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Love & Peace、All for Love

ジョン・レノンが凶弾に倒れて、今日でちょうど42年になりました。

ほぼ同じ頃に生を受けた私も、同じくらいの時間を過ごしてきましたが。
42年経った今でも、世界から戦争は無くならないし、人々のいざこざは消えません。


彼や元ビートルのメンバーが現役の1960年代に歌やメッセージに込めた『Love & Peace』も「なんだか陳腐なものになった」とジョン自身が70年代のインタビューで語っていましたが、それでも普遍的であり尊いのは、未だその世界が叶わないからだとも思えます。


時節柄、世間はクリスマスですね。
ビートルズ時代の相棒だったポールもクリスマスを歌った、能天気に明るいアレも良いですし。
Wham!でも山下達郎でも、桑田佳祐でも構わないんですけど。

やっぱし、ジョンが歌った『Happy Xmas』はスローな三拍子のバラードが冬らしい雰囲気も相まって少しばかりしんみりします。


余談ですが私、某ネズミーランドのエレクトリカルパレードを観ると必ず泣くんですよ。

パレードの最後のモブや二軍(失礼)達が一斉に出てくるフロートのところで「イッツ・ア・スモール・ワールド」が流れる訳です。
まさにパレードも最高潮、そしてひと時の終焉を予感させる中で、子供達の清らかな歌声で、
「せかいじゅう、どこだ~あって~」
って始まった途端に涙が止まらないんですよね。
今のいい歳したオッサンになる前の青年の頃から泣いてます。


やっぱし、戦争や暴力やいざこざばっかりの薄汚いこの世界で、子供達の歌声が願う事すら叶わないどうしようもないことに辟易とするし、それでも、ジョンやお子らの歌声が願った世界はいつか叶う、とこちらも願わずにはいられません。


今宵はジョンの歌声を聴きながら、ひと時の祈りと共に皆様によき夜を。

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