庶民の夢、宝くじ。
購入した際には浮かれ気分で「高額当選したらああしてこうして……」なんて夢を見るものですが、まぁ、だいたいが外れますわな。
古来、江戸の頃より『富くじ』なんて言って幕府の政策で販売して儲けようなんて事もあったみたいで。
「あなたが購入した宝くじは社会に役立てられています」なんて謳われていますが、胴元が55%をガメるギャンブルなんて聞いた事ないです。
競馬だって70%は還元するのに、いったいどういうことなんでしょうね?
ということで、計算してみました。
2022年の年末ジャンボ宝くじでいうと、23ユニット。
つまり百組、十万枚を23ユニットということで、完売したら理論上23人に一等7億円が当たるということですが。
YouTuberの皆さんが大量購入して無残に散ったというのは、さんざんネットニュースにもなったので、その当選確率は針を穴に通すレベルなのでしょう。
我々庶民が、夢を抱いて10枚だの20枚だの購入したところで、もはや航空事故や海難事故に遭うレベル以上の話だということです。
ということで次は、そんな庶民の我らを食い物にする胴元に対して、逆襲の術はないか計算してみました。
旧・第一勧銀を合併した、宝くじ販売の元締めである『み〇ほフィナンシャルグループ』。
今日現在の株価は2134円。一単元(100株)購入すると21万3400円かかります。
対して配当は85円予想。つまり毎年、黙っていても8500円返ってきます(NISA口座で源泉税徴収は無しだと考慮)。
ちなみに、み〇ほさん一単元の購入費用21万3400円で買えるジャンボくじは711枚。
一等が当たる確率は711/10000000、つまり0.007111%でした。
これで確実に当たる最低理論値は、末等が71枚、21300円。
六等が7枚で21000円。
五等が2枚で20000円。合計62300円です。
ただしこれはバラではなく連番で711枚購入した計算です。
み〇ほさんの株価は利回り3.98%なので、元本をペイするには26年かかります。
もちろん26年連続で購入したら一等当選の確率も上がるでしょうけど、711枚のジャンボくじを購入できるチャンスは一回だけと言われたら至難の技です。
対する株なら21万3400円を元手に、み〇ほさんの株を買えば26年で元本も取り戻せるし、理論値62300円なら、8年もあれば取り返せます。
たった一単元ですが、議決権行使や株主総会で以下の提案ができますよ。
「ロトくじの当選確率は〇〇ではないのか?」
「なぜ販売終了から抽選まで数日の間があるのか。あれは全国で売れ残った宝くじを集めて最も当選金の少ない当選番号をダーツで……以下略」おっと、今日の発言はここまで。
信じるか信じないかはあなた次第。
投資は元本割れのリスクがあります。余裕資金でご自身の判断で行いましょう。