「異世界辺境経営記」、「真実の時」の演説は、幾つかの著名な演説を参照にしています。
骨子はチャーチルの、「血と汗と涙と労苦」「我らは決して降伏しない」演説ですね。
具体的には、
「この戦争の目標は勝利、ただそれだけです。何故ならば勝利失くしては、私たちが大切に思う民主主義が生き延びることが出来ないからです」
「私たちは山で、平原で、近海で、大洋で、敵の上陸地点で戦いを続けます。私たちは決して降伏は致しません。万が一、そのようなことがあるとは決して思いませんが、この国が敵の手中に落ちることがあったとしても、海軍を擁し、私たちは戦いを続けます。そしていつの日か新世界が、旧い世界を解放するために立ち上がる日を迎えるでしょう」
ここで言う新世界はたぶんアメリカのことだと(自分は)解釈しています。
それと意外と名演説家なのは、リンドン・ジョンソンです。貧困戦争演説を参考にしました。
「いかに私たちが大国になろうとも、国内に貧困を抱えていては、偉大な国ではあり得ないのです」
これと、チャップリンの「独裁者」の演説を勘案しました。
もう一つ加えたのはネルソン提督の檄ですね。トラファルガー海戦開始に際して、
「イングランドは諸君が義務を果たさんことを期待している」
こう言ったのですが、そのままでは使えないので手を加えましたが、オリジナルの方がやはり簡潔で美しい。
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もうひとつパクッったのは、フェリックスとダグウッドが力尽きて落ちるところ、「ダグウッドに落ちられればいいんだけど」は、あれは例の、「サイボーグ009」の「ジョー、君はどこに落ちたい?」のもじりですが、あれも元ネタはブラッドベリだという話もありますし、まあいいでしょう。