば。読者からリキへの共感も少しは生まれるはずです。

    まあその前に、二万字経過時点で、作者は読者に主人公をどう思ってもらいたいのか、を知りたいところです。それがわからないと、調整のしようがないので。

    >リキにとって睡眠はわりと特別な意味を持つ言葉なので、この表現になりました。度々語られる「変化」とも深い関わりがあります。

    いえ、眠ることを「気を失う」とは普通言わないので、引っ掛かっただけです。
    重要度の高い伏線ならそのままにして、作者が「わかってる」サインを出してもいいんですが、多分そこまでではないので平易な説明にした方がよいかと。

    >「変わること」というのは、この物語を通してずっと扱われるリキの信念です。そのため、死にたくないより変わりたいを強調したいのです。

    現時点だと、「変わること」を信念に生きてるようには見えないので違和感があるのだと思います。むしろここまでの彼のイメージは「その時の気分に流されて生きている」です。それを変化とは普通言いません。適当に生きてるだけです。

    >ここも、リキの過去にまつわるセリフです。しかし、何も情報がない状態では梶野さんの捉え方になるのも無理ないです。このあたりはいっそ、過去を開示する部分まで取っておくのも手かもしれないですね。

    逆に過去の開示を決意前にブチ込んだ方がすっきりすると思います。マハトの境遇と照らし合わせる形で。

    >ダローガはもう、マハトに頑張って欲しくないと思っているからですね。

    詳細が書かれていないので、ダローガの心理が伝わりません。
    マハトの計画に賛同しないなら、協力しなければいいのでは。ダローガの能力がなければ成立しないんですし。

    >響いてもらえないのは問題ですが、やはりそれまでの流れを感情移入できる形にし、このセリフもそれなりにして響くような改変をしようと思います。

    主人公をクズとして描いているので、予定通りだと思っていました。ここは響かせたいんですか?

    感情移入させるとすれば、やはり決断の前に過去の開示を入れ、「リキにも同情すべき点がある」と読者に思わせることではないかと思います。

    この小説は繊細な読者のヘイトコントロールが求められますが、正直に言って意識されてるように感じられません。そこに私と坂本さんの受け取り方の違いがあるのでは、と思います。
    要するに、クズアピールが強すぎるのです。

    リキに求められるのは「クズだけど魅力もある」や「クズだけど共感できて憎めない」だと思うんですが、どうでしょう?

    >1度目のマハトの要望でそう伝えましたが、ダローガの本心としてはそんなことはしなくてもいいと思っています。

    「さっきはああ言ったが」など加えるべきです。
    あまりに短時間で手のひらを反すので、リキ同様の異常者に読めてしまいます。

    >>>ダローガ自身が身分的に周囲の人間から避けられるような存在だっただろうし
    >>村長かと思うような家に住んでるのに?
    >追い出される前の場所では、ということです。説明が不足しているかもしれませんね。詳しく描写します。

    いや、今二人のいる家のことです。
    リキ自身が「村でも地位が高いのでは」と言ってましたよね?

    >>>「でも、俺はいずれそれに飽きてしまう。遊びつくして、興味を失ってしまう。変わらない日常こそ、俺が最も恐れている事態なんです。
    >>そっちを恐れるんかーい!
    >リキはずっとそうですよ。

    いや、ここはリキが改心して生きると決める場面ですよ。
    そこでこれまで通りの「ずっとそう」な言動をしたら、「やっぱり今回も本気じゃないな」と読者は読みますし、だから言葉が上辺だけに聞こえるんです。
    作者が意図的に響かないように書いてるようにしか見えません。

    >このあたりは自分でも冗長さを感じずにはいられないのでどうにか削ってみますね。

    冗長さもそうですが、理由は一つ上のものが大きいです。
    「今回も本気じゃない」時点で読む気をなくしてるんです。

    >長編ということもあり、伏線だののちに明かされるだの歯切れの悪い回答ばかりになってしまい申し訳ないです。総評についても後から送ります。

    ぶっちゃけ、「先を読む気がしない」と評価される時点で伏線を取っておく意味がないので、面白い部分は全弾投入しべきです。


    >手打ちでも送ることが出来なかったので何かおかしいと思ったら、どうやらコメントに打てる文章の最大文字数を超えていたようです。いろいろと手間取らせてしまいすみません。総評への返信は今から書くので、もう少し後になると思います。

    ああ、そういえば文字数制限ありましたね!
    去年は苦労してました。それでかー。

    >>>あの日の死に損ないのままなんだ。
    >>[あの日の死に損ないのままだ。]
    >この部分への言及が抜けていました。ここはどちらでもいいと思ってしまうのですが、『なん』を抜いたほうがいいと思われる理由をお聞きしてもいいでしょうか。

    この段落はリキの独白ですが、口調は台詞のような口語体ではなく、文語体で書かれています。「なんだ」は砕けた言い回しで口語と読める(文語なら「なのだ」)ので、より文語に近くなるよう「なん」を抜くのが適切と感じました。

    まあここら辺は作者のフィーリングもあるので、絶対間違いとは言いません。この部分の最後にも「なんだ」が出てきて、ここも指摘すべきか悩みましたが、最後はアリだと流しましたしね

    >おっしゃる通り、第一章二話の時点では何の意味もないキャッチコピーということになります。中盤で意味が分かるようになっているので、特に触れる必要もありません。

    確かに、先を読むことで意味が出て来るならアリですね。

    >あらすじほどの面白さを提供できなかったことが悔しいですが、それはこれから作り上げるとして、あらすじを誉めていただいたことは素直に感謝をさせていただきます。

    逆に言えば、あらすじはすっきり面白みが出ているのに本編は迷走してるか、冗長で伝わっていないということになります。
    本来の主旨を振り返って軌道修正すべきかと。

    >文章力の成長はとても喜ばしいですが、多くの課題がありその解決について考えるべきということですね。ラノベ臭を消すことや愛莉に関する描写は、恐らくデートイベントを丸々なくしてほかのイベントに差し替えることで解決すると思います。リキがクズで飽きっぽく軽薄ということが伝われば零章一話は問題ないので。真面目路線に突っ走ろうと思います。

    そうですね。その方がいいかと。

    >私の中でも具体的な情景が浮かんでいないのかもしれません。その辺りの描写が不足しているのはかなり深刻な問題ととらえています、早急に改善しようと思います。

    具体的な情景を考えるには、ある程度中世的な知識や世界観を練り込む必要があります。テンプレを援用するとなろう系になってしまうので、差別化するなら一から設定する必要があります。

    要するにハイファンタジーとして創作するということですね。

    >読者視点。小説を書き始めてから何度も苦戦している部分ですが、これでもかなり寄り添えるようにはなったので、さらなる読者への理解を深めようと思います。

    まあここら辺は永遠の課題です。
    とくに今作は難しい挑戦なので、失敗するのも当然ではあります。私が書いても読者がついてくるレベルに仕上がるか悩ましい内容ですし。挑戦そのものは応援しますが。

    >この物語は決して、リキが改心をする話ではありません。あらすじで田村が言っていた三つの例は、あくまでカワリモノマニアックのテーマっぽい三つの文章に過ぎず、それが内容に関係しているわけではありません。そのどれでもないと言ったのにはそのような意味があります。

    ふうむ。最後のリキの決意は作者的にはフェイクということですか?
    だとすると、二万字時点で読者がどう受け取り、どんな気持ちで次の章に進むのが作者の希望なのか、私にはさっぱりわかりません。あそこがフェイクぽいから読む気が失せた読者なので。

    相談を続けるなら、まずそこについて説明を伺いたいところですね。

    >私の認識としてはダローガはただの無能であっても善悪で言えば少なくとも悪ではないと思っていました。クズに見えたのならやはりダローガの善性についてびょうしゃするべきかもしれません。

    「息子がひどいイジメを受けているのに、可哀想としか言わず
    、守りも対策もしない無能な父親」ですから。
    心は悪ではないですが、愛情を疑われるのは無理ないかと。
    身近にそんな親がいたら、子供はグレるか家出すると思います。

    >これには、深いわけがあります。というのも、『カワリモノマニアック』のタイトル回収は二話のほかにあと三つあります。その三つがおもなこのタイトルの意味なので、代行者というのはいわばブラフタイトル回収なのです。
    >また、一回目のマハトと二回目のマハトには大きな違いがあります。しかし、それがこの時点で分からないのは致命的だと自分でも理解しているので、どう違うのかを分かりやすく説明します。

    ブラフかましてる場合ではないですよ。
    読者が読む気をなくしてるんですから。
    伏線は、奥の手を隠しても面白いから成立するもので、隠した結果不評を買うならまったく逆効果です。

    >この物語の着地は今のところ悲惨な末路ということになりそうです。あらすじが正しく伝わっていないことも少し問題があると思ったので、書き方を変えてみます。

    そうですね。現状だと「読者によって受け止め方は異なる」と読めますが、リキ的にはクズ矯正路線に行くのだと思いました。

    >その対比はいつかやりたいですね。おそらく第一章の間ではできませんが、とても良い効果をもたらすと思うので参考にさせていただきます。

    戦力を後回しにする余裕はないと思います。
    私なら翔かダローガをその善人にします。もしくは超善人の兄弟姉妹を置くか。

    >芽だけでも感じていただけたことが嬉しいです。これから育てていきます。

    チャレンジングな小説なのは理解します。
    もう文学として書いた方がいいくらいに。
    それならリーダビリティ捨てても許容されますし。
    私の望む方向性ではありませんが、それもアリかと。


    >・タイトル回収は上手くいっているか

    >そもそも、リキにとって真人間になることとは怠惰な自分を殺すことなので、やることはあまり変わりません。歩けなくなった一度目のマハトの代わりに歩くことを代行と言っていることになりますね。

    代行というのは「誰かの代わりをする」ことなので、同じ人物が記憶をなくしても、それは代行とは呼びづらいと思います。別人が転生してきたならわかるんですが。

    >確かに変わり者では済まされませんね。しかしリキ本人の自認は変わり者なんです。このずれをどうにかしたいですね。

    前述しましたが、翔や愛莉にそう呼ばせてみては。

    >(モノ)マニアックについては他の三つのタイトル回収で使われる単語ですので、この時点では意味を成しません。

    先の展開で拾うなら、まあ。

    >こんなにも長い長い文章を読み、分析してくださり本当にありがとうございました。去年は、梶野さんの助言を元に一年間作品と戦っていたので、今年も戦うための材料をいただけたことがとても喜ばしいです。
    >今年も、参加してよかった!

    一年間、折れずに書き続けたことは素直に賞賛できます。
    これからも挑戦を続けてください。
    苦労した分、間違いなく身になるはずですから。
  • 相談の続きをお願いしたいです。今回は返信が難しく、受験シーズンの影響もあり遅れてしまいました。申し訳ありません。
    またしても、1度に送ることが出来ないため、2度に分けての送信になります。ご理解ください。



    >>このゲームは間違いなくリキが勝手にやっているゲームです。
    >>彼はただ、自分の汚い言葉で周囲の人間の気分を害してしまうことを恐れているのです。
    >>しかし、その意図が伝わりにくい流れになってしまっているので、翔がリキの発言に対して
    >返信が途中で切れてますが、リキが自分のゲームに文句を言ってる分には、翔的にはどうでもいい話ですし、あれほど感情的な反応を見せるのは変です。
    >そもそもリキは翔いわく
    「極めて軽薄で移り気な自分自身のことを『変わり続けなきゃ死んでるのと同じ』とか言って正当化する」人間なので、周囲の気分を害することを考えるとは思いにくい。
    ま、それも含めて移り気だと言われれば、そうかもですが……

    翔は、リキの軽薄さや飽きっぽさを一切嫌悪していませんし、むしろそういう部分を尊敬している節があります。というか翔こそ、自分がなくてすぐに他人に影響されるような、彼がリキに対して放った言葉から導き出される人間像そのものです。じゃあ似た者同士じゃないかという話になってしまうのですが、本質は違います。

    翔は大衆の意見や流行に流されるタイプですが、リキは自分の欲求や願望のままに生きるタイプです。一貫性のなさは一貫しているものの、両者は対極にいるのです。

    またこの喧嘩も、その後の殺害と同様に計画的なものであり、翔は何一つ怒っていません。仲違いをして罪悪感を植え付けるための作戦のつもりでした。

    そしてリキの、周囲を気にする性格ですが、

    >>この辺りの、翔が親友と呼べなさそうであることは、大きな問題であると捉えています。
    普段から二人がこのような仲であるわけではないのですが、作中には二人が喧嘩をしている場面しか存在しないためそれを説明するのが難しいのです。

    >ぶっちゃけ、ここで二人を喧嘩させる必要性がないと思います。
    翔はひたすら善人にして、リキへの言葉は本当にリキのことを思っての台詞にすれば、少なくとも二人の関係性はわかりやすくなります。最後の刺す場面も豹変が際立ちますし。

    翔は翔で、どうしようもない人間です。ただ、その歪み方がリキと対照的で、徹底的に他人に依存するタイプなんですよね。その性格が原因で、殺害を企てているようなものですし。

    >>愛莉の人となりに関するこの辺りの描写は、後付けしたものです。どうも愛莉のキャラクター象がはっきりしないことを問題だと考えたため、無理やり挿入した場面だったのですが、なんだか物語を陳腐にするだけのような気がしますね。後の愛莉の人間性に関する描写とも矛盾しますし、ここは大幅にカットすることとします。
    >その方がよいと思います。
    どのみち愛莉はリキ視点で描かれるので、謎めいていても読者は違和感を感じません。というか現時点でも何を考えて誘惑したのかわかりませんし。「いい女」のテンプレ程度の個性でひとまずはよいのでは。文字数も削れますし。

    ですね。そのように変更します。

    >>後にこの日のデート自体がリキを殺害するための作戦の一つであったことが明かされるのですが、そのための伏線のつもりでした。しかし、少々無理やりな気もするので他の張り方を考えようと思います。
    >ここが仕込みであることは去年も聞きましたが、整合性が取れるとはいまだに思えません。取れたら拍手ものですが。

    ぼやかして表現しても埒が明かないと思ったので、仕掛けの内容を公開した上で相談することにします。

    まず、リキは厳密に言えば異世界に転生している訳ではありません。意識のみを、なろう系異世界に偽装した仮想空間へ転送しただけなのです。
    その技術や仮想空間の仕組みについては、愛莉の魂転が関係しています。(ここについて詳しく説明する必要があれば仰ってください)
    そして何故翔と愛莉がリキを殺害するに至ったのか。これの動機は翔の恋心にあります。翔はリキに対して恋愛感情を抱いています。その根底にあるのは依存体質なのですが、翔の自認としてはそれは恋愛感情ということになります。
    その気持ちに気づいた愛莉は、人間の意識を仮想空間に移す技術を利用し、翔やリキをそこに連れていきます。
    殺した理由は、「カワリモノマニアック」における現実世界での死が持つ意味によって説明できます。
    この世界における現実世界では、死後、魂は自分が産まれてくるときの世界に戻ることになっています。つまり、永遠に同じ人生を歩む、「永劫回帰」という概念です。
    この世界には魂が存在しています。そのため、死後、人の体から魂が抜けるのです。死以外の方法で魂が体から離れることはありません。
    死という現象が魂を体と切り離してくれる。魂、つまり意識を仮想空間に転送するために殺す必要があるのはこれが理由です。

    >>それは、私も本当にそう思います。正直に言うと愛莉とのデートを無くして別の方法でリキを殺すというのも選択肢のひとつだと考えています。
    >私が書いた四千字にする計画なら、デートは二行に抑えて愛莉の部屋から始めますね。ぶっちゃけ、誘惑が必要かどうかも私は疑っていますが。先を知らないので何とも。

    誘惑も必要と言う訳ではなく、一番最初に書いたプロットの残り香みたいなものなので、より良いストーリーのために削ることは視野に入れています。

    >>アダルトグッズコーナーという意味で書いたつもりでした。
    >なら、アダルトコーナーと書いた方が確実ですね。

    そのように書いておきます。

    >>愛莉のことはもう諦めているので、リキは特に気にしていないという流れで書いたつもりでした。
    >愛莉のことを諦められるなら、周囲なんて眼中にも入らないと思います。
    >この場面も、別に愛莉にコンドームを買ったことを知られる必要はないので「愛莉がトイレに行った隙に買った」とかにすれば、無駄なやりとりを減らせます。別に話に絡んできませんし、ここ。

    そうですね。それぞれの購入したプレゼントについて1文ずつで説明しておくにとどめます。

    >>リキは、浮気に対する罪悪感よりもバレた時に翔になんと言い訳するかを重要視しました。
    >>しかし、言い訳をして関係を維持できるなら結果として丸く収まるのでノーリスクであり、それではスリルを味わえないと彼は判断しました。
    >>結果的に、言い逃れが出来ないスリリングな状態というものに興味が湧き、愛莉の家に行くことを決意しました。
    >この説明は前後で矛盾しています。
    私はリキの動機は性欲だと思っていましたが、そうではなく「親友の彼女と寝ること」のスリルが目的なら、確信犯(誤用の方)なわけです。
    >なのに家に来た後の反応は、
    >>これは、相当まずい状況だ。分かっている。しかし、全身から湧き上がってくるこの背徳感に抗うことは俺じゃ無理だった。それに、愛莉が可愛いのが悪いな、これ。
    >です。これはスリルを楽しむ人間ではなく、性欲に抗えない人間の感想に見えます。

    確かに言っていることが違いますね。スリルを楽しむ方に統一します。

    >>ここはスベってましたかね。あまり自分のギャグには自信がないのですが、どうにもシリアスの中にギャグを入れたくなるのですよね。スベっているのだとすると目も当てられないので、アドバイスをお願いします。
    >アドバイス以前に、本気でどこを取って笑うべきなのか読み取れません。何か私の知らないCMネタとかですか?

    いえ、自動販売機にて冷やされている商品にはつめた~い、温められている商品にはあったか~いという文字が金額とともに書かれている場合が多いため、文字媒体だからこそのギャグではあるのですが、~を使うなんて、まるで自動販売機のようではないか、と突っ込んでいるものになります。

    >>>無駄に長いです。
    [主人公はアールグレイが好きで色んな容器を飾っている。それを見られたのだ。]
    で十分です。
    >>リキの飽きっぽい性格の改善策の手がかりになる重要な部分なので、割と長めに書きました。
    >むしろこの段階で長々と書いても違和感が増すばかりです。
    ただでさえ捉えどころのない性格なのに、後でわかる伏線を長々と仕込んでも、そこまで読者は待ってくれません。
    >私ならここは上記のようにあっさり流し、必要な場面で再度、今度は詳細まで説明します。この時点でこだわる必要がないのです。

    確かにこれを今詳しく説明しても仕方がないかもしれませんね。後に詳しく説明することにします。

    >>>「行為に応える」というようなニュアンスで使ったものだと思われます。ベロチューはその後になりますね。
    >>キスに対して、応えるも何もありません。
    唇が触れた時点でキスなので、無反応でもキスは成立します。
    >「行為に応える」ならベロチューの方でしょう。こちらは受け手の方も能動的に応じられるので。

    そうですね。ベロチューであることを明記し、それについて応えるという流れに変更します。

    >>彼にとっては軽薄なのもクズなのも自分の個性なので、自認としての変わり者というような意味合いでこう書きました。しかし、軽薄やクズの方がこの場面では適切だと私も思いますので、修正をしておきます。
    >ここ、一つアイデアを思いつきました。
    零章の時点で、翔や愛莉に「変わり者」と呼ばせておくのです。
    実際はともかく、翔や愛莉から見ればそうだったと言われれば主観の話になりますし、人に言われていたからリキが自分を変わり者だと認識していた(誤認だけど)なら、一定の説得力が出ます。

    それはありかも知れません。どこかに入れることが出来ないか試してみます。

    >>「電気がついていない」は消灯しているという意味で書いたものだったので、その旨を伝わりやすく書きますね。
    >そもそもまず、目覚めた時に周囲は暗いのか明るいのか。
    階段など見える以上、ある程度明るいとは読めますが、何故明るいのか。窓から陽光が入っているのか。ランプなどの灯りか。
    >主人公に何が起きたのか、読者には何もわかりません。
    何が起こったか読者は知りたいわけですから、リキの得た情報は逐一書き出していく方が親切ですし、リアリティが出ます。
    「もっと描写を」とは、そういうことです。

    確かにその部分は私の頭の中だけで完結していた部分かもしれないですね。というか私の描写が不足している部分の原因は大抵が頭の中で完結しているものだと思います。後は単純に想像力や知識が足りていない部分。まずは頭の中にある景色を伝えることから始めようと思います。

    >>零章で服について関心がなかったことを元に書いた文章でした。
    瞳が白いというのは恐らく瞳の意味を間違って使っているのだと思います。正しくは虹彩ですね。
    >いや、関心がなくてもどういう形かとかはわかりますよね。「スカートみたい」とか「海外の映画で見たやつ」とか。
    それに主人公は異世界ラノベは読んでいるんですから、服の知識もそちらであるのでは?

