日本の政治家(今は元政治家?)の1人が、襲撃事件へかなり興奮している様だ。
https://www.chunichi.co.jp/article/927654かなりの票が動くだろうとも言っている。私は、そうなるかどうかは、今後のトランプの対応によると思う。この事件のおかげで、強硬に出るか、それとも、ここで国内世論をまとめる様な方向の声明を出して、その方向へ向かった政策などを話し始めると、票は動くと思う。今まで以上のに強行な声明を出してしまうと、流動票が動くかどうかはわからないと思う。
米国の選挙で重要なのは、流動票をどうやって取り込むかでからだ。トランプ・バイデン両陣営とも、各党に所属する支持者達はよっぽどの事がないと票は変えない。選挙を決めるのは、無党派の票だ。民主党と共和党が大体3割〜4割ほどで、無所属が3割くらいの割合だ。その中でも、右よりと左寄りの国民がいて、本当の流動票は1割程度かも知れない。彼らの票は、トランプの中心的な支持者(大学未卒業男が大多数)にアピールする様な声明では取り込められないと思う。ここで、少し柔らかい政策を打ち出す様に見せかけて、特に嫌われている女性票を取り込むのが偉い政策だと思う。さあ、それができるか?
もう一つ、この件に関しては、トルコの大統領エルドランの、クーデター未遂事件後の対応を思い出す。この後のエルドランは、敵対する勢力に対して強行姿勢を取り、押さえつけた。知り合いのトルコ人教授達は、言いがかりをつけられて逮捕されるのが心配で、それ以来、帰国していない。トランプも甘い言葉で中間層を騙して当選さえすれば、後は、やり放題だろう。