こんばんは
お久しぶりです。旅機人とかラグナスの更新が滞っていますが、実は「日帰りファンタジー」の方を書いていまして……なお、「日帰り異世界」と勘違いしていたので、ファンタジーなのか疑わしい出来ですが……
自分にしては珍しく、ある程度のストックを作ってからの公開なので、恐らく更新は安定するか……な?
明日は前半の部分を一括に更新し、その後は一日一話で更新する予定です(多少の前後はあると思われます。まだ完全に描き切っていないため……)
それで、折角なので、あらすじやキャラクター紹介などを簡易的に書き出しておきます
【タイトル】
ノーマンズ
【あらすじ】
異世界探索……自分達の住まう世界とは異なる世界を探索し、ヒト亜科ヒト属である『人間』を探す行為。
それが政治的命題とまでになった近未来――ロボット工場で働く青年、宮守 剣は仲間と共に異世界へ向かう。
相棒であるロボット――『ノーマン』に搭乗し、彼らは人間を探しだせるのか……?
――生き終わらぬ今を嘆いて
――僕は、人探しをするんだ
【特別な用語】
・異世界
自分達が存在する世界とは異なる世界。本作では並行世界とされる。
環境、歴史など、小さな差異は見られるが、基本的には主人公達が存在する世界に近しい。
・異世界の扉
通称、ゲート。近年になり発見された、異世界へと繋がる特殊な空間を、科学的に調整し入れるようにしたもの。
異世界までの間、強力な重力場に晒されるため、堅牢なノーマンのみが扉をくぐることが許可されている。
基本的には閉じられており、探索の際のみ開放される。
・ノーマン
二足歩行型絡繰人形、と属されるロボットの総称。
本作では、異世界探索の際に用いられる。
元々は、宇宙での作業を前提に作られていたが、異世界探索が主となり、設計目的が変更された過去を持つ。
水晶体のカバーが顔に張り付いてるのが特徴。重力場の突破、生存能力向上のため、堅牢に造られている。
原動力には核が用いられており、どのような環境でも現実的であるならば対応できるようになっている。
【人物】
・宮守 剣
本作の主人公。24歳。「ノーマン製作所第三工場」にて、開発と設計を担当している真面目な青年。あるプロジェクトの主任を任されている。
相棒とも言える笠井に誘われ、自由参加の異世界探索に参加する。
婚約者にフランという名の女性がいたが、流行病で亡くしている。異世界探索に参加する口実も、異世界のフランを見つけ出すためである。
搭乗するノーマンは『ヴィクター』。
・笠井
宮守の相棒とも言える軽薄な印象を覚える青年。23歳。「ノーマン製作所第三工場」にて、テストパイロットを担当している。
不真面目だが仕事はできる。そんな彼が宮守と仲が良いため、社内では凹凸コンビと言われてるとかいないとか。
親しくなった相手のことをあだ名で呼ぶ癖がある。
搭乗するノーマンは『ウィリアム』。
・空知
宮守と笠井が参加しているプロジェクトの新入りの女性。19歳。「ノーマン製作所第三工場」にて、経理を担当している。
金髪に緑色の瞳であり、外国人とのハーフである。非常に真面目であるが、笠井に対しては遠慮がない。
異世界探索は初参加。
搭乗するノーマンは『エリザベス』。
・フラン
宮守の婚約者。故人。流行病でこの世を去った。
彼が異世界探索に参加する理由である。
・メアリー・パーシー
宮守の元上司。かつては勇敢な探索者であったが、大きな事故を起こして以来、前線を退いている。
義手に義足を持つ妙齢の女性である。
・工場長
宮守の現上司。「ノーマン製作所第三工場」の工場長であり、異世界探索に使用するノーマンなどの準備を任されている。
宮守とは長い付き合いであり、彼の扱う『ヴィクター』を孫と形容する。
【ノーマン】(10m程のロボットと認識してください)
・NoV-01 ヴィクター
