前の週に観たルックバックについて話したい。
というのも、映画館で観たのが初めてで、漫画で読むよりも前に初見でネタバレも何も無しで観たから、超衝撃を受けたのが大きくてさ。
チェンソーマンは読んでる。
でも、ルックバックは読んでなかった。
だから、京本が死ぬなんて全然思ってなかったんだよ。
だから、ね? めっちゃ心臓がぎゅってなったんだよ。
それでも前を向く藤野はマジで偉いよ。凄いよ。
でも、僕は京本の顔も性格も声も、何もかもが大好きだなって後から思ってさ、それで、結局原作の漫画を読んで振り返った時に、襲撃してきたあの男がまじで憎いよ……マジで、なんで、殺されたんだ、あぁ!
ボソボソ喋るのも、訛ってるのも、雑に結んだ髪も髪質も、照れた時の顔とかまじで可愛いのにさ。
ここで自分のどタイプなキャラクター性がまた追加されるとは思わなかった。
いや、元々陰気で弱々しい雑魚オタク少女が大好きだって分かってたけど、こんなに可視化されるとガチ恋したくもなるさ。
話変わるけど。
ルックバックを観てからというもの、「あぁ、マジで死ぬ気で小説に向き合わないとダメだ」っていうかさ、“京本の死”が自分の人生にも組み込まれて、浮ついた恋だの何だのを考えてる暇なんか無いだろって思わされたんだよね。
恋人が死んだみたいな気分で、それを引きずってひたすらに創作へとのめり込みたい、みたいなそんな感じ。
死ぬ気で頑張って自分も死ぬ。
そんな人生に影響を与えられた作品だった。
映画としては、藤本たつきの作画をそのままに動かすとかいう革命的な表現をしてて、この後のアニメ表現が全てひっくり返るんじゃないかなって思った。
あと、新潟アニメーションが携わっているのを観て、親近感が沸いた。
そんな感じ。