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KAC2023完走しました! & 第8回カクヨムコンについて

 カクヨムコン、中間発表されましたね。
 webコンテスト・短編賞、共に落選でした。……そりゃそうですよね、としか言えません。元々ジャンルとしては圧倒的に不利なハンデを背負っているのに読者選考まである時点で、まず無理だと諦めてました。だってPVも☆も明らかに少なかったですもん。
 いい加減、歴史は歴史で独立してほしい。中間選考突破した作品で歴史系って、どれも異世界転生要素やifとか“正統派”とは言い難いものばかりでしたし。ガチの歴史小説に居場所がないなら、カクヨム撤退は前向きに検討せざるを得ないかも知れません、マジで。

 さて、いつまでもこの話題をしているのもアレなので、KAC2023の後書きを。

①店番をしてみて、見える景色(1回目お題:本屋)
 このお題を目にした瞬間、町の本屋さんについて書きたいと思いました。
 貸本制度のある本屋さんや自転車で配送しているエピソードは実際に私が知っている本屋さんを参考にしました。後継者問題や売上減少など、町の本屋さんが直面している環境は厳しいですが、何とか頑張って欲しい思いを込めて書きました。

②愛憎相半ばなぬいぐるみ(2回目お題:ぬいぐるみ)
 お題発表から考えたものの、なかなかイメージが湧かずに考えていると、ふとプロ野球でホームラン後にバッターがぬいぐるみをスタンドに投げ込んでいる絵が浮かんで「これだ!」と筋がすぐに見えてきました。
 熱狂的なファンを父に持つ娘の、嬉しい気持ちと憎む気持ちが半々で混在する気持ちをうまく描けていたら嬉しいです。

③初めての料理(3回目お題:ぐちゃぐちゃ)
 2回目3回目と、やけにホラージャンルに寄りやすいお題だな……と率直に思いました。実際にタグで検索するとホラーばかり。運営様、何か忖度してませんかマジで。
 スプラッタなお話なんか書きたくないし想像するのも嫌! という訳で、擬音に置き換えて“ぐちゃぐちゃ”する料理にしてみました。……今日時点でPV1と大苦戦。そんなに悪い話とは思わないのですが、どうしても伸び悩んでます(そもそもPVの話をしたら全部二桁届いていないですし。ヨムマラソン? 何それ美味しいの?)。

④真夜中に脱け出して(4回目お題:深夜の散歩で起きた出来事)
 とてもぼんやりとしたお題に、ちょっと頭を抱えました。ただ、少し考えると“尾張時代の苦しむ信長像”が思い浮かんで、これを書こうと思いました。前の3回は全部歴史系に置き換えられないのも恐らくはあるかと。
 父・信秀、傅役・平手政秀の死は、政権基盤が脆弱な信長にとっては致命的な出来事ではありました。家臣の大半は信長の器量に疑問を抱いている者、隣国には強敵、国内にも敵対勢力、並の器量なら当主の座を追われるか滅亡したかのどちらかでしたでしょう。そんな状況でも信長は版図を広げ、桶狭間の戦いや美濃攻略戦まで繋ぐのですから、何かキッカケがあってもおかしくないでしょう……と思った次第です。
 書きたい感じの作品を書けたので、ある程度満足はしています。

⑤不眠症気味の私と、真夜中に現れる不思議な人(4回目お題:深夜の散歩で起きた出来事)
 お題に沿った作品を書いたものの、“出来事”という点では若干の不安を感じたので、急遽追加しました。
 アイデアのストックなんか全くない中、去年チラッと再登板したオリジナルキャラ『ラク』を出した作品にしてみました。ミステリアスな雰囲気を包んだキャラクターは書き慣れておりませんが、魅力的なキャラと受け止めて頂けたら幸いです。

⑥90ftを翔けろ(5回目お題:筋肉)
 筋肉=マッチョというイメージになりがちですが、敢えて“速さ”を生み出す筋肉にスポットを当ててみました。ただ、筋はすぐに浮かびましたが、タイトル付けにかなり苦戦しました。90ftというワードは良かったものの、その後ろにつけるワードが出来ませんでした。今後の課題かと思います。
 ちなみに、この作品は当日中に完成しませんでした。タイトルもありますが、リアルタイムで放映されていたWBC中継でそれどころではありませんでした、すみません。

⑦それを『アンラッキー』と呼ぶにはあんまり過ぎる(6回目お題:アンラッキー7)
 お題を見て苦戦された方も多いかと思いますが、私は逆にあっさりと浮かびました。魔の7回、私の応援している球団が8点差を逆転された試合もあり、時には9回2アウト3ストライクでも試合をひっくり返されたケースもありますので、本当にグラウンドには天使と魔物が混在していると思っています。
 タイトル付けも「それを『アンラッキー』と呼ぶには」までは我ながらハマったと思いましたが、最後を締めるワードが見つからなかったのは不満でしょうか。まだまだです。

⑧それは天運か必然か(7回目お題:いいわけ)
 ちょっとひねって“良い訳”として、こういう作品にしてみました。この作品の大枠は、元々『小説家になろう』の企画で選択肢に入っていた筋を活用してみました。
 御家の未来を賭けた大一番に挑むのに、朝倉家が織田家を利するような行いに大して武田信玄は激怒したという逸話があります。もし仮に朝倉家が近江に留まっていたら、もしかしたら歴史が変わっていたかも知れません。それくらい、朝倉家の撤退は大きな出来事でした。
 歴史ものながら、ちょっと不満は残る感じです。書き終わってから「もう少し面白く書ければ」と反省しています。

 個人的なことながら、今週の火曜から就業環境が変わり、KAC2023完走出来るかどうか不安でしたが、なんとかやり遂げられました。今後も機会があれば積極的に参加したいとは思います。一応……。PVが全く見合わないのが、ねぇ。

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