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じっくり読みこんだ本音感想を書く企画 アフターサービス用

じっくり読みこんだ本音感想を書く企画 まとめリンク
https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330647890943183

企画終了後の連絡ノートです。
その後の返信、質問、感想反論、相互連絡などにお使いください。

こちらのノートの続きと思っていただけれれば。
じっくり読みこんだ本音感想を書く企画 質問・返信用
https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817139558459331897

28件のコメント

  • じっくり感想、全30作を完走しました。
    感想だけに。(ドヤァ)

    参加いただいた作者の皆さま、応援くださった方々、返信いただけた全ての皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。
    応援がなければ、本当に折れてしまいそうな一ヵ月でした。
    最後まで続けられたのは、皆さまのおかげです。

    普段、色々読んでいるつもりでも、やはり趣味は偏り、えり好みしていたのだなと、企画を終えて痛感しております。
    普段なら絶対に読まないジャンルや作品を、責任をもって読破し、理解しようと試みるのは、大変な労苦の反面、思わぬ勉強や刺激になりました。乱暴極まりない感想を叩きつけたこともありますが、学びがなかったことも一度もありません。

    「私ならこう書く」は本当にいい練習になりました。この一か月で作品ネタストックは10も増えました。何から書こうか、今から舌なめずりしている状態です。ずっと書きたかったんや!

    そしてここで、改めて。
    私の感想に御不快に思われた方、この場を借りて頭を下げておきます。正直な感想なので撤回はしませんが、後半はオブラートが品薄だった気がするので。
    馬鹿正直な馬鹿の一感想ということで、鼻紙にでも包んで捨ててくださって結構です。



    普段であれば接する機会もない凄腕の作者さんと交流できたのも、いい経験になりました。
    私は所詮無学なエンタメ屋ですが、視点の違いや知識量、こだわりのすごさなど、目指す方向は違えど、凄い人はやはり凄いなと思わずにいられませんでした。

    冷や汗かきながら、ない知恵しぼって感想書いたのも、今ではいい思い出です。ま、もうしばらく返信地獄なので、思い出にするのはちと早いですがw

    さて、これからは溜まっていた返信および、改訂終わった方の小説を再度読む方向で、このノートを使っていく予定です。

    ……と言いたいところですが、実は、参加者があと2名いたりします。「限定30って書いてるやんけ」とは思いますが、幸い、明日は休日。乗りかかった船ということで、ボーナストラック的に【31】【32】の感想を書こうと思います。(それ以上は流石にカンベン)

    参加者が気付かれてるかわかりませんが、まあそういうことで。

    返信はその後にぼちぼちと返していく形になります。
    それでは最後に。

    応援、ありがとうございました!
    梶野は、普通の小説書きに戻ります!!



  • ……と思ったら、【32】は消えてました。
    それでは、ボーナストラックは【31】のみで。
    こちらになりますね。

    【31】オリオン座の見えるバス停で(深夏)
    https://kakuyomu.jp/works/16817139558572698715

  • ボーナストラック、書き終えました。

    【31】オリオン座の見えるバス停で(深夏)
    https://kakuyomu.jp/works/16817139558572698715

    感想はこちらのノートに追加しました。

    【26】~【30】
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817330647793336857

    リンク等はこれから訂正加えます。

    もろもろの返信は、明日以降になる予定です。
    もう少しだけお待ちください。
  • こんにちは!
    31作目の「オリオン座の見えるバス停で」を書いた深夏です。

    まず、30作の予定だったのにも関わらず感想をいただけて嬉しいです。ありがとうございます。
    詳しいアドバイスを貰ったのは初めてだったので、勉強になりました。

    ・文頭の1マスや台詞最後の読点など、ご指摘いただけなければずっと適当に書いていたかもしれません。早速書き直します。

    ・オリオン座の話やバス停の自殺は、確かに設定がガバガバでした。よく調べてから書くようにします。

    ・タグについては全然考えていなかったので、ネタバレになると教えていただけてはじめて気が付きました。ありがとうございます。

    ・内容についてのご指摘は、私自身もなんだか無理やりだなと思っていたところを言語化していただいたようで、すっきりしました。

    自分の書いたお話を読んで、自分でも、読みにくい&よくわからないと思っていました。どこを直せば良いのかわからなかったのですが、丁寧に読んでアドバイスを頂いたおかげで、直すべきところが明確になりました。

    素敵な企画、本当にありがとうございました。
  • こんばんは! お久しぶりです。
    企画の方、大変お疲れさまでした…!! 自分の番が終わってからも、時折覗いていたりしました。どの作品にも丁寧に感想を書かれていて、すごいなあと思っていました。
    『雪月ノ屑』ですが、いただいた感想をかなり参考にしつつ、改稿しました。梶野さんのご意見によって、作品がよりよいものになった気がしています。改めて、ありがとうございます!
    フォローバックの方、嬉しかったです。もしも第二回が開催される日があれば、ぜひまた参加したいと思っています。
    本当にお疲れさまでした! どうかご自愛ください。
  • >深夏さん

    こんばんは。

    お返事いただけて何よりです。
    ボーナストラックとか言って書いたものの、普通にスルーされる可能性もあるなあと思っていましたんで。

    私が高校生の頃に書いていた作品と比べると、当時の私が自殺してタイムパラドクスが起きそうなのくらい、センスあふれる作品でした。

    設定ミスとか調査不足なんかは、気を付ければ済む話ですし、文章力も書き続ければ勝手に向上します。
    でもセンスだけは教えられません。面白さや心のツボを見つけ出せるのは、まさに才能というもので、今は粗削りでも、遠からず宝石になれると思います。努力と書くことを続けさえすれば。

    私のアドバイスは聞いても聞かなくても構いませんし、アイデアも好きに使ってくださって構いません。素材フリーです。

    タグについては、「読者を怖がらせるために書いた作品」がホラーで、今作は明らかにそうではないですから。幽霊ネタを隠す意味と、読者に正しく内容を伝える意味、二重の意味でホラータグはお勧めできません。
    私もホラータグがなければ、オチが読めなかったかもですから。

    ともあれ、感謝いただけるなら、追加で感想書いた甲斐がありました。

    改稿終わりましたら、いつでもよいので教えてください。
    改めて読ませていただきます。
  • >白木犀さん

    こんばんは。お久しぶりです。

    おお、改稿済みましたか。お疲れさまでした。
    コンテストに間に合ったなら、何よりです。

    どんな風に変わったのか、もちろん読みにいきますとも。
    その時は改めて感想を書かせていただきます。
    今度は応援コメントで。ここまで長くはない奴をw

    次回は年が変わるくらいにしようかなと思いつつ、停滞していたメインのバトル小説が一区切りするまでは他が手につかない感じです。
    まあ自分に発破かける意味でも目標を年明けにしたいとこです。この勢いを生かすべく。

    近況ノートで、またそこら辺は告知すると思うので、タイトルがそれっぽかったらチェックしてください。
    ここでやりとりできる方なら、再参加は大歓迎です。
    またよろしくお願いします。
  • こんばんは。
    この度はご感想ありがとうございました。

    拙作「柊御前」はシチュエーションありきで書いたものなので、結果、ツッコミどころ満載な作品になってしまったようです。
    言われてみればおかしなところが多いのですが、梶野さんのアドバイスがなかったら、気が付かないままでしょう。
    あと、記号の使い方が間違ってるとか、基本的なところがなってないし。

    それと、文章が軽くなってしまっているのも、そもそも時代ものを読んでいないせいかと思われます。やはり、読書は大事ですね。

    心理描写にもチェックを入れていただき、ありがとうございます。そういえば、最新作でも、キャラの行動が突飛すぎるという指摘を貰ってました。(一応、訂正済みです)
    心理描写は、私の今後の課題になりそうです。

    とにかく、勢いまかせで書いてしまってるので、設定の練り込みとかが甘くなってしまってるのでしょう。

    >これをプロットと考えて、改めて膨らませ、書き直すくらいでちょうどよいかと思います。

    ラストの方なんか、根本的に書き直さないといけないやつですしね。恥ずかしながら、これも指摘されるまで気が付きませんでしたが。

    ちなみに、タイトルの「柊御前」は鈴鹿御前という、鈴鹿山の立烏帽子と呼ばれた女盗賊と同一視された女神から命名しました。
    あと、柊なのは鬼が苦手とされてる植物だからです。
    私は歴史に詳しくなく、wikiで調べたくらいの知識しかないのでおこがましいのですが。

    この度は、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした!
  • >奈々野圭さん

    こんばんは。初めまして。
    特に辛口の感想を書いた中で、返事をいただけたのは貴女で二人目です。
    ほとんどの人は無反応で消えていきましたし、この作品でも返事はないものと考えていましたので、予想外です。
    まずはそこに敬意を表したいと思います。

    >心理描写は、私の今後の課題になりそうです。

    心理描写と言うか、まず心理の把握ですね。
    この場面でこのキャラは何を想ったのか。
    何を考え、何を求めてこの行動に至ったのか。
    まずそれを作者の中で明確にした上で、どこまで作中に出すか。
    内心をそのまま書くのか、表情で伝えるか、もっと微細なヒントか。
    ここまで来て、やっと心理描写です。

    まずは心理の把握。キャラがどんな性格で、何を考えて動いているのか、しっかり作り込むことから始めましょう。

    複数のキャラを作り込むのは大変ですから、まずは主役だけでも。
    脇役はテンプレでもいいんです。大きく外しさえしなければ。
    その内、二人、三人とできるようになります。

    まあ、それがこなせる頃には、キャラを作り込むという作業が、
    実は一番難しく、奥深いということに気付かされるんですが……

    >とにかく、勢いまかせで書いてしまってるので、設定の練り込みとかが甘くなってしまってるのでしょう。

    まずはプロット、あらすじを書くことをお勧めします。
    その段階で読み込めば楽ですし、おかしい点はすぐ書き直せます。
    その上で、プロットに沿った肉付けをしていけばいいんです。
    脳内でこなせるなら一番ですが、不具合が出るならアウトプットした方が確実ですし、楽です。たいていの人はそうしてます。

    >ラストの方なんか、根本的に書き直さないといけないやつですしね。

    「柊の身体に齧り付いた。」
    ここですかね?
    別にここに至る経緯がちゃんとしていて、展開に説得力があれば、問題ないと思います。
    衝撃展開なので、よい締め方だったという可能性さえあります。
    このオチを読者に認めさせる物語を書けばよいだけです。

    >ちなみに、タイトルの「柊御前」は鈴鹿御前という、鈴鹿山の立烏帽子と呼ばれた女盗賊と同一視された女神から命名しました。
    >あと、柊なのは鬼が苦手とされてる植物だからです。

    ここも勘違いされてるようですから、私の考えを書きましょう。

    この手の引用やオマージュはプロ作品でも頻繁に見られるので、真似したくなるのはわかりますが、ああいう知識自慢が褒められるのは、「作品が面白い」前提です。そしてほとんどの場合、この手の小ネタは面白さに寄与しません。マニアが喜ぶだけです。

    逆の立場で考えればわかると思います。
    奈々野さんが映画を見たとして、それがクソほど面白くなかったのに、パンフには「こんなネタが満載!」とか自慢げに書かれていたら、どう感じますか。
    「だからなんやねん」て腹立ちませんか?
    「それより、このクソ映画を何とかしろよ!」と。

    大事なのは、まず「ちゃんと読めて面白い小説」を書くこと。
    小ネタの披露より、まず小説をきちんと書くことです。
    その上で「面白かった」と言ってくれた読者になら、小ネタを披露しても許されると、私は思います。

    どちらが重要かを勘違いすると、真面目に「面白い小説」が書けなくなるので、気を付けてください。
  • こんばんは。重ね重ねありがとうございます。

    心理の把握ですか。
    確かに、「このキャラはこの時、何を考えているのだろう」というのがわからなければ、書きようがないですからね。
    キャラの作り込み、これからは徹底いたします。

    >まずはプロット、あらすじを書くことをお勧めします。

    長編のときは書くのですが、短編のときは疎かにしていました。
    短編でも気を抜いてはいけませんね。

    >衝撃展開なので、よい締め方だったという可能性さえあります。
    >このオチを読者に認めさせる物語を書けばよいだけです。

    ありがとうございます。締め方ではなく、ゴールに至る過程をなんとかするということですね。

    >ああいう知識自慢が褒められるのは、「作品が面白い」前提です。そしてほとんどの場合、この手の小ネタは面白さに寄与しません。

    これは仰る通りで、小ネタを披露するにしても、話が面白くなかったらシラケるだけですもんね。

    これ以降は、批評とは全く関係がないので無視して構いませんし、またコメントされても困ります。
    冒頭で"貴女"と仰っていますが、私はプロフィールに女性と記載しておりませんので、これがどこから出てきたのか検討がつきません。
    ちなみに性自認の中には「男か女か決めていない」という「ノンバイナリー」というものがあります。
    こういう人達にとって、性別を規定されることに強い忌避感を覚えます。
    尚、揶揄ではなく、ポジティブなことであっても規定されることに変わりはないので、やはりいい気分はしないでしょう。
    ですので、特に記載がない場合は、性別を規定するようなことは避けた方がいいです。
    面倒くさいことを言って大変申し訳ありませんが、頭の片隅にでも置いていただければ幸いです。