『量産を前提とし、全状況にある程度の成果を残せる機体』をコンセプトに製造された、試作量産機。本作に登場する機体は、指揮官オプション装備を装備したヴィクターである。
現段階のノーマンにおける長男とも呼べる機体。そのため、使用されているノーマンの中では最も古く、使用されるたびにパーツ単位でのアップデートを繰り返している。
設計思想のように、全状況にある程度の行動ができるように作られているため、良く言えばオールマイティ、悪く言えば器用貧乏な機体。ただし試験的に装備された機能もあるため、探索機としては及第点は達している。
全長11m。
クリアグリーンの水晶体のカバーで、赤い一つ目を隠している。装甲色は灰色であり、全体的に細身な機体。
指揮官オプション装備のため、サブマシンガン、内蔵式射出ブレードと軽装備。
また認識範囲内のノーマンに、自身に与えられた権限を譲渡したり、逆に機能のコントロールを奪うという指揮管理システムが搭載されている。
搭乗者は宮守 剣。
彼にとっては『老いた子』であり、深い愛着を持つ機体。ただし、さすがにこれ以上の酷使は危険だと判断され、今回の異世界探索で最後の出撃となる。
・NoV-03 ウィリアム
『障害排除、円滑な探索』を目的に製造された、戦闘型量産機。本作に登場する機体は、最もポピュラーな制圧オプション装備を装備している。
ヴィクターにおける弟とも言える機体。使用されている機体の中では一番人気の機体。
設計思想のように、探索を円滑に進めるために障害を排除することに特化している。そのため、元来から堅牢である耐久性が更に向上しており、武装も大量に装備できるようになっている。
反面、機動性が低い。また『殲滅による生存』というコンセプトもあるため、武装の関連上、脱出機能はオミットされている。
全長13m。
クリアイエローの水晶体のカバーで、青い線状の目を隠している。装甲色は黄色であり、太ましく逞しさを覚える機体。
装備は、アサルトライフル二丁、両腕内蔵マシンガン、腰部折りたたみ式ガトリングガン、両脚部、肩部、腰部ミサイルポッド。また、不足分のエネルギーを賄うために背部に二つほどエネルギーの詰まったタンクを背負っている。
搭乗者は笠井。
何度も使用しているため、この機体以外を扱える気がしない、とは本人談。
・NoV-05 エリザベス
『生存最優先、環境に対応できる支援機』を主軸に製造された生存特化機。本作に登場する機体は、支援機能に特化した支援オプション装備を装備している。
ヴィクターにおける妹と言える機体。最新鋭機であるが、人気は低い。
設計思想に従い、完成された脱出機能、高水準の機動力を有する。また支援機能に特化しているため、この機体が作戦の要となる。
反面、攻撃能力は非常に低い。基本的には後衛で敵の情報を探るサポーターである。
全長9.8m。
クリアブルーの水晶体のカバーで、黄色に光る二つ目を覆い隠している。装甲色は赤色であり、ヴィクター以上に細身で女性的なラインが見える。
装備は、両腕に装備されたワイヤー式のマジックハンド。
そして、普段は尻部に折り畳まれている、様々な機能が集約した支援フィン(ダイバーなどが使用するフィンと近しい形状)八枚。このフィンには、索敵用ドローン、自衛用小型ミサイルが詰め込まれている。また、フィンをドレス状に展開するとホバー移動が可能となる。フィン自体の耐久性も高く、盾として使用も可能。
搭乗者は空知。
異世界探索、初参加となる空知であるが、エリザベスの女性的なデザインや、安全性を求めた設計思想には共感を得たようである。
……はい、ロボット物です!
我ながらなぜロボットにしたし、と思いますが、まぁ仕方ないのです
私の作品の中では珍しい、リアルロボットなので目新しく映ってくれると思います
生きるために続けよう 命題を
それまでは終われない この命
生き終わるその日とは 何処か
では、明日の夕方より更新予定です
よろしくお願いします