    確かに、あまりにも描写が少なすぎるかもしれませんね。それに、現実社会では関心がなくとも異世界ラノベで知った衣服についての知識はあってもおかしくありません。細かい説明を付け足しておきます。

    >いや、実質瞳=虹彩なので合ってますよ。
    例えば白いカラコン入れたら目が全部白くなり、完全にホラーのキャラになります。そういう意味です。白を選ぶ意味が分かりません。

    白は象徴的な意味を持つので、あまり変更したくないと思っています。NARUTOの白眼のようなものをイメージしていたのですが、しかしあれも現実世界で考えると割とホラーな気はしますね。すこし変更を検討します。

    >これははっきり言えますが、滑ってます。

    そうでしたか。では、文字数削減のためにもここは削りますね。

    >>リキの認識と物語の内容がズレているということが度々あるのは、そのズレを利用しようとしているからなのですが、その目論見は失敗するパターンが多いですね。もう少し慎重に使うことにします。
    >例えばラノベ感覚で転生してきた人間が、ダークファンタジーな世界観にビビるとかならギャップがあって効果的ですが、この展開ではそこまでの落差がないので、違和感のリスクしかないという感じがします。少なくとも面白さには貢献していません。最後まで徹底してやるなら面白いですが、この小説の主旨じゃないでしょうし。

    このズレの意図は、どこに逃げたところで楽に幸せになれる道などないという一つのメッセージでした。この小説の主旨(リキ目線)は変わることです。しかし、状況が変わったかといっても本人の生き方までが変わってくれるわけではない

    >>どちらも有り得るパターンですね。リキはまず、魂がめぐりマハトの体に自分が入り込んだ(同化した)というパターンを考えました。しかし階段から落下するという危険なイベントをきっかけに転生が果たされたことからマハトが死亡した可能性を考えました。
    >普通のラノベ読みが想像するなら、「転生する直前、偶然にも階段から落ちて死にかけてる」の方が自然な気がします。
    ここら辺は作者の予備知識が漏れ出ていると感じます。いわゆる超推理ですね。

    なるほど。これは完全に作者目線が悪影響を及ぼしてるやつですね。つい因果関係がなければならないような気がしてしまうのですが、別にたまたまの可能性もありますね。

    >>痛みのあまり叫ぼうとした際、声が出なかったことから、喉もしくは肺が損傷しているとリキは考えています。
    >もしそうなら、喉や肺に痛みはないか、呼吸は出来ているのかの確認するのが自然です。

    なるほと。それは必要ですね。そのような描写を付け足します。

    >>肺を損傷するほどの衝撃があったことを表現するためという他に意味がないので、特にこの先で活かされることもない設定です。
    >私なら声が出せないと気付いた時点で「口内に血の味がする。肺か喉をやられて血を吐いたのかもしれない」とか書きますね。

    口内に血の味ですか。思いつきもしませんでしたが、その表現は落下の衝撃で、器官が損傷し、声が出せなくなったことを上手く伝えられる良い方法ですね。参考にさせてください。

    >>リキには男親がおらず母親も放任主義であったため生前から親子愛に疎いという設定を決めていたので、このような表現になりました。
    >いやあ……そんな経歴の人は実際にいますが、この状況で気付けない人はいないと思います。経験以前に常識の範疇なので。
    >これが親子の機微を察せないとかの場面ならわかるんですが。

    そうですか……。私はもしリキの立場に立ったなら、その瞬間は気づけないかもしれないと思いました。恐らく私が非常識な人間なのが問題ですね。容姿が似ていることなどからも父親であること自体は想像できそうですし、その部分は訂正しておきます。

    >>ここは真剣に悩んでいる部分です。描写力が足りないため、世界観を上手く掴んでもらえないというのは分かっているのですが、いまいち情景を描写するコツが分からないのです。何かいい方法はありませんか?
    >一人称ですし、リキが見たままを書けばいいのでは?
    >例えば、
    >>しかし家具や生活用品など人が住むために必要なものは揃っているので、間違いなく誰かがここにいたと分かる。
    >なんて書き方をせず、どんな家具があり、どんな生活用品が置かれているのか書けばいいんです。そこからマハトの趣味や人となりも見えてくるというものです。
    >描写力と言うより、細かな設定や想像力が足りていない可能性もあります。本来、ファンタジーは全てを創造しないといけないジャンルですから。

    想像力の欠如は確実にこの作品の解像度の低さに関わる問題だと思います。頭の中に浮かんだ映像から得られる情報をしっかりと書き留めておくようにします。

    >>隠す気はないです。
    >>さっきの言葉は迂闊だったかもしれないな。気をつけねば。
    >と言ってましたけど。
    >これは「バレないように」だと読めます。
    ダローガに詳細を訊かないのも、それが理由だと私は解釈してました。

    確かにそう思われても仕方の無い言い方になっていますね。「さっきはあまりデリカシーのないことを言ってしまっていたな」みたいなニュアンスの文章に変えておきます。

    >>十二歳とは思えない文章なのも、中身がリキだからです。儀式に当たるのは後に触れられる”道”のトリックですね。
    >ここら辺、私が感じてる矛盾の説明を聞きたいところです。
    綺麗好きや天才性など、マハトとリキが同一人物なのに何故違うのか、ですね。

    ここについて、この話の時点で一気に説明してしまうのはあまりに情報が多くてこんがらがると思ったのですが、説明しなければ不可解なことが多すぎるのも間違いないので不自然でない範囲で書いておくことにします。
    >>マハトが「俺に頼みがある」「俺自身」などのキーワードを書いていることなどからもリキは同一人物説を考察しています。
    >>俺に、一つ頼みがある。
    >これのことですかね。
    >てっきり書き方の不備かと思ってました。「俺に考えがある」的な。
    だってここ以外では「お前」って呼んでますし。
    >>新たに構築される俺自身にこの言葉を伝えなきゃならない。
    >ここも普通に読んだら「俺自身=リキに譲ったマハト」と読めるだけで、同一人物と推理するのは飛躍に思います。
    >少なくとも私は、今説明されてさえ納得がいっていません。おそらくは大半の読者も。

    確かにとても分かりづらい構成になっていた感は否めませんね。表現を統一して、同一人物だと自然に推察できるような言い方に変更します。

    >>マハトということになりますね。リキでもあるのでこんがらがりますが、自然に生まれてきたマハトからの手紙を、記憶喪失したマハトが受け取っている形になります。
    >もうこの説明時点で意味がわかりません。
    記憶喪失したマハト=リキの記憶を持っているにだから、それはリキなのでは?
    >一度、全部の情報を時系列順にわかりやすくまとめてください。
    言葉の定義から決めないと、永遠に理解されないと思いますよ。

    まず時系列を書いておきます。
    ・愛莉との浮気現場を見られ、翔に殺害される。
    ・死産だったマハトの体に転生。
    ・無能力者として十二年間を生きたがその記憶に蓋をする。
    ・十二年間の記憶を持たないリキ(第一章を生きるリキ)が手紙やダローガから話を聞き事情を把握する。

    大まかに書くとこうなりますね。時系列が読者目線のものと比べてぐちゃぐちゃになっているので、私も混乱している部分があるのかもしれません。しっかりと言語化して、情報を正しく伝えられるよう努力します。

    >>ダローガはこの先、記憶を失った自分の息子に対して真実を明かすことを知っています。しかしそれは苦渋の決断なので、決心が固まりきっていない。そのため、”道”で廊下を長引かせているのです。
    >正直、何が苦渋の決断なのか理解できていないので、意味がわかりません。苦渋にせよ決断したなら、後回しにする意味などないのでは? それも数十秒レベルでは。
    >いずれにせよ、この真相は本編で語る必要があります。でないと読者は訳ワカメです。
    >まあ私はまるごと削除をお勧めしますが。
    こういう演出が、ダローガの株を下げる原因なので。

    必要な描写ではないですね。ここをあえて書くことに意味は無いので、削ります。

    >>それぞれについての説明は数話後で説明されるか、もしくは説明不足によって伝わっていない可能性があります。
    >断言していいですが、ここで私が感じた疑問程度は、勿体ぶらずここで全て明らかにしておくべきです。それくらい致命的なので。

    確かに奥の手を隠して話がつまらなくなっては意味が無いですからね。出せる情報は全て出すようにします。

    >>・何故またリキが転生してくるのか? 
    >二回目は転生ではなくただの記憶喪失だったから

    ???
    それなら、階段から落ちて死ぬ必要ないのでは?
    ダローガの「道」で、マハトの記憶を封じても結果は同じですよね? 同一人物なら。

    >・それを何故、マハトは知っていたのか?
    記憶を失うことがマハトの目的のために必要な選択だったから

    まあこれはいいとして、死ぬ意味がわかりません。
    そもそもリキが転生して生まれたマハトの人生では、リキとしての人格や記憶はどうなってたんですか?

    >・そもそも死んだリキと現在のリキはどういう繋がりなのか?
    異世界での十二年間を除き、全くの同一人物

    なら、入れ替わる意味がないのでは?
    記憶を失えば、マハトもリキも同じですよね。

    >>父親は自分が何もしなかったことを罪と捉えているので、自白という表現を用いました。
    >自白の意味は「自分の秘密や犯した罪などを包み隠さずに言うこと」ですが、主に「秘密を明かす」方にウェイトのかかる言葉です。別にダローガは罪を秘匿していたわけではないので、「自白」は適正な使用ではないと私は考えます。
    >裁判で証人が証言することを、「自白」とは言わないようにです。

    なるほど。言葉のニュアンスを間違えて覚えていたようです。より適切な言葉を当てはめるようにします。


    ■梶野カメムシ
    2024年10月16日 11:46

    >>身分違いの結婚については周囲からあまりいい印象は受けていませんでしたが、本人とその家族同士では理解した上での結婚でした。妻が死んだことについての恨みです。
    >なら、その経緯についても書くべきですね。

    分かりました。全体の文字数はかなり減りそうですし、この辺りの詳しい事情を書くことにします。

    >>物語後半に出てくる魂転の始祖の名前から取ったものなので、あまり変えたくは無いです。
    >漢字をルール無視で読ませるのはキラネームみたいなもので、一気にラノベ臭が強くなるので、特に今作ではお勧めしません。
    まあお任せしますが。

    そうですねぇ。ラノベ臭がするのは間違いないですね。始祖の名前も、魂(soul)が靴底(sole)のようにすり減るという、言ってしまえばただのダジャレに過ぎないので、ラノベ側に寄せるか文学に寄せるかの答えと共にここは決定しようと思います。

    >>信念や目標、後悔など、多岐にわたるので後に詳しく解説される時まではぼかしておくつもりでした。ここで詳しく解説する必要性があるのかどうか分からなかったからです。必要であればここについても詳しく解説するつもりです。
    >シンプルに「精神力」でいいのでは?

    この時点で詳しく説明するかによって変わるのですが、梶野さんからの助言を受けて、この場所で詳しい内容を話してしまうのがいいかなと思っています。精神力というのもいい表現だと思いました。参考にさせていただきます。
  • >いや、上記の事件が起きた時、ダローガは何をしていたのかを知りたいんです。

    あ、そういうことでしたか。すみません。意味を間違えて読んでいました。確かにそのままだと無能さが際立つところですから、その描写も挿入します。

    >>ダローガやマハトはこの世のあらゆる場所が魂転によって評価される社会だと考えているため、それは思いつきもしません。
    >子供ならいざ知らず、貴族の護衛をしていた大人が世界を知らないとは思いづらいところです。
    まあ、ファンタジーなので本当に認められない世界かもしれませんが、人間社会を離脱したって生きる道はあるわけですからね。

    ダローガやマハトが魂転について重く捉えているのはこの世界の常識だからという訳では無いです。実の所、この世界では魂転は差別を受けるほどのものではないです。魂転が優れていれば社会を生きる上で有利ですが、なくても少し不自由なだけです。
    何故彼らがそのように思い込んでいるのかと言うと、そもそもウーナ村という村が特殊な場所だからです。あの村にいる人々は、魂転が劣っている人間は価値がないという価値観を、アレス王国という大きな国の国王の魂転によって刷り込みされています。それは、より優れた魂転を持つ人間を生産し、軍事力として使用するという王国側の方針が原因です。
    この情報は、第一章の中盤から後半にかけて明かしていくつもりです。このような、閉鎖的な空間の内と外で価値観が違うタイプの仕掛けはよくあるものだと思っているのですが、それにしてもそれをほのめかす内容が少ないような気もするので、なにかがおかしいと思わせられるような描写を入れておくことにします。

    >>どんなマハトであろうとダローガは愛しますが、だからといってマハトに何も干渉しない訳ではありません。苦しんでいたら助けようとします。しかし、マハトは苦しみながらも
    >ここは続きが気になるところ。

    返信に途切れている場所が多いですね。申し訳ありません。ここの続きは、

    しかしマハトは苦しみながらも、ダローガの手を借りようとはしません。悩みが悩みだけに、ダローガを巻き込見たくなかったからです。

    というような文章になる予定でした。

    >>無能力者は被差別者であり、労働力などとしての奴隷や、実験用のマウス的な立ち位置にいますね。そうなる前にダローガは辺境の村に逃げ込んだのです。
    >それも説明すべきです。
    あと、可能なら無能力者が生まれる確率とかも。
    しかし論理的に考えて、武力や知恵をむざむざ捨て去る理由にはならないと思うんですがねえ……差別が根付いていたとしても。
    >>>・そもそも転生者は記憶を知れるのか。
    >>これは転生先の者の記憶と転生する者の記憶の所在ということでしょうか。
    >>でしたら、この世界では転生する条件として魂が存在しない(と判断された)体にのみ入り込むことが出来ます。
    >>そのため、そもそもマハト・シックザールという人間の魂は一度も幸村力輝と同時に存在したことがないことになります。
    >ふむ?
    同時に存在したことないのに、何故存在を知ってるんです?
    それともリキとしての記憶は全部持った上で、マハトとして生きて来たってことですかね。
    >だとすると、本当に同一人物と言うことになってしまいます。
    >それだと入れ替わる意味、何もないとしか思えないんですが。
    >むしろ経験値がリセットされるだけ損なのでは……?
    >>・まるでリキが二人いるようにも思える内容ですが、リキがマハトとしての12年間の記憶に蓋をし、二度目のマハトが、何も知らない状態から始まっただけです。
    >それ、デメリットの方が多くないです?
    メンタルリセット以外にメリットが思い浮かばないんですが。
    >>同一人物です。事実的にも、ダローガの認識的にも。
    >つまりこれ、別にマハトという別人格を殺してはないんですね。
    単にリキ(マハト)を記憶喪失にしただけだと。
    ようやっと、理解できた気がします。
    >記憶をなくすことで何が解決するのかだけは、さっぱりわかりませんが。

    確かに記憶に蓋をすることにメリットがあまり感じられないかも知れません。というか、梶野さんを含めた多くの読者が疑問に思うことがあるとして、何故わざわざ自殺をする必要があったのか? なにかメリットがあるのか? というのは必ず気になる部分だと思います。

    具体的な理由としては、この世界には、自分にとって価値のあるかけがえのないものをあえて手放し、その代わりとして何らかの恩恵を受ける等価交換のようなシステムがあります。HUNTER × HUNTERの制約と誓約みたいなものです。
    一回目のリキは、十二年間のうちにとても重要ないくつもの記憶を手に入れました(例のごとく、第一章第二話のダローガによる独白で小出しにすることにします。)。その記憶の代わりに、リキは魂力や魂転を得たのです。無能力者が生きていくためには、無能力者を辞めるしかないと判断し、そのために必要な対価を差し出したのです。

    >>>ここら辺のネーミングや設定は嫌いじゃないです。
    >>ありがとうございます。しかしなかなかに使いこなせないので困りものです。
    >魂転だけは解せませんけどねw

    どうにかならないか代案を考えておきます笑

    >>マハトはこの時点ではダローガに心を開いていないので聞いても答えてくれません。わざわざ魂転を使ったのはそのためです。
    >そうなった経緯が書かれていないので、どちらにも感情移入できず、ダローガがクソなのかな?と思われるのですよ。

    なるほど。それでは、心を開いていないことを明記します。

    >>ここでどうして追い詰められていたかは物語中盤から後半で明かすつもりです。
    >遅すぎますね。
    あらましでいいので、読者が納得する説明が必要です。
    ここでまともな説明がされないのに、後の説明でで納得できると思う読者はいません。作者の信用の問題です。

    前述した通り、等価交換のシステムによって記憶を捧げ、魂転を得ようとした、というのが自殺の真相になります。しかし、これを二話で説明するのは話が短期間のうちに2転3転して混乱を招きかねないと思っています。そのため、第一章の七話、一度目のリキの記憶を見るシーンにてその内容を開示します。

    >>ダローガもそうしたかったと思います。
    >そういう描写がないのが問題なんです。
    「何とかしようとしたが力及ばず」と「見てただけ」では評価に天地の開きが出ます。

    なるほど。こういうところからダローガの株が落ちてそうですね。しっかりとダローガの努力と無念について描写します。

    >>確かに、長文の割に説明の足らないことだらけですね。ひとつずつ答えていきます。
    >>>・何故、記憶に辿り着けないようにするのか
    >>十二年間の記憶を失う代わりにマハトが得をするから(詳細は後に明かされます)
    >今明かすべきですね。隠す余裕があるとは思えません。

    たしかに余裕はありませんね。等価交換のシステムのことだけでも話しておくことにします。

    >>>・何故一度死ぬ必要があるのか
    >>この世界では死の間際、魂が体から解脱するのですが、このタイミングであれば直接むき出しの魂に干渉できるので、魂転を用いる際に必要なエネルギーが少なく済むのです。
    >>かといって、ダローガがエネルギーをケチったわけではないです。ダローガのエネルギー総量的にギリギリの行いだったということです。
    >説明は理解しましたが、それも本編に書かないと意味わかりませんよね。
    というか、その説明の通りだと、要するに「マハトの十二年の記憶を消した」だけですよねこれ。死んだのではなくリセット。
    >>「お前は転生者でありながら、2度目の死を選んだのだ」
    >の台詞から受ける印象とは、相当食い違いますね。

    確かにその通りなのですが、この異世界でマハトという存在と十二年間過ごしたダローガからすると、体や転生以前の記憶は同じでも、共にすごした十二年間は無くなってしまうのでそれは1人の息子を殺すことに他ならないのです。
    客観的にはただの記憶喪失で間違いないとは思います。
    また、ダローガのこのような心情についても詳しく説明することにします。

    >>>・何故、次の転生者が来ると知っているのか。
    >>>・他の転生者でなくリキが来ると知っているのは何故か。
    >>>・何故死んだリキが再び転生してくるのか
    >>なるほど。どうやら記憶喪失の部分についての説明が足りていなかったようです。私の説明が下手なせいか、状況が伝わっていない可能性が高いです。

    >>・マハトの意識はウーナ村で誕生した時点で、幸村力輝のものです。その名前はあくまでこの世界のダローガとイネスがつけたものに過ぎないと言ってもいいでしょう。
    >まずこれを最初に説明すべきでしょう。
    マハトとリキを別人のように書くから誤解が生じるんです。
    マハトの手紙とかがよい例です。
    >>・ウーナ村にて誕生したマハトと、十二歳の頃に階段の下で目覚めたマハト、それぞれの魂は同一です。
    >このマハト表記が誤解の大元かと。
    リキ(ここではマハト)と書けば全部すっきりします。

    それは否定できないですね。リキとマハトの書き方が混沌としているので、統一して整理をします。

    >>転生以前の記憶が同一であることからリキはマハトのことを同一人物だと捉えています。
    >こうやって説明されたらわかりますが、本編からはまっったく伝わってませんよこれ。

    耳が痛いです……。リキのマハトに対する捉え方をしっかりと分かりやすく書きますね。

    >>リキの零章一話以前の、苦しい過去をほのめかすセリフとして用意していました。伏線です。
    >一案ですが、ダローガに生き直すことを伝える前の場面で、リキの過去について開示してはどうでしょう。
    >彼がクズになるのもやむなしと納得させられる過去がわかれば。読者からリキへの共感も少しは生まれるはずです。
    >まあその前に、二万字経過時点で、作者は読者に主人公をどう思ってもらいたいのか、を知りたいところです。それがわからないと、調整のしようがないので。
    >>ここも、リキの過去にまつわるセリフです。しかし、何も情報がない状態では梶野さんの捉え方になるのも無理ないです。このあたりはいっそ、過去を開示する部分まで取っておくのも手かもしれないですね。
    >逆に過去の開示を決意前にブチ込んだ方がすっきりすると思います。マハトの境遇と照らし合わせる形で。
    感情移入させるとすれば、やはり決断の前に過去の開示を入れ、「リキにも同情すべき点がある」と読者に思わせることではないかと思います。
    >この小説は繊細な読者のヘイトコントロールが求められますが、正直に言って意識されてるように感じられません。そこに私と坂本さんの受け取り方の違いがあるのでは、と思います。
    要するに、クズアピールが強すぎるのです。
    >リキに求められるのは「クズだけど魅力もある」や「クズだけど共感できて憎めない」だと思うんですが、どうでしょう?