  • > 奈々野圭さん

    それは失礼しました。
    以後、心に留めておきます。
  • >サエグサナツキさん

    それでは、改訂後の再読および返信をして参ります。
    私の指摘と改訂報告を、作品と照らし合わせながら、、読んでいく形式です。

    スルーした箇所は、「異論なし」です。
    返信では「私ならこう書く」は行いません。

    基本的には作者の意向を尊重する方向ですが、「どうしても言っておきたい」と思われた部分だけ突っ込んであります。読み返して新たに感じた部分も書いておきます。
    ただしこちらも一読者の意見であり、最終判断はお任せします。


    【11】三角形の頂点から垂線を落とす(サエグサナツキ)
    https://kakuyomu.jp/works/16817139556084436756

    元感想
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817139558827416647

    >>恋とか愛とか、そんなことはよくわからない。
    >>と、彼女が言った。
    >後半と同じ形にしているため、変更しませんでした。
    >梶野さんが気づいてくださったように、同じ形にしていたほうが「繰り返している」ことがわかりやすかなと思って。

    よいと思います。

    >【特進クラス】という情報を外しました。

    自然になっていて、直して正解だと思います。

    >>ごめん、先に帰ると友達に告げた彼女が俺の元へ駆け寄って、自分の人差し指を俺の指に絡めた。
    >悩んだのですが、そのままにしました。
    >この描写があることで、二人の関係性・距離感がわかるのではないかと思いまして。(昔はよく手を繋いでいた、彼女は周囲の目を気にすることなく主人公に触れることができる)
    >主人公のほうも、合格確実だった高校に落ちて混乱と羞恥の気持ちのほうが勝っていると思うので、このままにします。
    >何か良い描写思いついたら変えるかもしれません。

    なるほど。納得できるラインです。
    ここに説明挟むのも無粋ですしね。

    >>親が言うには、言葉もまだ喋れない幼い頃にこの公園で俺たちは出会ったという。
    >>その時のことは覚えていないが、毎日のように遊んだことは覚えている。
    >>うまく乗れないと泣いた彼女に漕ぎ方を教えた
    >間に一文挟みました。
    >別の表現に変えたいな、とまだ悩んでいます。

    私なら「うまく乗れないとぐずつく」かな。
    おっと、いつものくせがw

    >>ブランコは色を変えて未だそこに存在している。
    >「そこにある」だとリズムが悪い気がしたので、悩んだけどそのままにしました。
    >良い表現を思いつけば変更するかもしれません。

    よいと思います。
    ここら辺は感性レベルの指摘ですので。

    >>高校に入学して二週間過ぎたころ、ゴールデンウィーク前だった。
    >>道場の壁に穴が空いたとかで部活が中止になって
    >>男子校でなければさぞモテていただろう。
    >大幅に改稿しました。
    >貴重なご意見ありがとうございました!

    大変よいと思います。

    >>好きな子がいるのか。
    >日常的には「好きな子いる?」という風に聞くと思うので、そのままにしました。

    ここはまだ違和感を感じます。
    ただ、おっしゃることはわかります。
    感想で私が書いた「片思いなのか」も今見ると微妙なので。
    どうも違和感の正体が説明できない……
    「好きな子がいるんだっけ。」にしたら、大丈夫……か?

    >>駅と聞けば、彼女のことを思い浮かべる。
    >後に彼女と再会するシーンがあり、駅=彼女を強調する一文があっても良いかな、と残しました。
    >思い浮かべる→思い出すに変えています。

    その感覚もわかるので、ありだと思います。

    >>「高校生になったからって、なにも変わらないと思ってた
    >>「変わらないものなんてないだろ。小さな子どもがいつの間にか、一人でブランコに乗れるようになるように…
    >このままのほうが会話の流れが自然かと思い、そのままにしました。
    >微妙にずれた会話をしていると思うんです、ここの二人。
    >自分のことに精いっぱいで要らないことまで喋ってるけど、お互い様だから(半分しか聞けてないから)会話が成り立ってる。
    >そんな感じなのでこれで良しにしようかと。

    なるほど。
    私にはない感性ですが、尊重します。
    三人称なら書き手が突っ込み入れたりも出来るんですが。
    一人称の歯がゆい点ですね。

    >>別々の高校は、うまくいかないと思う
    >悩みました、すごく。
     >>無理だよ別れるよ、とは言えなかった。
     >>目の前にいるからわかる。目の前で見たからわかる。
     >>俺の言葉はきっともう、彼女には届かない。
    >という心理描写を入れてみました。
    >やっぱりわからないと思うんです、うまくいくかどうかなどの未来のことなんて。
    >でも現状、もう何を助言してもきっと彼女は自分の言うことを聞いてくれない。
    >前にも後ろにもいけない、身動きできないようなもどかしさの表現をちょっと追加してみました。

    とてもいいと思います。
    主人公の悩ましい心理に補助線が引かれた感じ。


    >>それに彼女いるんでしょ?
    >読み返すときつい言い方になっていると思ったので、変えてみました。

    ここは難しいところですね。
    私はあの言い方のキツさに、「主人公を無意識に責めてる感情」が含まれているあと思っていました。まあ実際は違うかもですですが。

    いずれにせよ、一人の読者としては「告白していれば主人公にも可能性はあった?」と思える雰囲気が感じ取れたので、もし勘違いでも、ドラマの盛り上げに一役買っていた面はあるわけです。
    そういう意味では、きつい言い方もアリだったかな、とは思います。


    ・その他、どうしても読んで気になった点

    >鎖から離した手を彼女の後頭部に回し、首筋を掴んで引き寄せる。
    ラブシーンで「後頭部」「首筋を掴む」は流石に無骨に感じられます。

    「鎖から離した手を彼女の後ろに回し、肩を抱いて引き寄せる。」
    に私ならしますね。
    ……おっと、またやってしまった。


    通しで読み直しましたが、間違いなく前よりわかりやすく、
    疑問点が解消されていると感じられました。

    何度読み返しても胸が締め付けられる、よい話です。
    続編もあるそうで、そちら

  • 
    改稿後もご丁寧に読んでいただきありがとうございます!
    二箇所、長くコメント返します。
    すみません。

    〉私はあの言い方のキツさに、「主人公を無意識に責めてる感情」が含まれているあと思っていました。

    これを聞いて改稿してよかったと思いました。
    キャラ設定として彼女は「いい子」ということにしていたので。


    〉ラブシーンで「後頭部」「首筋を掴む」は流石に無粋に思えます。

    ここは「ラブ」を見せたいわけでなく「衝動的な感情」を見せたい場面でした。
    なのでラブシーンと感じるようでしたら、私はむしろそれを直したいです。
    うまい表現が思いつけばいいのですが……たくさん読書して勉強して、引き出し多くするしかないですね。


    改稿したことで読みやすく、疑問も解決しているとのことでよかったです!
    良い点も弱点も気づかせてもらいました、本当に。
    続編はこうしてお話させていただいてる感じでは……ちょっと、彼女の性格とか展開とか想像と違うと思うかもです。
    そうなったらすみません。
    とりあえず今回の作品『三角形の頂点から垂線を落とす』に関しては何度お礼言っても足りないくらい感謝しています!!
    ありがとうございました!!
  • >サエグサナツキさん

    >ここは「ラブ」を見せたいわけでなく「衝動的な感情」を見せたい場面でした。
    >なのでラブシーンと感じるようでしたら、私はむしろそれを直したいです。
    うまい表現が思いつけばいいのですが……たくさん読書して勉強して、引き出し多くするしかないですね。

    なるほど。
    確かに、その視点は考えていませんでした。
    衝動の表現としては、無骨な方が正解かもしれません。
    納得しました。

    こちらこそ、ありがとうございました。
  • >小鹿さん

    >こんにちは
    >改めまして、先日はご感想ありがとうございました。
    >改稿のご報告と、併せてご質問への回答、弁明、雑感などなど述べさせていただきます。

    こんにちは。大変お待たせしました。
    返信でも圧倒的文量、流石ですw
    それではコメントしていこうと思います。

    >作品の方は「小難しい腕自慢」と言われてしまいましたが、以下のレポートは「文化人気取りの知識自慢」と評されても言い訳できない内容ですので……笑、適宜、流し読みしてください。

    二読目は「わりと面白い」と書いたはずですw
    了解しました。
    あくまで雑談ということで、気軽に返信させていただこうと思います。

    >お伴に貴腐ワインでも。
    >(トカイ発祥の極甘口ワインです。ちょっとお高いですけど、機会があれば、ぜひ食前酒にお試しください〜)

    ちょうど近場に売ってたので、お勧め通りに買ってきましたよ。
    わざわざトカイ産を探してきましたw(写真参照)
    書いてる途中に酔っぱらうのもアレなので、企画返信終わってから封を開けたいと思います。今から楽しみ。

    >1、方言について
    >トカイの地に京言葉が相応しいかは、さておきまして 笑。

    そこは大事だと思いますが、まあ置きましょうw

    >ですから、「見たはりまっしゃろ」は、助動詞「(い)ます」が進行形ながら存続(過去の経験)を示しています。
    >この時制が不一致であるように見える活用が、混乱を引き起こしてしまったのかな、と。

    馬車曳きの爺さんの台詞、「坊ちゃんも車窓に見たはりまっしゃろ?」ですね。
    なるほど。「見たはりまっしゃろ」は「見えておられるでしょう」ではなく、「見たことがおありでしょう」だってことですね。

    そこは確かに気付きませんでしたね。
    京都弁の機微までわからず、申し訳ない。
    車窓も謎でしたが、過去つまり「電車から見た」ということだと、やっと理解。

    ……わかるかっ!w
    京都人以外、ほとんどの読者が首傾げますよこれ。
    関西人が間違えるんですから。多分、京都人しか通じません。

    >また、「はる」に対する敬語度合いの認識にも差異を感じます。
    >梶野さんは、「はる」は目上の者にのみ使うべき尊敬表現と捉えておいでですね。

    うーん、目上限定とは思ってないですかね。
    言葉の定義には疎いんですが、単純に敬語だと思います。
    同年代でも初対面の相手には普通に使います。
    なので仏語教師の場合は「あり」だと書いたわけで。

    >私の感覚ですと、「はる」は敬語表現であって、尊敬表現に限りません。
    >目上・同輩・目下に関わらず、なんなら、「ちょうちょの飛んだはる」とかそんなレベルで、自分以外のあらゆる動作に対して用いられる助動詞です。
    >あと、身内に対しても使いますね。標準装備です。

    少なくとも大阪では標準装備で使いませんし、家族にも使いません。
    学生、それも中学くらいだとまず使わないレベルですね。
    普通に「家族や友達相手に敬語使わない」認識と同じで。

    そういう意味で、爺さんの「はる」はアリ、生徒の「はる」はナシ、と書いたつもりです。
    仏語の先生については、個性ということでアリだと。

    「ちょうちょの飛んだはる」は、大阪でも「飛んではる」ならあります。
    でも、大阪なら幼児言葉ですね。ちっさい子が無駄に敬語使ってる感覚。児童書で見たことあるかもって感じです。

    もしくは、かなり年配の方の言い回しかな。
    「おひさん、よう晴れてはるわ」的な。
    ここら辺、京都弁が混ざってる可能性もあるんでややこしいんですが。

    いずれにせよ、「大阪と京都の感覚の差」はあるでしょうから、
    確実なことは言えないんですが。

    >例えば、誰かが「お前、俺を笑いよったな」と言った場合、それが柔らかな口調であっても、お前は明確な悪意を持って俺を笑った、弁明は許さない、決闘だ、との敵意を意図的に示さんとして、「はる」を付けていないのだな、と私は解釈します。
    >(なので、最後の食堂でのシーンでは、「あいつと交わり【よった】やろ⁉︎」と書いているんです)

    うーーん。
    私は大阪人なので、京都弁のソースは学生時代の友人(京都の大学に通ってた)とその学友くらい。現在、京都の知人いないのが極めて残念です。

    ただ、創作物ソースとして、「であいもん」(漫画・浅見りん著・既刊14巻)を参考にしています。
    京都の和菓子屋を舞台とするホームドラマで、朝ドラに近い雰囲気。
    作者は中京区出身、話の9割9分が京都弁というネイティブ京都漫画です。

    この話を伺った後、改めて読み返してみましたが、少なくともこの漫画では、台詞のそこかしこに「はる」が入るなどのことはなく、
    「時々使用される」という程度です。家族にはほぼ使われません。

    私が読んでも、違和感はとくに感じません。大阪と同じ肌感覚でした。
    「標準装備」というのはちょっと違うかな、と、やはり関西人としては思います。

    「笑いよったやろ」は、私でも悪意を先に感じますよ。
    これは「はる」の不使用が理由でなく、「よる」が原因です
    「~しよる」は大阪弁でも基本悪意が先に立つ言葉で、その気がないなら、必ず表情や語調で緩和させます。「笑いよったやろ~w」とか。

