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祭りがはじまる 『KAC2020 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020~』

 彼女は出て行った。
 ひどい喧嘩をしたのだ。

「ねえ、また同じことをするの」
「僕の三周年は一回しかない!とか。寝かせると感動が死ぬ!とか 恥ずかしいことを自分自身に言い聞かせるようなことをして」
「あとで身もだえするような恥ずかしい感想ばかり書いて」
「お祭りはひと月もないだろうけど、結局あなた半年くらい連続ダメージ受けてたじゃない」
「こっそり理想郷で二次書くとかストレスなら他にやりようもあるでしょう」

「なのにまた始めるの! もうそんなあなた見たくない!」

 そういって、彼女はトランク一つを下げて、出て行った。

 僕は……その背中を黙って見送って、そして天(井)に向かって叫ぶ。

「祭りだあああああああ」

 ……出て行った女の名を『羞恥心』という。


※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・時代・人間関係・恋愛経験・若気の至り・青春の思い出とは一切関係ありません。

 
 というわけで今年もKACの季節が来てしまいました。
 もう全部棚上げにして、書いて、読んで、書こうと思います。
 たとえ終わった後で、どっかに埋まりたいとか沈みたいという気持ちになるとしても!

(BGMがFGOの『運命 ~GRAND BATTLE~ 』なせいで変なテンション。
 関係ないけどダヴィンチとかあんなふうだし、あの三蔵法師の中身はきっと則天武后だと思ってた)


 

8件のコメント

  • 羞恥心さんとお別れなんですね。どんな愉快なお話が読めるか楽しみにしてます。ところで、ガラホメールしかもってない私は(推奨されてないので)参加賞届くかな?と不安で一杯です。去年は「明記してくれないから」投稿フルコンプしたじゃないかと、カタリの図書カードをゲットしたのですが、今年はどうだろう?「推奨(すいしょう)」だからいいのかな?
  • あれから一年の時が流れていた…(何かのナレーション風)

    新作書かれますか?書かれますよね?(圧力)
    楽しみにしておりますのでー!(笑顔で圧力)
    あっ、昨年頂いたレビューは今でも読み返して心の支えにしております!(*⁰▿⁰*)
    大事なことなので大声でお伝えしておきますね!

    お互い今年も「無理なく」頑張ってゆきましょう٩( 'ω' )و
  • 𓀞ヨシ!
  • 石束さん

    こんばんは。(≧∇≦)
    近況ノートにメッセージをありがとうございました。
    オススメの『北斗の人』、読んでみたいな〜と思いました。
    千葉周作は坂本龍馬と会ってはいないようですが、周作の弟の定吉の道場で学んだ繋がりがありますよね。

    北辰一刀流の剣さばきを司馬遼太郎がどう描いているのか楽しみです。
  •  桃もちみいか様、いらっしゃいませ。
     そちらさまの近況ノートに突然書き込みまして、さぞやびっくりされたと思います。ほんと衝動的で、また最近本の整理をしてて読んでたもんですから、我慢しきれず……。
    『北斗の人』は、それはもう面白いですよ。
     剣道少年だった石束の青春のバイブル。
     高校時代同級生にすすめると100パーセント、北斗神拳の話だと間違われ、ラオウもケンシロウも出てこないと説明すると、一気に相手が興味を失うという悲しい思いを数限りなく経験しました。
     人にこの本を薦めてそんな素敵な反応をしてくださったのは、桃もちみいか様が初めてです(涙)

  • そして、近況メッセージにコメントをもらっていながら返事をしていないことに、実に、三か月たってから気づくという。

    宝希☆/無空★さん
    水城しほさん
    須藤二村さん

    こんな謎の雄たけびのような近況報告に、コメントありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
  • 石束さん

    こんばんは。(≧∇≦)
    近況ノートにメッセージありがとうございました。
    石束さんの加代さんも、さな子みたいにかわええ人でしたよ。
    あのお話の長編バージョンが読みたいです。

    『竜馬がゆく』は読んでるとホントわくわく楽しいですよね。私、父が高知出身なもので、その影響もあってか坂本龍馬が好きなんですよ。
    桂小五郎は面白い人って印象があります。木戸さん。上手く逃げたり身を隠したり。

    土方歳三はイケメンだったって逸話がありますよね。勝手に俳優をキャスティングしながら、読んでいます。

    人斬り以蔵は、容赦ないし非情だけど、末路は可哀想だなと思ってしまいました。武市半平太も切ない。

    石束さんの読んだ本のエッセイに、司馬遼太郎が加わる日をお待ちしております。
  •  こんにちはー

     楽しい催し参加させていただいて楽しかったです。
    >>加代さん
     ぐっつ(胸を押さえる)いや、その。最初はですね。あのお話
    「藤〇周〇さん、っポイ感じにしようかな♪」
    とか考えて書いていたのです。この度、そちらさまへ伺った縁で『竜馬がゆく』を改めて読み直して
    「うわあああああっ。まんま『さな子』さんやないけええっ」
    とか、はじめて気づいて叫びました。
     司馬作品の爪痕が、思ったよりも深かったです。

    >>イケメン
     そうなんですよねー。岡田版土方歳三がとりあえず楽しみで楽しみで。
    『新選組!』のやさしい兄貴分な山本さんもよかったし、壬生義士伝は誰がやったっけ。とか書き込み見せていただきながら、わたしも想像してました。反対にふり幅が広いのが坂本龍馬(笑) 

    >>人斬り以蔵
     石束は万年控えのへたくそな剣道部員で、小学校や中学校からやってて、高校入学時ですでに段持ちの同級生に一泡吹かせたくてしかたありませんでした。その辺が土方や以蔵に惹かれたルーツなんじゃないかと思います。そして、のびのびしている龍馬や上から目線の桂や武市が眩しかったんじゃないかなあ(笑)
     青春の小説って、はずかしいわあ。
     

     またいずれ、お好きなご本をお聞かせいただければ、うれしいです。
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