何者でもないことを受け入れ損ねて年を重ねてしまうと、
自意識ばかりが肥大した承認欲求の化け物になる。
と思いました。自分のことです。
そんなことを考えながら洗い物をしていたら、気がつかないうちに割れていたガラスのコップでざっくりと指を切ってしまいました。
久々に見ました、鮮血。
きちんとした文章を書かないと、と思っているうちに時間ばかり経過していき、その間に何もしていないまま自分は確実に老いていくということを実感しました。
やりたいことが溜まったまま、どんどん死に近づいている、と思うと日々何かに追いかけられているような気分が強くなり、会社の行き帰りにまた小説のことを考えるようになりました。
誰に求められたわけでも、仕事でもない。
ともに励まし合える共通の趣味を持った友人がいるわけでもないのに、それでも文章が書きたくて、誰かに読んでもらえる場所を探して、仕事で疲れていようが、こんな時間だろうが(もうすぐ午前2時)書いてしまうのは、真っ当な人から見たら、「何のために?」でしかない。
人はそれを性癖と呼ぶよ(by かもめんたる)
うん、性癖でしかないな。