    この場合、「はる」不使用にあたるのは、「お前、俺を笑(わろ)たやろ」でしょう。こちらもこう書くと若干キツイ言い方に感じますが、「笑いよった」よりはマシです。この点は小鹿さんが勘違いされてると思いますが、如何でしょう。

    以上、「はる」の標準装備は、私は「ない」と考えます。
    ……まあ、誰か京都人連れて来ないと答え出ませんがw

    >加えて、嫌いな相手にこそ丁寧に、と言いますか、馬鹿にしている相手にこそ幼児に対するような優しさで対応する……という慇懃無礼の文化に基づくイメージです。

    この部分は、説明なしでは伝わらないと思います。
    言った生徒はモブで、慇懃無礼な性格かわかりません。
    トカイは田舎という情報だけですし、学校のレベルも読者には不明です。
    説明不足な上に、「甘ったるく笑う」という理解しづらい表現が重ねてしまったのが問題だったかと。

    ここをわかりやすくするだけで、京都弁の適切さはともかく、意味は理解できたと思います。
    「子供をあやすように言った」とか。「はる」に傍点を振って「わざと」を強調するとか。

    >この「はる」の用法は、「猛烈に違和感」を与えるほどなのか、
    >あと何人か、広範に関西住まいの方にご意見伺いたいところですね。
    >(うっかり身内に「はる」を使って、なんやコイツ、敬語もまともに使えんのか、と思われたくない)

    察するに、小鹿さんは別地域から京都に移動された方と思われますが、周囲に京都人はおられないんです?
    現地人に聞かれて、もし「問題ない」と言われたなら、私が何をうだうだ言おうが一瞬で消し飛ぶものと思いますが。現地の人に敵うものなし。

    >あと、関西方言はうつると言いますけれど、 「他所から来た者」にとっては、方言を話すことで「仲間」意識に入れてもらおうとする戦略的な学習であるとも、私は考えています。

    なるほど。
    「大阪人は東京行っても大阪弁のまま」とはよく言われますが、確かに私も他の方言を学ぼうとしたことがないので、そこは何ともw
    でも、気持ちはわかる気がします。

    そういえば高校生の頃、船で中国から帰国した際、渡航中に東京の大学生グループと話してたせいで思いっきり標準語になっていて、迎えに来た両親に笑われたのを思い出しました。あれは立場の問題だったのかな……

    >なので、「田舎者の逆差別」とは、少し辛辣ながら的を得ているなと思ってしまいました。学習した側の者として。

    わりとよく聞く話ですしね。
    関東者が関西で差別されるパターンって。

    >2、同性愛の認識について

    >イシュトはそもそも、恋愛経験および性的体験がなく、アスティファヌスに対しても親しき友人の枠内で接していますので、同性愛への嫌悪とか葛藤とかないんです。
    >だって、自身の行為が性愛につながるものとの自覚(知識)がないんですから。

    ハンガリーには性教育はないんですか?(鋭い追究)

    >アスティファヌスは……有罪免れませんが。

    正直でよろしいw

    >でも、ここら辺は、「あなたの音を聞かせて、あなたの心が知りたいの」と言いながら身を預けてくるイシュト相手に、
    >「俺のことが、好きだから……?」と誤認してしまったアスティファヌスにも同情していただきたいかな、と。

    アスティファヌスには同情しますが、イシュトはどうなの?w

    >でも、男女ではよくある話ですよね。女子側は、ただの趣味友、よく立ち話する知人くらいにしか思っていなかったのに、
    >男子側が、こんなに楽しそうに話してる、俺のこと好きだからだ、みたいに勘違いするの。
    >違うよ、私はあなたの技術とか趣味歴に興味があるのであって、恋愛関係になりたいとかこれっぽっちも思っていないよ、っていう。

    男女ならよくありますが、男男にはまずないのが問題なのです。

    >とりあえず、声を大にして言っておきますね。
    >キリスト教および共産主義のいずれの思想からも、同性愛は忌避すべきものとの見解は、まさにその通りですので。

    はいw

    >3、この二人、どこまでヤってんの?
    >ヤってません。

    まあ、この主張は素直に受け止めますがw

    この点の指摘は、要するに、
    「BL時空なら許容するが、そうでないならおかしいだろ」
    に尽きるということです。
    まあ、「ハンガリーなら普通」と言われると、私はハンガリー人ではないので引き下がる他ないんですけど。
    日本のヘテロ男性としては、違和感バシバシだということだけわかっていただければ。

    比較対象になるかわかりませんが、私は高校が男子校でした。
    校内でもっともタブー視されていたのが「ホモの噂が立つこと」です。
    噂レベルでも、あっという間に広がって人権を失います。
    友人が潮を引くレベルで離れていくんです。下手すると自分も巻き込まれるから。

    まあ、これはウン十年前の体験ですし、今はもう少しゲイに対する偏見は減ってる気がしますが、少なくともヘテロ男性にとって、同性の過剰な接触は女性が受ける痴漢被害と同レベルの気持ち悪さだと思っていただければ。
    別にゲイを悪くいうつもりもないですが、性嗜好が違うとこういう感じです。
    (多分)女性同士と違って、男性同士は過剰な接触を嫌うのです。
    髪の毛触るとか添い寝とか、私なら即日教師に通告して部屋を変えてもらいます。怖すぎる。

    これがBL時空ならしょうがない。
    魔夜峰央の漫画(パタリロとか)なら、そういうものだと読めるんですが。
    小鹿さんはそこを否定されるので、念のため、突っ込んでおきました。

    あと、同性愛の海外事情って、どうなんでしょうね?
    むしろ小鹿さんに伺いたいくらいなんですが、キリスト教圏って同性愛には厳しいはずでは。それこそ日本よりも。
    日本はキリ教入ってくるまで、性に関しては奔放そのものでしたし、同性愛もばっちこいでしたから。
    今のLGBTの運動とかも、迫害されてた反動だと聞いた気がするんですが。
    ハンガリーの文化的には、どうなんでしょ実際のところ?
  • >小鹿さん 返信その2

    >【言語に関するあれこれ】

    >まず、私のこだわりとして、作中にはなるべく彼らの思考言語を用いることがあります。
    >社会主義(洪:ソツィアリズムシュ)とか。アコーディオン(英)ではなく、手風琴(洪:ハルモニカ)とか。
    >ピアノ(英)などは、漢語が日本語として馴染みない(鋼琴)ので、シレッと使っていますが。

    ここら辺はこだわりとしてわかりますし、すごいと思います。

    >これは、英語由来の単語を使用しないことで、作中の世界観を作り上げる目的と、イシュトの脳内言語の移り変わりの変化を表現する手段として、行っています。

    わ か る か !

    >イシュトの母語(家庭内言語)はドイツ語でした。
    >なので、聖夜(独:ハイリゲナハト)と共に、母による『Stille Nacht, Heilige Nacht:聖しこの夜』の歌唱を思い出しています。オーストリア=ハンガリー時代の名残で、貴族階級にはドイツ語話者が多かったのです。
    >敗戦後、父が共産党に与したために、イシュトはドイツ語を捨てて、(接吻する相手も物もない)孤独の唇で、元から母語であるかのような顔をして、マジャル語を話すのです。

    せめて家庭内言語がドイツ語くらいの情報ないと、意味不明ですな。
    ま、本筋に影響しないレベルのネタですし、「わかる人にわかればよい」の一つだとは思いますが。

    >母語と母国語が異なるのは、実はアスティファヌスも同じで、彼の家庭内言語はフランス語、母国語(レバノンの公用語)はアラビア語です。
    >レバノンはフランスの統治国で、フランスは統治の効率化のために、同じくキリスト教徒であったマロン派のレバノン人を政治的に優遇し、経済的にも繋がりを強化していました。
    >ちなみに、カルロス・ゴーン氏もマロン派のレバノン人です。
    >フランス語に関していいますと、イシュトが赴任したエジプト、モロッコ、そして、レバノンはいずれも、フランス語を第一言語とする富裕層が国政を握っている国でした(今なお)。

    ここら辺は講義としては面白いですがw

    >最後のシーンで、セルヴィエット(ナプキン)だのラバトリー(トイレ)だの出てくるのも、イシュトの脳内言語がフランス語に変わった表現のつもりでした……。

    わ か る か っ !

    >(食事のシーンで、膝上にある○○を畳んだなら、ナプキンって解釈できるかなって。ラバトリーは、ホテルとかお洒落なカフェとかに行ったら探してみてください。英:lavatory です。真鍮に細文字で刻まれているはず)

    まあ、真面目に返すと、ここは専門用語を使用するのが適切ですし、流れからおよそ読みとれるので、別にアリだと思っています。
    感想も「勉強になったなー」くらいの意味でした。高級ホテルとか無縁の人生なので……

    >イシュトの最後の台詞がフランス語なのは、
    >(日本語で書かれた紙面の上では唐突ではあるんですが)彼らにとっては、日常の会話言語なのです。
    >じゃあ、なんでわざわざフランス語で書いたかというと、
    >「Elle est retrouvée!」と「Je l'ai retrouvé」とで対にしたかったからですね……読み上げ機能で聞いてみてください。「エ・レ・フトゥヴィ」と「ジュ・リ・フトゥヴィ」と聞こえるはずです……。
    >彼ら、フランス語の教養があるので、「再発見」と「太陽」ときたら、ああ、『永遠』だなと理解する……はずです……。
    >食事の中座は無粋なので、ちょっとした洒落を言い残す…….みたいな。
    >改めて言い訳を書き連ねると、ちょっとぶん投げがひどいですね。
    >申し訳ないですわ。

    まあ、このレベルまで来るとネタとして解説が楽しめます。
    日本語訳はついてましたし、そこまでわからずとも話は落ちるので、いいかなとも。
    「わからんなりに楽しめた」上での解説なら、私は問題ないと考えます。

    >では、次。細々した単語。
    >・カトリクシュ
    >マジャル語「katolikus」を「カトリクシュ」と音訳する例がヒットしないのは、当該言語のマイナーさゆえではないかと思われます。

    なるほど。
    グーグル先生が見つけ出せないのは、流石にお手上げですわ。

    >マジャル語周辺において、カトリックを「カトリックシュ」と言う言語は一見した限り、見当たらないですし(独:カトリッシュ、チェコ/ルーマニア:カトリック、波/宇/スロバキア:カトリツキー、など)、
    >たぶん、ドイツのカトリック・シュパウアー教区に引っ張られているのではないかな、と。

    へーへーへー。

    >意味はわかるでしょうから、このままにしておきます。

    はい。納得しました。

    >・大使への呼びかけ
    >https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/local/database/pdfs/protocol42.pdf
    >↑少し古いですけど、外務省からの文書です。
    >呼称に対するまとめ。
    >日本語ではありますが、一応、大使館の大使は「閣下:Your Excellency」が推奨されています。

    これは私も確認しました。
    ただ「儀礼的な場において」ではないかと考えています。

    >「ambassador」を辞書で調べますと、例文において、三人称にての「His Excellency, Ambassador John Roos」とあり、注記として、「呼びかけには、Excellency(閣下)を用いる」と記載されています(『ウィズダム英和辞典』)。
    >フランス語は、私、ほとんどわからないので、ウィキペディアの貼り付けになってしまうんですが、
    >「your Excellency」に対応するフランス語「Votre Excellence」のページにて、その語意は、大使や領事などに話しかけるさいに用いる呼称と述べられています。
    >Votre Excellence est-elle satisfaite de son voyage ?
    >(Is your Excellency satisfied with his trip?)

    こちらも確認しています。
    その上で、現場では違うというか、自国大使と他国大使では異なるのでは?と私は考えている次第です。

    >以下は聞き流していただきたいんですが、大使は役職名であって、敬称ではないんですよね。部長や社長、大臣などと同じ呼称の部類に当たります。

    はい。これはわかります。

    >役職名での呼称は一種の敬語表現ですが、「高貴な人々」に対する呼称まで役職名を用いるのは、少し違和感があります、感覚的なものですが。
    >「皇太子さま」とか……殿下では、と思います。「天皇さま」とは言わないじゃないですか。

    これもわかります。
    ただ、大使は高貴な人々ではありません。
    ただの国家公務員です。
    選挙で選ばれた国会議員より下です。

    内閣総理大臣も儀礼的には「閣下」ですが、マスコミ含め、そう呼ばれることはほぼありません。「総理」呼びですよね?

    感想時に参考にしたと書きました漫画は、
    「大使閣下の料理人」(原作:西村ミツル、漫画:かわすみひろし)です。
    原作者は元大使官邸の料理人で、現場の知識はあると考えられます。

    この返信を書くにあたって、改めて読み直しましたが、
    フランス大使含む各国の大使が登場する中でも、「閣下」呼びする場面はついぞ出てきませんでした。
    ちなみに舞台は前半がベトナムで、各国の在ベトナム大使についてです。

    ただ今回、唯一「閣下」呼びがされる場面を発見しました。
    8巻でフランス大使が交代する折り、日本の大使代理が、儀礼的な電話をかけ、その際に「閣下」を用いていました。
    後に大使代理はフランス大使と旧知の仲であるとバラし、儀礼的な言葉遣いは意図的なものだと判明します。その後、二人の会話で閣下は一切使用されません。

    ここら辺から推察するに、
    「他国の大使」に対して「儀礼的な場合」には「閣下」を用いる……のではないかと、私は考えます。
    なので、在レバノン大使=上司であるイシュトが呼びかけるなら、やはり「大使」が適切ではないかな、と考えるのですが、如何でしょう?

