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スイカが熱い

夏も終わり、肌寒さを感じるこの季節に、スイカが熱い。

もっとも食べるスイカではなく、すいかゲームだ。(イカじゃない)

ルールは簡単だ。

・果物を容器に入れて点数を競う
・同じ果物はくっつき大きな果物になる

これだけ。
果物はチェリー→イチゴ→ブドウと大きくなり、最後にスイカが生まれる。

このシンプルなゲームが、なかなかに難しい。

操作が、じゃない。(簡単すぎるくらいだ)
スイカを作ることが、だ。

このゲームをプレイして多くの人間が最初に遭遇する壁ではないかと思う。

果物は小さいほどくっつけやすい。
大きな果物は同じ大きさの果物をもう1つ生成する必要がある。
これが大変な労力なのだ。

ほしい果物ほど落ちてこない。
置きたい場所の反対側へと転がる果物。
大きな果物の間に、小さな果物(特にチェリー)が挟まり、くっつかない。
同じサイズの果物が大量にできるなんて日常茶飯事だ。
(梨パーティーや林檎パーティーと呼んでいる)

スイカなんてできない。
点数も2000点すら超えられない。(ひとまず3000点みたいな空気がある)

それでも楽しい。
このできない感じによりのめり込んでしまう。
気づくととんでもない時間が過ぎている。

これがswitchのゲームでよかったと思う。
充電切れという強制終了が起こるからだ。
(まあPCには繋いでいるのだが)

アプリで配信されたらと考えるだけで恐ろしい。

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