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新作予告、ならびにRainbow Noiseシリーズ各作の関係性について

以前もお伝えしたように、来週末より新作『最愛なる小説家への恋文 -R_e: Last_ Love Letter-』(略称:さいぶみ)の公開を開始します。毎週1章(3~5エピソード)、1万文字前後の更新が続く予定です。

※追記:公開中です! https://kakuyomu.jp/works/16816452220906839907

『さいぶみ』は以前から公開している長編「Rainbow Noise」(RNシリーズ) の完結篇にあたる作品ですが、単体でもお読みいただけます。
とはいえ、簡単に「どう読んでもOKです」と言うのも不親切ですので、この記事でシリーズの成り立ちについて説明させてください。

まずRNシリーズの主な舞台となるのが「雪坂高校合唱部」、メインキャラクターは4人です。
・中学からの友人である女子(詩葉)に恋する男子(希和)
・先輩である詩葉に一目惚れしたレズビアンの女子(陽向)
・希和が投稿したウェブ小説を読み、彼と連絡を取り合う女子(紡)

さらに、本編といえる長編が(新作を含めて)4バージョンあり、どれも部分的には共通のイベントを描いています。これらについて、発表順に説明します。


①Rainbow Noise -雪坂高校合唱部-(略称:高校編)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882719473
・メインは希和視点、次いで多いのが陽向視点、さらに十名以上が語り手として登場
・扱うのは詩葉&希和の高校入学から卒業まで
・要素は多いものの長い、詰め込みすぎの傾向あり(そして古いぶん文章も稚拙……)

②信愛なる恋敵へのメロディ -Rainbow Noise: Quatremix-(略称:文庫版)
※Boothにて販売している書籍、念のため直リンクは避けます。
・高校編をベースに、陽向視点を強調
・扱うのは詩葉&希和の合唱部二年目
・エンディングのみ、カクヨム版(高校編・さいぶみ)とはパラレル
・一冊サイズと読みやすい、読後感もハッピー寄り
・鉈手ココ様のイラストがついてる!!!
https://kakuyomu.jp/users/ichikame/news/16816452221490528326

③彼女と彼女、と彼の恋詩 -Rainbow Noise: Trianglogue-(略称:カノ詩)
https://kakuyomu.jp/works/16816700428592402642
・詩葉視点のみ
・扱うのは詩葉の合唱部二年目~卒業まで
・構成も文体も、比較的読みやすい
・女子視点で統一していることから「百合」「ガールズラブ」と言い切りやすい

④最愛なる小説家への恋文 -R_e: Last_ Love Letter-(略称:さいぶみ)
(公開予定の新作)
・主に紡視点、後半からは他キャラ視点も
・扱うのは詩葉&希和の合唱部二年目~彼らの高校卒業後
・前半は合唱部外からの視点、後半は①~③でほぼ描かれていない未来の話

……という関係は添付の画像にまとめてあります。

そのうえで、「じゃあどう読めばいいねん」ですが。
あくまで『さいぶみ』を中心にすると、

・さいぶみ単体コース
それでも問題はないつもりで書いていますが、後半で一気にキャラが増えるのでやや追いづらいかもしれません。

・ちょうどいいコース(カノ詩→さいぶみ)
合唱部に馴染んだうえで『さいぶみ』に入ってもらうと、かなり理解しやすいと思います。比較的読みやすいですし(それでも50万文字は行くでしょ冷静になって)

・どっぷりコース(高校編→さいぶみ)
『さいぶみ』はずっと希和を追う話なので、彼の内面を知っていると味わい深いと思います。内容のつながりが強いのもコチラ。ちょっと長め。

・Web版制覇コース
・文庫も完全制覇コース
この辺からは100万文字を越えてきそうですし、既視感も強くなるので、初見さんにとってはもはや修行かなと……昔から追ってくださる読者様は仏様……
ただ、刺さる人にはそれだけ刺さる話でもあるかな、とも思います。それに周回前提のゲームとかありますし、そういうものと捉えていただいても。


……という説明から面倒な『さいぶみ』ですが!
この恋の話をしたくて小説を書き始めた、というくらいに思い入れの強い作品です。気が向けば過去作も読みつつ、ゆったり読んでいただければ幸いです。

それでは来週、おそらく土曜夜の公開、お楽しみに!

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