藤崎竜版封神演義を全部見たが、豊橋賀茂神社の関係者、山本家の祖父を崑崙の元始天尊みたいだと思い、中瀬古家の祖父を金鰲島の通天教主みたいだと思っている。その祖父の孫は王天君であり、その祖父の孫は楊戩だと思っている。太公望は良いが魔公望は不味い。山本勘助の娘、聖女は玉藻前の末裔で先祖返りで妲己になるというかもしれないらしいが、殺生石は今、この世界では一度、壊れた。
比較神話学というやつだ。
王天君は原作聞仲の援軍に現れた十天君の一人で、九番目に相対する。本名は王変(安能訳版では王奕)。八卦台の上の三つの瓢箪を投げおろすと中から紅水が流れ出て、それに触れた者は血水となって溶けてしまう、という『紅水陣』を用いて戦い、周側の曹宝を倒すが、十二仙の清虚道徳真君に敗れて絶命したらしい。