    >ただ、ざっと見たかぎりですが、アメリカ文化では「Mr. Ambassador」が用いられるっぽい……? かな……?

    ここはねえ……各国ごと違う可能性はあると思います。
    私の持論も「ハンガリーは違う」と言われればそれまでですし。
    漫画にしても日本基準で書いてるかもですし。

    >本筋には関わらないところなので、どうしましょうか。「Monsieur:ムシュー」あたりにしておきましょうか。
    >フランス語話者と示すためにも。

    そうですね。
    少なくともこれなら、疑問は浮かばないと私は思います。

    >【諸々の思想について】

    >・善とは何か
    >知識経験の話ではなく、生得的な道徳心のことです。
    >西洋思想の文脈における「イデア」や観念論ですね(安直ながら、社会主義の唯物論と対立するものとして描いています)。
    >ルソー曰く、「人間は自然的には善良であるが、社会が人間を墜落させ、堕落させる」と(『エミール』より)。

    まあここら辺は、およそそんな風に受け止めて読んでいた気がします。

    >なので、イシュトに「善とは何か?」と聞かれたときには、アスティファヌスは「君の中に既に備わっているよ」と返して、
    >クリスマスの夜には、社会によって信仰心を挫かれたイシュトへと、再び神に祈るように促します。純粋な布教ですね、祈り=善の価値観なので。

    その後が問題だと思ふ。

    >アスティファヌスは、自身が心から望むことは、人間として間違ったことではない、との信念を持っているわけです。
    >資本主義的な自由経済とか、共産主義に対する自由主義とか、そういう視点ではなく、もっと単純な「善を求める心」としての「自由」を有しているんです。

    ここら辺は、解説ではなく小説の中で表現されるべき部分だと思いますかねえ。

    >ここでの「自由」とは、反骨精神じゃないんです。彼、煙草は吸いますけど。
    >反骨は、規範への反抗ですからね。社会が押し付ける規範の枠組みの中で、規範に反することをしているだけです。枠組みの中から出られていません。
    >アスティファヌスは、社会の枠組みの外側に、価値観を持っているんです。
    >純粋に善いものを善いと言える素直さ、強さ、自分の感性に対する信頼……みたいな、言い換えれば、自己肯定感やアイデンティティといったものでしょうか。

    ここら辺も、わかるんですよ。
    むしろ私が思い描いた「こういうアスティファヌスなら理想」です。
    ただ、書いたように、その自由さと不自由そのものであるカソリック信仰が何故繋がるのか、そこの部分で、理解できなかったわけです。

    >社会規範(共産思想)を無批判にインストールしただけの優等生イシュトには、既存の社会規範にNOを突き付けるような不良(規範への否定によるアイデンティティの確立)ではなくて、
    >既存の社会規範を超えて、新たな価値観、感性の場に引き上げてくれるような、導きの人が必要だったわけですわ。
    >アウフヘーベンってやつです。カッコ付けて言いますと。

    これはとてもわかります。

    >・神について
    >ところが、社会主義って期待したほど生産性が上がらなかったという問題点がありまして。

    欲望や競争なしに生産性は上がらない。
    悲しいけど、これが現実のようですからねえ。

    >社会主義国家による宗教弾圧は、「神の国」という、現世の価値観や法規則が適用されない世界を持ち出されてしまうと、社会主義の理想が相対的に価値を落としてしまうためでもあります。

    ですねえ。
    ある意味、宗教と社会主義って親和性高そうではあるんですがね。
    平等と低生産性と質素な生活と信仰。
    ああ、これは宗教国家になるのか。

    >教会所有の財産を没収する経済面、祈る暇があったら労働して、という実際面もあるでしょうが。
    >ああ、あと、共産主義が体制として不完全ってのは……歴史がもう……ゴニョゴニョですわ……。

    ゴニョゴニョw
    まったくもって同感です。

    >なお、イシュトの信仰心は、一貫して、純粋な神への信仰ではなく、慰みとして描いています。
    >現代人ですからね、そんなもんでしょう。

    あ、そうなんですか。
    母親の過去もありますし、わりと深いものかと思っていました。
    共産主義でケチつけてしまったとはいえ、アステファノスの「無償の愛」で、レバノン赴任時には信教を取り戻したのかなって。

    >>胸の前で十字架を切り、愛しき者とその家族へと、神の祝福を祈った。

    これはその象徴かもって読んでましたね。

    >・ついでに、ハンガリーの貴族について
    >ハンガリー王国は全土をソ連に攻め落とされて、第二次世界大戦を終えます。
    >しかし、共和制への移行は革命の結果ではなく、憲法改正によるものですし、
    >その改正を行ったのも、民主的な選挙によって政権を取った「独立小地主党」という政党です(共産党と連立政権を組みましたが)。

    ふむふむ。

    >なので、フランス革命やロシア革命のような、貴族粛清の嵐! という感じではなかったようですね。
    >もちろん、社会的・経済的に苦しい立場にあったことには違いなく、西側陣営に亡命した者も多くいたようです。

    なるほど。それで父親は残ってたわけですな。

    >ちなみに、エステルハージ伯爵であるイシュトの父は、陸軍士官学校卒の軍人で、ブダペスト防衛戦にて捕虜となっています。
    >そして、ブダ陥落後の「春の目覚め作戦(バラトン湖近辺での独ソ戦)」においては、地元ゆえに地の利があるとして、赤軍の参謀部に随行させられています。
    >その中で、ああ、こりゃもう王国はダメだわ、ソ連に併合されるわ、なんとか生き残らねばと思い、共産主義思想を学び、領地爵位の返上を土産に共産党へと入党したという設定なのです。

    なるほどなるほど。
    まあここら辺も裏設定扱いでよいですし、聞いてて面白いものです。
    小説内で書く必要はさしてない部分でしょう。

    >物語開始時点では、トカイの属するミシュコルツ県庁のガス田開発部門に勤めています。
    >クリスマス前にはクレムリンに出張しているので、家に帰っても一人ぼっちなイシュトは、寄宿舎に留まっているわけです。
    >ここら辺は、雰囲気、なんとなく、元貴族には風当たり強い時代だったんだな……くらいの認識で良いんですけどね……。一応、行動の裏付けを考えたさいに生まれた設定、です……。

    私も裏設定というか、書き割りの裏側まで一応考えないと気が済まないタイプなので、よくわかります。
    設定に凝るのはいいことではないでしょうか。
    というか、凝りに凝った作品ですからねえ、これw
    作品で触れずとも、作者の自信というのはおのずと文章に現れると思います。

    >えっと、本編より返信の方が長くなりそうな勢いですが、続きます……。

    ここまで来たら、最後までつきあいますともw


    >【前編 異邦人】

    >・馬車
    >農夫の小遣い稼ぎですので、いわゆる「コーチ」などの箱馬車ではなく、荷馬車を想定していました。
    >なので、「荷台」を「荷車」に変えました。

    実は私も、最初は「荷車」だと思って読んでいました。
    車窓で窓?ってなって、よくよく読んだら荷台で、「しまった、荷馬車じゃないのかこれ」って感想を書き直した覚えが。
    荷車で正解だと思います。

    >・聖母子像の発見と、告発への逡巡
    >このときのイシュトは、まだ同室の指導生が外国人とは知らないのです。なので、マジャル人である前提であれこれ考えています。

    確かに。
    それなら告発を考えるのは自然ですね。

    >で、酒煙草=品行不良=暴力との妄想が働いて(この子、思い込みが激しい)、>理想の前に立ち塞がる暴力を恐怖する、と。

    共産主義への信奉はどうした!と思わんでもないですが、
    誰だって暴力は恐い。教師は頼りなかったし。理解。

    >この辺り、少しずつ修飾や助詞を変えてみました。

    ざっと読み返しました。
    前とどう違うか比べられないのでアレですが、引っ掛かる部分はなくなったと思います。

    >・聖堂でのピアノ演奏
    >旋律、華やいでますでしょう?
    >辻井伸行さんの演奏、良いですよ。この方は本当に美しい音を響かせます。大好きです。

    音楽聞く素養がないのでアレですが、よい曲ですね。
    しばらく感想書くBGMにしていました。

    >『アラベスク』に関しては、シューマンも名作ですが、『月光』と『夢想』がドビュッシーなので、『アラベスク』もセットに入れてほしいですね。
    >というわけで、「第一番」を加筆。

    よいと思います。
    これも必死こいて調べたっけなあ。

    >歪んだ硝子窓、および壇上の描写
    >→助詞の変更、修飾の追加

    はい。自然になりました。

    >・黒曜の目は、南方の陽光。この地を異郷とする男。私にはそれだけで慕わしい。
    >イシュトの未完成な人格として、過剰な同一視を描いています。
    >自他の境界が曖昧で、自分と一緒の人を見付けて安心したい。しかし、自分はこの国において異質な存在だという不安感・疎外感から、この異邦人の先輩もきっと寂しい思いしているに違いない、仲間を見付けた! となるのです。
    >改めて書くと、めちゃくちゃだな……思春期なんて、そんなもんでしょうが。

    まあ、心細かったのはわかりますよw
    それだけアスティファヌスが魅力的に映ったのも。

    >「私と同じ」を加え、慕わしいは削りました。

    はい。こちらの方がよいと思います。

    >・ステファノス
    >聖ステファノスは、ユダヤ系ギリシャ人でキリスト教最初の殉教者ですね。取り囲まれて石打ちに遭う場面がよく描かれます。
    >告発シーンとイメージが合うかなぁと思ったわけですが、名付け事体には、そんなに意味はありません。
    >よくある名前、「ダイスケ」とか「ヒロユキ」みたいなイメージです。

    そ、そこまでw
    ここは私が考えすぎだったのか。

    >で、ここで、アスティファヌスがお互いのフルネームを姓名順で述べているので>、まぁ良っかなって思っちゃいました。家族名-個人名の順番。

    ここはちょっとわかりづらかったですね。
    ハンガリーの特徴として説明欲しくはあるところ。

    >・レバノンは……なんか中東らへんだった気がする、くらいは、前提知識に要求させていただきますかね。ここに届かないと、中編以降、ちょっと理解厳しいので……。
    >ほら、中東戦争とかありましたし、ゴーンさんの故郷ですし、去年か一昨年、湾岸の倉庫が大爆発してましたし……。

    まあ、レバノンを調べるくらいはw
    私も「ヨーロッパのどっか」くらいの認識しかなかったですが。

    ゴーン帰ってもう3年ですか。はっや。
    今ウィキ見たら、ゴーンさん生まれはブラジルだそうですよ。
    まあ両親レバノン人だし、レバノンに帰ったのでいいんですがw

    >・アスティファヌスの父
    >アスティファヌスの本棚の前に並んでいたワインの空き瓶は、全てトカイ産、アスティ父の農園で生産されたものです。
    >なので、父が「トカイで」葡萄酒工房を営んでいるだとか、と加筆。

    よいと思います。納得度アップ。

    >アスティ祖父が、レバノン本国でエル=コーリー社の社長をしているんですね。>一族の男子を世界中に派遣してワインを作らせて、本国に送らせる、という。
    >大叔父さんがフランスにいるのも、そのためです。

    なるほどな裏設定。

    >【中編 永遠】

    >>クスッと誰かが笑い、小石を投げ込まれた池の波紋は、教室中に伝播した。
    >→「クスッと誰かが笑い、波紋は教室中に伝播する」

    よいと思います。

    >・マジャル語
    >調べないとわかりませんよね。いや、もう本当に。おっしゃる通りですわ。
    >……調べて。

    ここは「ハンガリーの公用語」って書けば済むので、私なら書いちゃいますけどねえw
    エンタメ派としては、読む上でのストレスは作品を損なわない限りにおいて、できるだけ下げたいのです。読むのやめられたら、全てが無に帰すんで。

    ただまあ、「この程度は知っとけ」という気持ちは、私も小難しい小説書いてる時には頭をよぎりますし、程度差の問題かなとも思いますけどね。

    >・放蕩さと、入れ込み及び優しさとは真逆
    >そうかしら、と思いました。
    >ちょっとこの感覚は、逆にわからないです。

    放蕩は「何にも囚われない、自由気まま」と考えていました。
    おそらく、「囚われない」の部分の認識の違いがあるのかなと。
    入れ込みも優しさも「囚われている」と私は思ったわけです。

    例えば放蕩息子の意味は、調べたところ、
    「ほしいままに振る舞う、全く役立たずの息子。」です。

    この「ほしいまま」を「心の欲するまま」と考えて、
    例えば心の欲するまま、親に「優しさ」を注いだら、それはもう「放蕩息子」ではなく、「孝行息子」になりません?
    私が言いたいニュアンスは、そんな感じです。

