まあ、余り過激に書いてもしょうがない。
書きたいことは本当はいっぱいある。
それは全体を俯瞰したところのジャンルだったり。
その特定のいくつかのジャンルの内容における傾向だったり。
もう、そう言う事をいちいち考えてもしょうがないのだ。
今は若い人たちの時代だ。
彼らが不勉強なのに小説と称する代物を書き殴り、垂れ流していたとて、だれもそれを責める筋合いはない。
ジャンルだって、その内容は変貌するのだろう。
そして、いつか古典を振り返った時に、古典が酷く古臭い物だと嘲うのだろうか。
本来、どのジャンルにおいても、守らねばならぬ一線があるのに、そうしたことすら学ぼうともせずに、書き連ねて行く事は、革命でも何でもない、文学の退化に他ならないが、それを止めるすべもない。
そう思って、せめて持っておくべき「心」構えだけ、書いた。
ようやく、これで自分が書いている娯楽小説に取り掛かれる。
別段、小説なら、こうでなきゃいかんとか、こういう文体はNGとか、そう言うのは無視する。せめて誤字、脱字と意味が違う熟語の誤用だけは気を付ける。
そんな程度で、力の抜けた娯楽小説であろう。
まあ自分で書いて、まずは読んでみて面白い。先を読もう。と思う様な小説になる様、頑張るのみである。
「真面目なる主人公の行動よ、その真面目こそ、面白くなれ。」と思いながら。