    私はリキのことをただのどうしようもないクズと思って欲しいと考えていましたが、確かに、何かしらの原因があることを書いておくことで、リキにやむを得ない事情があって彼がこうなっていることを理解してもらう方がいいと思いました。ただ、リキの過去を描くとなればそれはそれで長い話になってしまうので、大まかな流れのみを書くことにします。

    >>リキにとって睡眠はわりと特別な意味を持つ言葉なので、この表現になりました。度々語られる「変化」とも深い関わりがあります。
    >いえ、眠ることを「気を失う」とは普通言わないので、引っ掛かっただけです。
    重要度の高い伏線ならそのままにして、作者が「わかってる」サインを出してもいいんですが、多分そこまでではないので平易な説明にした方がよいかと。

    そうですね。気を失うという表現はあまり意味がわからない上に重要では無いので、消しておきます。

    >>「変わること」というのは、この物語を通してずっと扱われるリキの信念です。そのため、死にたくないより変わりたいを強調したいのです。
    >現時点だと、「変わること」を信念に生きてるようには見えないので違和感があるのだと思います。むしろここまでの彼のイメージは「その時の気分に流されて生きている」です。それを変化とは普通言いません。適当に生きてるだけです。

    そのように見えるのは当然だと自分でも思っています。しかし、2回目のタイトル回収で初めてその事実を明かすつもりだったので、「変わること」については深層心理でそう思っている程度に留めておいて、今はただの軽薄なクズと思って欲しかったのです。

    >>ダローガはもう、マハトに頑張って欲しくないと思っているからですね。
    >詳細が書かれていないので、ダローガの心理が伝わりません。
    マハトの計画に賛同しないなら、協力しなければいいのでは。ダローガの能力がなければ成立しないんですし。

    賛同しないのに協力した理由は、ダローガ自身がこれまでにマハトにしてあげられたことが何も無いため、マハトが望むことならなんでもしてやりたいと思っていたからです。そばに居たのに何も出来なかった力不足な自分への罰という意味合いもあります。
    これらのことをより詳しく書くことで、ダローガの心理を理解して貰えるようにつとめます。

    >>響いてもらえないのは問題ですが、やはりそれまでの流れを感情移入できる形にし、このセリフもそれなりにして響くような改変をしようと思います。
    >主人公をクズとして描いているので、予定通りだと思っていました。ここは響かせたいんですか?

    ここはどちらかと言えば「変わること」に関する重要なセリフで、クズなこととあまり関連付けて考えていなかったので、クズなせいでこのセリフの価値が下がるのであれば問題と思ってしまいました。
    予定通りと言うほど何かを狙った訳では無いのですが、確かにリキがただのクズではないと分かるまで台無しのセリフとして扱われた方が効果的ですね。ひとつの武器として使わせていただきます。

    >>1度目のマハトの要望でそう伝えましたが、ダローガの本心としてはそんなことはしなくてもいいと思っています。
    >「さっきはああ言ったが」など加えるべきです。
    あまりに短時間で手のひらを反すので、リキ同様の異常者に読めてしまいます。

    そういうことだったのですね。梶野さんに相談を受けてもらっている中で、私がかなりダローガの心情について端折りすぎていることが見えてきました。ありがとうございます。
    この部分も、本当は賛同していなかったことを分かるように書いておきます。

    >いや、今二人のいる家のことです。
    リキ自身が「村でも地位が高いのでは」と言ってましたよね?

    はい。ダローガはいわゆる辺境伯と言うやつなので、ある程度の地位が認められています。しかし、村に来るまでは、貴族でもないのにイネスと結婚したまがい物というふうな扱いを受けていました。そのことは、ダローガの独白の冒頭で語られているので、リキも理解しているのです。今では、村で地位の高い存在だが、かつては疎まれる存在だったダローガの心理をリキが想像したセリフということになります。

    >>>>「でも、俺はいずれそれに飽きてしまう。遊びつくして、興味を失ってしまう。変わらない日常こそ、俺が最も恐れている事態なんです。
    >>>そっちを恐れるんかーい!
    >>リキはずっとそうですよ。
    >いや、ここはリキが改心して生きると決める場面ですよ。
    そこでこれまで通りの「ずっとそう」な言動をしたら、「やっぱり今回も本気じゃないな」と読者は読みますし、だから言葉が上辺だけに聞こえるんです。
    作者が意図的に響かないように書いてるようにしか見えません。
    >>このあたりは自分でも冗長さを感じずにはいられないのでどうにか削ってみますね。
    >冗長さもそうですが、理由は一つ上のものが大きいです。
    「今回も本気じゃない」時点で読む気をなくしてるんです。

    確かにそのような受け取り方をされる内容ですね。リキの過去について明かすことで、言葉にもう少し重みを持たせてみようと思います。

    >>長編ということもあり、伏線だののちに明かされるだの歯切れの悪い回答ばかりになってしまい申し訳ないです。総評についても後から送ります。
    >ぶっちゃけ、「先を読む気がしない」と評価される時点で伏線を取っておく意味がないので、面白い部分は全弾投入しべきです。

    全弾はさすがに怖いので無理ですが、できる範囲で言えることを全て言ってみます。

    >>>>あの日の死に損ないのままなんだ。
    >>>[あの日の死に損ないのままだ。]
    >>この部分への言及が抜けていました。ここはどちらでもいいと思ってしまうのですが、『なん』を抜いたほうがいいと思われる理由をお聞きしてもいいでしょうか。
    >この段落はリキの独白ですが、口調は台詞のような口語体ではなく、文語体で書かれています。「なんだ」は砕けた言い回しで口語と読める(文語なら「なのだ」)ので、より文語に近くなるよう「なん」を抜くのが適切と感じました。
    >まあここら辺は作者のフィーリングもあるので、絶対間違いとは言いません。この部分の最後にも「なんだ」が出てきて、ここも指摘すべきか悩みましたが、最後はアリだと流しましたしね

    なるほど。確かに「なんだ」は適さないですね。私としては、最初のシーンは砕けた言い回しは避けたいので、「なん」を抜きます。


    >>あらすじほどの面白さを提供できなかったことが悔しいですが、それはこれから作り上げるとして、あらすじを誉めていただいたことは素直に感謝をさせていただきます。
    >逆に言えば、あらすじはすっきり面白みが出ているのに本編は迷走してるか、冗長で伝わっていないということになります。
    本来の主旨を振り返って軌道修正すべきかと。

    その通りですね。ツギハギな手直しの仕方をしているうちにぐちゃぐちゃな内容になっていることがとても致命的なので、一度一からふりかえってみます。

    >>私の中でも具体的な情景が浮かんでいないのかもしれません。その辺りの描写が不足しているのはかなり深刻な問題ととらえています、早急に改善しようと思います。
    >具体的な情景を考えるには、ある程度中世的な知識や世界観を練り込む必要があります。テンプレを援用するとなろう系になってしまうので、差別化するなら一から設定する必要があります。
    >要するにハイファンタジーとして創作するということですね。

    なるほど。知識不足は否めないので、中世の暮らしや常識、情勢などの勉強をしてみようと思います。

    >>読者視点。小説を書き始めてから何度も苦戦している部分ですが、これでもかなり寄り添えるようにはなったので、さらなる読者への理解を深めようと思います。
    >まあここら辺は永遠の課題です。
    とくに今作は難しい挑戦なので、失敗するのも当然ではあります。私が書いても読者がついてくるレベルに仕上がるか悩ましい内容ですし。挑戦そのものは応援しますが。

    正直なところ、処女作でこの難問と戦うのは無理ゲー感が否めないです。途方もない課題の量に対して経験が浅すぎるという問題があるので、一度短編や癖のない作品を作ってみようと思います。

    >>この物語は決して、リキが改心をする話ではありません。あらすじで田村が言っていた三つの例は、あくまでカワリモノマニアックのテーマっぽい三つの文章に過ぎず、それが内容に関係しているわけではありません。そのどれでもないと言ったのにはそのような意味があります。
    >ふうむ。最後のリキの決意は作者的にはフェイクということですか?
    だとすると、二万字時点で読者がどう受け取り、どんな気持ちで次の章に進むのが作者の希望なのか、私にはさっぱりわかりません。あそこがフェイクぽいから読む気が失せた読者なので。
    >相談を続けるなら、まずそこについて説明を伺いたいところですね。

    リキの決意は本物ですが、しかしリキがその結果を掴むわけではないということです。物語の主旨は基本的にずっと「変わること」なので、真人間になるというのは重要なテーマではありません。
    翔に殺された時のリキの決意は、ただのないものねだりというか、「こんなことになるなら普通に生きときゃ良かったなー」という後の祭り思考です。証拠に、リキは真人間になればよかったと言いながらも、最終的には俺らしい結末だと開き直っています。
    第一章二話での決意も、これは変わり続けるために怠惰な自分を殺すことがたまたま必要だっただけで、真人間になることが主目的ではありません。彼は変わることさえ出来ればクズにでも真人間にでもなります。

    >>私の認識としてはダローガはただの無能であっても善悪で言えば少なくとも悪ではないと思っていました。クズに見えたのならやはりダローガの善性についてびょうしゃするべきかもしれません。
    >「息子がひどいイジメを受けているのに、可哀想としか言わず
    、守りも対策もしない無能な父親」ですから。
    心は悪ではないですが、愛情を疑われるのは無理ないかと。
    身近にそんな親がいたら、子供はグレるか家出すると思います。

    その通りですね。ダローガへの描写をさらに細かくし、理解してもらえる人物にします。

    >>これには、深いわけがあります。というのも、『カワリモノマニアック』のタイトル回収は二話のほかにあと三つあります。その三つがおもなこのタイトルの意味なので、代行者というのはいわばブラフタイトル回収なのです。
    >>また、一回目のマハトと二回目のマハトには大きな違いがあります。しかし、それがこの時点で分からないのは致命的だと自分でも理解しているので、どう違うのかを分かりやすく説明します。
    >ブラフかましてる場合ではないですよ。
    読者が読む気をなくしてるんですから。
    伏線は、奥の手を隠しても面白いから成立するもので、隠した結果不評を買うならまったく逆効果です。
    >>そもそも、リキにとって真人間になることとは怠惰な自分を殺すことなので、やることはあまり変わりません。歩けなくなった一度目のマハトの代わりに歩くことを代行と言っていることになりますね。
    >代行というのは「誰かの代わりをする」ことなので、同じ人物が記憶をなくしても、それは代行とは呼びづらいと思います。別人が転生してきたならわかるんですが。

    その通りですね。代行者というのもあまり効果的なタイトル回収にはなっていないので、三つのタイトル回収のうち1つ目の、リキに関するカワリモノマニアックを明かすことにします。

    >>その対比はいつかやりたいですね。おそらく第一章の間ではできませんが、とても良い効果をもたらすと思うので参考にさせていただきます。
    >戦力を後回しにする余裕はないと思います。
    私なら翔かダローガをその善人にします。もしくは超善人の兄弟姉妹を置くか。

    兄弟で言うと、元々この作品には転生後にフィークスという兄がいましたが、キャラが弱く存在しなくても成立するので居ないことにしていました。彼を使うのは一つの手かもしれません。
    また、リリィという事実上ヒロインという立ち位置になるキャラクターがいるのですが、このキャラクターを完全なる善人にするという手は考えています。第一章の中でその手を使うなら、恐らくこのふたりのどちらかになると思います。試行錯誤してみますね。

    >>芽だけでも感じていただけたことが嬉しいです。これから育てていきます。
    >チャレンジングな小説なのは理解します。
    もう文学として書いた方がいいくらいに。
    それならリーダビリティ捨てても許容されますし。
    私の望む方向性ではありませんが、それもアリかと。

    実は、この小説はWeb小説向きに書くのを諦めています。明らかに流行や読者への媚びが足りないですし、投稿の感覚も開きすぎています。そのため、何かしらの新人賞に応募する方向で攻めるつもりではいます。
  • 貴重な時間を割いて感想を書いていただき、本当にありがとうございました!
    語彙力の無さによる言葉選びや表記などのミスが多く、お恥ずかしい限りです。

    >後は目ですね。目は外見描写で一番の肝です。
    あえて外してるのかもですが、やはり瞳の描き方で天使感を出してもらいたいところ。

    瞳。盲点でした…。きらきらしているだったり色々表現できるところなのであったほうがいいですね。

    >ややもたついた文章。私なら、
    [嫉妬なんて遥かに通り越して、天使のような彼女をなかば崇拝していた。]

    たしかにこちらの方がすっきりしていて分かりやすいです。私自身書いていて?となる文章が結構あって、でもそれを放置してしまうことが多いので改めようと思います。反省です。

    >ここらへんでそろそろ舞台の情報が欲しいところ。
    おそらく学生の話だと思いますが、高校か中学なのか読者には見えません。なんならOLの話と読むこともできるので。

    これは全く考慮できていませんでした。自分自身が現役の高校生なので、どうしても高校生としての目線だけで書いてしまうことが多いです。もっと視野を広げます!

    >ほとんどの小説では、「」内の句点(。)は省いて書きます。これはウェブでも共通認識のはず。

    言い訳にはなってしまうのですが、この作品を書いたのが小説を書き始めて間もないころだったのでルールも何も知りませんでした…お恥ずかしいです。最近気づいたので直近の小説では直して書いています。この作品も近いうちに直します。

    >主人公の反応はわかりますが、彼女がここまで驚くのは不思議です。むしろ驚かない方が天使らしいのでは?

    たしかに美織が特にかかわりのないクラスメイトと放課後に遭遇したくらいでここまで驚くのは不自然ですね。

    >まず、川がどんな風なのか知りたいです。
    太い川なのか細いのか。幅はどれくらいあるのか。
    河川敷があるので小川ではないでしょうが、下流でも驚くほど細い川もありますし。「海が近い」とか「橋がかかってる」なんて情報もいいでしょう。
    この川は後に自殺未遂の舞台にもなるので、描写しておいて損はありません。川幅は深さに比例すると考えてよいですから。

    全く考えていませんでした。川はこの物語において重要な場所なのですが描写が足りていませんでした。

    >「本当に綺麗な場所」も、何が綺麗なのかわかりません。雄大な川の流れなのか河川敷に広がる緑なのか、夕焼けの風景なのか。複数なら一つずつ書いてもいいくらいです。

    描写を完全にさぼっていました。私の家の近くに川があり、そこをイメージして書いたため脳内に映像はあったのでもっと細かく描写するべきでした。

    >河川敷に座っているのだと想像できますが、具体的にどの辺りなのかわかりません。
    河川敷の定義は、川を挟む二つの堤防とその内側全てです。グラウンドとかも全部河川敷なので、場所によっては風景がまるで違ってきます。
    私なら「堤防の坂の途中」などの描写を加えますかね。草も茂り川を見下ろせて、よいロケーションではないかと。そこから川付近の風景描写をすれば、万全かなと。

    これは本当に知識不足と調査不足です。河川敷と土手の違いがわからず、少し調べては見たのですが自分の家の近くのものがどちらなのか結局わからず曖昧なまま書いてしまいました。

    >これがスマホを持ってない伏線だとしたら、案外(失礼)テクニシャンですね。

    申し訳ありません。ここの部分がよくわかりませんでした。彼女がスマホを持たせてもらえない家庭環境にいる、ということですか?ちなみにここの部分、私としては特に深い意味はありません。でもたしかに今時皆スマホで時間を見ますよね。私は学校でもスマホよりも腕時計で時間を確認してしまう派なのでそこまで考えていませんでした。

    >ここの表情は、いまいち。
    この描写から感じられるのは真剣さですが、本当に死のうと思ってる人はそのことを教えたりしません。
    教えるということは死ぬことに迷いがあり、何かしら助けを求めるサインです。
    なので、こういう場面の定番は「冗談めかしてごまかす」になります。自分でも決めかねていて、本気に取るかは相手に委ねるような表情や言葉になります。書き方は様々ですが、真顔にだけは違和感があります。
    私ならそうですね……
    それこそ「天使の微笑」なんてどうです?

    「天使の微笑」、お洒落で素敵です。
    美織の場合、真顔だとより違和感がありますね。

    >ここら辺も「なんてことないような表情」の方が、ギャップがあって逆に怖くないですかね。

    美織は少しサバサバした性格のつもりで書いているので、そちらのほうがいいですね。

    >彼女のことを考えていたのに、「ある美少女」では他人のようです。

    主人公なら真っ先に美織を探しますね。ご指摘ありがとうございます。

    >ふうむ。自殺の痕跡……とは考えにくいですね。うなじだし。
    伏線ぽいですが、こんなところに跡が残るとしたらなんでしょう。
    誰かに首を締められたなら、首筋に赤い跡が残りそうなものですし。

    これは総評のほうでもご指摘いただきましたが、私的には伏線というつもりで書いたものはありませんでした。
    結論から申し上げますと、この傷はただの掻き傷です。
    めちゃくちゃ気持ち悪い話にはなるのですが、学校で可愛い女の子の身体に掻きあとがあるのを見て、こんな可愛い子でも掻き傷はあるんだなと複雑な気持ちになった経験があります。それをそのまんま書いた次第です。あまり多くの人の共感を得られる描写ではないので、もう少しわかりやすくするべきでした。気持ち悪くてすみません…。

    >女子高生(ですよね?)の一人称で、「父と母」はちょっと硬すぎる気がします。
    誰かに語り掛けるような場面ならこの言葉遣いもわかりますが、ここは走りながらの心境を書き出してるわけですし。
    普段呼びの「お父さんとお母さん」なり「パパとママ」でいいのでは?

    一人称で母と父はたしかにないですね。女子高生ですし。

    >ここはキャラがブレている気がします。
    彼女を天使だと思っているんですから、助けようと思うのは当然では?
    むしろ根拠もなく家を飛び出したことの方がわかりませんが、それはまあ女の直感とか信仰心で流せるレベルのきっかけなのでw

    ブレてますね。ブレブレです。この辺りから主人公のキャラが書いていて自分でもわからず半ば放棄していました。

    >おそらく隣乃さんは、「川の上を探すか下を探すか」ということを書きたかったのでしょう。ですが「上流」には二つ意味があります。「川の源」と「川が流れて来る方向」の二つで、この場合、どちらでも意味が通ってしまいます。河口はもっと問題で、これは完全に場所を意味しています。
    誤読を防ぐため、「上流」は「川上」に、「河口」は「川下」に変更すべきかと。
    その上で物語的に河口が必要なら、改めて書き加えればいいと思います。

    >海で死にたいなら、川でなく海に行きます。

    これも河川敷の件と同様、私の知識不足及び調査不足でございます。
    もう少し細かいところに気を配って書くべきでした。自分の中であいまいなところをまあいいやとそのままにしてしまったところが多いので反省したいです。

    >「ハエ」と書くと、夜の川と言う絶好のロケーションがわりと台無しです。
    ここは「虫」にするか、「何かにつまずいて」の方がよい気がします。

    急に「ハエ」って出てきたら雰囲気台無しですよね。正直書いている途中でこれもはやギャグじゃないか?と薄々感じていたので直すべきでした。

    >羽交い絞めは女子には難しいですし、切羽詰まった状況なので、「後ろから抱きしめる」とかの方が自然かも。

    ここも急なギャグ感ありますね。表現がかわいくない。戦闘シーンじゃあるまいし…。

    >ここで「楽しく」思ってしまうのはどうかと思います。
    この状況を水遊びに喩えてしまうことも含めて、激しい違和感。
    ここで感じるなら「とにかく必死だった」で、仮に楽しく思えるとしても、ことが全て終わった後でしょう。相手が生きるか死ぬかという場面で客観的な視点を入れては本気を疑われます。

    主人公はたいして話したこともないクラスの女子を勝手にガン見して崇拝に近い気持ちを持ってるような人間なのでちょっとやばい奴ではあります。私的には美織が本音を言ってくれたことを嬉しく感じて…。という意図だったのですが、今考えたらこの緊迫した状況下でなぜか状況を急に俯瞰しはじめるのはかなり不自然ですね。

    >ここから、二人が別れるまでのパートは蛇足というか書き込みが多すぎて、逆に感動が薄れます。
    二人のやりとりを台詞だけ抜いて淡々と描くなど、簡略化した方が印象的になるはず。余計な情報を間引いたほうが夜道の感覚に近いですし、想像力も刺激されます。

    なるほど。この辺りは自分の中でもぐだってきていたところだったので、気を抜かないべきでした。足すだけじゃなく引いてみるというテクニックを使えるように頑張ります。

    >うーん。こんな話はここまでさっぱり出てこなかったので唐突感が拭えません。とって付けたよう。
    >「学校なんて楽しくなかった」程度にしたほうが共感を得やすいと思います。

    今までそういう描写や説明がないのであまりにも唐突すぎました。ここは自分的に一番よくない描写だと思っています。主人公が美織を助けようとする理由に説得力を持たせるためのものでしたが、それにしても不自然ですね。

    >「確定」はどうなんでしょ。
    私なら[約束した少し先の幸せ]にするかなあ。

    ここもっといい言葉ないかなあと悩んでいました。「約束した少し先の幸せ」すごくいいと思います!


    改めて、この度は本当にありがとうございました。やはりまだ何もかも足りていないことを痛感いたしました。特に言葉の誤用。場合によっては致命的な事態になるので気をつけたいです。そして後半のグダグダ感が読めたものじゃないのでもう一度ご指摘を参考にして考え直したいです。学校関係のことが一通り落ち着いたらまずは直せるところから修正していきたいです。
  • 今晩は!参加者「2」の夜月透です!返事が遅くなりました。

    今後とも、是非相談させて頂きたいと思っているので、専用ノートを作って頂けたらとても嬉しいです!


