いやー待ち焦がれていた新大河、本日放送開始です。
実は石束、小6以来の鎌倉時代好きでして。
とかくマイナー扱いされる時代ではありますが、味わいもまた深く。
「歴代執権の中では最明寺入道時頼が一番好きなのに、だれもわかってくれない」
と、飲み会で打ち明けたら
「そりゃあ、誰もわからんやろ」
と中世史畑でおんなじ授業受けてた人に同情されたのも、いい思い出。
映像化されてるのに! 世界の『ケン・ワタナベ』なのに! 最初に出てきてわりとすぐ死ぬけど!
ちなみにその飲み会の相手は「二代目の義時のダークさがいい」と言っていましたので、日本のどこかで今回の再大河映像化を喜んでいると思います。
で、最初に戻りまして。
石束がなんで鎌倉時代が好きかというと。
生まれ故郷ゆかりの人で
『佐々木四郎高綱』
という歴史的有名人がいるのです。
血筋は宇多源氏佐々木氏の直系。頼朝義経とは母方を通じて従兄弟にあたる貴公子でありながら、わりあい自由で危ないマネもできる四男坊なせいか最前線に躍り込んで目立つなど、「武勇に優れる」的なエピソードもある。
頼朝の没後は二代将軍頼家を挟んで北条一族とゆるく敵対、とポジションも含めて無類の背景イケメン。
後世いろいろな創作物でも二枚目役として活躍したのもさもありなん。
……なに、ご存じない?
ほら、あの人です。平家物語の真ん中から少し後ろあたりの『宇治川の先陣争い』で、ほんのちょっとズルして美味しい所をかっさらっていく人です。
これがしかも、全方面から憎まれ役だった梶原景時の息子を出し抜いたってことで、この一場面しかでてこないのにむっちゃ私の中でヒーローでした。
だってあれですよ。名作全集に載っているようなお話に出てくる人が、毎日見上げてる山にあったお城の若様だったんですよ!
そりゃあ、ハマるでしょう!
むしろ遠足の行き先が城跡だったから、目覚める前に聖地巡礼いってるようなものです!
いえ、この認識が微妙にズレているのはのちにわかるのですが。
鎌倉幕府の重要人物ではありますが、残念ながら、今回の『13人』に関しては『入閣』を見送られており、この先も出てくるかはわかりません。が、出てきたら限界突破して喜ぶ自覚があります。
ああ、待ち遠しい。何年ぶりだろうこんなわっくわくで大河見るの(笑)