皆さんのアイドル。
橘風儀だよ。
今回は夏王朝の歴史的背景を。
皆さんがドヤっと語れるように。
一分で纏めたいと思うんだ。
では、第一回始まるよ。
伝承や史記によるとね。
夏王朝は禹(う)と呼ばれる。
聖人が前の王様から。
禅譲を受けることで建国したんだ。
禅譲って聞きなれないよね。
禅譲とはね。
血縁に依らず。
能力や徳が優れている人物が。
王になることを言うんだよ。
中国の王様には。
いつの時代にも。
とある使命を帯びていてね。
其の使命って言うのが。
治水を行うことなんだ。
どんなに豊かになっても。
黄河などの巨大な大河が決壊すれば。
一瞬にして文明が後退してしまう。
其れを防ぐために。
中国の王様には。
治水能力が何よりも求められるんだ。
伝承によるとね。
とある聖王が。
大山を切り開き。
水の逃げ道を作ったって。
書かれていたんだけど。
現実味がなさすぎて。
流石に誇張だよね。
そんな風潮が最近まで。
あったんだけど。
近年の調査で。
巨大な山を切り開いたという。
事実が判明してね。
更に調査を深めると。
大規模で高度な治水事業が。
実際に行われていたことが。
証明されたんだ。
紀元前二千年頃に。
治水作業を。
行っていたんだから。
本当に凄いよね。
こんな感じに。
中国の王様、指導者には。
治水能力が古来より。
求められていたんだ。
これは今の時代にも言えることだよ。
三峡ダムがその最たる例だね。
また、さっき言った禅譲も。
今の時代でも重視されていてね。
今の時代に於いても。
中国では。
特定の一族が連続して指導者にならない。
ようになっているんだ。
血縁ではなく。
能力や徳がある者が次の指導者になる。
そう言った暗黙の了解があるんだよ。
夏王朝を振り返るってみると。
其の伝統は色あせずに。
今の中国に。
受け継がれていることがわかるね。
さぁ、これで、第一回は終了だよ。
君もドヤっと。
夏王朝を語ろう。