    途中でまた物語を描きすぎる悪い癖が出ないように、定期的に梶野さんの創作論を読みに来ながら、気を引き締めて邁進していきます。

    お時間ある時で全然大丈夫なので、今後ともよろしくお願いします!
  • >坂本さん

    >相談の続きをお願いしたいです。今回は返信が難しく、受験シーズンの影響もあり遅れてしまいました。申し訳ありません。
    またしても、1度に送ることが出来ないため、2度に分けての送信になります。ご理解ください。

    あ、受験生なんですね。それは大変。
    リアルは何より大事なので、そちら優先で構いませんよ。
    言ってもこちらもバリバリ返信できる状況ではありませんし。


    長々とやりとりしてきましたが、ようやくわかってきました。
    要するにこの物語は、二万字読んだだけではわからないような壮大な構成になってるということですね。

    つまるところ、全体構造を知らないことにはアドバイスしようがないですし、限界があるということです。かといって全体構造は作者しか知らないわけで、ここに関してはわりとお手上げです。壮大な長編作品を全て読む気もありませんし。

    ただ一つ言えるのは、二万字読んだ時点で「この先を読む気がしない」と判断されている時点で、この小説は失敗作だということです。そしてなまじ複雑な伏線が張り巡らされているだけに、他人が助言しようもないという。ぶっちゃけこれ以上やりとりしても、坂本さんを迷走させるだけになる可能性が高いです。

    その前提で、ここからの助言は最小限に留めます。
    二万字時点までのリーダビリティと「何故読む気がしないのか」を中心に答えていきますね。

    >翔は、リキの軽薄さや飽きっぽさを一切嫌悪していませんし、むしろそういう部分を尊敬している節があります。というか翔こそ、自分がなくてすぐに他人に影響されるような、彼がリキに対して放った言葉から導き出される人間像そのものです。じゃあ似た者同士じゃないかという話になってしまうのですが、本質は違います。
    >翔は大衆の意見や流行に流されるタイプですが、リキは自分の欲求や願望のままに生きるタイプです。一貫性のなさは一貫しているものの、両者は対極にいるのです。

    ここら辺は二万字内に出て来ない設定なのでスルーします。
    二万字先に事実の開示があっても、辿り着けなければ無意味なので。

    >またこの喧嘩も、その後の殺害と同様に計画的なものであり、翔は何一つ怒っていません。仲違いをして罪悪感を植え付けるための作戦のつもりでした。

    序盤に必要なのは「実はこうだった」ではなく、引っ掛かることなく先に進められるだけの説得力です。
    引っ掛かってる時点でストレスであり、答えが出るまで読者は我慢させられることを考えてください。話が面白ければ読者は待ってくれますが、でなければ読むのを止めるだけです。

    >ぼやかして表現しても埒が明かないと思ったので、仕掛けの内容を公開した上で相談することにします。
    >まず、リキは厳密に言えば異世界に転生している訳ではありません。意識のみを、なろう系異世界に偽装した仮想空間へ転送しただけなのです。
    >その技術や仮想空間の仕組みについては、愛莉の魂転が関係しています。(ここについて詳しく説明する必要があれば仰ってください)
    >そして何故翔と愛莉がリキを殺害するに至ったのか。これの動機は翔の恋心にあります。翔はリキに対して恋愛感情を抱いています。その根底にあるのは依存体質なのですが、翔の自認としてはそれは恋愛感情ということになります。
    >その気持ちに気づいた愛莉は、人間の意識を仮想空間に移す技術を利用し、翔やリキをそこに連れていきます。
    >殺した理由は、「カワリモノマニアック」における現実世界での死が持つ意味によって説明できます。
    >この世界における現実世界では、死後、魂は自分が産まれてくるときの世界に戻ることになっています。つまり、永遠に同じ人生を歩む、「永劫回帰」という概念です。
    >この世界には魂が存在しています。そのため、死後、人の体から魂が抜けるのです。死以外の方法で魂が体から離れることはありません。
    >死という現象が魂を体と切り離してくれる。魂、つまり意識を仮想空間に転送するために殺す必要があるのはこれが理由です。

    これだけ長々と説明されても、さっぱりわかりません。
    というか、この先にさらに別の理解不能な展開が続くと知って、ますます先を読むのが嫌になったというのが偽らざる本音です。

    一言で言えば、ストーリーを捻りすぎなんです。
    小説を書き慣れた人間でも、一捻りすれば読み慣れない読者は離れます。二捻りすれば相当数が脱落し、三回捻れば、もうマニアしか読まないでしょう。

    この作品はそれ以上に捻っている上、書き手の実力が普通の小説を書くのも覚束ない状態なんです。こう書けば、現状の危機感が伝わりますかね。

    >いえ、自動販売機にて冷やされている商品にはつめた~い、温められている商品にはあったか~いという文字が金額とともに書かれている場合が多いため、文字媒体だからこそのギャグではあるのですが、~を使うなんて、まるで自動販売機のようではないか、と突っ込んでいるものになります。

    ああ、そういう!
    ぶっちゃけ、自販機はHOT・COOLのイメージが強くて、その言葉と全然結びつきませんでした。確かにありますね「つめた~い」表記。しかし教えてもらっても、面白いギャグかというと……

    >白は象徴的な意味を持つので、あまり変更したくないと思っています。NARUTOの白眼のようなものをイメージしていたのですが、しかしあれも現実世界で考えると割とホラーな気はしますね。すこし変更を検討します。

    別に白でもいいんですよ。鏡で見て「何だこの目!?」って反応なら。目が白いのにイケメンとか無反応だからおかしいと感じるわけで。

    >このズレの意図は、どこに逃げたところで楽に幸せになれる道などないという一つのメッセージでした。この小説の主旨(リキ目線)は変わることです。しかし、状況が変わったかといっても本人の生き方までが変わってくれるわけではない

    おそらくですが、その「変わる」というテーマの解釈が、坂本さんと私では違っているのだと思いますね。
    ということは、少なくとも坂本さんの考えるテーマは、二万字読んでも何も伝わってきていないということです。


    >口内に血の味ですか。思いつきもしませんでしたが、その表現は落下の衝撃で、器官が損傷し、声が出せなくなったことを上手く伝えられる良い方法ですね。参考にさせてください。

    どうぞどうぞ。

    >そうですか……。私はもしリキの立場に立ったなら、その瞬間は気づけないかもしれないと思いました。恐らく私が非常識な人間なのが問題ですね。容姿が似ていることなどからも父親であること自体は想像できそうですし、その部分は訂正しておきます。

    むしろ肉親以外に誰を想像できるのかという話です。家に知らないおっさんがいて、倒れた若者を抱いて号泣すると?

    >ここについて、この話の時点で一気に説明してしまうのはあまりに情報が多くてこんがらがると思ったのですが、説明しなければ不可解なことが多すぎるのも間違いないので不自然でない範囲で書いておくことにします。

    まあ先の展開で秘められた事実を明かされても、読み手として本来得られる情報ではないので、あまり意味がないと言えばないんですがね。
    これが多少の伏線なら擦り合わせたりも出来るんですが、これだけゴチャゴチャだと「もっと単純な話にすべき」としか言えなくなるという……

    >まず時系列を書いておきます。
    >・愛莉との浮気現場を見られ、翔に殺害される。
    >・死産だったマハトの体に転生。
    >・無能力者として十二年間を生きたがその記憶に蓋をする。
    >・十二年間の記憶を持たないリキ(第一章を生きるリキ)が手紙やダローガから話を聞き事情を把握する。
    >大まかに書くとこうなりますね。時系列が読者目線のものと比べてぐちゃぐちゃになっているので、私も混乱している部分があるのかもしれません。しっかりと言語化して、情報を正しく伝えられるよう努力します。

    長々と説明を受けたのでこれくらいはわかります。
    転生とかでなく、マハトとして生きた記憶を捨ててやり直す話なら理解しやすいですが、やはり記憶を捨てる意味がわかりません。正直、転生して入れ替わる設定の方がドラマティックで面白そうなくらいです。

    あとこの説明だと、天才性や綺麗好きなどの性格の違いが謎のままです。

    >ダローガやマハトが魂転について重く捉えているのはこの世界の常識だからという訳では無いです。実の所、この世界では魂転は差別を受けるほどのものではないです。魂転が優れていれば社会を生きる上で有利ですが、なくても少し不自由なだけです。
    何故彼らがそのように思い込んでいるのかと言うと、そもそもウーナ村という村が特殊な場所だからです。あの村にいる人々は、魂転が劣っている人間は価値がないという価値観を、アレス王国という大きな国の国王の魂転によって刷り込みされています。それは、より優れた魂転を持つ人間を生産し、軍事力として使用するという王国側の方針が原因です。
    >この情報は、第一章の中盤から後半にかけて明かしていくつもりです。このような、閉鎖的な空間の内と外で価値観が違うタイプの仕掛けはよくあるものだと思っているのですが、それにしてもそれをほのめかす内容が少ないような気もするので、なにかがおかしいと思わせられるような描写を入れておくことにします。

    その手の読者にもわからない認識阻害系の能力は、例外なく読者のストレスになるのでお勧めしません。先に書いた「伏線が重なるほど読者が離脱する」の典型パターンです。明かされない謎が多すぎると、読者は喜ぶのではなく興味を失くすんですよ。

    >>>どんなマハトであろうとダローガは愛しますが、だからといってマハトに何も干渉しない訳ではありません。苦しんでいたら助けようとします。しかし、マハトは苦しみながらも
    >>ここは続きが気になるところ。
    >返信に途切れている場所が多いですね。申し訳ありません。ここの続きは、
    >しかしマハトは苦しみながらも、ダローガの手を借りようとはしません。悩みが悩みだけに、ダローガを巻き込見たくなかったからです。
    >というような文章になる予定でした。

    ふうむ。
    家族ぐるみで差別を受けてる時点で巻き込んでいるのでは? 
    あと、中身がリキと同じなら、リキがそんな風な殊勝な行動を取る気がまるでしないんですが。クズだから。

    >確かに記憶に蓋をすることにメリットがあまり感じられないかも知れません。というか、梶野さんを含めた多くの読者が疑問に思うことがあるとして、何故わざわざ自殺をする必要があったのか? なにかメリットがあるのか? というのは必ず気になる部分だと思います。
    >具体的な理由としては、この世界には、自分にとって価値のあるかけがえのないものをあえて手放し、その代わりとして何らかの恩恵を受ける等価交換のようなシステムがあります。HUNTER × HUNTERの制約と誓約みたいなものです。
    >一回目のリキは、十二年間のうちにとても重要ないくつもの記憶を手に入れました(例のごとく、第一章第二話のダローガによる独白で小出しにすることにします。)。その記憶の代わりに、リキは魂力や魂転を得たのです。無能力者が生きていくためには、無能力者を辞めるしかないと判断し、そのために必要な対価を差し出したのです。

    制約と制約はわかりますが、それもう魂転と関係ないですよね。無能力から得られるわけですし。
    というか、そんなシステムがあるなら、死んでどうこうしなくてもマハトのまま記憶と交換して魂転を入手すればよいのでは。記憶リセットよりは幾分有利でしょう。

    >前述した通り、等価交換のシステムによって記憶を捧げ、魂転を得ようとした、というのが自殺の真相になります。しかし、これを二話で説明するのは話が短期間のうちに2転3転して混乱を招きかねないと思っています。そのため、第一章の七話、一度目のリキの記憶を見るシーンにてその内容を開示します。

    いや、むしろこの情報こそ触れておくべきところでしょう。
    他のどうでもいい話よりよほど核心だと思います。読者の疑問が一つ消せるんですから。
    詳細を言わずとも、「死と引き換えに魂転を得る方法がある」とするだけでも納得感は上がります。

    >確かにその通りなのですが、この異世界でマハトという存在と十二年間過ごしたダローガからすると、体や転生以前の記憶は同じでも、共にすごした十二年間は無くなってしまうのでそれは1人の息子を殺すことに他ならないのです。
    >客観的にはただの記憶喪失で間違いないとは思います。
    >また、ダローガのこのような心情についても詳しく説明することにします。

    そんなことはないはずです。
    息子が記憶喪失になったとしても、それだけなら息子は息子で、死んだとは思いません。記憶を思い出させるか、また月日を重ねて親子の関係を取り戻そうとするでしょう。このケースでも同じです。そもそもリキとマハトを別人格と捉えている時点でおかしいんですから。

    >私はリキのことをただのどうしようもないクズと思って欲しいと考えていましたが、確かに、何かしらの原因があることを書いておくことで、リキにやむを得ない事情があって彼がこうなっていることを理解してもらう方がいいと思いました。ただ、リキの過去を描くとなればそれはそれで長い話になってしまうので、大まかな流れのみを書くことにします。

    クズのままだとまず大抵の読者がついて来れないですからね。
    もしくはクズはクズでも魅力的に突き抜けたクズにするかです。

    >そのように見えるのは当然だと自分でも思っています。しかし、2回目のタイトル回収で初めてその事実を明かすつもりだったので、「変わること」については深層心理でそう思っている程度に留めておいて、今はただの軽薄なクズと思って欲しかったのです。

    うーん。
    一読者として、ここを読んだ時の受け止めは、
    「作者は信念とかテーマ的にプッシュしたいんだろうけど、全然そんな風には感じ取れないなあ。一貫性なさすぎるし何にどう変わろうとしてるのかさっぱりわからん」です。

    >ここはどちらかと言えば「変わること」に関する重要なセリフで、クズなこととあまり関連付けて考えていなかったので、クズなせいでこのセリフの価値が下がるのであれば問題と思ってしまいました。
    >予定通りと言うほど何かを狙った訳では無いのですが、確かにリキがただのクズではないと分かるまで台無しのセリフとして扱われた方が効果的ですね。ひとつの武器として使わせていただきます。

    ここも読者目線で言えば、
    「こいつ毎回口だけだから、この「変わる」てのも口だけだろ」です。発言そのものを信用してないんです。クズだから。

    >はい。ダローガはいわゆる辺境伯と言うやつなので、ある程度の地位が認められています。しかし、村に来るまでは、貴族でもないのにイネスと結婚したまがい物というふうな扱いを受けていました。そのことは、ダローガの独白の冒頭で語られているので、リキも理解しているのです。今では、村で地位の高い存在だが、かつては疎まれる存在だったダローガの心理をリキが想像したセリフということになります。

    「今では、村で地位の高い存在だが」がわかりません。
    無能力者として差別対象である息子の親として迫害されているのに、地方伯になれるのは矛盾していませんか?

    >正直なところ、処女作でこの難問と戦うのは無理ゲー感が否めないです。途方もない課題の量に対して経験が浅すぎるという問題があるので、一度短編や癖のない作品を作ってみようと思います。


    はっきりと言いますが、この作品は一度封印した方がよいです。
    受験を迎えるなら、むしろちょうどいいくらいです。
    理由は、このまま書き続けても、私がアドバイスしても、おそらく破綻は見えているからです。幾らなんでも経験値が足りな過ぎですし、続けるだけ時間の無駄に思えます。

    別に全て捨ててしまえとは言いません。
    おっしゃるように短編や普通の小説を書けるようになってから、改めて一から書き直した方が、結局は完成に近くなるだろう、ということです。現状は九九を知らない人間に因数分解を教えるようなものですから。

    もし来年も参加されるなら、一万字以内で完結する普通の作品を書いて来られる方がよいかと。それで満足いくものが書けてからでも遅くないと思います。


    >リキの決意は本物ですが、しかしリキがその結果を掴むわけではないということです。物語の主旨は基本的にずっと「変わること」なので、真人間になるというのは重要なテーマではありません。
    >翔に殺された時のリキの決意は、ただのないものねだりというか、「こんなことになるなら普通に生きときゃ良かったなー」という後の祭り思考です。証拠に、リキは真人間になればよかったと言いながらも、最終的には俺らしい結末だと開き直っています。
    >第一章二話での決意も、これは変わり続けるために怠惰な自分を殺すことがたまたま必要だっただけで、真人間になることが主目的ではありません。彼は変わることさえ出来ればクズにでも真人間にでもなります。

    ぶっちゃけこの説明を受けても、まったく理解も共感もできません。「変わる」ことで何者になるのかが私は重要だと考えますが、坂本さんの説明だとそこはすっぽり抜けているので。

    「何でもいいから変わりたい」なら、それは信念ではなく逃避ですし、クズのままでもそう大差ないと思います。

    >実は、この小説はWeb小説向きに書くのを諦めています。明らかに流行や読者への媚びが足りないですし、投稿の感覚も開きすぎています。そのため、何かしらの新人賞に応募する方向で攻めるつもりではいます。

    可能性がゼロではないので止めはしませんが、指摘した問題以上のものがこの先も積み増しされてると考えると、時間を無駄にする可能性が高いです。「急がば回れ」がいいと思いますが、それは坂本さんが決めることではあります。

    長くなり過ぎましたし、相談は以上としましょう。
    どのみちこの先の展開をいくら聞いても、私にはどうしようもありません。言えることは全て言ったつもりです。

    もし来年参加されるなら、一万字以内の完結作を書いてきてください。それなら本当の意味で、構成力が確かなものか計れると思うので。

    おっと、その前に、受験をがんばってくださいね。
    合格することを陰ながらお祈りしておきます。
  • >隣乃さん

    >貴重な時間を割いて感想を書いていただき、本当にありがとうございました!

    こちらこそ、企画へのご参加ありがとうございます。
    待つ身もつらいものがあったでしょう。お疲れさまでした。

    >語彙力の無さによる言葉選びや表記などのミスが多く、お恥ずかしい限りです。

    学生さんならある程度しょうがないと思います。
    推敲の習慣をつければ、ミスも減るし上達も早くなりますよ。

    >瞳。盲点でした…。きらきらしているだったり色々表現できるところなのであったほうがいいですね。

    少女漫画だと、目の描き方が命らしいですから。
    文章でもそれは同じで、極端を言えば外見描写を目だけで済ませることもあるくらいです。目は口ほどにものをいう、ですね。

    >たしかにこちらの方がすっきりしていて分かりやすいです。私自身書いていて?となる文章が結構あって、でもそれを放置してしまうことが多いので改めようと思います。反省です。

    上手い下手はともかく、私は一文までこだわるタイプです。
    そのせいで筆が遅いのが問題ですが……

    >これは全く考慮できていませんでした。自分自身が現役の高校生なので、どうしても高校生としての目線だけで書いてしまうことが多いです。もっと視野を広げます!

    学生には特定アイテムや用語が多いので、その一つでも出せば想像しやすくなりますね。
    読者視線を意識するのは大切です。

    >言い訳にはなってしまうのですが、この作品を書いたのが小説を書き始めて間もないころだったのでルールも何も知りませんでした…お恥ずかしいです。最近気づいたので直近の小説では直して書いています。この作品も近いうちに直します。

    そう言えば、これがカクヨムの一作目ですよね。

    >全く考えていませんでした。川はこの物語において重要な場所なのですが描写が足りていませんでした。

    どう読まれてもいい場面や場所は描写の必要がありません。なぜなら、読者が勝手に想像して、それで不都合がないからです。
    問題が出るのは意味のある動きを書く場合や、特別に伝えたい景色や情景がある場合。これは描写なしでは伝わりません。描写を増やせばいいというものでもないので、バランスですけどね。

    >描写を完全にさぼっていました。私の家の近くに川があり、そこをイメージして書いたため脳内に映像はあったのでもっと細かく描写するべきでした。

    作者の脳内は読者には見えませんからね。
    時々読者になりきって読んだり、気兼ねない友人に意見をもらったりして、読者目線を養ってください。

    >これは本当に知識不足と調査不足です。河川敷と土手の違いがわからず、少し調べては見たのですが自分の家の近くのものがどちらなのか結局わからず曖昧なまま書いてしまいました。

    私も詳しくは知らなかったので、今回ネットで調べました。
    人様に指摘するからには自分が知っておかないと、批評を信用してもらえなくなるので。
    作者も、読者に読んでもらう以上、わからないことは調べてから書くべきでしょう。

    >申し訳ありません。ここの部分がよくわかりませんでした。彼女がスマホを持たせてもらえない家庭環境にいる、ということですか?ちなみにここの部分、私としては特に深い意味はありません。でもたしかに今時皆スマホで時間を見ますよね。私は学校でもスマホよりも腕時計で時間を確認してしまう派なのでそこまで考えていませんでした。

    正解です。美織はスマホを持っていないのかな?と思いました。
    というのも、もしスマホを持っていたら、川に入った時点で死ぬよなあ……とか思ってたんで。

    逆を言えば、スマホを買ってもらえない家庭環境を匂わせているのかなーとか。深読みでしたかw

    まあクラスの上位カーストの女子が、スマホ持ってないはその時点で不自然ですよね。

    >「天使の微笑」、お洒落で素敵です。
    >美織の場合、真顔だとより違和感がありますね。

    そんなタイトルの歌があったのを思い出しました。古い歌ですが。
    天使の入った曲名、結構ありますよね。モチーフとして昔から人気ですし。

    >これは総評のほうでもご指摘いただきましたが、私的には伏線というつもりで書いたものはありませんでした。
    >結論から申し上げますと、この傷はただの掻き傷です。
    >めちゃくちゃ気持ち悪い話にはなるのですが、学校で可愛い女の子の身体に掻きあとがあるのを見て、こんな可愛い子でも掻き傷はあるんだなと複雑な気持ちになった経験があります。それをそのまんま書いた次第です。あまり多くの人の共感を得られる描写ではないので、もう少しわかりやすくするべきでした。気持ち悪くてすみません…。

    なるほど。
    それなら逆パターンで、首の掻き跡を見た詩織が虐待を想像するも、帰り道で美織に尋ねたら「虫に刺されただけ」みたいな「なーんだ」なオチにするとかもアリですね。この話はそこまで深刻にすべきではないとも思いますし。

    描き壊しって私は普段使わない言葉なので調べましたが、慣れない言葉なので傷のイメージがよくわかってなかったりします。一応写真とかも見たんですが違いがありすぎて。まあ流石に美織の場合はそこまで深刻な傷ではないとは思いますが……

    >ブレてますね。ブレブレです。この辺りから主人公のキャラが書いていて自分でもわからず半ば放棄していました。

    察してましたw
    多分後半は、集中力が切れてきてるんだろうなあと。

    >>おそらく隣乃さんは、「川の上を探すか下を探すか」ということを書きたかったのでしょう。
    >これも河川敷の件と同様、私の知識不足及び調査不足でございます。
    >もう少し細かいところに気を配って書くべきでした。自分の中であいまいなところをまあいいやとそのままにしてしまったところが多いので反省したいです。

    「神は細部に宿る」と言いますからね。
    丁寧な作品を書くことは、時に斬新さに優ります。

    >急に「ハエ」って出てきたら雰囲気台無しですよね。正直書いている途中でこれもはやギャグじゃないか?と薄々感じていたので直すべきでした。

    ぶっちゃけ河川敷って魚が腐ってたり虫も多いのでリアリティはあるんですが、まあ物語ですしねw

    >主人公はたいして話したこともないクラスの女子を勝手にガン見して崇拝に近い気持ちを持ってるような人間なのでちょっとやばい奴ではあります。私的には美織が本音を言ってくれたことを嬉しく感じて…。という意図だったのですが、今考えたらこの緊迫した状況下でなぜか状況を急に俯瞰しはじめるのはかなり不自然ですね。

    とくに主人公が必死で友人を止めようとしてる場面ですからね。
    パジャマを忘れたのと同様、余計なことは考えないのがよい描写だと思います。

    >なるほど。この辺りは自分の中でもぐだってきていたところだったので、気を抜かないべきでした。足すだけじゃなく引いてみるというテクニックを使えるように頑張ります。

    私の書いたのも一例なので、色々な書き方があるとは思います。
    ただ無駄に長いと、せっかくの解決の余韻が消えてしまうので、手短にまとめて締めくくった方がいいとは思いますかね。

    >今までそういう描写や説明がないのであまりにも唐突すぎました。ここは自分的に一番よくない描写だと思っています。主人公が美織を助けようとする理由に説得力を持たせるためのものでしたが、それにしても不自然ですね。

    この主人公にはブレて欲しくないですね!

