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用語について―「カリブの時の島」

私の投稿作品を読んでくださっている皆様、
ありがとうございます。

近況ノートまで目を通してくださる奇特な方、
本当にありがとうございます。

「カリブの時の島」の連載中は、
近況ノートでちょっとしたコラムというか、
作品の裏話みたいなものを書いていきます。

ネタバレなしです。

「カリブの時の島」は16世紀から18世紀頃が舞台の小説です。

書くうえで悩んだことは沢山あるのですが、
そのひとつが国名をどう表記するのか、でした。

スペイン、エスパーニャ、イスパニア…

さてどれを使おう?
「スペイン」は日本語読み、
「エスパーニャ」はスペイン語読み、
「イスパニア」は江戸時代など昔の日本語読み。

迷った末、現代の日本語読みにしました。
馴染んだ読み方のほうがわかりやすいはず、という判断です。

ちなみに。
作中で登場する「イギリス」とは「グレートブリテン王国」のことです。
まだアイルランド王国が存在していた時代。
このあたりの歴史も調べていくとなかなか面白そうです。

面白いといえば、作中で会話の中などに出てくる「戦争」ですが。
これはスペイン継承戦争のことです。

何が面白いって、戦争そのものも興味深いのですが、
この戦争の最中に4000人の大軍が行方不明になったという
「集団失踪事件」があったそうです。

ミステリーかホラーか……
誰かこれを題材に小説を書いてくれないかな。読みます。

閑話休題。

人名は、登場人物の使用言語に即しています。

「クリストファー・コロンブス」は英語。
「クリストバル・コロン」はスペイン語です。

登場人物はスペイン語で会話しているので、
「クリストバル・コロン」を採用。


未だに迷っているのが数字。

1492年 1492年 一四九二年

横書きだと、どれが読みやすいんでしょうか?

とりあえず、年号のみ算用数字、それ以外は漢数字で統一しています。
(それとも全部統一すべきなのかなあ…縦書きなら漢数字一択なのだけれど)

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