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ライ麦畑の殺人者

本年1月2日から連載をはじめた「6月の花嫁は二度死ぬ」をご愛読いただきありがとうございます。
カクヨムで読んだついでに、すでに連載の終わった「餓狼、荒野に死す!」も読む方も多くいるようで、つられたようにこちらのPVも増え続けています。
J.D.SalingerのThe Catcher in The Rye(邦題:「ライ麦畑でつかまえて」もしくは「キャッチャー・イン・ザ・ライ」)へのオマージュ、ホールデン少年の後日譚として書いたハードボイル小説で、作者会心の作です。
続編が読みたいとの声も多く寄せられています。
それは、作者も「餓狼」を書き終えてすぐに考えたことですが、それは先の楽しみとして、しばらくこころに秘めておきます。
すでにカクヨムには、副題として「ライ麦畑の殺人者」を付け加えましたが、FBのミステリーロマン作家・藤英二の方のカバーデザインにもこの副題をつけ、ライ麦畑の荒野をイメージする画像に改めました。
そもそも「餓狼」の連載をはじめる時に、題名をこの「ライ麦畑の殺人者」にしようか迷いました。
サリンジャーのコアなファンでなければ通じにくい題名かと思い、ハードボイルドらしい「餓狼、荒野に死す!」にしたのです。
このモロすぎる題名が復活できてうれしいかぎりです。

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