    >ここもっといい言葉ないかなあと悩んでいました。「約束した少し先の幸せ」すごくいいと思います!

    私のアイデアなりアドバイスなりは、好きに使ってもらうなり、踏み台にするなり無視するなり、ご自由にどうぞ。連絡も必要ありません。

    >改めて、この度は本当にありがとうございました。やはりまだ何もかも足りていないことを痛感いたしました。特に言葉の誤用。場合によっては致命的な事態になるので気をつけたいです。そして後半のグダグダ感が読めたものじゃないのでもう一度ご指摘を参考にして考え直したいです。学校関係のことが一通り落ち着いたらまずは直せるところから修正していきたいです。

    作品を見直す機会になれば幸いです。
    私の誌的なりアドバイスで、わからないことがあればまた聞きに来てください。いつでもお答えしますので。
  • >夜月さん

    それでは専用ノートを作っておきますね。
    企画終了後にでも来ていただければ。
  • @梶野カメムシ 様

    このたびは自作の読み込みと、講評をしていただきありがとうございました。読みながら感想では序盤から妙に持ち上げられるものなので、「担ぎ上げてから、槍でメッタ刺しにされるパターンかな……」と身構えていましたが、杞憂に終わって安心しました。

    過分なお褒めの言葉と鋭いご指摘をいただき、今年も参加させていただいてよかったと思っています。これから仕事なので、密度のあるコメントの方は今夜中に改めてさせていただこうと考えています。取り急ぎお礼申し上げます。
  • >男爵さん

    こちらこそ、この度は企画へのご参加ありがとうございました。

    講評とは名ばかりのただの感想ですが、作品改善のお役に立てば何よりです。

    私は基本的にお世辞を言えない人間なので、そんな高度なテクニックは持っていませんw 褒めるところのない相手なら普通に流しますし。仮にそうなった場合でも、読む前はそう思っていたということなですので。

    お返事の方、特に急ぎませんのでご都合よい時で構いません。
    それでは、お待ちしております。
  • @梶野カメムシ 様

    お待たせしました。
    こちらのコメントでは、読みながら感想や総評で言及していただいた点への回答を中心にしていこうと思います。大まかには以下の三つですね。

    ➀段落について
    ➁タイトルの解釈について
    ➂最後の台詞について


    それでは➀から。
    こちらは特に深い意味はない悪癖です。読者の目が滑らないように一定間隔で入れているだけといいますか。強調したい一文や場面転換を知らせる文を除いて、35~115字で改行するようにしています。なので別作品でも読者の方から「段落のつけ方が機械的で、こだわりを感じられない」という旨の指摘をいただいたことがあります。今回はそのうえ「区切る箇所が不自然」という課題も明らかになったので、修正する際には文章全体の流れを意識してみることにします。

    続いて➁。
    作品タイトルと本編の結び付け方は、かなり客観的なものになっています。総評で挙げていただいたように陳は合致しているとして、問題は主人公の佐伯ですね。梶野様には本編を感情移入しながら読み進めていただけたようですが、実は作者の方は冷めた見方をしていました。本作は復讐のカタルシスを表現しようとしつつも、根底には破滅しかないと。

    本編では復讐を果たし、新たな伴侶の候補も見つける。しかし客観的にみれば、主人公は犯罪者の仲間入りをしただけで、一連の苦悩も傍から見れば異常者の気の迷いにすぎない。現に自身の性的倒錯を否定できなかった。駅で声をかけてきた人物は本当に主人公を心配していたかもしれないし、味を占めた陳はさらなる犯罪を画策するかもしれない。結局、主人公を取り巻く環境は悪化していき、酒浸り以上の暗い未来が待っている。

    本編で主人公になにかしら同情した方々には一つの物語であっても、傍観に徹した方々にとっては危険な人間たちの手慰みにすぎない。そんな皮肉を込めてタイトルをつけました。ただ、そうした作者の都合を強引に通すのは違う気がしますし、描写を工夫すれば匂わせくらいはできそうだと今は感じています。

    最後に➂。
    これは➁にも関連して、「主人公をあえて軽い存在にしたかった」という意図がありました。さんざん悩んでおきながら、やはり本質は欲望に忠実なケダモノだと。とはいえ軽くしすぎた感は否めないと総評を読んで痛感しました。自分で積み上げてきたものを自分で蹴り崩すような、そんな自爆めいたことを最後にしてしまったのかなと思っています。考えてみれば他にもやり方はありますし、なにもチープな主人公にする必要もないですね。そもそもノリであんなことを口走るのは人物像に適していない、などなどの想像が膨らんできました。諸々のご指摘いただいた部分と合わせて、作品全体をもう一度洗ってみます。

    やや長くなりましたが、ここまでがそれぞれの回答となります。去年と同様、今年も多くを学ばせていただきました。一人で頭を捻っても気づかなかったであろう部分への言及の着眼点については、これからの作品づくりのときにも役立てていきたいです。作品を丁寧に読み込んでいただきありがとうございました。重ね重ね御礼申し上げます。
  • >島流しにされた男爵イモ さん

    >こちらは特に深い意味はない悪癖です。

    なんと!
    むしろ意外過ぎるお答えでした。

    実は今回の感想のこの指摘について、私より文学に詳しい後輩から裏で「こういう手法もあるよ」と言われまして、これは浅学故に失礼な指摘だったかと反省していたところだったんです。

    もしかすると実際こういう手法があるのかもですが、私個人の感覚では、これを見て真似をしたいものではありません(後輩も同意見)。 
    なので、男爵さんから意図的なものだと言われましたら、そこは意見の相容れないところと答えるしかないな、とか考えていました。

    まさかの悪癖だったとは……
    文章の難しさを改めて思い知った次第ですw

    >本作は復讐のカタルシスを表現しようとしつつも、根底には破滅しかないと。

    これは確かにわかりますが、私はクライムノベルとして、そこら辺の倫理観は投げ捨てて楽しむものなのかと思っていました。

    >結局、主人公を取り巻く環境は悪化していき、酒浸り以上の暗い未来が待っている。

    ここも、私の感覚としては、愛する犯罪者がいることが何より幸せなのが佐伯ではないのかな、と。その結果が地獄行きでも後悔だけはしないような。
    もちろん常識的には作者の見方が正しいと思われますが。そういう意味で「悪党だけが行ける天国」と思ったわけです。

    >ただ、そうした作者の都合を強引に通すのは違う気がしますし、描写を工夫すれば匂わせくらいはできそうだと今は感じています。

    確かに、作中で「ケダモノ」か「手慰み」の言葉が効果的に挿入すれば、タイトルとの親和性は上がると思います。

    >自分で積み上げてきたものを自分で蹴り崩すような、そんな自爆めいたことを最後にしてしまったのかなと思っています。

    私もこういう感覚でした。
    順当にゴールすれば高評価だったのに、最後に何故……と唸ったものです。

    >考えてみれば他にもやり方はありますし、なにもチープな主人公にする必要もないですね。そもそもノリであんなことを口走るのは人物像に適していない、などなどの想像が膨らんできました。

    あの台詞以外で、ここまで男爵さんが迸らせていたセンスが在りさえすれば、私は納得行くと思います。言って、状況説明はそれ以前に終わらせてますから。本当に締めくくりの一言だけの問題でした。

    >去年と同様、今年も多くを学ばせていただきました。一人で頭を捻っても気づかなかったであろう部分への言及の着眼点については、これからの作品づくりのときにも役立てていきたいです。作品を丁寧に読み込んでいただきありがとうございました。重ね重ね御礼申し上げます。

    こちらこそ、大いに学ばせていただきました。
    バトル書きとして、センスとわかりやすさの両立は理想であり、今作ではその体現を目の当たりにした気分です。

    改めて、今後の活躍に期待します。
    参加ありがとうございました。
  • 「ケモミミ傭兵お仕事日記」の読んでいただきありがとうございます。

    8か月前に書いた内容がめった刺しにされているのを見たときには、心が折れかけました。今は感想で書かれていた問題点を直すとともに、ストーリーを考え直し、より読みやすい小説に書きあげているところです。

    ~いくつか反論~
    本当にいくつかです。「個人的にはこういう解釈ですよ」ってことを知ってもらえたらうれしいです。

    ⓵傭兵について
    確かに「雇われた兵士」で傭兵と書くのですが、なぜ「使い捨て」と書いたのかというと、
    ・正規兵は捕虜になっても人道的に扱うことを義務付けられているが、傭兵は義務づけられていない(民間人の扱い)
    ・正規兵は国からの補償があるが、傭兵には一切ない
    ・死んでも誰もわからない

    正規兵よりも運用コストが低く、尚且つ雇った国には助ける義務がない。だから「使い捨て」という表現をさせていただきました

    ⓶スレッジハンマー
    確かに重いものですが、実際には1キロぐらいの軽めのものもあります。それとおっしゃられた「個人で携帯しない」ということですが、そんなことはないのです。持って戦闘することもあります。

    改めて読んでいただきありがとうございました。何もかも足りていないということを知ることができたので、急いで書き足したりしてより良い作品にしたいと思っております。もしまた企画に参加することがありましたら、よろしくお願いします。
  • >「ケモミミ傭兵お仕事日記」の読んでいただきありがとうございます。

    こちらこそ、企画への参加ありがとうございます。
    お疲れさまでした。

    >8か月前に書いた内容がめった刺しにされているのを見たときには、心が折れかけました。今は感想で書かれていた問題点を直すとともに、ストーリーを考え直し、より読みやすい小説に書きあげているところです。

    はい。
    まずは戦場を想像できるような描写をお願いします。

    >⓵傭兵について
    >確かに「雇われた兵士」で傭兵と書くのですが、なぜ「使い捨て」と書いたのかというと、
    >・正規兵は捕虜になっても人道的に扱うことを義務付けられているが、傭兵は義務づけられていない(民間人の扱い)
    >・正規兵は国からの補償があるが、傭兵には一切ない
    >・死んでも誰もわからない
    >正規兵よりも運用コストが低く、尚且つ雇った国には助ける義務がない。だから「使い捨て」という表現をさせていただきました

    そこら辺は個人の見解ですし、私も「個人的には」と書いているので大きな問題ではありません。
    むしろ文中の「俗にいう」が「俗に言われていない」方が問題化と。こちらは誤りなので。

    ただ、これも個人的見解ですが、トータルコストが正規兵より安くても、傭兵の給料は危険度に見合って正規兵より遥かに高額になります(先進国では)。
    いわばスキル型の短期派遣や外国人選手のようなもので、これを「使い捨て」と表現するのは違和感があります。

    どの視点をもって「使い捨て」と考えているかにもよりますが、ある意味兵士はみな「使い捨て」であるとも考えられますしね。

    >⓶スレッジハンマー
    >確かに重いものですが、実際には1キロぐらいの軽めのものもあります。それとおっしゃられた「個人で携帯しない」ということですが、そんなことはないのです。持って戦闘することもあります。

    「両開きの扉が2~3メートル吹っ飛ぶ」破壊力を、1kgのハンマーが生み出せるとはちょっと思えません。それなら蹴破った方が早いです。
    描写的にもここは重さを狙った場面なので、軽量なら矛盾しますし。一般論ではなく、作中では何kgのハンマーを想定されていますか? 「スレッジハンマー」と表記する時点で、大型のものを読者が想像するのは当然かと。

    あと、調べて気が付いたんですが、スレッジハンマーで折り畳み式のものって皆無ですね。ハンドサイズならなくもないんですが。これは軍用で実在するものですか? それともフィクション?

    >持って戦闘することもあります。

    軽く調べましたが、ネット情報では出てきません。ゼロとは言いませんが、相当なレアケースかと。何かソースがあれば教えてください。

    「持って戦う」が使用か携帯かでも話が変わります。
    「戦闘に使用する」という話なら、普通に考えれば銃撃主体の現代戦では需要は皆無でしょう。同じ重量の銃器や火薬を用意した方が役に立ちます。扉も爆破できますし。

    「ハンマーを背負いながら戦える」という意味なら、そりゃあ戦えなくはないでしょうが、無駄な荷重で戦力ダダ落ちです。犬から逃げるシーンとかありましたが、もし大型ハンマーを背負ったままなら、現実的ではないでしょう。
    普通は戦闘工兵と組ませて、ハンマーはそちらに持たせると思います。

    まあフィクションですし、リアルな戦闘が売りでなければ細かな突っ込みはヤボではあります。ただしそれは話が面白い場合で、そうでなければアラが目立つのも仕方ないのです。

    >改めて読んでいただきありがとうございました。何もかも足りていないということを知ることができたので、急いで書き足したりしてより良い作品にしたいと思っております。もしまた企画に参加することがありましたら、よろしくお願いします。

    それがいいと思います。
    まずは「読者がどんな情報を求めているか」を意識して書いてみてください。
    何か質問や相談があれば、いつでもどうぞ。
  • >何か質問や相談があれば、いつでもどうぞ。
    では遠慮なく質問させていただきます。回答はお時間があるときで大丈夫です。
    ⓵セリフ
    今は主人公以外は「名前:セリフ」の形で書いているのですが、その場合はすべて統一した形の方がよろしいのでしょうか?
    ⓶区域関連
    近況ノートにマップとかを貼った方がいいですかね?それ以外に区域を分かりやすくできそうな方法があるのであれば、教えていただけると幸いです。
    ⓷キャラ
    どのように書いたら印象的なキャラだと分かる文になるのでしょうか?
  • >広報部のKさん

    >⓵セリフ
    >今は主人公以外は「名前:セリフ」の形で書いているのですが、その場合はすべて統一した形の方がよろしいのでしょうか?

    名前を併記する脚本式か小説式か、いずれにせよ統一は必須でしょうね。

    どちらを選ぶのも自由ですが、個人的には、脚本式で書く人は「上手い文章を書くのをあきらめた人」と判断できるので、その時点で読まないことにしています。

    >⓶区域関連
    >近況ノートにマップとかを貼った方がいいですかね?それ以外に区域を分かりやすくできそうな方法があるのであれば、教えていただけると幸いです。

    マップを貼るのはわかりやすいですが、リンクを貼る必要がありますし、見ない人も多いかと。

    地理情報をうまく読者に伝えるコツは、

    ・地図そのものを極力簡単にする。
     A⇒B⇒Cと繋がるだけなら誰でもわかる。
    ・位置を覚えやすいシンボルを設定する。
     待ち合わせ場所のように、覚えやすくなる。
    ・区域の繋がりをこまめに伝える。
     読者が「わからない」と思う前に説明を。


    >⓷キャラ
    >どのように書いたら印象的なキャラだと分かる文になるのでしょうか?

    どう書くかの前に、まず魅力的なキャラを作りましょう。
    その上で、それが発揮されるシチュエーションを考え、その上でそのキャラならでは台詞を上乗せするんです。

    例えば途中でトリガーハッピーのメディックが登場しますが、ただ説明するだけでなく、撃ちまくるシチュを用意したり、「俺も撃ちまくりたいからついていくぜ!」と言わせたり、過去の凄い逸話を一緒に語ったり、やり方はいくらでもあります。

    口先で出せる個性なんて知れているので、イベントやアクションを使いましょう。

  • 回答ありがとうございます。早速参考にさせていただきます
  • 梶野カメムシさん

    秋犬です。お返事が遅くなってしまってすみません。
    この度は批評企画での詳細な感想ありがとうございました。
    普段なかなか聞けない忌憚ない意見が聞けて、貴重なご意見だと受け止めました。

    全体的な話になってしまいますが、返信させていただきます。

    >カーテンについて

    季節が2月下旬~3月上旬、時刻が午後遅くない時間であることを強調しようとして空回ってますね。
    もう少し考えてみようと思います。


    >先輩との関係、音楽棟について

    この作品は主人公のかなり独りよがりな一人称のため、あんまり詳しく書くと興覚めになると思って一番悩んだところです。「音楽棟」とある通り、ここは部室のような場所で学校内ではありません。放課後になるとこの時期では夕方に近くなって春先の風は入ってこないし……と悩んだ結果がこんな落としどころでした。もう少し改善します。


    >先輩について

    先輩の持ち曲を革命のエチュードにしたのは、映えと逸話がちょうどいいからというのが最大の理由です。主人公視点であるので知る由もないのですが、彼女は彼女なりに「誰かのためにピアノを弾く」という課題に取り組んでいました。主人公から見れば完璧な彼女にもそれなりの葛藤があったのだと思いますが、それは本旨ではないのと「完璧な先輩」像が壊れるということで全面的に見えないようになっています。


    >主人公に感情移入できない

    これは自分の筆力不足があると痛感しました。

    前半部分に先輩への不自然なヘイトをまき散らしているのに、後半は手のひらを反すように「それが好きってことだったんだ」と自己解決する主人公を病んでいると評されていますが、まさにその通りです。
    好きという気持ちがわからなくなって、好きという感情を不自然に「そうではない」と決めつけていますが実際にそういう感情を持っている自分が情けないと思っているという非常に面倒くさい心理です。

    そもそも主人公自身が自分に感情移入できていない、というのがこの作品の裏側に流れています。

    (無意識)先輩を恋い慕う気持ち
    (意識上)先輩の境遇をやっかむ気持ちを前面にだすことで無意識を封殺
    (立振舞)先輩と別れの時間を惜しむ気持ち

    この三つが本人の中でも消化されていないのが本作で、それは彼女が17歳の女子高校生だからというのが最大の理由です。実際のところ、この感情が同性愛なのかどうかは本人も作者もよくわからず「憧れを拗らせた感情」というのが一番近いものだと断定しています。ひとことで言えば一番近い感情が「恋」なのですが、そこに身体の繋がりが必要かどうかは先輩との関係を進めてみないと何とも言えません。

    だから作中で「先輩と恋愛をしたいと思っていた」という関係の発言を避けました。
    できれば主人公がもやもやした感情をそのまま楽しんでほしいと思ったのですが、読者としては明確な作者の結論が欲しい、また見通しがなく読者へのフォローがないということをカメムシ様の感想から読み取りました。

    ここからが難しいところですが、この視野が極端に狭い「もやもや」こそが17歳の醍醐味だと思っています。全面的に改稿をするならば、ある程度突き放した三人称が読者の共感も得やすいと考えました。


    >白い肌について

    ここで出てくる「肌」は最初「首筋」でした。女子高生が先輩の首筋をガン見するのもなかなかエッチなところではあるのですが、少々生々しいと思ったので「肌」と控えめな表現をしました。改善の余地があると思いますので考えます。


    >「魂」の使用、極端な思考について

    魂などの不釣り合いな言葉は、主人公が17歳の女子高校生という理由で幼さの演出のために使用しました。
    ところどころ読んでいて極端な部分は「いわゆる恋する乙女」の極端な演出でしたが、少し気持ち悪かったかもしれません。


    >チャンス

    ここも主人公視点だと、これ以上言及すると説明くさくなりそうなのでショパンの逸話を登場させることで語らせてみたのですが、主人公は先輩に告白しようとしていたわけではありません。
    あくまでも主人公が腹を立てている理由は「恋心に気づけなかった自身の鈍感さ」のみで、先輩と両想いになりたかったわけではないんです。もしあの時恋心に気が付いていたなら、自分の中で別の折り合いをつけられたかもしれないという後悔が当時の攻撃性を自分自身に向けている、という感じです。成功失敗はともかく、革命に参加することすらできなかったショパンと恋を自覚するというスタートラインにすら立てなかった自分を重ねていた、というのが「革命のエチュード」というのがオチという話です。

    しかし、やはり恋愛ものという点において「恋を自覚できなかった」というのは不誠実であると思ったので、改稿する場合もう少ししっかり心情を説明を加えてみようと思います。


    >ラスト2段落

    ここでは主人公の「もやもや」が解決して先輩とフラットな関係を築くことにしたという場面なので、一気にスンっと落ちる感覚です。女性の恋愛感情って、一晩泣くとすっきりするところがあるのでこのくらい針が振り切れるかなあという感覚で書きました。


