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能登半島地震から1ヶ月。

地震の規模が非常に大きく、また、山がちな半島という地形の特性もあってなかなか復興が進まない様子、被災者の方々の苦労はいかばかりかとお察しします。

地震から一か月という節目もあって、関連する報道が多い1日となりそうですが、悲しい記事が多いのが個人的に気になります。目の前で親しい人を亡くし、ひとり生き残ってしまったとか、地震で行方不明となった家族がまだ見つからないとか、今回の地震で辛い思いをしている被災者を追った記事のことです。

――つらいです。
――いまは先をことを考えられません。

というようなものが多い印象です。事実そうなんでしょうが、こういう被災者を取材した記事が「地震にまつわる悲しい物語」としてメディアに消費されてやしないかと気になるのです。地震関連の悲しい記事はPVを集めますからね。それが目的だとしたら、もうそっとしておいてやってほしいと思うのは、わたしだけでしょうか。

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