    私の感じる放蕩のイメージは、自由が先に立ってるというか。
    なのでアスティの「ぼくらは自由だ」と言う台詞は納得いったんです。
    自分の自由も相手の自由も認める関係は「放蕩」だなと。
    そういう意味での大らかな「優しさ」ならまだわかるんですが、「入れ込み」は違うよなーと。

    ……伝わりますかね? こんな説明で。

    >・バラトン湖
    >ご指摘通り直しました。

    よいかと。

    >>私たちは、この学校にありて等しく他所者。
    >彼らはハンガリーにおいて、どこに行ったってマイノリティです。
    >イシュトは、オーストリア国境に近い土地なら、アーリヤ系の容貌ももう少し目立たないかな、とは思いますが。

    ああ、イシュトもなんですね。

    >>「ね、レバノンはカトリクシュの国なの? ステファノス……」
    >ステファノスはギリシャ原語(Stéphanos)です。
    >なので、イシュトの台詞は、
    >「レバノンって中東なのに、キリスト教国家なの? あなた、ステファノスって」
    >と言っているのですが、わかりづらかったようですね。
    >「聖」ステファノスとしておきますか。

    それがいいと思います。
    カトリクシュの国はともかく、ステファノスは意味わかりませんでした。
  • >小鹿さん 返信その3

    >>罪の意識が、忠誠をより焚き付ける。
    >ここの罪の意識は、同性愛ではなくてですね(しつこい 笑)、
    >アスティファヌスを告発していないこととか、姓名共にキリスト教の守護者であることを表していながら棄教していることとかです。

    まあそういうことにしときましょうw

    >出自ゆえに「純粋なプロレタリアート」になれないイシュトは、誰よりも立派なプロレタリアートとして振る舞わなくてはいけない、との強迫観念です。
    >共産主義の思想自体が宗教とか、言わない。

    共産主義も掘っていくとネタとして面白そうですね。
    ああ、この小説ではこれ以上ネタを重ねるべきではないですがw
    というか私が知らないだけで、すでに文豪が書いてそうではある。

    >>私を惹きつけ、焦燥させる。
    >→「東洋の硝子玉の目は、神の慈愛に微笑む。私を惹きつけ、焦燥させる」
    >と加筆しました。

    よい加筆だと思います。

    >おっしゃる通り、アスティファヌスはイシュトを責めていません。
    >イシュトは、自身が苦しくも手放した神への祈りを、アスティファヌスが大切に守り抜いているので、思わず心が惹きつけられて、それを、棄教の罪悪感とか、社会主義思想への忠誠が責め立てる……感じです……。

    そこら辺は伝わりますし、共感してますよ。大丈夫ですw

    >>「君はもう知ってる。だから、僕が不善を行なったなら、君が導いてくれ、善に。それまで、僕らは自由だ、社会にも互いにも」
    >「お互い不干渉でいこうぜ」というよりは、
    >前述の通り、生得的に知っている「善」の文脈において、
    >「僕が本当に不善を行ったときには教えて。だけど、祈りは不善? 違うでしょ」
    >という感じです。
    >(んで、そう頼まれていたはずのイシュトは、導きではなく裏切りを選ぶ、という)
    >ああ、社会にもっていうのは、
    >「祈りが社会の安定を脅かしてる? 君の利益を脅かしてる?」
    >ってことです。
    >憲法とか法律とかが個人の自由を制限できるのは、刑罰としてや、公共の福祉の>観点から合理的と判断されるときですから。

    解説がなかったら、完全に禅問答ですね。

    >ここでの「善」とか「自由」は、倫理学的な意味合いで解釈していただきたい……。
    >イシュトはたぶん、そこまでわかっていないんですけれど……。

    まあニュアンス程度にはわかるんですけど。

    >だからこそ、イシュトは、アスティファヌスの倫理学に基づく自由観、心からの言葉に反論できないんです。
    >イシュトの思想は心身に一体化したものではなくて、良い子ちゃんでいるために守っとくべき校則みたいなものでしかないので。

    ここはわかります。
    しょせん紛い物、はりぼて信仰ですからね。

    >いや、これわかりづらすぎるな、と反省中……。また改稿します。

    せっかくイシュトが、「善い、とは何?」って聞いてるんですから、
    読者にもわかるような説明してもよいとは思います。
    高僧の説法みたいな答えだけでは……w

    >どこに生きてても、心だけは最後まで自由だよっていうメッセージは、
    >アスティファヌスが自身を鼓舞するための強がりでもあるわけですから。

    そういうキャラ自体は好みですし、イシュトが憧れるのもわかります。

    >あ、あと、アスティファヌスが何考えているのかわからない問題ですが、特に難しいことは考えていないんですよ、彼は感覚派なので。
    >イシュトや梶野さんは、思考と行動に密接な関連性を求めて、行動から思考を読み取ろうとしますが、アスティファヌスからは、その一貫性、法則性が見出せないんですよね。

    鋭いご指摘w
    確かにイシュト派ですね私は。理屈が多かったりとか。
    感覚派に憧れるのも同じかと。

    >だからこそ、イシュトはアスティファヌスの思考をミステリアス、魅力と感じて、もっと知りたい、もっと深く知れば理解できるのではと、彼の深奥を求めるのです。

    共感しかない。

    >・ラカトシュ先生

    >>黒板の掛かる画架とを囲む。
    >>エル=コーリーの五割をやったるわ
    >それぞれ、ご指摘通りに変えました。
    >もう字数を気にしなくていいので、どんどん付け加えていけます 笑。

    よいと思いますw

    >・戦後のパリ市街地
    >写真の内容を三枚分、追加して描写しました。
    >ラカトシュ先生が彼女に会いに行った最後は、1948年。カフェでコーヒー楽しめるくらいには、復興しています。

    とてもいいと思います。
    ラカトシュ先生(やっと名前覚えた)に共感しやすくなりました。

    >ちなみに仏洪関係は、あまり深くなく、オーストリア繋がりでフランス革命から先の敗戦まで、敵国であった期間が長いくらいですね。

    へーへーへー。

    >>朝も、葡萄酒の空き瓶が彼の祭壇を隠すまでは起きなかった。秘匿をそのままに過ごす日々。

    この「秘匿」は、アスティファヌスの精神について言っています。なので、少し改稿しました。

    読みました。
    前よりくっきりと、アスティの心情が伝わる感じがします。

    >>古い採石場の切り立つ岩壁は、
    >山全体が岩石の隆起で出来ていて、それを切り崩して採石していた……採石場の跡地なんですけど、えー……。
    >ちょっと保留。
    >簡潔な文が思い付かないので。

    はいw
    採石場の描写がまず難しいですよね。

    >>櫓が桟橋に押し当てられ
    >関係ない話をしますと、(めっちゃ個人的な意見ながら)ルビ振るくらいならその漢字使うなって思う派です。
    >その漢字を読めないだろう年齢・語彙力の者を想定読者とするなら、別の言葉、言い回しに替えて、より良い理解を求めるべきでは、と。
    >複数の読みがある場合とか、どうしようもなく言い替えられない場合は、この限りではありませんが。

    私はルビつき漢字推奨派ですかねえ。
    漢字の持つ雰囲気や、およその意味が伝わる点などは、仮に読めなくても文章の装飾として優秀ですし。文章のアクセントとしても便利です。

    それにルビが振ってあれば、わからないなりに文章を読むリズムは崩れないわけで。わからなくても読みが好きってものもあるじゃないですか。古文とか。

    ルビ付き漢字って、想定読者が背伸びする前提で使うものだと思っています。
    それを機に覚えてくれたらいいな的な。自転車の補助輪というか、

    >こんな小説を書いた人間が言えたことじゃないですが。

    ものには限度がありますし、多用は厳禁とも思ってますw
  • >小鹿さん 返信その4

    >>攻撃的な受け身だなあ。
    >彼は心理的に未発達なことを差し引いても、察してちゃんなので。面倒くさいメンヘラ彼女と思っていただければ、イメージに大差ありません。
    >なんでわかってくれないの⁉︎
    >って逆ギレかますタイプです。怖や、怖や。

    超わかりやすい。
    本編でこの説明が欲しいw

    >>『永遠』。低い声は不機嫌か、宣戦布告か。
    >所有格でアスティファヌスだと示しました。

    よいと思います。

    >>私は針で押されたように動けない。
    >押しピンっていうので、ついうっかり。

    確かにw

    >・『永遠』
    >私が好きな訳は堀口大学と、中原中也。
    >多くの訳者が「太陽に溶ける海」といった表現をするのに対し、堀口は「太陽と番った海」と訳していましてね。
    >原文にある雰囲気、肌にひりつくような激しい感性の表出が一番再現されているような気がして、好きなのです。
    >だから、アスティファヌスにも「mêlée」を性的な含意のもとに訳させたわけですね。
    >で、中原中也は、隣に座って語りかけてくるような軽妙な口語体なんですよ。
    >去(い)つてしまつた海のことさあ
太陽もろとも去つてしまつた。
    >勢いマックスって感じではないんですけど、視座の高い感じが、とても良いんです。

    へーへーへー。
    ともあれ、ちょっとランボーの詩を調べるくらいには気に入りました。
    詩は全然読まないんですが、波長が合う感じです。

    >まあ、ナンパに使うに適しているかは、議論がなされるでしょうが 笑、生命力と「異性の」獲得欲求および性的欲求は、密接ですからね。ないと切り捨てられはしない……と思います。

    サザンの歌に通じるものを感じます。

    >いやむしろ、詩を媒体とする分、奥ゆかしさが上がって良い……のか?
    >お前と永遠を感じたい、みたいな。
    >言ってる内容はヤンキーっぽいが。

    マッチョな詩だとは思いましたw

    >>舟酔いは、けれども、陸には持ち越されない。
    >そんなこたーないですかね?
    >今、もうちょっとで危なかったー、うっかり手を出さなくて良かったー、
    >みたいな一瞬、ありません?

    ああいや、ここの「そんなことない」は、
    リアル船酔いの話です。
    船で酔った後に上陸しても、船酔いの気分の悪さは持ち越されるよね?
    って意味でした。

    >あ、彼らの関係性というか、アスティファヌスのイシュトへの情愛は、「機械的同性愛」の文脈で理解してもらうと、一番納得がいくのではないかと思います。

    また知らない言葉が出て来たぞっ!
    ……なるほど。そういう意味でしたか。(調べた)
    ふうむ……まあ最後は結婚してますしねえ。
    成功しても後で修羅場になりそうですね、機会的同性愛。

    >【後編 接吻】

    >・ラカトシュ先生の退場
    >フランス人の彼女と文通したために、ラカトシュ先生はスパイの容疑をかけられて逮捕です。

    ああ、スパイ容疑だったんですね。
    てっきり本物のスパイかと思ってました。

    >掲示板の告発ポスターは生徒たちによるものですね。
    >校長先生は、婉曲に退任したとしか公表していないので。

    なるほど。

    >>暴行を「腹を押さえて」だけで済ますのは、インパクト薄いと思います。
    >彼ら中〜上流階級の坊ちゃんたちは、賢く陰湿なので、顔は狙わないのです。
    という一文を追加。

    ふむふむ。いいと思います。

    >>「僕の罪は事実じゃないか!」
    >逆切れ感ありますが、本気でそう思うなら甘んじて受け止めるしか。
    >逆ギレですよ。
    >本気で「原罪」だと思っているからこそ、どれほどの罰を受けたら赦されるんだと、終わりなき夜に悲嘆するわけです。

    矛盾してますが、確かに人間ぽい。

    >>未だ耳に残る「級長伯爵」と嘲笑する級友の声。
    >初等学校で虐められていた話ですね。ここら辺、かなり削りましたので、わかりにくかったと思います。

    ですよね。
    今作に出て来ないエピソードでしたし。

    >>「……僕は、もう」
    >「神は全てを赦したまうよ」
    >「僕はもう神を棄てている」
    >「それすらも、神は赦したまう」
    >って感じですかね。
    会話のリアリティを求めると、やはり読者(第三者)には状況がわかりづらくなるものですね。仕方ないことですが。

    やっぱそうですよね。
    およそは伝わってるので、大丈夫だと。

    >この会話において、イシュトが自身の行為として棄教を述べているので(神の存在を本当に否定していたら、神なんかいない、という言い方になる)、
    アスティファヌスは、イシュトがこの国で生きるが故の苦しみを察して、レバノンに誘うわけです。

    ああ、こっちも精神的な意味だったんですね。
    てっきり生命の危機を感じてのことだと。

    >>「……行かない。僕の祖国はこの国なんだから」
    >こっちはこっちで、自分のことで精一杯なので、アスティファヌスの気持ちなんか全く気付いていませんがね。

    まあいきなり見知らぬ国に誘われたら躊躇するのはわかる。
    旦那の実家に連れていかれる嫁みたいな。

    >イシュトは自己が全く確立されていません。
    >共産主義の思想を無批判に受け入れているために、
    >「褒められるから、これをしよう」とか、「罰せられるから、これはやめよう」とか、他者評価に依存した判断基準をもって、行動してばかりいます。
    >なので、作文書かせたら、教師ウケすることを書けるんですよ。祖国のために働くんだ、と。