    >百合として成立しているか。

    カメムシ様の感想を読んで再度思いましたが、自分でもやはりこれは百合として成立させるのは難しいと感じました。主題は「揺れ動く主人公の気持ち」であって、「女性同士の恋愛」でないことを確信しました。そもそもエンタメで読む恋愛モノでもないかもしれません。なんなんでしょうね、この話は。


    >キャラの心理が拾いづらく

    上記のように、これは複雑な話のため読解に手間をかけさせてしまい申し訳ありませんでした。キャラが自分のことをよくわかっていない、という話が本筋のような気がしてきました。このようにキャラに自分の本意じゃない感情をグダグダ言わせて話をややこしくしつつ、最終的に悩みが解決するという話が好きなので書いていますが、それを読みたいという人がいるかどうかは昨今のweb小説だと少ないかもしれませんね。そもそも、暗い話なんか読みたくないって人は多いですものね。


    まとめると「百合小説としての看板は外して、主人公の気持ちの変化の描写に特化する(しかしタグを外すと問題になりそうなのでタグは残す)」「読者の共感が得られるような三人称で書き換えてみる」あたりが改稿のポイントだと感じました。

    そうすると「百合(女性同士の恋愛)とは何か」って、やっぱり難しいですね。いわゆる「百合」を書いてみたくてこの作品を書いたはいいけれど、果たしてこれは「女性同士の恋愛」なのかという疑問がずっとありました。そもそも「恋愛」ですらないかもしれないですね。男同士の場合、最初に「自分は気持ち悪い」って自己否定から入りがちだろうなというのはわかるのですが、女同士になると「恋愛感情」を表現するのって難しいなと感じています。下手をするとただのキャッキャウフフになってしまうので。


    とにもかくにも、批評ありがとうございました(´▽`)
    自分だけではわからなかった視点をくださってありがとうございます。
    残りの批評も頑張ってください!
  • 「あの日、あのとき」の感想読ませていただきました。 なんとも出来の悪い話を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
    根本的な実力不足を痛感しました。
    まず、誤字や脱字などの基本的な部分を直すことから始めたいと思います。
    一旦「あの日、あのとき」は消させていただき、短編などで、修行してからもう一度チャレンジさせていただきます。
    少しでも良くなるために、次回も参加させてもらいます。
    本当に批評ありがとうございます。
  • >秋犬さん

    >秋犬です。お返事が遅くなってしまってすみません。
    >この度は批評企画での詳細な感想ありがとうございました。
    >普段なかなか聞けない忌憚ない意見が聞けて、貴重なご意見だと受け止めました。

    こんにちは。
    いえいえ、そちらも感想企画開催中なのを確認しておりましたので、手が回らないのかなと思っていました。口さがない指摘もあったかもですが、御寛恕いただければ。

    この返信も悩んだ末、かなり時間がかかってしまいました。申し訳なし。

    >>カーテンについて
    >季節が2月下旬~3月上旬、時刻が午後遅くない時間であることを強調しようとして空回ってますね。
    >もう少し考えてみようと思います。

    狙いそのものは正解だと思います。
    私の感覚ですが「たなびいている」は静的な言い回しで、頭に浮かぶイメージは「すでにたなびいているカーテン」なんです。
    これが「たなびいた」だと動的になり、「今、たなびき始めた」と読めるので、「ああ、今窓を開けたのだな」と察せられる。指摘のニュアンスはそんな感じで、違和感はそこについてのみですね。

    >>先輩との関係、音楽棟について
    >この作品は主人公のかなり独りよがりな一人称のため、あんまり詳しく書くと興覚めになると思って一番悩んだところです。

    気持ちはお察しします。
    自分が書くにしてもナイーブな部分なので、ここをこうすれば的な指摘が言いづらいところです。ちょっとした表現の差で受け取り方が違ってきますし。

    >「音楽棟」とある通り、ここは部室のような場所で学校内ではありません。

    ちょっと経験的に音楽棟の定義がわかりませんが、大学のクラブ棟のような感じでしょうか。どのみち学校の敷地内にはある認識でした。

    >放課後になるとこの時期では夕方に近くなって春先の風は入ってこないし……と悩んだ結果がこんな落としどころでした。もう少し改善します。

    なるほど、そういう理由が。ごもっともですね。
    ここについても、端的に読者への説明さえあれば問題ない箇所かと思います。

    >>先輩について
    >先輩の持ち曲を革命のエチュードにしたのは、映えと逸話がちょうどいいからというのが最大の理由です。

    今作の書き方ですと「革命のエチュード」は先輩にとっての代表曲、強い思い入れのある曲として読めます。

    >「知ってる? この曲は怒りの曲なんだよ」とヘラヘラした調子で先輩は言いながら、いつも目だけは真剣だった。

    この辺りとかがそうですね。口ではへらへらしていても、思い入れが違うというか。
    なので、物語に全てを出さずとも、それを匂わせるような描写がある方が、先輩のキャラに奥行きが与えられるのではないかな、と。
    繰り返しになりますが、「思いを乗せてこそ演奏はよくなる」というテーマにも通じますし。

    >主人公視点であるので知る由もないのですが、彼女は彼女なりに「誰かのためにピアノを弾く」という課題に取り組んでいました。主人公から見れば完璧な彼女にもそれなりの葛藤があったのだと思いますが、それは本旨ではないのと「完璧な先輩」像が壊れるということで全面的に見えないようになっています。

    ここは判断に迷うところではあります。
    確かに短編にはテーマを絞ることが求められますが、個人的には先輩のキャラクターを「完璧」の一言で片付けてしまうと、主人公の思いも単純化してしまう懸念を感じます。

    同じ場面・同じ表現でも、二人の過去や思い、関係性によって読者の印象は変わります。主人公の葛藤や数年後の怒りはかなり大きな感情表現なので、相応の過去や先輩のキャラの厚みを滲ませた方が共感性は高くなると思いました。もちろん紙幅は割けないので、匂わせる程度の話ですが。

    >>主人公に感情移入できない
    >これは自分の筆力不足があると痛感しました。
    >好きという気持ちがわからなくなって、好きという感情を不自然に「そうではない」と決めつけていますが実際にそういう感情を持っている自分が情けないと思っているという非常に面倒くさい心理です。

    二律背反する思いというのは思春期にはよくあるものですし、それ自体はよいと思います。面倒くさいけど。

    >そもそも主人公自身が自分に感情移入できていない、というのがこの作品の裏側に流れています。
    >(無意識)先輩を恋い慕う気持ち
    >(意識上)先輩の境遇をやっかむ気持ちを前面にだすことで無意識を封殺
    >(立振舞)先輩と別れの時間を惜しむ気持ち
    >この三つが本人の中でも消化されていないのが本作で、それは彼女が17歳の女子高校生だからというのが最大の理由です。

    なるほど。
    私が共感しづらい原因が、この分析で見えてきました。
    この設定を徹底すると、無意識の恋心の描写は極小になり、ともすれば最後の立ち振舞に消えてしまいます。二番目の嫉妬ばかりが目立ち、それ故にこの状況だけをみた読者には「面従腹背で表面的に先輩と仲良くしてるのではないか」と疑惑を持つ。「流石にそんなことはないだろう」と思いながらも、何だか釈然としない気持ちでラストを迎える……そんな感じになるんです。

    >実際のところ、この感情が同性愛なのかどうかは本人も作者もよくわからず「憧れを拗らせた感情」というのが一番近いものだと断定しています。ひとことで言えば一番近い感情が「恋」なのですが、そこに身体の繋がりが必要かどうかは先輩との関係を進めてみないと何とも言えません。

    私も百合の本質とかわからないのでアレですが、独占欲がないなら強い怒りが湧く理由に欠けるので、何かしら自覚するものがあるべきかな、と。

    >だから作中で「先輩と恋愛をしたいと思っていた」という関係の発言を避けました。できれば主人公がもやもやした感情をそのまま楽しんでほしいと思ったのですが、読者としては明確な作者の結論が欲しい、また見通しがなく読者へのフォローがないということをカメムシ様の感想から読み取りました。

    もしラストが怒りの表現ではなく、もっともやもやした終わり方なら、納得したかもしれません(好み的にははっきり派ですが)。
    ですが、「革命のエチュード」に叩きつける怒りははっきりしたもので、自覚を伴う必要があります。「よくわからんけど激怒」だと読者には意味不明に思われますし。

    そういう意味で「この締め方ならはっきりさせた方がよい」と指摘した次第です。

    >ここからが難しいところですが、この視野が極端に狭い「もやもや」こそが17歳の醍醐味だと思っています。全面的に改稿をするならば、ある程度突き放した三人称が読者の共感も得やすいと考えました。

    リアリティがあることと、読んで面白いかは別ですからねえ……確かに三人称の方が向いているテーマだと思います。

    >>白い肌について
    >ここで出てくる「肌」は最初「首筋」でした。女子高生が先輩の首筋をガン見するのもなかなかエッチなところではあるのですが、少々生々しいと思ったので「肌」と控えめな表現をしました。改善の余地があると思いますので考えます。

    確かにエッチですが、個人的にはアリですね。あーでも恋心に直撃するので、避けたほうが無難ではあるのか。ううむ。どのみちロングだと「首筋をくすぐる」感は遠いですし。

    >「魂」の使用、極端な思考について
    >魂などの不釣り合いな言葉は、主人公が17歳の女子高校生という理由で幼さの演出のために使用しました。
    ところどころ読んでいて極端な部分は「いわゆる恋する乙女」の極端な演出でしたが、少し気持ち悪かったかもしれません。

    平均的な17歳が「魂」を連呼するかというと微妙な気はしますが、エビデンスはないですしそういう人もいるとは思いますので、ここは置きます。
    作劇的には、ただでさえ複雑な心理を描写する中で、中二心理まで盛り込むとさらに情報過多になるので、私なら省く要素だと思います。主人公の幼さを前面に出した筋書きでもないので。幼ければ表面を取り繕えませんし。

    >チャンス
    >ここも主人公視点だと、これ以上言及すると説明くさくなりそうなのでショパンの逸話を登場させることで語らせてみたのですが、主人公は先輩に告白しようとしていたわけではありません。
    >あくまでも主人公が腹を立てている理由は「恋心に気づけなかった自身の鈍感さ」のみで、先輩と両想いになりたかったわけではないんです。もしあの時恋心に気が付いていたなら、自分の中で別の折り合いをつけられたかもしれないという後悔が当時の攻撃性を自分自身に向けている、という感じです。成功失敗はともかく、革命に参加することすらできなかったショパンと恋を自覚するというスタートラインにすら立てなかった自分を重ねていた、というのが「革命のエチュード」というのがオチという話です。

    ここの解釈は、私は微妙に違っています。
    ショパンのエピソードから読み取れる感情は、「革命失敗の悲しさ」「参加できなかった自身への怒り」です。当然ですが、もしショパンに革命に加わる機会があれば参加していたはずで、そこには祖国を変えたいという明確な意思があります。
    主人公の境遇と重ねるなら、革命=恋愛になるわけで、片思い的な結果を求めない感情であればショパンと乖離します。「何かを変えたい」からこそ、重なるわけです。

    「参加できなかった怒り」については概ね賛同しますが、やはり結果を求めていなければ「怒り」に至る感情の爆発に繋がらないように思われます。むしろ百合的にはようやく自覚した感情を寂寥とともに抱く……みたいな方向になりそうです。定番パターンなので、私は今作のような意外性の方が好ましいですが。

    >しかし、やはり恋愛ものという点において「恋を自覚できなかった」というのは不誠実であると思ったので、改稿する場合もう少ししっかり心情を説明を加えてみようと思います。

    エンタメとしてはそうですが、文学ならその方向もアリな気がします。私は専門外なので「こう書く」とは言えませんが。読者をどこに想定するかですね。


    >ラスト2段落
    >ここでは主人公の「もやもや」が解決して先輩とフラットな関係を築くことにしたという場面なので、一気にスンっと落ちる感覚です。女性の恋愛感情って、一晩泣くとすっきりするところがあるのでこのくらい針が振り切れるかなあという感覚で書きました。

    私は個人的にここの部分の勢いが好きで、秋犬さんが本来持つ良さが出ているのではないか、と推量するところです。
    私もリアル経験的には俗にいう「フォルダ上書き」が女性の本質だと思ってるんですが、百合作品だと昔の恋を引き摺ったり、わりとうじうじ系が多い気もします。まあそこまで百合作品読んでないのでアレですが、体感的に。

    じゃあどっちがいいのかというと、正直、私には判断が難しいところ。
    じめじめは文学寄り、さばさばはエンタメにそれぞれ近いのかもしれません。


    >百合として成立しているか。
    >カメムシ様の感想を読んで再度思いましたが、自分でもやはりこれは百合として成立させるのは難しいと感じました。主題は「揺れ動く主人公の気持ち」であって、「女性同士の恋愛」でないことを確信しました。そもそもエンタメで読む恋愛モノでもないかもしれません。なんなんでしょうね、この話は。

    ぐぬぬ……これはド直球の「百合と何か」ですね。
    すみません。私も百合素人なので、その答えは持ち合わせておりません。
    「来年、ここに来てください。本物の百合をお見せしますよ」とか、山岡四郎みたいに言いたいところなんですが。
    もう少し勉強してきます。百合の教科書とかないのかしらん。


    >キャラの心理が拾いづらく
    >上記のように、これは複雑な話のため読解に手間をかけさせてしまい申し訳ありませんでした。キャラが自分のことをよくわかっていない、という話が本筋のような気がしてきました。このようにキャラに自分の本意じゃない感情をグダグダ言わせて話をややこしくしつつ、最終的に悩みが解決するという話が好きなので書いていますが、それを読みたいという人がいるかどうかは昨今のweb小説だと少ないかもしれませんね。そもそも、暗い話なんか読みたくないって人は多いですものね。

    私もたまにやらかしますが、「自分の気持ちを自分でわかっていない」という場面は読者にはストレスマッハなんですよね。「おまえにわからんことが読者にわかるか!」という気持ちにさせられるので。
    せめて「私の気持ちは今グダグダだ」と自覚あるなら、多少なり息がつけますが、こういう場合だとそんな自己分析もリアリティがないですし。
    エンタメ一人称と組み合わせるのは、やはり悪手なんでしょうね。

    >まとめると「百合小説としての看板は外して、主人公の気持ちの変化の描写に特化する(しかしタグを外すと問題になりそうなのでタグは残す)」
    確かに、先輩が異性でも全然成立しますし、わかりやすくなりますね。
    気持ちの変化に特化するのはいいと思います。

    >「読者の共感が得られるような三人称で書き換えてみる」あたりが改稿のポイントだと感じました。

    こちらも賛成です。

    >そうすると「百合(女性同士の恋愛)とは何か」って、やっぱり難しいですね。いわゆる「百合」を書いてみたくてこの作品を書いたはいいけれど、果たしてこれは「女性同士の恋愛」なのかという疑問がずっとありました。そもそも「恋愛」ですらないかもしれないですね。男同士の場合、最初に「自分は気持ち悪い」って自己否定から入りがちだろうなというのはわかるのですが、女同士になると「恋愛感情」を表現するのって難しいなと感じています。下手をするとただのキャッキャウフフになってしまうので。

    ソフト百合っていう奴ですかね、キャッキャウフフ。
    私、今作を読んで思い浮かんだのが、昔の作品ですがアニメの「けいおん!」でして、あれも最終回、卒業する先輩に気丈だった後輩が泣いたりわがまま言ったりするんですよね。あれが百合なのかはわかりませんが、確かに男同士ではあんな空気にならんよなあ。じゃあ百合要素とはなんぞや?……とか、感想を書きながら考えていました。結論出ませんでしたが。

    ただ、あの作品のラストも、長編の積み重ねと関係性あればこその感動だったので、やはり何かしら感動を構成するパーツは必要ではと思います。短編であれ。

    >とにもかくにも、批評ありがとうございました(´▽`)
    自分だけではわからなかった視点をくださってありがとうございます。
    残りの批評も頑張ってください!

    こちらこそ、大いに勉強させていただきました。
    お互い百合道を追求……するかどうかは謎ですが、ジャンル的にも短編指向な面も似た者同士と勝手に思っております。批評もされていますし。

    とりあえず来年のこの企画までには、もう一回くらい百合を書こうと今決めました。
    お互い、がんばりましょう! 残りの感想もがんばります!
  • >@shunSNSさん

    >「あの日、あのとき」の感想読ませていただきました。 なんとも出来の悪い話を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

    こちらこそ、参加ありがとうございました。
    オブラートが足りず滅多切りにしてしまったこと、今にして恥じております。でも本音です。

    >根本的な実力不足を痛感しました。
    >まず、誤字や脱字などの基本的な部分を直すことから始めたいと思います。

    そうですね。
    「神は細部に宿る」と言いますし、読み直しは作品を磨くことにもつながります。

    >一旦「あの日、あのとき」は消させていただき、短編などで、修行してからもう一度チャレンジさせていただきます。

    おお、思い切られましたね。
    でも、多分正解だと思います。急がば回れ。
    実力が追いついてから、改めて再挑戦してもいいんですし。

    >少しでも良くなるために、次回も参加させてもらいます。
    本当に批評ありがとうございます。

    その時は一万字以内の短編で是非。
    それなら総合的な構成力を見ることが出来ますから。
    成長を期待するとともに、お待ちしております。
  • こんばんは!!
    このたびは丁寧なご感想、誠にありがとうございました…!!!
    全てしっかりと読ませていただきました!!!

    そしてまっさきに浮かんだ感想は…「悔しい」です!!!(´;ω;`)
    今年も梶野さんをあっと言わせられなかった〜!!! 悔しすぎます!!!(´;ω;`)

    そしてマジですか!?!? 深みないですか!?!? やべえ!!!! それはだいぶやばい!!!! どうしよう!!!!(あわあわ)
    思い当たる節があるとすれば、1年目に読んでいただいた作品はさておき、2年目と3年目に読んでいただいた作品は構想期間がめっちゃ短く、割と衝動的に書いちゃってるやつなので、確かに詰めが色々甘い気がします…!!! そこが浅さに繋がってしまったのではないか、と…!!!
    ち、ちなみに、長編を書くときはめちゃめちゃ「心を動かす」を目指してはいるのです…!!! 今回のカクヨムコンに出そうと思っている長編とかは、情熱と狂気をつめっつめのつめっつめにしているはずなのです…!!!

    それはさておき、短編を書くときにも梶野さんのおっしゃっているような意識を持つことってすごく大事ですよね…!!! ありがとうございます、カクヨムコンに向けて短編を書きたいとも思っているので、念頭に置きながら執筆してみたいなあと思います\\\\٩( 'ω' )و ////

    そして、梶野さんの書いてくださった作品の「こう手を加える案」が良すぎて、こっちの方が絶対面白い…となりました!!! 素敵な改善案をありがとうございます!!! いつかこの短編をリメイクする機会があったら、参考にしても大丈夫でしょうか?

    長くなりましたが、今年もどうもありがとうございました…!!!
    来年こそは沢山褒めていただけるように頑張ります(*´∀`*)
  • >汐海有真(白木犀)さん

    >こんばんは!!
    >このたびは丁寧なご感想、誠にありがとうございました…!!!
    >全てしっかりと読ませていただきました!!!

    はい、お疲れさまでした。
    かなりおまたせしてしまいましたね。すみません。

    そしてまっさきに浮かんだ感想は…「悔しい」です!!!(´;ω;`)
    今年も梶野さんをあっと言わせられなかった〜!!! 悔しすぎます!!!(´;ω;`)

    私もそろそろ「これはやられた!」とか言いたいタイミングなんですが、今年も褒められず終いでした。

    >そしてマジですか!?!? 深みないですか!?!? やべえ!!!! それはだいぶやばい!!!! どうしよう!!!!(あわあわ)
    >思い当たる節があるとすれば、1年目に読んでいただいた作品はさておき、2年目と3年目に読んでいただいた作品は構想期間がめっちゃ短く、割と衝動的に書いちゃってるやつなので、確かに詰めが色々甘い気がします…!!! そこが浅さに繋がってしまったのではないか、と…!!!

    一年目のも他に比べれて練られてはいましたが、テーマ性は感じませんでしたからね。まああれは分岐エンドなので仕方ないかなとは思ってました。

    確かに今年も去年も練り込み不足は感じます。ただまあ、テーマがなければ、そも練り込みも出来ませんからね。下手でも伝わるというのはそういう部分ではあります。

    >ち、ちなみに、長編を書くときはめちゃめちゃ「心を動かす」を目指してはいるのです…!!! 今回のカクヨムコンに出そうと思っている長編とかは、情熱と狂気をつめっつめのつめっつめにしているはずなのです…!!!

    確かに長編は読んでないので、そういう作品を読めば評価は変わる可能性があります。ただ一般的には短編の方が短い分、ギュッと詰め込みやすいものですからね。

    >それはさておき、短編を書くときにも梶野さんのおっしゃっているような意識を持つことってすごく大事ですよね…!!! ありがとうございます、カクヨムコンに向けて短編を書きたいとも思っているので、念頭に置きながら執筆してみたいなあと思います\\\\٩( 'ω' )و ////

    はい。
    来年は私を感動させるような短編を持ってきてください


    >そして、梶野さんの書いてくださった作品の「こう手を加える案」が良すぎて、こっちの方が絶対面白い…となりました!!! 素敵な改善案をありがとうございます!!! いつかこの短編をリメイクする機会があったら、参考にしても大丈夫でしょうか?

