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【Vol.20】ジョサスケラ定例報告【20230605】

どーもっし! 雨愁軒経です。
さてさて、締め切りから一夜明けまして、みなさま!
『カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト』、お疲れさまでしたー!わー!

私も無事滑り込みができましたが……どうなるかな。楽しみです。


今回はそんなコンテストの話をしていきたいのですが、その前に、ちょっと前の『賢いヒロインコンテスト』の話をしていいでしょうか。
というのもですね、応募要項の『賞・賞金等』の項目。受賞枠に関しての記載が現在『優秀賞 若干名』となっているんですが、これ、元々『一名』じゃなかったでしたっけ……?

先日『RD令嬢』に関して、「これカテゴリは恋愛なんじゃねーの?」とか「エピソード的にも、タイトルを『まかないごはん』から『恋ごはん』とかに変えた方がかわいくね?」とか思い立ちまして。規約に『応募後の変更はしてもいいけど審査は締め切り時点よー(※意訳)』と書いてあるのは知っていたのですが、タイトルやカテゴリの変更に関してはどなのよと思い、応募要項を見に行ったんです。
結局そっちに関しては保留としたのですが……ふと目に入った『優秀賞 若干名』の記載を三度見しましたwwwww
見間違い??記憶違い???
いやでも、一名だったからこそ、当時のジョサスケラで『強い対抗馬を見つけちゃったから、分析が当たっていても厳しそう』みたいな話をしていたのだと思うんですよ。若干名だと知っていれば、『その人たちプラス俺!』とか絶対ちょけてたはず。
ううーん……気になるう!!
最大限自分に都合のいい妄想をするのならば。その私が気にしている作品たちの著者はいずれも書籍化経験済みの方のようでしたので、未デビューのニューフェイス枠も必要だよねという観点から『RD令嬢』を引っかけてもらえているルートが考えられます。
……まあそんな話を友人にしたところ「仮に一名から若干名に変わったのが事実だとして、お前はお呼びじゃない」と鼻で笑われました。っすうぅぅぅぅぅ――――…………っスよねえwwwww



閑話休題。
ここから、所感・小細工・没ネタと別けて児童小説コンテストの方を振り返っていきます。

まず所感としては、今回も賢いヒロイン同様テーマの掲げられたコンテストとして、何を求められているかという応募要項の読み解きが重要となりそうなコンテストでしたね。
たとえば『溺愛』。私は溺愛に関して、基本的に主人公が受け身だと思っています。普段からある程度アグレッシブな子でも、恋愛的には奥手。恋愛でのヒロインからのアクションは献身や暴走めいたものでしかなく、往々にして後に「なんであんなことしちゃったの私~~~!?」となるやつ。キャラは高校生になりますが『会長はメイド様』くらいの温度感でしょうか。ミサちゃんほんと好き(当時LaLa読んでた人)。つか今検索したらAmazonプライムビデオで1話だけ見られるわこれ。ちょっと流しながら続き書きます(白目)
しかし、他の作品を拝見していると、けっこう女の子側からアタックかける話が多いなと。最近だとそうなのかなあ。
『異世界転移』の方はさらに差が顕著でしたね。がっつり児童書ファンタジーを仕上げて来た作品と、なろう系作品の年齢数値だけ変えて輸入してきたような作品と。私が今回応募したのは後者寄りの中間点でしょうか。
中には『胎児の時点から転移しただけで転生じゃない』という荒業も……アリなのかそれwww
とまあそんな風に、「溺愛とは」「異世界転移とは」「児童書とは」といったことをどれくらいクリアできているかで勝負がわかれそうです。
くそお、図書館巡りした時に児童書コーナー眺めて来れば良かったなあ……失敗した。


物語の内容自体もさることながら、もう一つ、今回の必須事項だった『概要欄のネタバレ項目』も重要そうでしたね。
そのため私としては、いくつか小細工を仕掛けています。大きなものを挙げれば「テーマ・コンセプト」と「その後」の二つ。

