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カンティガ―「カリブの時の島」

カンティガ島は架空の島です。
なぜカンティガという名前なのか。

この島に来たとあるスペイン人が、
先住民の歌にカンティガを連想したから。

かもしれないなあ、と考えながら書いていました。


「カンティガ」とは「頌歌」という意味の言葉です。

もともとは単に「歌」を意味していたようですが、
時代が進み「中世の歌」という意味合いになったようです。

13世紀に聖母マリアを讃えるカンティガが楽曲集としてまとめられました。
それが現代にも伝わっています。

このカンティガ、聴いたことあるでしょうか?
古楽器を使用しているため、なかなか雰囲気があります。
中世ヨーロッパ風のファンタジーアニメとかゲームとかで流れてきそう。
こう、あれですよ。
吟遊詩人とか旅の楽団とかが街角で奏でているイメージ。

たとえばこれとか。

https://youtu.be/K3L9anOOS-w

同じ曲でもボーカルが入ったり、演奏者が違ったりすると、雰囲気がガラリと変わります。

https://youtu.be/edPY9cI8piM

ちなみに「レベック」は古楽器の一種です。弦楽器ですね。

「コルバイ」はカンティガとは全く関係ありません。
これはイスパニョーラ島にあったという地名から頂きました。
先住民族の言葉です。意味は不明です……。


では、「ビエウ」について。
こちらはビエケス島の語源とされる「Bieue」をもじっています。
ビエケス島はカリブ海にある島です。

「Bieue」は先住民族の言葉で「小さな島」という意味らしいですが、
「Bieue」の読み方は、恐らく「ビエウ」ではないだろうと思います。

たぶんビューとかそんな感じかなあと思ったんですが。

正確な読み方がわからなかったので、
独断と好みで「ビエウ」と読み、
その意味も作中では「小さな島」ではありません。

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