    どうぞどうぞ。
    毎年のことですが、私の案は好きに使ってもらって構いません。

    >長くなりましたが、今年もどうもありがとうございました…!!!
    >来年こそは沢山褒めていただけるように頑張ります(*´∀`*)

    貴方のめげない精神力は、何よりの才能だと思いますよ。来年を楽しみにしています。
  • 梶野さま、こんにちは
    梶野さまのアドバイスを元にちまちまブラッシュアップをさせて頂いている天海二色です(流石に菌糸→菌肢などは修正箇所が多すぎるので、いつか改訂版書く時にまとめて直そうと考えておりますが)

    さて本題なのですが、梶野さまにお読みいただいた《ウミヘビのスープ》が小説家になろうの方でネトコン一次選考通過いたしまして、次の選考までにもう少し完成度をあげたいと思ってしまい……
    あ、勿論負担をかけてしまうのは本意ではないので、お忙しい場合は遠慮なくスルーしてください。じっくり感想企画もまだまだ途中ですしね

    もしもお時間ありましたら、アドバイスで頂いた「カメラワークを意識する」がどうも上手く書けないので、梶野さまならこう書く。という意見を頂きたいなと

    >モーズの声を、轟音が掻き消す。爆発でも起きたかのような大きな音。その音は病棟の3階、そこの壁が壊れた事によって発生した音であった。

    ↑具体的に言うとここですね、ここ。

    >爆発でも起きたかのような大きな音。音が聞こえた方向を辿り、モーズが顔をあげてみると、病棟の壁が壊れている。

    とか考えたのですが、何か淡々としすぎているなぁと思い、悩み中です(>_<)
    また、おすすめのバトルアクション小説(三人称だと嬉しい)がありましたら勉強したいので、よかったらご教授頂きたいです。

    長々と失礼いたしました。
    改めまして、ご負担ならばスルーで大丈夫です。
    よろしくお願いします。
  • こんにちは。梶野カメムシ様、凍花星です。返信が遅れてすみません。
    この度は私の作品を読むために、貴重なお時間を使ってくださり、大変ありがとうございました。覚悟は決めてきたので、ここまで批評していただいて感謝しかございません。梶野カメムシ様にいただいた言葉一つ一つをきちんと受け止め、詳しい反応は後ほどお送りしますので、もう少しお待ちしていただけると幸いです。
  • >天海二色さん

    >梶野さまのアドバイスを元にちまちまブラッシュアップをさせて頂いている天海二色です(流石に菌糸→菌肢などは修正箇所が多すぎるので、いつか改訂版書く時にまとめて直そうと考えておりますが)

    お久し振りです。がんばっておられますね。
    長編を改訂するのは本当に手がかかるので、じっくりやるしかないと思います。

    >さて本題なのですが、梶野さまにお読みいただいた《ウミヘビのスープ》が小説家になろうの方でネトコン一次選考通過いたしまして、次の選考までにもう少し完成度をあげたいと思ってしまい……
    あ、勿論負担をかけてしまうのは本意ではないので、お忙しい場合は遠慮なくスルーしてください。じっくり感想企画もまだまだ途中ですしね

    おめでとうございます。
    手伝えることなら、何でもやりますよ。
    まあ、あまりに膨大だと後回しになるかもですが。

    >もしもお時間ありましたら、アドバイスで頂いた「カメラワークを意識する」がどうも上手く書けないので、梶野さまならこう書く。という意見を頂きたいなと

    ふむふむ。

    >>モーズの声を、轟音が掻き消す。爆発でも起きたかのような大きな音。その音は病棟の3階、そこの壁が壊れた事によって発生した音であった。
    >↑具体的に言うとここですね、ここ。

    ここが何故、迫力あるカメラワークを感じられないかというと、描写が全て音だからです。

    >モーズの声を、轟音が掻き消す。
    >爆発でも起きたかのような大きな音。
    >その音は病棟の3階、そこの壁が壊れた事によって発生した音であった。

    分解するとわかりやすいですが、これは「音の説明」で、視覚情報はおまけ扱いです。それ故にカメラワークが感じられないのです。

    これはこれで、ホラー的な使い方は可能なんですけどね。
    例えば音がすごく特徴的だったら、聴覚を強調した書き方としていい演出に出来そうです。
    ただ、この場面で見せたいのは爆発的な音ではなく、壁の破壊と破壊者への視線の動きですから。

    試しに「私ならこう書く」をやってみました。
    ご参考までに。

    [ドゴォッ!
     突然の轟音が、モーズの声を掻き消した。
    「な、何だ。今の音は……?」
     仰ぎ見たモーズが見たのは、病棟の壁に開いた大穴だった。
     高さは3階。穴の奥には消灯済みの病室が覗いている。
     解体用の鉄球を打ち込まれたような惨状だが、一つ大きく異なるのは、その破壊が外からでなく、《《内からもたらされた》》ことだ。
     穴から複数伸びる──真っ赤な突起によって。]

    ・音の描写は早めに切り、視覚的な描写を強調。
    ・台詞を入れることで、まずカメラをモーズに寄せる。
    ・モーズの視野でカメラを動かし、3階の壁に向ける。
    ・破壊の描写。破壊の規模の説明を簡潔に。
    ・詩的な表現で破壊の意外性を指摘。
    ・「内から」と書き、穴の奥にカメラを向けたところで、菌糸の存在を最後に示して強調。漫画なら大ゴマアップな感じ。

    みたいなことを意識して、私は書いてますね。

    >また、おすすめのバトルアクション小説(三人称だと嬉しい)ありましたら勉強したいので、よかったらご教授頂きたいです。

    すみません、私も実は久しくバトルアクション小説は読んでなくて。納得できる作品がないから自分で書いてるようなものですw

    私がバトルを書く上で参考にしてるのは、漫画のバトルの書き方ですね。とくにコマ割りを意識して文章に落とし込んでいます。

    漫画には不要なコマは一つもありません。必ず何か意味を持たせてあります。カメラの誘導もそうですし、描き方や角度、誰の視点で描くか、大ゴマと小ゴマの使い分け──などなど、小説にも応用できる技術の宝庫です。語彙については漫画では学べないので、別に勉強する必要はありますが、この作品のバトルなら、そこまで凝った表現より、アクションやカメラワークで魅せた方が合いそうだと思います。勉強せずとも、意識して書くだけでかなり違ってくるはずですし。

    ということで、バトルアクションものの漫画を読むべきです。
    かっこいいページを選び、文章化するという練習方法もあります。ここで書きましたが、私も昔やってました。

    https://kakuyomu.jp/works/16817330654869504941/episodes/16817330655303497679

    アドバイスとしてはこんな感じですが、他に何かあれば何でも聞いてください。
  • >凍花星さん

    お疲れさまでした。
    そして大変お待たせしました。

    そう言っていただけたなら何よりです。
    質問はいくらでもお答えしますので、返信お待ちしております。
  • >天海二色さん

    >仰ぎ見たモーズが見たのは、病棟の壁に開いた大穴だった。
    「見た」が被ってるので、「モーズが目にしたのは」でお願いします。
    パパッと書くと、どうしても詰めが甘い……反省。
  • 梶野さま

    早速、例文を書いて頂き誠にありがとうございます。
    また拙作の駄目な箇所というか問題点を客観的に分解、分析してくださりありがたかったです。とても助かります。
    そうか視覚情報が足りていなかったのか……
    あと詩的な表現ですが、センス入りますねこれ。。磨かねばっ(汗)

    漫画のノベライズ! なるほどです。私も意識してみます。
    そして語彙力調達先はやはり本屋や図書館の書籍ですかねぇ。普段ミステリーばっか読んでいますが、幅広く読まねば

    書いて頂いた『梶野さまならこう書く』を参考に更なる完成度上昇を目指しますね。
    また何かありましたら聞くかもしれませんが、ひとまずはこのアドバイスを元に自分で頑張ってみます。

    この度はお忙しい中、ご対応頂きありがとうございました。
  • 一話
    >自称も「上様」なんです? 作者のミスではなく?

    私の中で「上様」は「お兄様」とか「お姉様」と一緒のような感覚でした。また王族を呼ぶときに、よく聞く「第何王子」とかの意味も含めたつもりでもありました。性別がない状態でもこれに近しい呼び名があればいいなと思いまして……。なのでここは「なら、兄さんは〜にしよう」みたいなフラットな言い方にしたつもりでしたね。

    >ここの対比は「兄君」「妹君」または「王子様」「お姫様」になるはずですが、あえて食い違わせている意味は何かあるんですか?
    >姫になると妹として認められないとか。いやさっき「妹君」って言ってましたよね。うーん、わからん。
    「お兄様」になることより、王子になることの方が責任重大だと思うんですが、そこはスルーできる性格ということでいいんですかね?

    ここでは周りの人がカノンのことを国のための「お姫様」だと思うけど、主人公のことはカノンのおまけ、カノンのための「お兄様」という認識をすると言うことです。周りの人たちがカノンを中心として、主人公をカノンの引き立て役として見ると言うのを表現してみたかったわけです。王子になる方が大切かもしれないですが、ここではそれよりもカノンという存在を強調したかったですね(説明が下手ですみません)

    >あと「唯一」という部分も意味深です。逆を言えば王子は唯一ではないとも読めます。つまり主人公らには兄がいるということ?

    カノンという「お姫様」は誰も代わりにはなれないけど、「王子様」というのは主人公でなくともよかった。確かにカノンと血が繋がってはいるけど、生まれてきたのが主人公出なくとも、誰でも主人公の代わりができる……みたいなニュアンスです。

    >ん? 二人で今決めたのではなくて?

    この書き方だと「カノンが女(主人公は男)になると決めたこと」だと読めます。
    カノンがお姫様になりたがっているというのが周知の事実でした。

    >「皆」だと規模がわかりづらい。「窮地」も微妙。「悪党」も小物感があります。
    私ならここは、
    [国を裏切り、民を苛んだ賊子は「女」を乞うた双子。]

    確かにそうですね。ここら辺の描写はもう少し歴史書みたいに書きたかったのですが、あまりうまくいかなかったので、逆にすごくざっくりと書いてしまいました。梶野カメムシ様が直したものはすごくかっこいいのですが、こちらで提案された文章はそのまま使ってもよろしいですか?

    >これは過去の回想とかではなく?
    だとしたら、相当低年齢ですね。
    何となく、元服くらいの年齢で性別を乞うのかと思ってましたが。

    ずっと指摘されている年齢について書かせていただきます。まずこの子たちの年齢ですが、設定では12、3歳ぐらいを想定しています。ちなみにこの先も年齢を示す描写はありません。確かに年齢は大切な情報ですが、書いていないのは本当にしょうもない理由です。私があまり作中で年齢をはっきりと示すのを好まないからです。読んでいる時もそうですが、なんとなく年齢は避けてます。少し飛んだ話をすると、年齢がわかると、この子たちが年をとっていく……。いつか死んでしまうのを気付かされるようで嫌なのです。ですが、やはりただの好みなのですし、何回も指摘をいただいているので、できればどこかに入れてようと思います。

    >「特に囚われのお姫様を双子の男の子が助けに行く」は、どういうシチュエーションなんでしょう。お姫様は双子の片割れという設定? 
    もうしそうなら、「双子の兄が」の方が確実に伝わるかと。この一文だけだと、「お姫様を双子の男の子二人が助けにいく」とも読めます。

    確かに……直してみます。

    >性別のない状態を描きたいなら、こういう描写から見直してみては。
    男女が一緒に眠るのが憚られるのは、性があるからですよね。そう考えると、矛盾した反応に思えるので。

    ここで一緒に寝ようとするのを軽く抵抗しているのは、性別ゆえではありません。異性のでも同性の兄妹でも、誰かと同じベットに寝ようとするのには少し抵抗があると思います。一人でいた方が眠りにつきやすいから、気を使うからなど、色々な理由があると思いますが、主人公のここでの抵抗は人がいては落ち着かないというような理由です。

    >うん? 「上様」の意味がわからなくなってきました。
    さっきまでは「自分より上の兄弟=上様」だと認識していたんですが。
    この書き方だと尊称だということ? つまり何故か周囲に尊敬されておらず、尊称で呼ばれていないということですか? 仮にも王族相手にそんなことあります?

    そもそもあまり関わりがないということの方を表現したかったです。日常生活でもあまり関わりたくない人とか、苦手な人の名前はそもそも呼ばない方が多い、みたいな感覚です。もちろん、関わらないといけない時には周りは「上様」と呼んでいますが、そこに込められた意味はカノンとは違って、ただ「上様」という役職を呼んでいるような……? (この話になるたびに語彙力が低下し続けて本当に申し訳ないです。伝わっていないかもしれませんが、アイデンティティのような感覚かもしれません)今現時点での呼び方は性別を省いたものでしか表せないため、少し「上様」と「末様」に意味を込めすぎたかもしれないと反省しています。

    >ここら辺の経緯がさっぱり理解できません。
    ・何故、主人公は王子様とよばれるようになったのか。

    これは早い話、カノンがお姫様だからです。後ろでも提起されていましたが、やはりカノンの方をみんな中心的にみているから、主人公は流れ的にお姫様になっています。確かにカノンの方が活発的ではありますが、男の子の何も気にしない少し野生的な活発と女の子の可愛いらしい活発は違いますし、やはり常に可愛らしく笑っていた方がお姫様っぽいのではないでしょうか……

    >・大変失礼な行為なら、悪意からそう呼ばれたのか。

    悪意な方もいるかもしれませんが、私的にはこういう身分って噂が立ちやすいのではないかと思っています。

    >・場内で失礼な行為をされる理由は何なのか。

    表立っては呼ばれていないので、少しモラルはなっていませんが、いじめられているという感覚とはまた違うと思います。多分この前に大変失礼な行為と書いたのが悪かったかもしれません。少し大袈裟だったのかもしれません。ルールとしてそこにあるけど、実際破っている人が結構多いような緩さです。もう少し表現を思案してみます。

    カノンと主人公の今までの関わり方について
    結構指摘をいただいているので、ここでまとめて説明したいと思います。まず、カノンを避けていたのは主人公でした。話す機会は全くなかったわけではないですが、本当に最低限でした。カノンが主人公に話かけようとしても、主人公があまり反応せず、そのまま逃げていってしまう感じです。図書館で会話をしっかりしだすようになっているのは、カノンが今まで以上にしつこく主人公の会話を諦めなくなったからです。もう少し幼い頃の話はまた先の方で入れる予定なのですが、昔からこんな関わり方をした兄妹は大きくなっても、片方がその壁を超えてゆこうと努力しない限り、話す機会は滅多にないのかなと思っています。

    >超悪文。
    ガタガタの比喩をするなら、普通に書いた方がマシです。
    [今まで、カノンを知りもせず「私とは違う」と言っていたが、改めて理解した。]

    変更させていただきます。

    >そんな話してないですよね?
    「人と話すのが怖い理由」とかそんな話題で、性別の話とかゼロでしたよね。
    なにが「だから」なんでしょう?

    確かに「人と話すのが怖い理由」を主軸として話していましたが、ここで主人公が得られた答えは具体的な解決法などというよりも、カノンの人間性というか、カノンと自分との明らかな差だと表現したかったのです。その前のどうでもよくなった。のような文はカノンには自分の求める答えがない、そもそも格が違う? というのでしょうか……そのようなことに今更ながらに気づいたという感じです。

    >そもそも王位継承は王子様に限定されているんですか、この国では。
    なんか自分で性別決めていいようですが、男子のみ継承とかだったら、自由に選べるなんてあり得ない気がするんですが。一国の王を子供が決めちゃうんですから。
    >この国の王政はどうなってるんですかね。
    国民選挙で王を決めてるんですか? それならこの台詞も納得ですが。

    そう言われてみれば、少しテキトーに考えすぎていたかもしれません。男の方が自然と継承権を得るとぼんやり考えていました。もう少し詳しく考えてみます。

    >長文なのに、何が言いたいのか全然読み取れません。ポエム?
    「この外の世界」って何の話でしょう。
    そんな単語、ここまで出てきませんでしたが。

    結構書き直した時に取り残された言葉たちに今気づきました……今までカノンとは関わらなかったとはいえ、嫉妬は抱いているので、それに対する誤魔化しと自分への慰めのようなものです……


    >三読目くらいまで、この「あの子」はカノンのことだと思っていました。
    なんせここまで影も形もないので、話の流れ的に。
    >私なら[湖で出会ったあの子は、どう思うのだろうか……]とかにします。
    もしくは「あの子」と傍点を振るか。

    傍点とかルビ使うの下手ですので、あまり使わないできたのですが、そのような解釈は確かにありそうですね。使ってみます。


    2話目

    「出会った時から」と書くと「その時点から」に読めて違和感があります。
    私なら、
    [私と出会ったあの子は「男の子」だった。これまでもこれからもそれは変わらないものであった。]
    >変更します。

    嫉妬も何も、選択肢がある方がない方に嫉妬する理由がありません。
    逆ならわかりますが。
    >悩まないで済むならそっちの方がいいみたいな……少し自分勝手な理由です……


    >情報量多いのに、説明すっ飛ばして進んでいくのやめてください。
    ・何故人魚が湖にいるのか
    ・何故彼はいたのか
    ・何故泣いていたのか
    ・彼は相手が人魚なのに気が付いているのか
    ・語り手はどういう状況なのか
    まあ上三つは後に説明入るならそれで十分ですが、下二つくらいはすぐに欲しいところです。下手すると場面変更とともに語り手も変わったのかと疑われます。

    この一話は主人公の思い出ですね。彼が人魚だと気づいているかどうかですが、普通に私は気づいているという程で話を続けてしまいました。わかりにくいようなので、後ほどそのような描写を加えようと思います。あと、人魚という設定をどうして二話で出したかというと、第一人称だからです。私は人間です。みたいな説明になりそうで、少し変かなと思っていまして、先延ばしにしていたらここになってしまいました。確かにもう少し前で示したほうがよかったかもしれませんね……前の三つは後ろから入れるつもりですが、結構後ろの話です……前に持ってこないと変ですかね……
    あと主人公のいきなりレベルアップなコミュ力はカノンとの会話が増えたからですが、少し不自然に上げすぎましたね……また彼とは話すやすいというバフもかかっていればなと……

    >こんな重要な情報を、人魚の王族で勉強熱心な主人公がまるで知らないのが不思議です。国を治めるには基本の知識では?
    この子たちの活動範囲は海の中だけですから、陸のことはあまり詳しくないのもいいかなと……

    陸まで行かなくても、海面に出て集めればいいんでは……
    >砂浜の予定でしたね……

    彼が来なくなったヒントくらいあれば興味深く読めるのですが、皆無なのでまるで興味がわきません。主人公はひたすらネガティブなだけで頭使わないし。
    >ここら辺で続くネガティブ思考は少しの二重人格のような要素が入っています。実際に主人公が二重人格なわけではなく、こちらもまた設定があるのですが、そう感じてしまうのなら、ここでは失敗でした。

    王位継承は男子のみってことですかね。ここまでまるでスルーされてましたが。
    それはいいとして、女なら罪人というのは、双子が両方とも女性を選んだ場合ということ? 前話では「幼い頃から言いつける」としかありませんが、犯罪扱いなんです? なら最初からそう書くべきでは?
    >後ろの方で結構触れるのですが、この前にももう少しそのような文を入れてみようと思います。

    思考が支離滅裂な感じが、いかにも女性的です。
    意図してそう書いてるのでなければ大ポカかも。
    >一話目はカノンの「上様」として、少し大人びた感じにしようと思いましたが、この一話では確かに女性的です。主人公は男を選んだ方がいいというのは理性ではわかっているのですが、どこか女を選びたい気持ちがあるから揺らいでいるということを表現したかったのですが、二話では少し一話とイメージがかけ離れていますね。直します。




    総評

    文章について
    文章力はこれから頑張って身につけていこうと思います。
    またたくさんご指摘いただいた問題点はできるだけ直そうと思います。伏線としようと思っていたものもいくつかありましたが、やはりここに挙げられたものぐらいは書かないといけないでしょうか。また民の意見というのは、もちろん自分でも考えはしますが、第一人称でどのように取り入れるか何かアドバイスはありますか?

    ストーリーについて
    まず一話目では梶野カメムシ様のいうように「男を選ぶ=王位継承の義務がある」と明記するようにします。そして二話目のあの子との関係ですが、正直に言ってしまうと、恋愛感情が加わっていきます。しかし、私自身、そういう描写は苦手なものでして、あとにまとめて書こうと、この二話目には入れませんでした。そして後ほどの展開のためとはいえ、この一話をあまりにもぼんやりと書きすぎたことは反省です。

    キャラについて
    正直に言って主人公の特徴というか個性を私自身まだはっきりと掴めていません。性格を決めてはいるものの、いざ書き出すとブレてしまっていますよね。どうやら少し落ち着いた子を書くのが苦手で、前の作品でもやらかしていました。『彼』についてはもう少し色濃く出るように努めてきます。私自身も名前がないままこの子を書き続けるのは少し面倒くさかったです……。しかしこの後の展開的に名前はどうしても譲れないところなのですが……どうしたらいいでしょうか……? 