    よくわかります。

    >そんな他律的で、承認欲求に基づくような行いしかできないので、言葉は軽いし、言葉が軽いから議論はできないし、
    >批判を前にして、自己を保てないんです。

    まあ、中学生ですしねえ……

    >>私は、自分も残ると言う彼を重ねて諫め、送り出した。
    >イシュト父はモスクワにいて、帰っても一人で暖房代がかかりますし、
    >年末年始は食料品店も閉まりますし(そもそも、食料が手に入りませんし)、寄宿舎に残っています。

    へーへーへー。

    >>家々から漏れた赤い光が
    >この赤は、オレンジ色くらいの意味です。赤い蜜柑になったげな〜な感じの。
    今は珍しき白熱灯ですわ。
    >もちろん、赤を思想と読んでも良いのですが。

    てっきりそうだとw

    >>胸に入り来るやや埃っぽい空気の量は変わらない。私を満たして温めはしない。
    >ここは長いので削除。

    よいと思います。

    >>樅ノ木の下に寄せられた贈り物
    >なぜ、「ノ」なんでしょうかね?
    >(予測変換で出てきたんでしょうか、わからない……)

    何か意味があるのかと、思っきり勘ぐってましたw

    >>夜が明けたらと、星は見えぬかと。
    >プレゼント開けるのは夜が明けたらですよ、ほら、ベツレヘムの星を探しましょうって意味ですけど、ここの区切りが難しいのですよね。「」に括りたいですが、変に台詞を増やしたくない。

    ああ、そういう意味か!
    これは私の読解力が欠けてました。
    確かにプレゼントを確かめるのは朝ですね。

    >>聖堂の脇戸を揺り開けて、彼は尖塔の螺旋階段を昇る。
    >場面変わってるので、この前に一行開けるべき。
    >ごめんなさい、私、場面転換ではなく、エピソードごとに空白行入れる派なので、わかりにくいですけど許してくだされ。
    「寂しさ」が続いているので。

    ふむ。そういう流儀なら。

    >>杯を受け取り、捧げ返した。
    >ここら辺、主人公の葛藤がまるで書かれていないのは不可解です。
    >唯物論的言い訳を挟んでおきました。
    >結局、イシュトは他律的なんですよね、どこまでも。見てて、腹が立つくらい。

    ふむ。よいと思います。

    >>「イシュト、君はここへ来た。神が赦し、愛したまうからだ。君も、神の子だ」
    >アスティファヌスは100%の善意で、イシュトを神との対話の場に戻してあげようとしているんです。
    >一度は神を棄てたイシュトも、社会的抑圧によって棄てざるをえなかっただけだ、神の導きがイシュトをここに連れてきた今、イシュトは赦されたんだ、もう怖がるな、と。

    行動原理はわかるけど、状況は何も変わりませんからねえ。
    今夜はよくても、明日からまた共産主義の皮を被らなきゃだし。

    >彼が空気読めない人、とは同感です。良い人なんですけどね。

    まあそれくらいの穴がないと、聖人すぎて鼻につくのはあるw

    >>幼き日に母を亡くした私にとって、接吻とは、形見の十字架へとなすものだった。
    >イシュトの父はほとんど描写していないですけど、厳格な武官上がりの幹部なので、いわゆる「父性」のイメージですかね。
    >抱擁とかキスでの交わりはほぼなく、情報としての会話のみが交わされるような関係性です。
    >もちろん、イシュトのことを愛していますし、イシュトも父を尊敬しています。

    ふむふむ。

    >>鉄鎚に頭を撃たれたような
    >「打たれた」、ですね。
    >こういう単純なミスが一番恥ずかしい。

    神は全てを赦したまうよ。

    >>蛆虫に「凄む」人はいないでしょう。
    >えっ、潰すぞコラッてなりません……?
    >Gさん出たら、紅蓮の弓矢を脳内BGMに闘いません……?
    >……ませんか。そうですか。
    >(私が虫を恐れぬ田舎者だからか?)

    凄むのは脅す目的ですから、虫を脅しても意味ないですし。
    猫に凄むとかなら、まあ。

    私は凄む暇があれば潰す派です。
    見敵必殺、サーチアンドデストロイ。

    >まぁ、アスティファヌスも自身の有責は冬休み中、重々反省したはずですし、
    >暴行を受けながらは、イシュトだけは守らなくてはと算段立てて、勇気を持てるよう神に祈っていたでしょうから、
    >この混乱にあって、愛に基づく行いがちゃんと出来たんだと思います。

    まあ、それは確かに。

    >>アスティファヌスはよろと立ち上がると、人垣に向かって歩む。
    >デキてると決め付けて吊し上げていたのに、いとも容易くイシュトが裏切った愕然と、
    >「変態性欲者」が目の前で「変態行為」をやった愕然と、
    >それは愛に基づくと理解できる故に、アレ、もしかして、俺たち事実に反した告発しちゃった? という愕然と。
    >衝撃と葛藤に陥った生徒たちなかで、アスティファヌスだけが凛としていたんじゃないでしょうかね。

    ここは要審議な気がしますが。
    まあ大胆なラブシーンを見せつけられたら、純な学生が硬直するのはわからんでもないです。

    >・レバノン着任
    >やらかしたからこそ、謝りたいんですよ。
    >謝らずに別れたために、20年間、心に抱え続けていたわけです。

    まあ、ここら辺は時が解決系ですかね。
    時間は偉大。

    >1971年ですから、だいぶ経済的にも安定してきて、緩く西側に接近していたころですが、
    >イシュトはまだ、完全にキリスト教徒に戻ったわけではありません。
    >アスティファヌスに向けた最大の greeting として、幼年時代ぶりに十字架を切ったばかりです。

    あら、そうなんですか。
    私なら、キリストばりに暴徒から自分を救ったアスティ見たら、共産主義倒れずとも信教復活しそうかなと思ってました。

    >ちなみに、イシュトも妻帯者ですね。世間体のために娶った女ですが、愛してはいるそうですよ。

    やっぱ世間体あるんでしょうねえ。

    >【反省】
    >一言でまとめると、ハイ・コンテクストが過ぎる、という感じですね。

    (ハイ・コンテクストを調べる)
    ……ハイ。

    >書いてあるはずながら見落とされていた記述も多かったので、情報量の多さがよほど読むのにご負担だったんだなとはわかります 笑。
    >本当に、ありがとうございました。

    まあ、クイズかな?みたいな形式が多いとは思いました。
    読み落としがあったら申し訳ないです。
    というか、大半の人間が読み落とすというか、それ以前にリタイヤしそうです。

    >字数制限上、詰め込まざるを得なかったんですけど、差し引いても、主に思想と歴史背景に対する前提知識の要求ラインが高い。
    >ので、「善」やら「自由」やらの単語が、記号しとして扱われがちになる。

    この内容で字数制限は鬼門でしょう。
    題材に対してきつすぎるとしか思えません。削るべきを削らないと。

    >体言止めが多いのは、紙幅の都合上もありますが、
    >イシュトの賢さ、すなわち、認識したひとつの物事と関連するいくつもの項目を瞬時に頭の中で照覧できるような、頭の回転の速さを表したかった意図もあります。

    わからなくはないです。
    私も体言止め多用するのは、バトルで速さを表現する場面とかですし。
    ただ、速さを優先するため、説明が不足しがちになるのも共通点かと。

    >ハイ・コンテクストな会話も、ある意味、賢さや教養の証左でもありますからね。
    >中〜上流階級のインテリを登場人物に、純文学を書くとなると、どうしても陥りがちなのかもしれません。

    台詞に関してはそうならざるを得ないのはわかりますが。
    エンタメ派なら、そこでわからない部分は解説しますからね。
    この小説、解説がほぼゼロですから。

    >(言っちゃなんだが、頭の悪い会話を小説で繰り広げられると、読む気がなくなる人間でして)

    私も同タイプですが、禅問答が続くのも同じくらい読む気が失せます。

    >解決策は三つですかね。
    >1、想定読者ラインの引き上げ。
    >2、文章内容・文面の簡易化。ロー・コンテクスト化。
    >3、ページ数の増幅。作品を読み進めるうちに慣れてもらう。
    >……たぶん、私が取るのは3つ目でしょうかなぁ。

    私なら迷わず2ですが、まあここは方向性の違いという奴でしょう。

    >あと、今いる読者を大切にすること。本当、ありがたいことですよ、こんな思春期の煮凝り作品に付き合っていただけるなんて。

    はい。今いる読者を大事にするのが一番です。
    読者を増やしたければ、色々挑戦する他ないとは思いますが。

    私もエンタメエンタメ言いながら、ろくすっぽ読まれもしない本格バトル小説が看板だったりするので、小鹿さんをどうこう言える立場じゃありません。

    書きたいものを書いて、読んでくれる人に感謝する。
    結局、これしかないんだと思いますね。

    >なんか、やっぱり本編より返信の方が長くなってしまったみたいで。すみません、話の長い人間で。
    >改めてありがとうございました。

    こちらこそ。
    タイプこそ違えど、有意義な時間を過ごせたと思います。

    >書く方も大変って言っていただきましたが、まぁ、良いんですよ。調べている時間、調査内容をストーリーに反映させている時間が、とても楽しいので。

    これは確かに。
    楽しい時間は気になりませんもんね。

    >私のために、かなり睡眠時間とオブラートを消費させてしまったようで申し訳なくも思います。お加減悪しくありませんか??

    大丈夫です。緊張はしましたが。
    むしろ延々と誤字が続く小説の方が、精神的につらかったですw

    >近況ノートは、最後の一冊に入りましたね。
    >あと少し、頑張ってください!

    御心配ならびに応援、ありがとうございました。
    お陰様で、企画を完走できました。
    返信終了後は、トカイ産の貴腐ワインで締めくくろうと思います。

  • わーい
    いっぱいお返事もらえたぁ〜

    というわけで、ありがとうございました🥂
    トカイワインで乾杯!

    わかるかっ!!! のツッコミに笑いながら読ませていただきました。
    わからないですよねぇ〜、ええ、そうでしょうとも 笑

    哲学の教科書をひっくり返しながら、ほぼ履修していない現代東欧史の論文読みながら、
    結局のところなんなんだ? ってなりながら、書いていましたので、本人が。

    ちなみにですが、私の専攻は日本史ですが、教員免許を中高の地歴公民で履修していましてね。
    大学では哲学や心理学系の授業をよく取ってきたわけです。心理的未発達ゆえに自他の境界が曖昧になるだとか、機会的同性愛だとか、やたら心理学系のキーワードが出てくるのも、そのためです。
    加えて、前学期は道徳教育科目と、「逸脱」について扱う社会学を取っていましたので、なおのこと。

    で、キリスト教文化圏における同性愛ってどうなのってご質問ですが、貸出履歴からみるに、どっちかの本に書いてあったんですよね。道徳教育のレポート書くさいに見たんですよ、たしか。

    池田潔『自由と規律 : イギリスの学校生活』(岩波書店、1963年)(岩波新書 ; 青版-17, C141)

    宮川敏春『英国人らしさの理想と教育 : ヴィクトリア朝期の訓育と母国語教育を
    中心に』(日本図書刊行会、1997年)

    『自由と規律』は1920年代のイギリス、名門パブリックスクールに通っていた池田氏の回想的自伝、
    『英国人らしさの理想と教育』はイートン校の教育的な変遷を追った学術書。

    なので、たぶん後者だったと思いますが、ヴィクトリア期以前の寄宿舎では、飲酒喫煙暴力同性愛なんでもありの無法地帯だった、と。同性愛というか、下級生に対する性的虐待ですが。
    そこに規律(校則)を持ち込んで、イギリス社会に望ましい人格の形成を試みた、という流れでした。

    例として示すには弱いですけれど、キリスト教文化圏に生まれ育ったとしても、環境や素質によっては、十分に同性愛的行いに及びうるとは間違いではないと思われます。

    もちろん、同性愛は長いこと精神医学における治療対象でしたし、障害者と並んでナチスの迫害対象でしたし、キリスト教的にも共産主義的にも認められたものではありません。

    ハンガリーの法律的には、同性愛は違法だったようですね。1951年時点では。1961年には非犯罪化していますが、同性愛者として警察に登録されることはあったようです。怖。

    このような社会的背景の一方で、
    思春期の不安定な心理状態、同性のみの特異な環境(機会的同性愛)、彼ら二人が学校において既に「マイノリティ」であったがゆえの心理的な近しさ……など、
    複合的に重なり合っての親密さは、成立しうるのではないかな、との判断でした。

    ここらへんは、物語世界におけるタブーと、それを破らさせるトリガー条件、トリガーを引かせるに足る心理的/環境的要因、これらの設定値をどうするかの問題な気がしますね。

    たぶん、梶野さんはヘテロ男性かつ機会的同性愛の実感? 経験? がないことと、わりと社会に共有される価値観を重視する傾向から、設定値が高めなんでしょうね。

    私は、中高共学でしたが、同性愛とりわけてホモセクシャルを嫌悪する空気はありながらも、(機会的)同性愛の実例がいくつか身近にて観測されましたし、自身の経験としてもあります。
    加えて、面従腹背を地でいくタイプの精神の自由これ至上主義者なので 笑、
    設定値はわりと低めになっていると思います。

    設定値の低い人×低い人が近くにあれば、トリガー引かれてもおかしくないよね、みたいな。

    ちなみに、ハンガリーの性教育の歴史(A szexuális nevelés története)を調べたら、長々しい論文がPDFで出てきました。
    それによるとですね、性教育が学校にて施され始めたのは1970年代以降ですが、それもカリキュラム(保健や家庭科分野)にて教えられたわけではないようです。
    性教育が遅れていると言われる日本と、大まかな流れに差はないかなって感じでした。

    なお、『自由と規律』は学園モノとしても良書なのでおすすめですよ!
    こんな高校生活を送りたかったと思える、知性と若さ、人徳に基づく愛が満載の一冊です。


    えー、今回、いろいろ突っ込まれたことで、自分の語彙がかなり文芸・社会学・哲学に偏っていることを、再確認させられましたね。
    知識は新たな知識を得る助けになりますから、専攻や資格界隈の知識に偏重していくことはある程度仕方ないことですが、
    それをカバーするよう努力すべきですし、自身の知識・語彙のニッチさをもう少し自覚した方がいいと思いますね。他人事みたいに言いますが。
  • お話変わりますが、梶野さん、また感想書き企画なさるそうで。
    そのときのご参考にしていただけるかもしれないので、少しご提案させていただきます。

    参加条件に、以下の2つが守れること、とするのはいかがでしょうか?

