• 恋愛
  • ホラー

【Vol.74】オペレーションコード:PAKURI、始動!【ジョサスケラ定例報告】

どーもっし! 雨愁軒経です。
最近Youtubeのコメ欄で行われているレスバにて「句読点の打ち方知らないの?」という煽り文句を見かけることが多いのですが、ほとんどの場合可読性に支障がないので、ちょっぴり自分の感性を疑いつつあります。
一度考え込むと、自作の文章が全て悪文に見えてきていけませんね。


さてさて。
掲題の謎ワードについてですが、こちらは

P→プロダクト(商品)化されている作品から
A→あんなところや
K→こんなところを
U→うんたらかんたらして
R→リブートした方が
I→いいんじゃね?

の頭文字を取ったものでございます。ええ、文字通り「パクリ」ですねwwww

実際Web小説では、あるジャンルが流行すると類似作品が一斉に台頭してランキングを占めますよね。
これらは悪く言えばパクリです。しかし、ことWeb小説では許される傾向にあります――いえ、許されます。
これは賞レースにも如実に表れていて、『八男』がヒットした後のカクヨムコン8では『七男』が受賞しています。『蜘蛛ですが、何か?』がヒットした後のドラゴンノベルスコンでは、『蜘蛛の糸スキル』が先行受賞しています。

つまり、そういうことです。

昔は新人賞で「ハリーポッターが流行ったら魔法学校モノばかりが送られてくる」「『とある』が売れたことで学園都市バトルばかり送られてくる」といった苦言がありました。
私自身、そうしてはいけないと思っていました。
しかし現代のライトノベルシーンにおいてこの考えは古い。
「似ているけれど違うもの」ではなく「似ているもの」を。私のような凡人なら尚更です。


その実践の第一歩が、先日の『建国計画!』でした。


私の大好きなゲームに、RPGツクール製の名作『ざくざくアクターズ』があります。
召喚士たちの召喚濫用によってハグレと呼ばれる異世界人が行き場をなくしてしまった世界で、デーリッチとローズマリーという二人の女の子がハグレたちの居場所となる王国を作るというお話です。
プレイアブルが39人もいるのに誰一人としてキャラが埋もれていないというエモさ!
泣いて笑って熱くなる超王道ストーリーは、一週間ぶっ通しでも終わらないだろう大ボリューム!!
しかもツクール製フリーゲームだから無料!!!これが無料でできるってマジ!?
いやほんと、少しでもターン制RPGに触れられる方には是非ともお勧めしたい作品なんです。ツクールゲーなのでゲーミングPCなんかじゃなくても普通に動きますので是非!!

……あっ、あまりに好きすぎてついダイマをwwww
(いやほんとおススメなんで騙されたと思って序盤のサムサ村まで攻略してみてください。そこで沼れば絶対楽しめます。ざくアクはいいぞ!!)


話を戻します。もうお分かりのことと存じますが、『建国計画』のあらすじはざくアクからパクパクしています。
それをWeb小説らしく男主人公のハーレムものに変更し、勇者の子というワードを付けて、あの物語となったわけですね。

これで、自分の中にあった「パクってはいけないという思い込み」の壁を蹴散らせたんじゃないかと思います。


次はもっと踏み込みましょう。
かつてなろう系小説の隆盛期に、同クールにアニメ化した2つの学園都市系作品が話題となりました。
その理由は――第1話の流れが全く同じだったから。
あの2作のみならず、なろう系異世界小説の冒頭はある程度テンプレが決まっていたりしますね。
これらが書籍化しているということは、この類似性は『パクリ』ではなく『様式美』であるといえます。
出版社・編集者が許可出してるんですからむしろ推奨事項でしょう。寄せない方が道が遠のくと言っても過言ではありません。

具体的にどうするかというと、売れている作品・書籍化している作品の各エピソードから要素を抜き出し、同じ区分でエピソードを組み立てます。
たとえば、
1話:スキルを授かる→2話:追放される→3話:ヒロインが襲われている→4話:主人公のスキルが覚醒して無双!→5話:ヒロイン助けてイチャイチャ
という流れがあるとしたら、そのまんま1話~5話に落とし込むわけです。

可能な限り文字数も寄せます。
できることなら地の文とセリフの行数配分も寄せます。
その地の文やセリフの要素まで……いやさすがに無理がありますね。ここまで来るとパクリの域を超えてコピペです。それは良くない。



前置きが長くなりましたが、次の『カドカワBOOKS長編ファンタジーコンテスト(以後うちではカドファンコンと呼びます)』はこの作戦で行く予定です。

主催がカドカワBOOKSさんなので、男性向け作品と女性向け作品を一つずつ。
題材の主軸はどちらも『グルメ』!!

男性向けの方は、以前1話だけ投稿していた『異世界モン娘喫茶』を引っ張り出します。
女性向けの方は新規です。とある遠征の報告書がきっかけで王太子に呼び出しを食らった聖女が、彼と共にB級グルメ巡りと観光名所探訪をすることになるという世界一周新婚旅行モノです。簡単に言えば異世界版水戸黄門ですね(こう書くとすげえつまらなさそうwwww)。


今回の応募要項を見ていたら『お前の癖をよこせ』という天の声(多分幻聴)がしたので、好き放題やりたいと思います。
『モン娘喫茶』はいわずもがな、美少女のアレやソレにしゃぶりついて飲み干したいというのは男の願望ですし(?)、
女性向けの方も持論があって。ラーメンなんかの「汗でメイク崩れるしにんにくの臭いが残ってしばらくキスできないし……」みたいな食べ物の店に二人で行っちゃうようなカップルって、めちゃくちゃ仲が良さそうなんですよね。もう全部さらけ出しているというか。
そりゃあ夜景の綺麗な三ッ星レストランは誰が見てもロマンティックなんでしょうけど、こってりギトギトのB級グルメを笑顔ではふはふするのだって、気取らず飾らずのあったかい思い出だと思うのです。
厳選された食材をふんだんに使った高級料理よりも、思いの外熱くてお手玉しながら作った形もちょっといびつで塩も偏っちゃってる手作りおむすびの方が、胃がじんわりほっこりする。そんな風に愛情の熱が腑に落ちることを、人々は「胃袋を掴まれた」と言うわけです。
『RD令嬢』のエリカが最終選考まで残ったので、狙いは間違っていない……はず!

というわけで、同じグルメ路線でありながら、内容にかなりの温度差のある2作品をお楽しみに!
またもやこのタイミングで「『その溺愛、過剰です!?』コンテスト」なるものが発表されていましたが、一旦見なかったことにしましょうwwwwww
読者選考もなさそうですしね、ゆっくりでええやろ。多分。

まずはカドファンコン、頑張ります!
ではではーノシ

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する