    ・キャラクターたちの言葉遣い
    「キャラの中性的な側面を描くのに、台詞に頼るのは間違い」その通りですね……。
    やはりその前にキャラのブレを改善してきます。

    >性選択をテーマとする漫画のキャラといえば「11人いる!」(萩尾望都)のフロルが思い出されます。彼(彼女)は成人までに性別を選べますが、故郷が男尊女卑な文化であるため、華奢で美貌ながら男を模した行動を取り続けます。フロルの選択がどうなったかは、是非漫画の方でご確認を。古典ですが名作ですよ。

    探してきます。読んできます。

    ・描写が変になっていないか
    まずは梶野カメムシ様に挙げていただいた問題点についてもっと詳しく書いてきます。丁寧に書いたつもりでしたが、おっしゃる通りに情報が読者に伝わらなければ、何もはじまらないですよね。

    ・心情描写について
    >くどいですが、それ以上にたいした苦悩でない(と読める)ことの方が問題です。
    本当に重大な悩みなら、多少くどくても読者は納得するものです。
    たいしたことのない悩みをえんえん聞かされるから、ウザく感じるんです。
    そういう人、いますよね? 現実に。 

    確かにそうですね。先ほども言っていただいたように「性選択における対立構造」をもっとはっきりと示せるようにしてきます。

    最後に貴重な意見をいただけて本当にありがとうございます。根本的な実力不足な文章でお恥ずかしい限りでしたが、読んでいただいただけでもとても嬉しいです。自分の文を改めてしっかりと見返すいい機会となりました。ここまで丁寧に批評なさっていては毎回毎回とても大変だとは思いますが、お疲れ様とともに、これからも頑張ってください。この度は大変ありがとうございました。
  • >凍花星さん

    >>自称も「上様」なんです? 作者のミスではなく?
    >私の中で「上様」は「お兄様」とか「お姉様」と一緒のような感覚でした。また王族を呼ぶときに、よく聞く「第何王子」とかの意味も含めたつもりでもありました。性別がない状態でもこれに近しい呼び名があればいいなと思いまして……。なのでここは「なら、兄さんは〜にしよう」みたいなフラットな言い方にしたつもりでしたね。

    ふむ。それなら、「《《上様》》」と傍点を振って「わざと言ってる」と読者に伝えるか、地の文で「おどけるように言うと」と追加すれば、読者の引っ掛かりを防げると思います。

    >>ここの対比は「兄君」「妹君」または「王子様」「お姫様」になるはずですが、あえて食い違わせている意味は何かあるんですか?
    >ここでは周りの人がカノンのことを国のための「お姫様」だと思うけど、主人公のことはカノンのおまけ、カノンのための「お兄様」という認識をすると言うことです。周りの人たちがカノンを中心として、主人公をカノンの引き立て役として見ると言うのを表現してみたかったわけです。王子になる方が大切かもしれないですが、ここではそれよりもカノンという存在を強調したかったですね(説明が下手ですみません)

    読み返してきましたが、とうていそうは読めませんね。
    前文含めて引用しますね。

    >私は「男」を、そしてカノンは「女」を乞うて、この国には一人の王子と一人の王女が誕生する。私はついにカノンの「お兄様」になり、カノンはこの国で唯一の「お姫様」となる。

    これを読んで「周りの人の認識」だと読む人間は皆無でしょう。
    「主人公が民に疎んじられている」的な前振りがあればいざ知らず、ここが初出です。

    普通に主人公が双子の性変更の説明をしているとしか思えないので、「何故、お兄様?」となるわけです。

    ここをそんな風に伝えたいなら、台詞の後に「何故自分はお兄様扱いなのか」の説明を追加するべきです。作者の脳内に設定があっても、読者には見えませんから。

    >あと「唯一」という部分も意味深です。逆を言えば王子は唯一ではないとも読めます。つまり主人公らには兄がいるということ?

    >カノンという「お姫様」は誰も代わりにはなれないけど、「王子様」というのは主人公でなくともよかった。確かにカノンと血が繋がってはいるけど、生まれてきたのが主人公出なくとも、誰でも主人公の代わりができる……みたいなニュアンスです。

    それだったら普通に、カノンが王子様になることが望まれるのでは? カノン自身はともかく、周囲が姫を求める必要はないでしょう。

    >>[国を裏切り、民を苛んだ賊子は「女」を乞うた双子。]
    >梶野カメムシ様が直したものはすごくかっこいいのですが、こちらで提案された文章はそのまま使ってもよろしいですか?

    遠慮なくどうぞ。
    「アドバイスは好きに使ってもらって構わないし、無視してくれても構わない」が私のスタンスです。

    >ずっと指摘されている年齢について書かせていただきます。まずこの子たちの年齢ですが、設定では12、3歳ぐらいを想定しています。ちなみにこの先も年齢を示す描写はありません。確かに年齢は大切な情報ですが、書いていないのは本当にしょうもない理由です。私があまり作中で年齢をはっきりと示すのを好まないからです。読んでいる時もそうですが、なんとなく年齢は避けてます。少し飛んだ話をすると、年齢がわかると、この子たちが年をとっていく……。いつか死んでしまうのを気付かされるようで嫌なのです。ですが、やはりただの好みなのですし、何回も指摘をいただいているので、できればどこかに入れてようと思います。

    ふうむ。変わった趣向だと思いますが、尊重してみましょう。
    それを貫くなら、年齢を書かずにおよその年齢がわかるよう描写すべきです。身長、服装、手足の長さ、髭や喉ぼとけ、声音などなど、年齢が想像できる要素はたくさんあります。
    年齢を書くより大変ですが、そうでもしないと読者は正確にキャラの外見を把握できません。

    私は一話目の双子は幼稚園児か小学生を想定してましたし、二話目は高校生くらいで、その間に何があったのかと悩みました。そんな状態が続けば、読む人はどんどん減っていきますよ。ピンボケ眼鏡で本を読むようなもんですから。

    >ここで一緒に寝ようとするのを軽く抵抗しているのは、性別ゆえではありません。異性のでも同性の兄妹でも、誰かと同じベットに寝ようとするのには少し抵抗があると思います。一人でいた方が眠りにつきやすいから、気を使うからなど、色々な理由があると思いますが、主人公のここでの抵抗は人がいては落ち着かないというような理由です。

    それは読者には知り得ない情報なので、本編で書くべきことでしょう。心情をさらすのが一人称ですし。

    >>うん? 「上様」の意味がわからなくなってきました。
    >>この書き方だと尊称だということ? つまり何故か周囲に尊敬されておらず、尊称で呼ばれていないということですか? 仮にも王族相手にそんなことあります?
    >そもそもあまり関わりがないということの方を表現したかったです。日常生活でもあまり関わりたくない人とか、苦手な人の名前はそもそも呼ばない方が多い、みたいな感覚です。もちろん、関わらないといけない時には周りは「上様」と呼んでいますが、そこに込められた意味はカノンとは違って、ただ「上様」という役職を呼んでいるような……? (この話になるたびに語彙力が低下し続けて本当に申し訳ないです。伝わっていないかもしれませんが、アイデンティティのような感覚かもしれません)今現時点での呼び方は性別を省いたものでしか表せないため、少し「上様」と「末様」に意味を込めすぎたかもしれないと反省しています。

    ふうむ。
    この返信全体を通して感じることですが、物語に絶対必要な要素以外は、読者にわかりやすく設定し、書くべきです。
    こういう「作者だけにわかるこだわりや独自性」は、説明がなければ、読者にとって難解または理解不能なだけです。

    わかりやすく設定し直すか、徹底して読者に伝わるように説明するか。作者の選ぶ道はどちらかしかありません。
    その上で、面倒が少ない前者を私はお勧めしてるわけです。

    >>ここら辺の経緯がさっぱり理解できません。
    >>・何故、主人公は王子様とよばれるようになったのか。
    >これは早い話、カノンがお姫様だからです。後ろでも提起されていましたが、やはりカノンの方をみんな中心的にみているから、主人公は流れ的にお姫様になっています。確かにカノンの方が活発的ではありますが、男の子の何も気にしない少し野生的な活発と女の子の可愛いらしい活発は違いますし、やはり常に可愛らしく笑っていた方がお姫様っぽいのではないでしょうか……

    ここら辺の王族に対する常識が、凍花星さんと私では異なるようです。

    中世ファンタジーの一般的な王族設定は、

    ・王子(男子)のみ王位継承権を持つ。
    ・年長者ほど王位継承者に近い
    ・王女、姫(女子)は他国に嫁ぎ、血縁で和平を取り持つ

    辺りでしょう。
    そうでない設定ならそのことを明記すべきです。でないと読者が誤解します。

    その上で、この視点から見ると、国や民にとって重要なのはまず王子(王位継承者)であることです。姫には国を動かす力がないので、人気があろうがなかろうが王子が最重要人物になります。

    さらにその上で性変更ができる世界なら、人望があるカノンが王位を継ぐことを望まれず姫止まりで、人気のない主人公が話題の中心にないという現状は、論理的に考えておかしいです。

    ここら辺、国を治める王という立場と民の心理をもう一度見つめ直し、話の流れをいじった方がよいと個人的には思われます。
    まあ長編のようなので、後々に影響が出ない最低限の範囲で。

    >>・大変失礼な行為なら、悪意からそう呼ばれたのか。
    >悪意な方もいるかもしれませんが、私的にはこういう身分って噂が立ちやすいのではないかと思っています。

    いや、国や民の間で噂が立つくらいならわかります。
    でもこれは城内です。王族の住む場所で使用人の大半がそんな陰口を叩いたら、中世なら不敬罪で縛り首です。王族はヤクザと同じで、メンツが命ですから。当然、使用人のチェックをする立場の人間も城内に抱えているものです。

    子供である主人公が気付くレベルなら、当然国王や王妃の耳にも届いていると考えてしかるべきかと。

    >表立っては呼ばれていないので、少しモラルはなっていませんが、いじめられているという感覚とはまた違うと思います。多分この前に大変失礼な行為と書いたのが悪かったかもしれません。少し大袈裟だったのかもしれません。ルールとしてそこにあるけど、実際破っている人が結構多いような緩さです。もう少し表現を思案してみます。

    ここら辺も凍花星さんと私の認識は違うようです。
    主人公は絶対権力者である国王の一子ですよ。
    国王の機嫌を損ねれば、首どころか死刑もあり得るのが中世の王政です。よほどのことがなければ、悪い噂を広めたりしません。

    例えば主人公が怪物のように醜いとか、歴史に残るほど愚鈍だとかなら、噂になったり陰口をたたかれるのも頷けますが、コミュ症以外は成績優秀なようですし、国中から疎まれる理由に欠けるかと。別に主人公が絶対王位を継がなければならない理由もないんですし。

    >カノンと主人公の今までの関わり方について
    >結構指摘をいただいているので、ここでまとめて説明したいと思います。まず、カノンを避けていたのは主人公でした。話す機会は全くなかったわけではないですが、本当に最低限でした。カノンが主人公に話かけようとしても、主人公があまり反応せず、そのまま逃げていってしまう感じです。図書館で会話をしっかりしだすようになっているのは、カノンが今まで以上にしつこく主人公の会話を諦めなくなったからです。もう少し幼い頃の話はまた先の方で入れる予定なのですが、昔からこんな関わり方をした兄妹は大きくなっても、片方がその壁を超えてゆこうと努力しない限り、話す機会は滅多にないのかなと思っています。

    ここで私に説明されても意味がありません。
    他の読者にはどう伝えるおつもりですか。
    本編でこの内容が伝わるよう、書き直すしかないと私は思います。

    >>そんな話してないですよね?
    >>「人と話すのが怖い理由」とかそんな話題で、性別の話とかゼロでしたよね。
    なにが「だから」なんでしょう?

    確かに「人と話すのが怖い理由」を主軸として話していましたが、ここで主人公が得られた答えは具体的な解決法などというよりも、カノンの人間性というか、カノンと自分との明らかな差だと表現したかったのです。その前のどうでもよくなった。のような文はカノンには自分の求める答えがない、そもそも格が違う? というのでしょうか……そのようなことに今更ながらに気づいたという感じです。

    それはわかりますが、「だから」の後の文と繋がっていないという話です。簡単に書きましょうか。

    ・主人公は「人と話すのが怖い」と悩んでいた。
    ・カノンは「そんなことはない」と言う。
    ・人を恐れないカノンは自分と違う存在だと気が付いた。
    ・それを聞いて、(悩みは)どうでもよくなった
    ・「だから」、私はどちらの性を選んでもよい。

    ね、最後だけ繋がってないでしょ?
    これが、王位継承の意味で言ってるならまだわかります。
    「カノンが王になっても、どちらでもいい」なら理解できるので。でもそうじゃないですし。


    >>そもそも王位継承は王子様に限定されているんですか、この国では。
    >そう言われてみれば、少しテキトーに考えすぎていたかもしれません。男の方が自然と継承権を得るとぼんやり考えていました。もう少し詳しく考えてみます。

    普通のファンタジーならここが最重要です。
    きっちり詰めて設定した上で、1話の時点で情報開示すべきです。

    >>長文なのに、何が言いたいのか全然読み取れません。ポエム?
    >>「この外の世界」って何の話でしょう。
    >>そんな単語、ここまで出てきませんでしたが。
    >結構書き直した時に取り残された言葉たちに今気づきました……今までカノンとは関わらなかったとはいえ、嫉妬は抱いているので、それに対する誤魔化しと自分への慰めのようなものです……

    第1話というのは、いわばキャラの自己紹介の場です。
    そこで説明もされない過去設定を元にしたポエムを聞かされたら、読者はどう思いますか?

    >2話目


    >>嫉妬も何も、選択肢がある方がない方に嫉妬する理由がありません。
    >>逆ならわかりますが。
    >悩まないで済むならそっちの方がいいみたいな……少し自分勝手な理由です……

    主人公が性選択に悩んでる立場なら理解できますが、そんな心理じゃないですよね。「べつにどっちでもいい」ですし。



    >>情報量多いのに、説明すっ飛ばして進んでいくのやめてください。
    >>・何故人魚が湖にいるのか
    >>・何故彼はいたのか
    >>・何故泣いていたのか
    >>・彼は相手が人魚なのに気が付いているのか
    >>・語り手はどういう状況なのか
    >>まあ上三つは後に説明入るならそれで十分ですが、下二つくらいはすぐに欲しいところです。下手すると場面変更とともに語り手も変わったのかと疑われます。

    >この一話は主人公の思い出ですね。

    でも、一話の最後に、
    >あの子はどう思うのだろうか……
    って書いてますから、普通に読めば2話の後の話に見えますよ。

    >彼が人魚だと気づいているかどうかですが、普通に私は気づいているという程で話を続けてしまいました。わかりにくいようなので、後ほどそのような描写を加えようと思います。

    わかりにくいも何も、何故出会いの場面を省略するのは謎過ぎます。それこそキャラの個性を描く最大の機会なのに。

    >あと、人魚という設定をどうして二話で出したかというと、第一人称だからです。私は人間です。みたいな説明になりそうで、少し変かなと思っていまして、先延ばしにしていたらここになってしまいました。確かにもう少し前で示したほうがよかったかもしれませんね……

    説明内で当たり前のように人魚族と入れるとか、外見描写の際に「美しい尾びれ」と書くとか、一人称でもやりようは幾らでもあると思います。「海の中の城」と書くとか。
    二話目で人魚と知って本当にたまげましたし、その説明すら適当に流されて二倍びっくりしました。

    >前の三つは後ろから入れるつもりですが、結構後ろの話です……前に持ってこないと変ですかね……

    説明を後回しにする必然性や、物語上得られるプラス効果があるなら今のままでいいと思いますが、それがないならこの二話の間に解決してしまうべき話かと。特に「何故泣いていたのか」なんて、彼との話題にならない方が不自然です。

    >あと主人公のいきなりレベルアップなコミュ力はカノンとの会話が増えたからですが、少し不自然に上げすぎましたね……また彼とは話すやすいというバフもかかっていればなと……

    作中に「カノンと一年も図書館で話していたおかげなのか」とありますが、かなり後に出てきますからね。
    会話が成立した時点で、この部分は出すべきです。

    >>こんな重要な情報を、人魚の王族で勉強熱心な主人公がまるで知らないのが不思議です。国を治めるには基本の知識では?
    >この子たちの活動範囲は海の中だけですから、陸のことはあまり詳しくないのもいいかなと……

    「海に呪いがかかっている」は海の話では?
    それに図書館マスターの主人公が、陸の本を読んでいないとも考えにくいです。トカゲは知ってたし。

    >>彼が来なくなったヒントくらいあれば興味深く読めるのですが、皆無なのでまるで興味がわきません。主人公はひたすらネガティブなだけで頭使わないし。
    >ここら辺で続くネガティブ思考は少しの二重人格のような要素が入っています。実際に主人公が二重人格なわけではなく、こちらもまた設定があるのですが、そう感じてしまうのなら、ここでは失敗でした。

    はっきり言いますが、キャラが固まっていない段階で裏設定とか作らない方がよいです。読者が混乱するだけです。

    カレーに隠し味を入れるなら意味がありますが、「カレーみたいな何か」に隠し味を入れて意味があるかって話です。まずカレーを作るべきで、隠し味とかその後の話です。


    >>思考が支離滅裂な感じが、いかにも女性的です。
    >>意図してそう書いてるのでなければ大ポカかも。
    >一話目はカノンの「上様」として、少し大人びた感じにしようと思いましたが、この一話では確かに女性的です。

    「二話では女性的」の間違いですかね?

    >主人公は男を選んだ方がいいというのは理性ではわかっているのですが、どこか女を選びたい気持ちがあるから揺らいでいるということを表現したかったのですが、二話では少し一話とイメージがかけ離れていますね。直します。

    そんな心境や理由は、二話読んでどこにも語られていません。
    そう書くなら、その心境に至る経緯を書くのは必須ですね。

    >総評

    >文章について
    >文章力はこれから頑張って身につけていこうと思います。
    >またたくさんご指摘いただいた問題点はできるだけ直そうと思います。伏線としようと思っていたものもいくつかありましたが、やはりここに挙げられたものぐらいは書かないといけないでしょうか。

    私が指摘したのは必要最低限の情報で、「これを満たしてやっと意味不明でなくなる」というレベルの話です。話の面白さとか感動とかの前の段階です。

    これもはっきり言いますが、こんな状態で伏線を張っても無意味です。九九が出来ないのに数学にチャレンジするようなもの。
    まず伏線なんて必要のない話が書けるようになりましょう。
    伏線とか複雑な構造を書く技術がまだないことは、この一万字でありありと見て取れるので。

    >また民の意見というのは、もちろん自分でも考えはしますが、第一人称でどのように取り入れるか何かアドバイスはありますか?

    「第一人称」でなく「一人称」ですね。
    「民の意見」については私が書いた気配がないので、いまいち何を指してるかわかりません。どの部分についての話なのか、改めて教えていただければ、アドバイスします。

    >ストーリーについて
    >まず一話目では梶野カメムシ様のいうように「男を選ぶ=王位継承の義務がある」と明記するようにします。

    はい。これは必須かと。

    >そして二話目のあの子との関係ですが、正直に言ってしまうと、恋愛感情が加わっていきます。しかし、私自身、そういう描写は苦手なものでして、あとにまとめて書こうと、この二話目には入れませんでした。そして後ほどの展開のためとはいえ、この一話をあまりにもぼんやりと書きすぎたことは反省です。

    そこより何より、彼は主人公を女性として認識してるかどうかです。ここの説明がなければ、恋愛感情もへったくれもありません。出会いの場面を書かないから「女だと思った」とか「女と勘違いしたまま話が進む」とかが出来ないんです。

    まあそれ以前に、人魚相手の恋愛感情をどう処理するか、という問題がありますが……

    >キャラについて
    >正直に言って主人公の特徴というか個性を私自身まだはっきりと掴めていません。性格を決めてはいるものの、いざ書き出すとブレてしまっていますよね。どうやら少し落ち着いた子を書くのが苦手で、前の作品でもやらかしていました。

    複雑な人間心理を書くのはベテランでも難しいので、現状ではお勧めしません。自分が迷いなく書けるような人格設定を選びましょう。シンプルにしていてさえ、キャラは勝手に動いたり複雑化しがちなものです。

    >『彼』についてはもう少し色濃く出るように努めてきます。

    もっと典型的な男の子、アグレッシブな性格でもいい気がします。人魚は大人しいイメージですし。


    >私自身も名前がないままこの子を書き続けるのは少し面倒くさかったです……。しかしこの後の展開的に名前はどうしても譲れないところなのですが……どうしたらいいでしょうか……? 

    「名前がどうしても譲れないこの後の展開」がわからない以上、アドバイスのしようがありません。まずそこの説明を。

    >>性選択をテーマとする漫画のキャラといえば「11人いる!」(萩尾望都)のフロルが思い出されます。彼(彼女)は成人までに性別を選べますが、故郷が男尊女卑な文化であるため、華奢で美貌ながら男を模した行動を取り続けます。フロルの選択がどうなったかは、是非漫画の方でご確認を。古典ですが名作ですよ。
    >探してきます。読んできます。

    全集とかにも入ってます。
    SFですが、そんなに難しい話ではなく読みやすいですよ。
    大昔ですがアニメ化もされてたはず。

    >・描写が変になっていないか
    >まずは梶野カメムシ様に挙げていただいた問題点についてもっと詳しく書いてきます。丁寧に書いたつもりでしたが、おっしゃる通りに情報が読者に伝わらなければ、何もはじまらないですよね。

    そういうことです。
    遠慮なく感想を言ってくれる相手が一人でもいれば、いい練習になるんですが。

    >最後に貴重な意見をいただけて本当にありがとうございます。根本的な実力不足な文章でお恥ずかしい限りでしたが、読んでいただいただけでもとても嬉しいです。自分の文を改めてしっかりと見返すいい機会となりました。ここまで丁寧に批評なさっていては毎回毎回とても大変だとは思いますが、お疲れ様とともに、これからも頑張ってください。この度は大変ありがとうございました。

    この返信にも二時間かかりましたw
    でも構いません。それで凍花星さんの作品が少しでもよくなるなら。
    また何か質問があれば、遠慮なくどうぞ。
  • このノートは締め切ります。
    新しい返信は以下のノートにて書き込みお願いします。


    じっくり本音感想企画2024 感想返信用ノート その2
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16818093087777454594
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する