どーもっし! 雨愁軒経です。
ど、どうにか1月中に、ムカサリの特別短編を投下できました……ぜい、ぜい。
実在の土地を舞台にする場合、やはり下調べが大変ですね。
山寺へは何度か訪れたことがあるのですが、その記憶もきちんと裏取りをしなければなりません。
小さなトラブルだと、あの時行ったジェラート屋さんを出そう!と思っていたら、そのお店が昨年、天童の総合運動公園近くに移転していたりしまして。
ホームページ記載の理由も理由でしたから、なんとも切なく思っているところです。
一方で、書き始めるとこれがもう楽しいのなんのww
もうしっかりちゃっかりプロローグ時点で3000文字超えてますからね。やってますねこいつ(白目)
まあ……それがマズいんですが。
詳しくはカクヨムコン9振り返り回で触れますが、今回の一番大きな反省点が「自我を出した」ことです。
ムカサリではありがたいことに、年末年始にいただいたレビューやコメントでも「何で読まれてないの?」とのお言葉をいただきましたが、今ならわかります。
自我を出しまくっているからですね。
以前Xで「みんな因習村は好きだけど、ガチ田舎には興味ないよな」という旨のことをポストしましたが、そらそうよと。
多くの読者さまは「冥婚を美しく演出した残酷で切ない『架空の』因習」に浸りたいのであって、小難しい事実を踏まえなければならない上に派手さも足りない「現実の田舎の冥婚」に興味がないのは当然です。
読めばわかるはわからない。ここテストに出ます。
かといって今更ムカサリがどうこうできるわけでもないので、そのタブーを犯す背徳感に苦笑いをしつつ、行くところまで行くかという割り切りをしながら書いています。
たとえ需要がなくとも、現地民が書いたガチムカサリ絵馬モノとしての価値は貫きます。意地の戦いですね。
そんなわけで、『ムカサリ』×『遺顔絵師』クロスオーバー特別短編『山寺ラプソディ』。
今夜18時にプロローグが公開されます。
合歓が相変わらずなので、ぜひお楽しみくださいませー。
ではでは!!