前者の方は、見た限りでは数人いらっしゃいました。というか、プロットってそうだよね?と思っていたので……ちょっとホッとしました。
これをやった理由としては、要項の指示が『あらすじを書け』ではなく『プロットを書け』だったからです。普通にあらすじを書くのでは不足だと考えました。
なんならログラインだとか、よくいわれる『物理的なゴール・精神的なゴール』まで書いても良かったのですが、なんというか、テンプレ感は消したかったんですよね。特に三幕構成だと、『Save the cat』で有名なBS2シートがありますから。私も長編書く時はそれをちょっとラノベチューンしたものを使っているのですが、今回は敢えて使っていません。

そして『その後』について。こちらは判断に困る方が二人いらっしゃいましたが、明確にそうしていた方は一人しか発見できていません。基本的にみなさん、『長編化した際のプロット』として、単行本一巻分の内容しか書いていないんですよね。
最初は私もそれに則ろうと思ったのですが、ふと、「じゃあなんでこのコンテストは短編で募集しているんだぜ?」と疑問が浮かんだんです。それなら長編で一本募集すればいいじゃないと。
短編となると、設定を上げたキャラクターたちも全員が登場できるわけでもありませんし。それを逆手にとって『長編化した場合』の意味を拡大解釈して、○○編△△編というものを簡単に列挙しました。
ただ……正直、賭けです。
というのも、読書タイム様の既刊一覧に、続刊が出ているものがないんですね。『推理教室Q』とか『つまり、雑念の沙鳥さん』とかバリバリいけそうですが(というか沙鳥さんなんかカクヨムに原版がありましたから、エピソードストックは十分なはず) 発売されてから一年半経過しても続刊は見当たらず……。
小・中学生で一年半経って音沙汰なしだと、もう卒業ですし。シリーズは考えていないのかなあ?
というか今気づいたのですが、既刊一覧のタイムスタンプを見ると、当初は毎月何かしら出していたものが今はけっこう穴空いてるんですよね。ううーむ。や、あの、その、えっと……私に声かけてくだされば月2~4くらいの文量は上納できますがどうでしょう??(揉み手揉み手)
今度は友人ではなく、編集の方に鼻で笑われそうですね。っすうぅぅぅぅぅ――――…………

一応、親戚の娘さんが今年小学生になったので、その子に届けられるような物語を!なんて熱量の持ち方もできるのですが、結局は作品で通過できなければ戯言でしかありませんね。



さてさて、こっから没ネタ供養でーす。
まずは溺愛部門!
○【なないろリップス】
大好きなおばあちゃん(実は魔女)が贈ってくれた、その色に似合う雰囲気の女の子へと変身できる『魔法のリップ』を中心に展開される少女小説。
――変身したすべての自分でキスをすれば、恋は叶う。ただし、魔法のリップのことは誰にもバレてはいけない。
主人公は初恋の男の子と結ばれたくて頑張るのですが、変身したそれぞれの姿に一目惚れをした他の男の子たちからもアピールされて……でもネタバラシをして追い返すわけにもいかなくて……だんだんドキドキしてきて……というお話です。
はじめは、小中学生という思春期の、お洒落に興味を持ち始める年ごろとして、「どんな自分でも君は君」という、恋愛ものの『本当の君を――』という定番を踏もうと思ったんです。
で・す・が!
よくよく考えたらこれだと、メインである初恋の男の子って、素の主人公+七色の変身の八人とキスするわけですよね。実質一人とはいえ、彼からすれば八人です。それってどうなんとwwww
実は彼は「どんなに変身していても、主人公のことに気付いている」ということにしてもよいのですが、それだけだと弱いというか、もう恋叶ってるやんけ!むしろデメリット回避しないとやばいやんけ!となるので、ちょっと微妙……そんなわけで保留となりました。

○【フェアリーテイル・メルティータイム】
オムニバス形式の溺愛もの。童話や昔話のヒロインたちが集まってお茶会をしながら、それぞれの愛され話を赤裸々に披露するガールズトークものですね。
「えっ、もうそこまでいったの!?」「あの人にそんな一面が……!?」ときゃーきゃー赤面したり、時には冷静にツッコミを入れたり、他のとこの話を聞いて今度自分もやってみたいなとかムッツリ妄想に耽ったり。それでそれで?あのねあのね!のかしましい作品にするつもりでした。
ただ……その。多分ここまで読んで思われたかと思いますが、これアレですね。給湯室のOLなんすよねwwwww
個人的には書いてて楽しそうだなあーという意味では最有力候補だったのですが、思いつくエピソードが軒並みR15に触れそうだったので、児童小説としては保留となりました。だってぜったいえっちくなるもん。


