木曜日にある装置を操作中に、ブスッという音がし、高圧ガス(と言っても圧縮された空気)の漏れる音が聞こえて来た後、コンプレッサーが起動した。何が起こったかすぐにわかったので、操作をやめて、デスクの裏に周り、ガスライン2本を引っこ抜いた。この二つのチューブは、引っこ抜くと自動的に閉まる金具が先についているので、高圧ガスの漏れは止まる。漏れがどこか別の場所なら、コンプレッサーが作動するはずだが、それは聞こえない。その夜は予定があったので、そのまま放置して帰宅。
翌日(昨日)、どこへ繋ぎ直すかを覚えられない時のために、この装置の裏側から配線を外す前に写真を撮る(写真左)。そして、パネルを外して、思った通り圧縮空気用のチューブが破損していることを確認(写真右)。2年前に、別のチューブで同じことが起きたが、その時は、このチューブを入手するまで二ヶ月かかった。メーカーは対応してくれなかった。しかし、リストサーバーで質問したら、同じ問題を解決するためにチューブを入手した人が、余ったものを送ってくれたために入手できた。その残りがまだあったので、手の小さな院生に手伝ってもらい、修理完了。午後には装置を立ち上げて、うまく作動することを確認できた。
それにしてもこのメーカーには腹が立つ。10年経つともう製品の修理もしないと言っている。このチューブは、医療用の入手が困難で最低でもあん10メートルを買わなくてならない製品だった。全くユーザーを考えていない会社だが、独占企業並みなので、まかり通っている。
電子顕微鏡の画像を取り込むccdを移動させるための圧縮空気のチューブです。