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潮彩のトルマリン制作秘話…?

 どうも、宮島織風です。
 『潮彩のトルマリン』は既にお楽しみいただきましたでしょうか。海護財団が表舞台に立つ数年前、そして興一が多大なる薫陶を受けた弓張潤三郎が生きていた頃の物語。

 主人公…松浦ミナトは物静かではありますが、学校に行き実家(温泉宿)のお手伝いもして、かなりいい子です(作中で魚を捌く感覚で人の脳天ぶち抜いてるわ、存在感思ったより薄いのはナイショ)。

 それで何故この作品を作るに至ったかに関してですが、まず少し「山野蓮」の元ネタになった温泉の事を懐かしく思いました。尚且つ、8月にあのエリアに行った事で平戸・松浦半島北部の解像度が上がりました。それで「この自然とかを舞台に書くと面白いかもな」と思った次第でございます。

 そしてやはり、弓張潤三郎を動かしてみたかったからですかね。本篇で興一に良くも悪くも呪いを振り撒いた存在が、もし生きて非常事態に出会ってしまったらどんな事をしていたかという一種のシュミレーションです。
 もし生きてたらサポート型の指揮官になっていたという事、(ABCL本篇の)興一には及ばないもののフィジカルは荒れ狂う海の中で興一を掬い上げる位に強いから自衛程度は出来るということを書いてみした。
 尚且つ、子供を最大限尊重しながらも子供に迫る危機に自分の持っている力を最大限に発揮して戦う大人というのは、興一に通じるものがあるかもしれません。

 メィヴや古代兵器に関してはABCLとは一応別の物語(ある地点で分岐した世界)として、新規顧客層の獲得を目指したのですが…厳しそうですねこれ(友人曰く「宮島節が出てる」=専門用語多くてSF好きでないと受け付けない?)。
 メィヴやロナクレアだけが古代兵器では無いです。あの世界にももし、他にも眠っているものがあるならば弓張家が確保または破壊に動くかもしれません。

 潮彩のトルマリンは、そんな弓張家の頑張りをより濃く見せるためにも書いた気がします。

潮彩のトルマリン
https://kakuyomu.jp/works/16818093084318208253/episodes/16818093084318293941

春の句
https://kakuyomu.jp/works/16817330665986512351/episodes/16817330665986561174

アビリティア・チルドレンズ
https://kakuyomu.jp/works/16817139557949256526/episodes/16817330665957356596

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