黒羽カラス

　木造校舎に集まった子供達。 　土足で踏みにじる者達に怖がりながらも立ち向かう。 　ただ、それだけの小さな物語。 　誰かの心に優しい火を灯す、それだけの物語。

　自然に囲まれた作者の日常に現れる白猫。 　猪や鹿よりはマシと思いながら庭のフンの処理をする。 　そのような日をほぼ脚色なしで描いたエッセイである。

　思いついた正直な気持ちを綴ります。 　何も思いつかなければひっそりと消えてゆきます。 　なにかあればその時の気持ちを書きます。 　ゆるゆるとして、時にうるっとして、 　読んだ人…

中学生の夏樹はクラスメイトで友人の奏に相談を持ち掛けられる。 誰にも聞かれないように外で話を訊くと恋愛に纏わるものだった。 好きな相手に告白する勇気が持てない奏を夏樹は懸命に励ま…

　菅原 拓光（すがわら たくみ）は大学一年生。 　相変わらず体質に振り回される日々を送っていた。 　大量の汗がかけない。異性と密室で長時間いられない。 　もちろん彼女も作れない。…

　法科大学院卒の主人公はバイトと勉強で心身共に疲れ果てていた。 　ある日、風呂でくつろぎ、そのまま眠りこけて帰らぬ人となった。 　気付けば白い世界。そこに女神ビッチがいた。彼女も…

　赤髪の少女、パティ・ホーンは魔法都市ロッティンガルで、 　日々、魔法の修行に精を出す。並行してギルドの依頼をこなし、 　世の中にある不思議と真摯に向き合う。 　神様を名乗る銀髪…

　オチのあるショートショートです。 　ウケがよければ続くかも。

　過剰な運動によって心臓を壊した作者が思い悩み、 　苦しみながらも自身の道を切り開く再生の物語。 　――二つ目の心臓が止まってから本当の試練が始まる。

　不毛な大地を少女が一人ゆく。 　街から街へと食料を求めて彷徨う。 　特に目的はない。生きるために行動した。 　封印の剣と共に――。

　高校生の青島幸人（あおしまゆきと）は石畳の道で目が覚めた。 　見たこともない風景に現実味のないアイコンやコインが現れる。 　ゲームのような世界に戸惑いながらも前進を続けた。 　…

　赤い短髪の少女は商人で伝説級のお宝を求めて大陸を彷徨う。 　今日も仕入れた情報を頼りにナプラの街に訪れた。 　この地には伝説の剣があるという。引き抜けば所有も許される。 　どの…

　菅原健一は小学校六年生。受験を控える身もあって日々塾に通う。 　塾のテストで順位を下げたことが切っ掛けで夜の公園に立ち寄る。 　そこで自分よりも幼い女の子、春姫と出会う。何度か…

　キャンプはテンション上がるよね。高二の女子でもはしゃぐよね。 　ＢＢＱはおいしいし、ジュースがぶ飲みして生理現象を催した。 　山でしようと思ったら他のキャンプの人達の声が近くて…

　緒方光は高校最後の旅行を山籠もりに当てた。 　霊感を高めて戻ってくると川に向かう。そこには愛しい人がいた。 　幽霊ではあるが一目惚れした。光は初めての会話に喜び、 　能力を使っ…

　田村綾は現役の女子大生。アルバイトで新聞の集金を行っている。 　ある日、漫画家の家を訪れる。インターホン越しに騒動に触れた。 　仕事場の冷蔵庫にあった家主の焼きプリンを誰かが無…

立花友加里は上里台女子高等学校に通う一年生。 同じクラスの真島純はスマートフォンで見つけた、 ドクダミオーレという商品に興味を惹かれる。 二人は一緒に探し始める。その味とは――。

　啓太は長期の入院を経て無事に退院を果たす。 　側には高性能ヒューマノイドのドロシーがいた。 　敬語は使わないが甲斐甲斐しく付き従う。 　そんな二人は草原の中のロッジで共に過ごす…

黒装束の二人がひた走る。 迫りくる異形の者を打ち払い、 樹海の中を愚直に走る。 その先に明るい未来はあるのか。 待ち構える運命に二人は抗う。

俺が主人公なわけよ。 腹が減り過ぎてヤバイわけよ。 家探し状態で食いもんを求めたら、 あったのよ。赤いのが。食ったらヤベーの。 そんな話なわけよ。

　煌びやかな街に富裕層の人々が安穏と暮らす。 　見すぼらしい少女は冷たい態度を取られながらも、 　街と共に生きる。その過程で寄り添う人物が現れ、 　街に隠された謎が徐々に紐解かれ…

金曜日の深夜、青田学はマンションに酔っ払って帰る。 妻に怒られ、その日は水を飲んで大人しく床に就いた。 静まり返ったキッチンが俄かにざわつく。 自身の存在をかけた議論の始まりであ…

予備校生の磯崎麻芙由は一人でバス停までの道程を歩く。 途中で小腹が空いてコンビニエンスストアに立ち寄る。 その日は寒くカップ麺を選んでいると茶髪の男性が駆け込んできた。 二人は偶…

明け方に目覚めた主人公は思い悩む。 二度寝をすると寝過ごす危険性がある。 腹が減っていたので取り敢えず朝食を作ることに。 赤いアイツをどのように調理するのか。 主人公は工夫の鬼…