そして異世界転移部門!
○【異世界救助隊(いせかいパラメディツク)】
空手を頑張ってきた主人公くんが異世界に転移して、冒険者たちを『おお!しんでしまうとはなさけない!』のところまで連れ帰る話です。モンハンのアイルーともいいますね。
暴漢に襲われている女性を助けようと割って入ったものの、学校名の入った稽古着姿だったこともあり、主人公は暴漢に挑発されて返り討ちにされてしまうところからスタート。
空手でいくら強くなっても、空手をしている以上他者に手は出せない。たとえそれが悪人であっても。強くなったのに、あいつらにも勝てるのに、この力は人一人守れない。
そんな悔しさを抱きながら異世界転移した主人公は、スキルを渡そうとする神に「絶対に負けない盾をくれ」と願います。しかし現実には、盾でモンスターの攻撃を防ぐことはできても、吹き飛ばされれば強かに背中を打ち付けてしまったりと、主人公くん自体が無敵なわけではなく、すぐにピンチとなります。
そこへ駆けつけてくれたのが、ギルドの救助隊『ルセハの風』のメンバー。冒険者たちが任務中に命を落とすことのないよう連れ帰ることを使命とした彼女たちに、主人公くんはもう元の世界に帰ることのできない自分の望郷の念と重ねて、仲間にしてくださいと志願します。

この話は元々なろう系として投稿しようかとストックしていた話で、ざっくりとしたストーリーと、ある程度のキャラクター設定があるものでした。
前述した、入団までのことを短編内容とし、形にすること自体は容易だったのですが……何分、ストーリーのテーマだったり、物語の軸だったりといった部分の都合上、どうしても主人公くんの年齢(特に精神)を落とせませんでした。
もう一週間早く手を付けていればワンチャン書いていたかもしれません。自業自得ですねww

○【これでオレらもモテまっチョ!!】
筋肉のある男の子が好き――そんな話を真に受けて、小さな頃から集まっては筋トレをしていた結果、ゴリゴリになりすぎて逆に女子からドン引きされフラれてしまった三バカトリオが主人公。筋トレをやめてしまおうかと本気で悩んでいたところに「その装備を捨てるなんてもったいない!」と神のお導きがかかります。そんなわけで異世界に行くこととなったバカたちが、伝説の三騎士として国の歴史に名を刻むまでの物語。
テイストとしては、ダイビング漫画・アニメの『ぐらんぶる』のようなノリをやりたかったんですよ。小中学生が好きな「うんこ!ちんこ!おっぱい!」で笑えるようなお下品コメディ。
ええはい、実は『君の心が聴きたくて』を書いている時寝落ちしないために、BGMとしてぐらんぶる流してましたwwww
思いついた時に「お、これ面白そうだな!」とは思ったのですが、いかんせん『体育会系』というノリって、高校~大学以降のイメージがあるんですよ。しかも筋肉ですべてを解決していく異世界ものとなると、それこそ直近に『マッシュル』がありますし。
ただでさえコメディが不得手の自分が、小学生向けのギャグ書けるのかなということで、ボツとなりました。『でんヂゃらすぢ~さん』とか『宇宙人田中太郎』ってすげえなあ。


などなど。没ネタのあれこれでした。
もしかしたら、いつか墓荒らしをして書き始めるかもしれませんが、今は安らかに眠ってくれ……
全体的な手応えとしては、正直よくわかりません。通ればラッキーくらいに構えておきます。


以上、振り返りでした。
それにしても眠い……年々徹夜が辛くなりますね。ただ一方で、深夜テンションにはならなくなったように思います。お爺ちゃんかな?

『ヒロイアゲーム』は明日から再開する予定です。寝落ちしなければ!
頑張ります。
ではではーノシ

2件のコメント

  • 賢いヒロインはもともと「若干名」でしたよ〜😃
  • 笹 慎 様
    なぬっ!?ありがとうございます!
    そっかー、やっぱぬか喜びでしたかー(遠い目)
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