彼はうますぎました。読んでない人がいたら、読まないままでいることを勧めます。私は自信の一切を失いました。今や一文を捻り出すことさえ困難に満ち溢れています。痛感させられたのは、主題の希薄さ。弱さ。主題に即した背景の選定の甘さ。一貫性の無さ。まぁ、簡潔に言えばこれまでの全てゴミだったと気付かされてしまったわけです。非常にふがいないし、情けない。技術的な面はこの際どうでもいいけれど、同等の熱量を持ち込めなかったのが最も悔しい。しょせん遊び。たかがネット小説。と高を括って全力を尽くせていなかった事実を喉元に突き付けられてしまいました。反面、言葉だけでここまで広い世界を描き出せるという希望を得られもしました。遥か彼方、海の向こうの雲間に覗いた頂きにも似た果てしない理想であり、目指す理由にも乏しい現状ですが、今までのスタンス通り続けたところで何の成長もできないのもまた事実。やるからには趣味でも手を抜くべきではないと実感し、当面投稿を見送りたいと思います。アップするのはそれこそふさわしいものに限り、本腰を入れたものは隠匿します。というのも読みやすくもなければ、大衆的でもない類の作品は軽々しく上げない方がいいと気付いたからです。深みを出すためにはより自分の中に潜り込まなければいけない。しかし、投稿していてはそれを望めない。カクヨムとは、もっと交流や共創を重んじたオープンな場ですので、これからはよりふさわしい楽しみ方を模索しようと思います。