彼女は出て行った。
ひどい喧嘩をしたのだ。
「ねえ、また同じことをするの」
「僕の三周年は一回しかない!とか。寝かせると感動が死ぬ!とか 恥ずかしいことを自分自身に言い聞かせるようなことをして」
「あとで身もだえするような恥ずかしい感想ばかり書いて」
「お祭りはひと月もないだろうけど、結局あなた半年くらい連続ダメージ受けてたじゃない」
「こっそり理想郷で二次書くとかストレスなら他にやりようもあるでしょう」
「なのにまた始めるの! もうそんなあなた見たくない!」
そういって、彼女はトランク一つを下げて、出て行った。
僕は……その背中を黙って見送って、そして天(井)に向かって叫ぶ。
「祭りだあああああああ」
……出て行った女の名を『羞恥心』という。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・時代・人間関係・恋愛経験・若気の至り・青春の思い出とは一切関係ありません。
というわけで今年もKACの季節が来てしまいました。
もう全部棚上げにして、書いて、読んで、書こうと思います。
たとえ終わった後で、どっかに埋まりたいとか沈みたいという気持ちになるとしても!
(BGMがFGOの『運命 ~GRAND BATTLE~ 』なせいで変なテンション。
関係ないけどダヴィンチとかあんなふうだし、あの三蔵法師の中身はきっと則天武后だと思ってた)