日常にすっかり馴染んだ口裂け女をコロナが襲う。 引き籠り状態を回避する為、ある日、出掛ける覚悟を決めた。 ――そんな口裂け女に常識が牙を剥くのだった。

十四才の少女は家に籠っていた。引き籠りではなく、 生まれつきの問題を抱えている。日中はパソコンによる、 フリースクールで勉学に励む。人の少ない夜に外へと出かけた。 魅力に溢れた…

木崎慶太（13）は小学五年生の時の交通事故で植物状態に陥った。 三年が経過しても回復の兆しは見えない。が、家族は諦めていない。 ほんわかした木崎冨子（41）は母親として身の回り…

小野寺文幸には好きな相手がいた。その女子は高校のクラスメイト。 願う力を使えば全て叶う。恋人になれる。将来、夫婦になることも。 だが、安易な方法を嫌って思い切った行動に出た。 …

植田優香里は高校一年生。 ある日、クラスに木島貴志が転校してきた。 優香里の一目惚れだった。思い切って告白すると付き合うことに。 その日から二人は可能な限り、行動を共にする。 幸…

黒い少女は彷徨った末に通学路に佇む。 誰にも関心を持たれない自分に苛立ちを募らせた。 その時、中学生の少年に出会う。何かに気づいているようで、 目が離せなくなる。逆に気づいたこと…

勝負の日、主人公は奮い立つ。 細々とした吉兆を得て出掛ける。 夜、結果が出た。その後、家に二人が訪ねてきて。 主人公は世にも恐ろしい笑顔を見ることになる――。

貴方に麗人が何度も挑む。 貴方は受けて立つ。木剣は真剣となり、最後の一戦を迎える。 ――貴方の物語が今、鮮やかに始まる。

通学路に黒い少女が現れた。 中学生の主人公には、ぼんやりと見える。 出会う度に黒い少女の姿が鮮明となり、 声を聞くこともできるようになった。 ――黒い少女の真意が明かされる。

男子校で恐れられる存在、郷田竜一。 女子校で憧れの存在として人気を集める、立花光。 両校は近いところにあるが二人に面識はない。 周囲との妙な遣り取りで話が進み、あり得ない現実が。…

「翠子さんの日常は何かおかしい」のスピンオフ作品。 時田翠子との激突で瀕死の重傷を負った玉藻前。 荒涼とした世界に帰還した部下の妖狐によって助け出された。 仮の住処を人間界に求…

興信所の所長を務めていた人物が赤ん坊の姿で転生したものの、 事件とは無縁の生活を送り、内心で燻っていた。 ある時、目を覚ますと、そこは殺人事件の現場であった。 俄然、赤ん坊は張…

　人間界によく似た世界。時田翠子は二十一歳の会社員として日々を謳歌していた。 　無類の酒好きもあって退社後は居酒屋や自宅で一人の晩酌を楽しんだ。そのような平穏な毎日には怪異も組み…

俺の、いや、これが俺達の生き様だ！

翠子さんの日常は何かおかしい https://kakuyomu.jp/works/1177354054889799494 作品に登場する時田赤子（ときたあかこ）が、 あなたに向…

荒廃した世界で人々は食料を求めて彷徨っていた。 主人公も同じで争ってでも食料を得ようとする。 救いのない日々に小さな兆しが訪れる。 昔を思い出させるオルゴール。 ――最期の時は…

少女は笑顔を盾にしていた。 その盾はとても強い。 少しのことでは壊れない。 小さなキズは無数についていた。 少女の盾はもう……。

中学二年生の正幸は引き籠もり。 無気力な生活を続けていた。 そんな彼に転機が訪れた。 コンビニに向かう深夜、少女と出会う。 ――楽しくも悲しい、小さな物語が始まる。

　父親は頭を痛めていた。 　娘が大学を中退して家に引き籠もるようになった。 　裕福な家庭ではあるが、いつまでも続くとは限らない。 　思い悩んだ末、父親は娘と話し合うことを決断する…

炬燵が流行した。フォーマルスーツのように定着した。 どこに行くにも炬燵と一緒。快適な空間を引き連れて、 電車に乗り込み、人々は仕事場に向かう。 癒しの場として『こたつ広場』が存…

二十五歳の俺はパン屋でアルバイトをして生計を立てている。そのままで終わるつもりはなくて、 小説家になるために投稿サイトに作品を送り続けている。作品の出来には自信がある。 だが、成…

北山雄介は小学五年生。学校と塾で忙しい日々を過ごしていた。 今日も母親の車で繁華街にある塾に向かう。千円の夕飯代を手に、 雑居ビルへと雄介は入っていった。夕飯はコンビニで済ませて…

ザット・キーガンは単独でモンスターを狩って日々の糧を得ていた。 瀕死のところをクルスに助けられて共に行動するようになる。 ザットは戦士として最前線に立つ。ギリギリの戦いを強いられ…

服部雄吾は三十歳。定職に就けず、コンビニ店員として働いている。 その日、早朝の仕事を終えた雄吾は電車で帰ってきた。 アパートのある駅で下車して徒歩での帰宅となる。 いつものエスカ…