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『トップガン』が見つかった!

 ずっとさがしていた『トップガン』(旧作)のノベライズが段ボールの底から出てきました。

 これがまた結構面白い本なのです。
「ACM」とか、私はコレで覚えたんですよ。

 ※ACMは「エアー・コンバット・マニューバーリング」
 「空中戦闘機動」と訳される。

 必要最低限で、一つとして難しい表現もなく、ジェット戦闘機とパイロットとドッグファイトの世界を説明しているという本。

 もちろんその表現が妥当か、あるいは正確かについては、べつの資料で検証する必要がありますし、これ読んだからって戦闘機のラノベが書けるわけではありませんが、知らない世界への入口として、過不足なく、とても面白い本です。

 空母キティホークとか、トップガンデイズとか、F-14 関連の他の書籍とか手を広げて読み漁ったのもいい思い出。

 これと「戦闘妖精雪風」が石束の戦闘機(音速以上)のイメージ原点。

あとはどっかに旧作のパンフもあったはずなのに。

 

2件のコメント

  • http://fly-high.kir.jp/civil/data/rule/flttech.htm
    http://flaregames.ddo.jp/~Flare/house/acm.html
    なぜ上記のサイトを見ていたのかすっかり忘れており、三日ぶりにここを覗きにきて思い出した次第です。
    文章だけでマニューバを表現することは、私には難しいなと言うためでした。
  • ……むう。教えていただいたサイト、分かりやすいページだと思うのに、『木の葉落とし』の説明が見つからない。

     ……じゃなくて。

     旧作『トップガン』は撮れた(あるいは使えそうな?)フィルムを一生懸命につないで、その隙間を役者さんと脚本が繋いで臨場感を出す感じで、それがまた、それはそれでよさげなシーンになっています。現実を逸脱する演出も少ないですし。
     この原作というか映画のいささか窮屈な脚本を、ACMとは……みたいな説明で薄く伸ばしていくのがこのノベライズです。バレルロールも左捻り込みもインメルマンターンもありません。これはあくまで個人的な印象ですが、これからの戦闘機ラノベはこれらの技術をどうやってマスターするのか、とかマスターした技術でどうやって相手を倒すのかとか、そういう描写や演出がないと、フライトシュミレーターゲームとかでバリバリ飛んでいる人からは。不満がでてくるんじゃなかろうかと感じます。
     でもその辺を濃く説明すればするほどマニアックになり「ライト」じゃなくなるのは、難しいところだとおもいます。

     むしろ私が心惹かれるのは「飛び方」=「生き方」の登場人物のドラマです。野性味あふれた飛び方をするパイロットが沈着冷静のエリートなんてのはかえってやりにくいんじゃないでしょうか。

     新作は潤沢なフィルムを惜しみなく使いあり得なさそうな変態機動ばんばんのやりたい放題にかつコクピットに据え付けた高性能カメラも使いーのという、だいぶイーサン・ハントまじってるなーという感じの企画の方向性が全く違う映画ですので、ドッグファイトシーンだけを見比べても空気感とか雰囲気が違っています。
     そんな意味でも「映画技術というは進歩するものなのだなあ」とか思いつつ、
    「『トップガンマーベリック』の小説とかでないものか」
    と願わずにはいられません。
     どんなふうにあれを描写するのか、文章で見てみたい。
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