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春遠からじ

拙作をいつもご高覧いただき、フォローも頂戴し、ありがとうございます。


仕事が忙しくて週1回の更新もなかなか大変だった日々。
春はそこまで。
いや、すでに世間は春でした。
桜なんていつの間に散っていったのだろう。
入学式らしく学生さんが増えた電車の中。
フレッシャーの皆さんの若々しさが眩しい。
くたびれた中年は世界は彩りを失って、灰色の朝を迎えるばかりでした。


こうして考えると、執筆というのは良いリフレッシュとも言えるし、
非日常を体験できる素晴らしいツールであるとも言えます。

自らの文字で綴られた世界で、キャラたちが楽しげに過ごしていると、
なるほど異世界も流行るもんだわ、としがないサラリーマンは思う訳ですね。
でも、自分が世界観の中にどっぷり入り込むのは違う。
自分は観察者として、キャラたちを見守っているんだな、と。

連載中の「東洋の魔女」もそうですが、
わたしの作品は高校生が生き生きと、ゆるりだらりと日常を送る中で、
ほんの少しばかりの非日常・非現実を体験する作品が多いです。

取り立てて派手なこともしない、驚くべき大きな奇跡もない、
でも彼らは、ゆるりと素直に非日常を受け入れていて、
ゆっくりと成長していく。


そんな日常を描いています。
人生ってそんなもんですものね。
でも、あったらいいなと願う目に見えない非日常こそがたいせつ。
言うなれば、わたしのは観察者ではなく、親の目線でしょうかね?

そんな中、電撃大賞さんに締切滑り込みで応募しました。
これもまた、高校生が生き生きと、ゆるりだらりと過ごす非日常の作品に仕上がりました。

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