    ①段落の行頭字下げ、「!」や「?」の直後には空白スペース、「……」は偶数個で並べる、などの基本的な作文様式が守られていること。
    ②一文ごと、および一段落ごとに空白行を挿入していないこと(ポエム、童話系作品を除く)。

    この条件を今回の企画に反映しますと、14作品(前後)が引っかかることになるんですね。驚くことに。
    (いやぁ、よく全作品に感想書かれたなぁとしか……)

    感想文の方も、特に後半、書き手のしんどさが滲み出てきてしまっていましたし(失礼)、
    梶野さんの精神衛生&睡眠時間確保のためにも、ある程度のラインを示した方が良いのではないかなと、思った次第です。


    ちなみに、なんですが。
    上のライン引きは、私が昨年、感想書き企画を行ったさいに用いたものです。
    少なくとも、文章に大きな破綻のない作品が集まりました。
    まぁ、文学性の高い作品であること、だとか、歴史物なら参考文献一冊以上読んでいること、だとか並べちゃいましたから、
    自分は物語を書けているんだというプライドをお抱きの方が集まられましてね、
    当然のごとく、幾人かとは相当にバトることになったわけでしたが……笑

    参加者の皆さんにそれぞれ近況ノートを立ててもらって、私がコメント欄に書き込みに行く、私が書き込んだらお礼なくノートを消しても良し、というスタイルでした。
    参加者自らの手元に批判の文章が残ってしまうので、余計にヒートしやすかったのかなぁと。

    梶野さんもおっしゃっていたように、作品として一話につき1感想ずつ投稿していくスタイルが良かったかもと考えています。
    で、各話のコメント欄に挨拶や反論にきてもらう。
    感想文が気に入らなければ、その旨をコメントしていただいて、投稿した感想を消した上で、「参加者の意向により欠番」と編集する……のが、良いかなぁと。

    撃たれる覚悟のある奴だけ来い、とは思うんですけど……! それでも、感想書きは、あくまで参加してくれる皆さんの作品あっての文章ですからね。

    お互いに素人ながら、批評する側とされる側、どうしても力関係はする側に偏ってしまいます。
    ちょっと違うなとか、弁明したくてもできない参加者さんもいると思うんですね。
    ですから、内容が参加者の方の意向に沿わなかった場合、掲載の取り消しが約束されていた方がよろしいと思うのです。


    なお、私の企画への反省として、『私、小説書くとき、ここに気を付けてます。』というエッセイを書きました。

    https://kakuyomu.jp/works/16816452219794190829

    小説の構成以前の問題、文章の書き方について、長々と書いたものです。
    よろしければ、チラリとでもご覧ください。

    今後、感想書き企画を行うときは、とりあえずこれ読んで、自分はクリアできてるなって思った人だけ応募してって言いたいくらい、
    とっても基本的な文章作成の注意点を並べています。

    梶野さんの感想のうち、文法や文章表現そのものに対する指摘を読んでは、
    いや、マジそれ。
    と思っていたわけですよ。

    もう、ほーんと。
    梶野さんの突っ込み力がもったいない。もっと有効活用すべきじゃなかろうか、と思ってしまったがゆえの差し出がましきご提案でした。

    では、よき晩酌を🥂
  • >白木犀さん

    お待たせしました。
    改訂後の作品、読み直しましたので、再度感想を書いておきます。
    特に違和感のなかった部分はスルーしています。

    例によって、感想やアドバイスはご自由にお使いください。
    最終的には作者の判断にお任せします。


    【10】雪月ノ屑(白木犀)
    https://kakuyomu.jp/works/16817139557565443762
    元感想
    https://kakuyomu.jp/users/kamemushi_kazino/news/16817139558641572246

    >【雪月】は自身の縄張りを、極寒の冬に変貌させる力を持っていた。

    気に入ってた設定でしたので、採用されて嬉しいですw
    ただ「倒すと雪が止む」という描写があまりないのが惜しい。
    ここはぜひ、追加されるべきだと思います。
    闘いが終わり、世界の宿敵を一つ排除したという達成感が伝わりますので。

    >ぱさぱさとしたパン、器に盛られたサラダ、鶏肉のソテー、とうもろこし味のスープ。そんな夕食が、テーブルに並べられていた。

    「冬を呼ぶ」設定にしたことで、多少いじるべき場面。
    世界が冬になっているなら、食材も限られるはず。
    寒冷地でも取れる野菜や穀物に置き換えた方が、危機感が出てよいかと思います。

    >俺の二倍ほどの大きさ。
    最後ですし、三倍くらい盛ってもよかったかもw
    前回と同じ表現ですしね。

    >視界が揺らいで、地面に叩き付けられる。唾を吐く。
    「唾を吐く」だけ浮いています。
    「くそったれ!」的な感情を込めて……ならわからなくもないですが、多分そんな余裕あるシーンではないはず。
    私なら「激痛に思わず呻いた」とかにしますかね。

    >【シルフィネ】は段々と、光に包まれて消えてゆく。
    ここも「雪が止む」描写を加えると、より効果的かと。

    >俺たちは頷き合って、戦場を後にした。雪の先に広がる空は、暗い灰色で満たされていた。

    ここも、積雪はすぐに解けないからよいとして、
    「ナワバリの冬」が解除された描写的には、「晴れた空」にすべきです。
    主人公たちの(この時点では)希望に満ちた未来の表現にも合っています。

    もしも「灰色の空」が、「メナータの裏切り」の暗喩なのであれば、
    私なら「晴れた空」に加えて、別の何かで表現します。
    例えば「雲一つない青空に、白い月が解け残った雪のように浮かんでいた」とか。

    >四話ノ一(選択肢1を選択)

    >長い体をによって、囲い込まれたことに気付く。
    「を」は不要です。

    >体長は、かつて俺たちが暮らしていた家よりも長かった。

    家のサイズがわかりませんが、三人暮らしですし知れてると思います。ここはどどんと「町の外周よりも」とかで。ラスボスですし。

    >四話ノ二(選択肢2を選択)

    >その赤い液体を見て、香りを嗅いで、浴びたことで、俺は言い表しようのない恍惚に支配された。

    ここら辺、綺麗な表現ですね。

    >この【人間】は――レヌは、俺にとってどうしようもなく大切な、ひとだった。

    悪くないですが、「どうしようもなく大切」はちょっと引っかかる。
    「かけがえのない」の方がストレートに伝わる気が。

    >雪の降る町を駆けながら、俺は咆哮を上げて、どこか遠いところ――レヌを殺さないで済む場所――へと向かった。

    うん。よい終わり方になっていますよ。


    四話ノ三(選択肢3を選択)

    >レヌはその【雪月ノ命】を逡巡するように見つめてから、意を決したように拾い上げて、それを飲み込んだ。

    「ように」が被っています。
    「レヌはその【雪月ノ命】を逡巡するように見つめてから、意を決して拾い上げ、それを飲み込んだ。」


    読後の感想。
    かなりの部分、アドバイスを拾っていただけた様子。
    改訂によって、細部の問題点が解決され、話に筋が通りました。
    これで疑問を抱かず、物語を楽しめるというもの。

    よい仕上がりだと思います。お疲れさまでした。
  • 【4】あさぎです。

    お疲れ様でした。
    大変貴重なご意見をありがとうございました。
    さて、『分岐店』ですが、ひとまず改稿いたしました。
    まだ伝わりづらいところもあるかもしれませんが、よろしければご一読ください。
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219148280632
  • >小鹿さん

    >というわけで、ありがとうございました🥂
    >トカイワインで乾杯!

    いえいえ、返信こそいっぱいだったんでw
    乾杯!と言いたいとこですが、まだ返信来てるので、落ち着いてからにします。
    食前酒か……たまには真面目に料理作ってみるか……

    >哲学の教科書をひっくり返しながら、ほぼ履修していない現代東欧史の論文読みながら、
    >結局のところなんなんだ? ってなりながら、書いていましたので、本人が。

    ああ、そこは専門じゃなかったんですね。
    てっきりそうだと思ってましたわ。脱帽。

    >で、キリスト教文化圏における同性愛ってどうなのってご質問ですが、貸出履歴からみるに、どっちかの本に書いてあったんですよね。

    参考文献、感謝です。
    いつかそこに触れる作品書きたくなったら、参考にさせていただきます。

    >例として示すには弱いですけれど、キリスト教文化圏に生まれ育ったとしても、環境や素質によっては、十分に同性愛的行いに及びうるとは間違いではないと思われます。

    なるほど。改革はあれど、地域差はあると。
    まあ、おかしくはないですかねえ……
    寄宿舎BLも根拠がないわけではなかったのか。

    >ハンガリーの法律的には、同性愛は違法だったようですね。1951年時点では。1961年には非犯罪化していますが、同性愛者として警察に登録されることはあったようです。怖。

    素晴らしい。この情報こそ知りたかった奴です。
    同性愛で警察に登録ですか。犯罪予備軍って扱いなんですかね。
    怖すぎる。日本がいかにユルかったかって話ですなw

    >このような社会的背景の一方で、
    >思春期の不安定な心理状態、同性のみの特異な環境(機会的同性愛)、彼ら二人が学校において既に「マイノリティ」であったがゆえの心理的な近しさ……など、
    >複合的に重なり合っての親密さは、成立しうるのではないかな、との判断でした。

    レアケースとしてなら、理解できる話です。
    ただ、BLものって、それが普遍的というか常識として扱われるじゃないですか。
    「●●と××ってデキてるの?」みたいな。
    レアならともかく、全員がそういう感覚になる世界はファンタジーじゃないかと思うんですが、どうでしょうかね。集団意識で染まるもんでしょか。

    >ここらへんは、物語世界におけるタブーと、それを破らさせるトリガー条件、トリガーを引かせるに足る心理的/環境的要因、これらの設定値をどうするかの問題な気がしますね。

    確かに。
    まあ小説ですし、リアリティうんぬんという議論すら、本来は「フィクションだし」の一言で終わる話ですからねw

    >たぶん、梶野さんはヘテロ男性かつ機会的同性愛の実感? 経験? がないことと、わりと社会に共有される価値観を重視する傾向から、設定値が高めなんでしょうね。

    うーん、確かにリアル経験はないので、そこで懐疑的というのはあるります。
    機会的同性愛も、女性同士ならわかるんですが。よくきく話だし、知り合いにそれっぽいコもいましたし。
    でも男性間では、寡聞にして聞いたことがないです。男子校でも共学の時も。読み物でも。

    BL以外でありますかね機会的同性愛って。
    漫画だと何だろ……「ここはグリーンウッド」とか?
    あれは男子寮でヘテロ男性が「運命的」に男に惚れる話でしたが、機会的かというとちょっと違うというか……
    私はよしながふみ(大奥、今夜何食べた?など。BL作品メイン)もよく読むんですが、あれはガチの人ばかりで、機会的ってわけじゃないですし。
    何かこれぞ「機会的同性愛(男性間)」という読み物があれば、是非。この際、多少難しくてもいいんでw

    あ、ちなみに私が社会的価値観を重視してるのは、あくまでこの小説が史実に立脚した作品だからであって、本人の性格とはあんま関係ないかとw
    ギャグテイストだったら、この疑問もスルーしてたと思いますし。

    私自身は、モラリストの自覚は多少ありますし、そこのご指摘はそんな外れてないと思うんですが、行動が一切伴わないので。
    友人には「AっぽいB」「BっぽいA」と両方言われます。
    「良識には従うが、常識には従わない」が私の座右の銘です。
    書いてる小説の方が(わりと)常識優先なのは、私の普段通りに書くと、常識を逸脱するのがわかりきってるからですw

    >私は、中高共学でしたが、同性愛とりわけてホモセクシャルを嫌悪する空気はありながらも、(機会的)同性愛の実例がいくつか身近にて観測されましたし、自身の経験としてもあります。

    ここの経験差は大きそうですね。
    私もそういう知人がいれば、あっさり頷けたのかも。
    女性同士ならわかるんですがねー。

    >加えて、面従腹背を地でいくタイプの精神の自由これ至上主義者なので 笑、
    >設定値はわりと低めになっていると思います。

    設定値を意図的に下げる……書き手としては欲しいスキルですが、
    同性愛に関する限り、本音の共感は出来ていないので難しそう。
    たとえ書けても薄っぺらくなりそうで。
    どっかで理解に目覚めたら、可能性はあると思うんですが。

    >設定値の低い人×低い人が近くにあれば、トリガー引かれてもおかしくないよね、みたいな。

    ここは、レアケースとしては理解できます。

    ここまで話していて思ったのですが、私が否定してる部分って、
    機会的同性愛の部分ではなく、それに関わる人間の感情や、周囲の反応かもと思い至りました。

    設定値の低い人×低い人が惚れ合う→レアケースならわかる。
    それが葛藤なく進行する→最初くらい疑問覚えない?
    周囲はそれが普通の認識→全員レアケースなんかーい!

