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気に入らないエンディング

わたしはホラーが好きだ。
だからバッドエンディングもそれなりに楽しめる。
だが、どうにもキライなエンディング、あるいは展開みたいなものも存在する。

それは、生存ルートが示されないものだ。
たとえ主人公が死のうとも、こうしていれば助かっていたのだとわからないもの。
そんなものはキライだ。
ちゃんと示されれば納得できる。
ただ、主人公が選択を誤っただけだからだ。

しかし、「これ、どうやっても助からなかったよね」
みたいな展開は、そもそもなんのために頑張ってきたのかわからない。
なぜむだな努力をなぜ見せつけられねばならないのか。
俺の数時間を返せ。
助かるための方法論をいろいろ考えていた俺の努力はどうなるんだコノヤロー。

その手の作品を見ると(ほとんど映画だが)、ほんとうに損した気分になる。
だから、必然的にハッピーエンドを求めるようになるのだ。

ただし、主人公そのものの生存が作品のテーマに関わらないのなら、その限りではない。
たとえば、子になにかを託す、自身の死によってなにかを成すなどだ。

バッドエンドクリエイターたちには猛烈に反省してもらいところである。

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