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としよりさん曰く

「心疾きもかしこき事なり。心疾く歌を詠める人は、なかなかに久しう思へばあしう詠まるるなり。心おそく詠みいだす人は、すみやかに詠まむとするもかなはず。ただ、もとの心ばへにしたがひて詠み出だすべきなり。」-俊頼髄脳

歌論集の言葉ですが、大雑把に要約すると、自分に合った早さで作品(ここでは和歌)を作るのが適当だろうというほどの意味です。

お恥ずかしながら今回、楽しそうな企画に夢中になるあまり、推敲も精査もほどほどに作品を出してしまい、完全に独りよがりになっていました。千文字以下の短編であれば、一応なんとか辻褄のあったものを作れなくもないのですが、大抵、執筆から一月から半年くらい開けてようやく、「なんだこれ?意味がわからないぞ。少し書き直そう。」となるわけです。

それをあなた、今回どれくらいだったと思います?書き上げるまでに3日、その後1日も開けずにどーんと。・・・『友人』は、今回の反省を忘れないために、一切手を加えないことにします。読まれる方は、「ああ、 この人やらかしたな」って笑ってください。そうして、自分のペースで書くことの重要さを実感していただければ本望です。

2件のコメント

  • コメントありがとうございます!

    本当に、展開を焦る + 衝撃的なことを書きたくなる = 混沌、というふうに、二進も三進もいかなくなってから気付く不手際というのは辛いです。
    わかってはいても、「暴走ペース」と「自分のペース」を等式で結びたくなってしまうんですけれども(´・_・`)





  • 小鷹様、コメントをありがとうございます(*^^*)
    こちらこそ、読んで頂けるだけで本当に嬉しいのに、星やハートまで・・・
    お礼を申し上げたかったのですが、最近口下手(書き下手?)に拍車がかかってしまい、お礼や評価の文章を書きたいと思っても書けず、かえって迷惑になるのではと悶々としておりましたので、救われた気分です。

    それから、過分だなんてとんでもないです!読む順番が逆になってしまい、更新を追いつつ読んでいこうと思っていたら、本当に面白くて一息に読んでしまいました。これからの連載も楽しみにしています!!

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