• エッセイ・ノンフィクション

考えてもきりがない

「考えてもきりがない」と思ってしまい、考えるのを止めてしまうことが有ります。

「~とは何か?」と考え始めると、問題はいくらでも作ることができ、きりがありません。小説として書いているのは、「考えてもきりがない」という部分を考え続けた結果です。

普段であれば「考えてもきりがない」と思い、必要な事だけ考えて、時間が余れば何も考えずに頭を休めるところかもしれません。そんな状況で、「考えてもきりがない」という部分を考え続けるのは、無駄で贅沢な時間の使い方と言えると思います。

ただ小説として書いているのは、400字程度をめどにしているので、延々と無駄な時間を使うことはありません。ただ無駄な領域に、ちょっとの間だけとどまる感じです。

本当は会話なんかでも、「こんなこと話しても無駄」と思うことを話したいこともありますが、必要以上のことを話し始めるのは、相手の時間を無駄にしないようにと考え、思いとどまってしまうことが多くなってしまいます。

ただ「こんなこと話しても無駄」ということを、少しだけ口に出した時の、相手の反応を見るのは面白いかもしれません。明らかに必要以上の話なので、驚いたり、嫌がったり、乗り気だったり、そんな違いが見られます。

相手が「こんなこと話しても無駄」ということを、少しだけ口に出したと時には、もちろん私はいつも、乗り気の反応をします。

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