自作の執筆に勤しむ傍ら他の方の作品を読んだり何やかんやしている時に、悪役を含む自作キャラの造形で気付いた事がありました。
特に悪役というか悪いやつ(八頭怪とか八頭怪とか)の場合、「すべてに絶望していて凶行に走る」というタイプは殆ど出てきません。
むしろ「おのれの欲求とか野望を押し通すために、悪事と判りつつ高笑いしながらやろうとするアホ」として描写する事がほとんどですね。まぁ要するに、自分が死ぬ事を織り込んで動いているというよりも、死にそうになったら見苦しく命乞いしつつも生き延びようとするタイプだと思います。いや、ラストシーンで高笑いしながら自害しちゃうやつも考えてますけれど。
悪いやつとして書いてはいますが、実はこれって源吾郎君とかにも当てはまるんですよね。彼も最強の妖怪になるという野望の持ち主ですが、別段迫害とか辛い事があってそう思った……とか言う後ろ向きな動機ではありませんし。見た目はアレだけど女の子にモテたい!! というのが動機な訳ですしおすし。