お久しぶりです。
カクヨムでは「ねこのおやつ」の連載を開始しました。
テーマは、「破壊されたストーリー」です。
一話完結のショートショートであり、スケッチであり、意味のない話だったりもします。
ただ、これは、「ねこのおやつ」という長い話の一部でもあるのです。ところが、この本編のストーリーは破壊されてしまっています。
バラバラになった断片に、おそらく本編とは違う話が混ざってしまい、このような形になっているのだ、という体(てい)でお送りしたいと思って書き始めました。
なにか連載したいな、と思いながらも、長い話はなかなか読む方も負担が大きいし。
かといって、私は星新一的なショートショートの才能は皆無ですし。
だけど、「ショートショートみたいなものが書きたい!」と思った結果がこれなのです。
私の頭の中では、さまざまなストーリーが同時進行していて、それを全部、言葉で表現することはできません。残念ながら。
たまたま集中できたときに、「倫々爛々」のようにきちんとはじまりから終わりまで、一貫した作品を書くこともできるのですが、いまは脳内は軽い嵐が吹き荒れていて、とても一本にまとめることはできないのです。
というわけで、「ねこのおやつ」は、なんとなくふわっとした奇妙な話が連続する、短いお話だと思ってお読みいただいてぜんぜんいいのです。ただ、私の中にはストーリーはあるんです。それがときどき、顔を出す、みたいな感じです。
結果的に、「倫々爛々」とは作風の違う作品になっています。
また、アマゾンでは、『日銀特務室FR班: ― 五月の六日間 ―』を出しています。無料キャンペーンは終了しておりますが、読み放題の対象ですので、ぜひお試しください。2010年を舞台にしたハード・ダークファンタジーです。ハードボイルドというほどではないのです。ハードというのは、現実にある舞台(日銀や経済など)をそのまま使いつつ、ダークなファンタジーにしているという意味で、私は使っています。
これまた、まったく作風が違うのですが……。
詳細は、ブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/honmashunji/archives/22526579.html 本間舜久のガラクターズ・カフェ
それでは、引き続き、お楽しみください。