蘭学事始ーらんがくことはじめーは,解体新書を著した杉田玄白がオランダ語を習得するための苦労話を告白した書物である。人は,未知の事象にでくわしたとき,過去の乏しい経験からはそれを理解することができず戸惑う。それでも対象を理解しようとする決意が揺るぎないものである限り,人は失敗を重ねながら,徐々に未知の対象に対する理解を深めていく。
中年オヤジの加茂にとって,フィリピンパブないしフィリピーナは,未知との遭遇である。これからどんな失敗を重ねるのだろうか?
読者の皆さんも,こんな失敗をしたという経験があれば,是非ともこ教示下さい。それが笑えるものである限り,物語中に取り入れたいと思っています。どんな失敗も後からみれば,笑い話になるはずです。
ピーナを愛したオヤジたちというタイトルは,バブルのころか,玉置浩二とルビーモレノ共演のヒィリピーナを愛したオヤジたちをデフォルメしたもので,本編は私の好きな浅田次郎のプリズンホテルを目指しています。
この話しは原案段階から公開しており、自分が納得いくまで推敲を重ねています。読者の皆様におかれましては、ここをこうすればもっと面白おかしくなるというアドバイスをいただければ取り入れたいと思っています。