気が付いたら5月が終わってるうううっ!
……俺は、このひと月いったい何をしていたんだ……
というわけで。
『シン・ウルトラマン』
『大河への道』
『トップガン マーベリック』
などなどの映画話です。
白状しますと、サブカル活動的にはウマ育ててただけの4月5月でした。
そんな中で、行きつけのシネコンの、ポイントでもらえる無料鑑賞券が期限切れでチャラになりそうだったので、映画だけはみにいきましたのです。
『シン・ウルトラマン』はファンの方には申し訳ありませんが、守備範囲外でした。ある意味、映画としての面白ささえあれば、どんな風に作っても許される『ゴジラ』と違って、ウルトラマンは見に行く人それぞれにかなり強固な『理想』『憧憬』が存在しているので、そこから外れると途端に受け入れがたくなるのではないかと思うのです。
たとえば、ウルトラシリーズを延々再放送で見ていた私の場合。
「宇宙には地球に友好的な宇宙人もいて、彼らは地球のみならず全宇宙のためにたたかっているのだ」という「新マン」から「80」までの理想世界が「ウルトラマン」であり、逆に「ウルトラQ」のテイストこそが異端。そっちよりに先祖返りしたウルトラマンはもやはウルトラマンとして受け入れがたいのだなあ――などと、ちょっと寂しくおもいました。映像も特撮もCGも役者も演技も主題歌も最高なのに、脚本だけが受け入れられない。
特撮愛はあってもテレビシリーズの他のウルトラマンへのリスペクトは足りない――などと感じてしまうのです。
……いや、だったら既存のシリーズみてろや、という話になるのですが。
同じことを感じた方には『ウルトラマンメビウス』をお薦めします。第41話みて癒されましょう。
こういうのでいいんだよこういうので(五郎さん風味)
『大河への道』
立川志の輔師匠の新作落語(創作落語)を原作とする映画。『新作』由来の映画って『ゴルフ夜明け前』以外に知らないのですが、他にありましたっけ?
「『伊能忠敬』は大河ドラマの主人公たりえるのか?」
というこのテーマは仮にも歴史ネタでラノベを書こうとしている石束個人としても見逃せないところですが、この点で面白いのは映画本編よりも、むしろパンフレットのインタビュー記事でした。
伊能忠敬という人が偉人であること、その生涯がドラマに満ちていること。
当時の江戸時代の日本も、それを取り巻く世界情勢も、面白い事。
これは間違いがない。
「忠敬さんを知ってほしいから落語にした。しかし偉大すぎる人の生涯は講談になっても落語にはできない。だから大河化困難というテーマにするしかなかった」というのが志の輔さん。
「伊能忠敬が大河にならないなんてありえない! NHKからオファーがきたら一年と言わず二年だってドラマにしてみせる」というのが映画の脚本を手掛けた森下さん。
伊能忠敬の事績がこの二人の手によって、どんな映画としてスクリーンに結実したか……というあたりは(カクヨムで歴史分野をやっている人は特に)ぜひ劇場で見ていただきたいのですが、――感想としてはああ、おもしろかったというしかありません。
なんというか「ちょうどよかった」感。ぽっかり心に空いた穴にすっぽりハマりました。
ありがとう。高橋景保。
……最後まで映画化されてたらどうしようかとおもったけど。
『トップガン マーベリック』
◇ 以下、ウマ娘やっている人にしかわからない妄言 ◆
でれれでんでん!
はーうぇー とぅーざー でじゃーぞーん!
………あかん。ケニー〇ギンスの『〇anger Zone』がひらがなになるうー!
なんで、なんでウマ娘でトップガンの宣伝やってるんだ? なんで『ぱかちゅーぶ』で『〇anger Zone』? ああ、マヤノトップガンか……だったら、しょうがない、のか、な?
……え?
トム・クルーズに挨拶? ケニー・ロギンスからメッセージ?
何が起こってるの? なにがどうなってるの?
ユーコピー? アイコピー? イッツソーファンタスティック……
それにしても、映画が公開された1986年は、時期的にはシンボリルドルフの引退年であり、ゴールドシチーが中央でイナリワンが大井でデビューした年、タマモクロスとスーパークリーク、そして笠松でオグリキャップがデビューする前年かあ。みんなで映画に行く話とかやってくんないかな。……などと気がつけば現代競馬史で時間間隔とか時代感をはかってたりする今日この頃。
(しかも場所によっては大体これで通じる)
『トップガン マーベリック』は『昔読んだ本、発掘記』の方で。