海賊は出てきませんが、
物語の外枠には海賊たちがいます。
日本人は出てきませんが、
伊達政宗が派遣した慶長遣欧使節団が、
メキシコやスペインを訪問した時期と重なっています。
そういう時代のお話です。
冒険心をくすぐるようなワクワク楽しい小説ではありませんが、
大航海時代の空気や、ハッとする驚きと出会うことはできます。
出来る限りの時代考証をしていますが、
どこかで甘い詰めをさらすかもしれません。
見つけた方はこっそりここで耳打ちしてください。
確認の後、修正可能であれば修正します。
もちろん、黙って見逃してくださっても問題ありません。
読むことに集中してくだされば幸いです。
救いのない悲劇に、救いを。