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麻生副総裁「おばさん」発言撤回

自民党の麻生副総裁が上川外務大臣について「そんなに美しい方とは言わない」などと容姿を揶揄(やゆ)した自身の発言を撤回しました。
麻生副総裁は先月28日の講演で上川大臣について、手腕を評価しながらも「そんなに美しい方とは言わない」「おばさん」などと発言していました。(テレ朝ニュース)

麻生さんの失言に付ける薬はない。上川さんを褒める趣旨の発言だったので、尚更。

ただ、こうした失言事件のときに「老害は除くべし」というような意見が出てくることに関して、最近は「老害、老害と言うな」という気持ちになってきた。

たしかにケシカラン発言だと思うが、数十年前のまだまだ女性の社会進出が不十分だった時代なら、男性を中心とした聴衆にウケる表現としてOKだったであろう。

麻生さんの感覚が数十年前で停止していることがそもそも大衆に訴える政治家として失格であるということなのだろうが……麻生さんは83歳だ。耄碌してしまったわたしの父親より年上である。コンピュータと違い、人間のOSはそう頻繁にアップデートされるようにはできていない。高齢者なら尚更だ。

麻生さんが自民党で隠れもない権力をもった人だからた叩かれているという面があるものの、高齢化社会に入った日本では、麻生さんのような高齢者はこれからもっと増えていく。「老害」と決めつけて非難するのは簡単だが、現代は老害を抱えた高齢者と若い世代とがとが共生していかなければ成り立たない社会なのだ。


権力者はともかく、一般の高齢者に麻生さんの失言事件を敷衍して非難するだけで理解しようする姿勢がないのは、現実的な対応として間違っているように思う。少なくとも「老害」という言葉は、高齢者に対するリスペクトを欠いた不遜で失礼な言葉なので、使わない方がいいだろう。

2件のコメント

  • こんにちは。

    取り上げないだけで、若い議員も暴言や失言をしています。
    マスコミが取り上げないだけですね。
    大阪の知事やスピードの姉さん、維新の馬場代表なども失言しています。

    老人と失言や暴言は別問題で、個人の資質の問題だと思います。
  • るしあんさん

    いろんな世代の色んな仕事をしている人たちが「失言」を発しています。個人の資質、キャラクターのせいだといっていいでしょう。
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