え~、今回は創作に関するお話です。
なんとな~く、気づいたことを書こうかなと思います。
題名にもあるように、「面白くて続きを読んじゃう作品」「面白いけど後回しにしちゃう作品」どっちも面白いのに、この違いはなんでしょね? とちょっと気になった。
で、思ったんだが……。
続きを読んじゃう作品は「続きが気になる」作品だ。
ようは「この後こうなんのか?」って予想しちゃう作品。
ちょっと悪い言い方をするとその作品はテンプレだった。
こう書くと語弊があるが、作品そのものはテンプレじゃない。設定はかなりオリジナルに富んでいる。
剣と魔法の世界でもないし、よくある恋愛ものでもない。
ただ、展開がテンプレなのだ。
「こうなるんだろうな」って予想できる。
それゆえに気になってしまった。
自分の予想が合っているか確かめたくなってしまう。
それでついつい読んでしまった。
逆に「面白いけど後回しにしちゃう作品」は世界観が独自のものが多い。
ファンタジーでも作者特有の世界観がある。
もちろん、「つい続きを読んじゃう作品」も作者特有の世界観はあった。むしろ強い。
だが、舞台は現代日本。世界を掴むうえで必要とする情報量が圧倒的に少ない。
このあたりの脳への負担も、今読むか、後回しにするか大きいと思った。
で、まあ結論。
展開がオリジナルすぎる作品は先を予想しない、というかできない。
また、予想をつねに裏切ってくる作品、たとえそれが良い意味で予想の上を飛び越えてくる作品でも予想をしなくなる。だって当たらないから。
よく聞く言葉がある。
読者の予想は裏切ってもいいが、期待は裏切るなだ。
テンプレ=読者の期待と言い換えられる。
テンプレが好まれるのも納得できる話だ。
理想は読者の予想に沿った作品を書く。
「やっぱこうなったか」の納得感や優越感を満たしてやる。
で、ときどき「え? こう来んの?」みたいな読者の予想の上を行く。
こんな感じゃなかろうか。