• エッセイ・ノンフィクション

変な問い、普通の答え

「~とは何か?」と考えるとき、問いとその答えがセットになります。最初に考え始めるときは、よくある問い、平凡な問いから考え始めることが多いです。

平凡な問いに、平凡に答え、あまり面白くないな、と思う時間が続くことが有ります。しかし頭の中で、最初の問いを中心に、関係するフレーズや分が蓄積されていくので役に立ちます。

少し変わった問いを思いつくと、その答えを考えなければなりません。やっと面白くなってきたなと思えるときです。平凡な問いと平凡な答えに出た着た言葉を使って、少し変わった答えを考えてみます。納得のいく組合せが見つかると、ちょっとした達成感を感じます。

時々、少し変わった問いに対して、普通の答えがぴったり当てはまることが有ります。この時、普通のよくある答えに対して、それに対応する少し変わった問いが、ちょっとした発見ということになるのです。こちらの方が、よくある言葉に対する発見なので、日常生活で役に立つことが多くなります。

考え続けていると、変な問いと変な答えの組み合わせにたどり着きます。新しい言葉の組み合わせに納得してしまう、言葉の楽しい所です。しかし日常生活ではあまり役に立ちません。自己満足です。ただ平凡な問いと答えから、変な問いと答えにたどり着くためのプロセスを説明する時間をもらえれば、他人に伝えることも可能なのかもしれません。難しいと感じる映画や美術、小説、科学でもそうかもしれませんが、理解に必要なプロセスがどこかにあるんだろうなと思いながら、理解しにくいものとして放置することが多い物たちはたくさんあります。

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