    こんな感じ。
    もし私が書くなら、例えばアスティがイシュトに添い寝したり、髪を触れて来たら超警戒させますね。ナチュラルな拒絶と言うか、「そういうのはちょっと」みたいな反応を書くと思います。そこから次第に許せる関係に傾いていく感じじゃないかなーと。イシュトが本来ヘテロならって話ですが。

    学校の他の学生もそうで、こないだまで犯罪扱い、過去には悪名高かった寄宿舎の同性愛ですから、悪徳の自覚は持ってるはず。BLでよくある「これが普通」感覚が、私はずっと謎でした。まあそういうもんだと呑み込んできましたが。

    今作ではそこの点は描写がないですけどね。ラストの糾弾時に「変態行為」と呼ばれてるのは、本気なのか、わかった上での悪口なのかわかりませんが。
    まあでも集団心理は理解できますから、閉鎖空間での常識改変は結構ありそうかな……ここは譲ってもいいかもしれません。

    >それによるとですね、性教育が学校にて施され始めたのは1970年代以降ですが、それもカリキュラム(保健や家庭科分野)にて教えられたわけではないようです。
    性教育が遅れていると言われる日本と、大まかな流れに差はないかなって感じでした。

    学校教育に関してはそうかもですが、日本は家庭の性教育がほぼ皆無なのと、成熟の速度差がかなりある気がします。地域差はあるんでしょうが。
    ここら辺は私も興味あるので、調べてみたいところです。

    >なお、『自由と規律』は学園モノとしても良書なのでおすすめですよ!
    >こんな高校生活を送りたかったと思える、知性と若さ、人徳に基づく愛が満載の一冊です。

    ほうほう、覚えておきます。
    パブリックスクールもの書きたくなる日が来るかもですし。

    >えー、今回、いろいろ突っ込まれたことで、自分の語彙がかなり文芸・社会学・哲学に偏っていることを、再確認させられましたね。
    >知識は新たな知識を得る助けになりますから、専攻や資格界隈の知識に偏重していくことはある程度仕方ないことですが、
    >それをカバーするよう努力すべきですし、自身の知識・語彙のニッチさをもう少し自覚した方がいいと思いますね。他人事みたいに言いますが。

    小鹿さんの場合、頭が良すぎて普通の人用の翻訳に困る感じでしょうね。エンタメ派は「噛み砕いて書く」スキルが必須なので、そこの違いかと。
    専門外の方と話す機会を増やして、「ああこれ通じないんだ」と理解するのが一番の近道だと思います。私もそんな感じですし。

    まあ、私の問題はそもそもの頭の悪さで、こればかりはどうしようもないんですがw
  • >小鹿さん 返信その2

    >お話変わりますが、梶野さん、また感想書き企画なさるそうで。
    そのときのご参考にしていただけるかもしれないので、少しご提案させていただきます。

    拝聴しましょう。

    >参加条件に、以下の2つが守れること、とするのはいかがでしょうか?
    >①段落の行頭字下げ、「!」や「?」の直後には空白スペース、「……」は偶数個で並べる、などの基本的な作文様式が守られていること。
    >②一文ごと、および一段落ごとに空白行を挿入していないこと(ポエム、童話系作品を除く)。

    あーーーー。
    これは難しい問題ですねえ。
    いや、おっしゃることは超理解できますし、採用すれば楽になることはわかり切った話なんですが。
    私自身が、ラノベ系でも文学系でもない、コウモリじみた中間的な書き手であることが、この悩みの一番の原因だと思います。

    まず私自身の作風ですと、①は当然守るとして、②は作品によっては段落ごと一行入れはあり(読みやすさ重視で)、一文ごとは生理的に無理。という感じです。

    ただこれは私のルールで、他人様に進言するからには説得力が必要です。
    たとえばプロ志望の人なら、「こんな書き方ではプロだと門前払い」とか言えるわけですが、登竜門がほぼラノベであるカクヨムで、その指摘をしても響かないでしょう。
    ラノベの投稿基準で、どの程度文章形式見てるのか知りませんが、ろくすっぽ形式守らない作品が星集めてるのを見る限り、重要視はされてないんだろうなと思います。

    郷に入れば郷に従えとも言いますし、本来、私がそういう書き方に寄せるべきなのかと思ったこともあります。が、長く文章を書いていて、やはり読みやすく馴染みあるのは今の形式であると結論、多数のラノベ読者にはスルーされるのを覚悟で今に至る次第です。

    ある意味、我々の方がマイノリティなのがこの場所なのです。
    おっと、我々とか怒られるな。こういうところがコウモリ。
    (普通の小説投稿サイトがあればいいんでしょうがw)

    自分の好みで読む・書くするのはいいが、他人様に言えるものなのか。
    そこは非常に難しく、感想内でも指摘したのは「きちんとした文章形式を守っている書き手のミス」に限られます。内容的に「普通の形式にすべき」と勧めたことはありますが。後は極端に読みづらい場合とか。誤字脱字とか。ありえない記号表記とか。

    もちろん、小鹿さんがそういう制限を設けて、その枠内で感想を書くのは至極まっとうな話です。
    ただ私はコウモリなので、下手すれば小鹿さんの枠すら外れますw

    それに文学でも、実験的な文章や記号の使い方と言うのは存在しますし、そこを全て選外と断じてしまうのは、私はもったいないかなとも思うんですよね。
    まあ、「形式を守らずとも面白い作品」は、カクヨムではついぞお目にかかったことがないんで、机上の空論感はありますがw

    もう一つの理由は、「向上心はあるけど誰も教えてくれない」という初心者の指導も考えにあるからです。
    カクヨムはいいサイトですが、批評は原則禁止レベルで九割が誉め言葉です。
    真に受けて天狗になった初心者が、そのまま書き続けるケースは多々あると思います。誰かしら正面から本音で感想くれる機会があった方がよいと思うのです。よかれあしかれ。

    私自身、未熟もいいとこの書き手ですし、自分が絶対正しいとか露ほども考えていませんが、「私程度でも言えること」であれば、何かしら伝えていくのが「善」だと考えます。

    文章的な部分でフルイをかけると、そういう書き手はスポイルされてしまうので、やはり文章面で条件を絞るのは、私的には出来ないかな、と思う次第です。

    あ、でも文章以外の条件、一つだけ考えてあるんですよ。
    今回の反省を生かして。
    それはまあ、次の開催の時にでもw

    >感想文の方も、特に後半、書き手のしんどさが滲み出てきてしまっていましたし(失礼)、
    >梶野さんの精神衛生&睡眠時間確保のためにも、ある程度のラインを示した方が良いのではないかなと、思った次第です。

    いえいえ、お気持ち痛み入ります。
    後半はオブラートがソールドアウト状態でしたねえ。
    改善としては、やはり30は多すぎたなと。
    20くらいにすれば、オブラートも持つんじゃないかと思いますね。多分。

    >自分は物語を書けているんだというプライドをお抱きの方が集まられましてね、
    >当然のごとく、幾人かとは相当にバトることになったわけでしたが……笑

    これはこれで見たいw
    他人のもめ事は蜜の味ですな。

    >梶野さんもおっしゃっていたように、作品として一話につき1感想ずつ投稿していくスタイルが良かったかもと考えています。

    注目という点もそうですが、近況ノートは修正が利かないのも不便でした。
    追記や訂正がしやすい面、読み物にした方が便利ですね。
    他人様の作品をネタに喧伝するのもどうかと思っていましたが、作品の宣伝になるならアリと考える方もいるでしょうし。さっきの話じゃないですが、覚悟を問う意味で、ほどよい線引きになるかもしれません。

    >感想文が気に入らなければ、その旨をコメントしていただいて、投稿した感想を消した上で、「参加者の意向により欠番」と編集する……のが、良いかなぁと。

    これ、普段の辛口感想では書いてますね私も。
    今回は近況ノートですし、そう読まれるものでもないと思って省きましたが、作品としてアップするなら配慮すべきなのかな。考え処。

    >お互いに素人ながら、批評する側とされる側、どうしても力関係はする側に偏ってしまいます。
    >ちょっと違うなとか、弁明したくてもできない参加者さんもいると思うんですね。
    >ですから、内容が参加者の方の意向に沿わなかった場合、掲載の取り消しが約束されていた方がよろしいと思うのです。

    これはわかります。
    なので私も、反論用のノートを用意しました。
    交流にも使えるかもとの予想通り、今まさに長文を書いておりますw

    まあでも、皆が皆反論したり、納得できたりする「よい子」じゃないだろうことは想像つきます。
    揉めまくるくらいなら、削除の用意があった方が無難かもしれません。
    ただそうなると、覚悟が減じる恐れもありますね。
    ううーん。ここはちょっと次回までに考えておきます。

    >なお、私の企画への反省として、『私、小説書くとき、ここに気を付けてます。』というエッセイを書きました。
    >https://kakuyomu.jp/works/16816452219794190829

    作品読みながら、ちらっとだけ目を通しました。
    「引き算知ってるやん!」てなりましたねw
    今度、改めて読ませていただきます。

    >梶野さんの感想のうち、文法や文章表現そのものに対する指摘を読んでは、
    >いや、マジそれ。
    >と思っていたわけですよ。

    ありがとうございます。
    でも「何言ってんだこいつ?偉そうに」って思ってる人も絶対いますw

    >もう、ほーんと。
    >梶野さんの突っ込み力がもったいない。もっと有効活用すべきじゃなかろうか、と思ってしまったがゆえの差し出がましきご提案でした。

    いえいえ、ご心配おかけしました。
    まあ色々無茶の過ぎた企画でしたね。我ながらよく完走できたなと。
    次はもう少し、余裕をもって対応できるようにしたいです。
    当分は小説を書きたいですが。

    改めて、ありがとうございました。
    トカイワインの感想は、飲んだ日に別のノートにでもアップしときますw
  • >あさぎさん

    再読いたしました。

    店長の過去話は格段にわかりやすくなりましたね。
    簡潔ながらこの国の悲劇が目に浮かぶようで、素晴らしいです。

    ラストの王女の台詞、「わがまま」についてはまだ引っかかりますが、迎えにきたのが追手であること、「殺戮の責任を負う」「この国を治める覚悟」とはっきり書いたことで納得できます。短いながら、よい追加です。

    >さぁ、殺戮の責任を負う時がきた。血塗られた手だとしても、この国を治める覚悟と誇りはあるか否や。

    一点。ここの「あるか否や」だけは微妙です。
    語尾を揃える言い回しなので「あるや否や」または「あるか否か」がよいかと。

    ともあれ、物語としてはかなりよくなったかと。
    王女の覚悟も店長の過去も、輪郭がくっきりして腑に落ちる感じです。
    進言した甲斐があったと思いました。

    改訂、お疲れ様でした。
  • >ゆげさん

    お久しぶりです。
    改稿した作品、再読してきました。

    もとから読みやすい文章でしたが、さらに磨きがかかり、引っ掛かる部分がなくなったと思います。

    「ちんこくさい」のオチは、まあベストではないですが、以前の「オチすらない」よりはずっとマシなので、改善ではあります。
    私もベストが思いつかない難しいやつなので、これはしょうがないかとw

    ルビ問題は、

    最近漫画|《黄金神威》

    と書けば、ルビとして拾われないはずです。

    改稿お疲れさまでした。
    今後の活躍に、期待しています。
  • 梶野さんからアドバイスをもらった【18】の者です!

    カクヨム甲子園に出したのですが、やはり最終選考まで残る事は出来なかったです…

    受験が終わったら頂いたアドバイスの通りに書き換えますね!
  • >裕貴さん

    おお、お久しぶりです。律儀に報告、ありがとうございます。

    カクヨム甲子園は残念でした。
    まあ甲子園は毎年あるんですし、心機一転ですね。
    どのみち受験もあるようですし、改善しつつ新作構想練られるとよいと思います。

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