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貞子は死の乙女なのか?

1998年公開、中田秀夫監督の「リング」。
仕事上、この映画は恐怖に顔を背けながら何度も見ることになった。
鈴木光司の原作本も読んだ。
呪いのビデオ見ると一週間以内に死ぬということからはじまって、映画の最期には、長い髪の貞子がTV画面から這い出てくるという最恐の結末となる。
あざといといわれようとも、これでもかと観客を恐がらせるのがホラー映画だ。
恐ろしいものを見たいひとがある一定の割合で世界中に存在するということだ。
配給収入10億円とヒットしたので、関連の映画はアメリカ、韓国のリメイクも入れると8本にもなる。
連作も含めて出演した有名な俳優は、松嶋菜々子、真田広之、中谷美紀、竹内結子、佐藤仁美、松重豊など多数。
呪い殺されるのが神秘的超常現象のままで終わるのがホラー小説・映画で、結末にオチというか合理的説明があるのが推理探偵小説・映画の二つに、くっきりと分かれる。
当然、神秘的超常現象のままで終わればその恐ろしさは計り知れない。
連載中の「死と乙女」はホラーなのかミステリーなのか。
お代は見てのお帰りだ。

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